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お名前： シンシン
ＵＲＬ
久々の書込みです
安達さま
教えてもらった「けものの大しょう」の掲載されている幼年ブックは未見
ですが、あれから調べたら小学三年生 昭和１２年１０月号に「獣の大将」
１２回がありました。
内容は口笛で猛獣をあやつるサーカスの少年とそれをねたむ仙造の話で
す。多分幼年ブックの連載は小学三年生版と同じ物だと思います。
とりあえず報告まで。
[2007年3月2日 22時44分54秒]
お名前： 佐山
「占領期雑誌記事情報データベース」というのをを調べました。
これは例の「プランゲ文庫」の所蔵雑誌のデータの内容が直接検索ができるものです。
掲載内容を直接検索できるので、本を一冊ずつ調べる手間が大幅に省けます。
例えば、著者名を絞って検索してみると、小説はもちろんのこと、エッセイ等
全ての執筆作品がわかります。
横溝正史の場合、192件ありました。
西条八十は詩が多いので１０００件を超えています。
1945年８月以降、1949年までの雑誌なら１００％近くありますので、この期間の
データなら大概みつかりそうです。
調べ尽くされたと思われていた手塚治虫作品もこの検索によって、新発見があったそうです。
[2007年2月9日 18時11分36秒]
お名前： 佐山
シンシンさま
綿密なる調査どうもご苦労様でした。
三康図書館は、平日の早い時間しか開いていないので、大変だったろうと思います。
お勧めした割に、主目的の西条八十作品があまりなかったようで、すみませんでした。
これに懲りずに、また、挑戦をしてみてください。
[2007年1月16日 17時17分55秒]
お名前： シンシン
ＵＲＬ
時間がかかりましたが三康図書館と一部国際こども図書館で調べた「日本少年」の
リストです。欠号が多く雑誌も本文とページが切り取られた状態の悪いものが多いので
穴はありますが。参考までに。
わがホームページ移転完了しました
[2007年1月5日 21時8分9秒]
お名前： シンシン
ＵＲＬ
三康図書館
昭和５年１０月号〜１１月号
昭和６年１月号〜８月号
昭和７年１月号〜４月号、９月号〜１２月号
昭和８年１月号〜６月号、１１月号
昭和９年１１月号〜１２月号
昭和１０年１月号〜６月号
昭和１１年１月号〜４月号、６月号〜９月号
昭和１２年７月号〜１２月号
昭和１３年９月号〜１０月号
国際こども図書館
昭和１１年２、５、８、１０、１２月号
昭和１２年２、３、５月号
青木尭
・「氷上に迷ふ」（昭和５年１０月号〜？）
・「選手惨殺事件」（昭和６年３月号）
※探偵物
・「幽霊犯人」（昭和６年５月号）
※本文が全ページ欠如のため目次でのみ確認
・「雪中の死闘」（昭和７年２月号）
・「謎の魔人」（昭和７年３月号〜）
・「青鬼」（昭和７年９月号）
※探偵物
・「口笛」（昭和８年２月号）
・「怪盗対怪盗」（昭和８年３月号）
・「黒眼鏡の支那人」（昭和８年４月号）
青山桜洲
・「髑髏島（どくろとう）」（昭和５年６月号？〜１２月号？）
※昭和５年１０月号から連載確認
・「炎の白萩城」（昭和６年１月号〜？）
※昭和７年１月号以前に終了
・「首のない若君」（昭和７年９月号〜？）
※昭和８年１１月号まで連載確認
赤木甲三
・「ある船長の日記」（昭和１１年４月号）
茜松二郎
・「東亜の暁」（昭和９年１２月号）
・「魔海の珊瑚島」（昭和１０年１月号〜？）
※第一話のみ題名が「怪魔の珊瑚島」
芥木信男
・「赤ん坊に乳を飲ませる幽霊」（昭和１２年８月号）
浅原六朗
・「瘤の大将」（昭和５年１１月号）
※目次では「こぶの大将」
・「肥五一君の元日」（昭和６年１月号）
・「小僧か自転車か」（昭和７年３月号）
・「ポン吉とかん吉」（昭和７年９月号）
・「二少年物語」（昭和１０年１月号〜６月号）
・「魔のスパイ」（昭和１１年６月号〜？）
※昭和１２年５月号まで連載確認
・「少年騎士伝」（？〜昭和１３年１０月号（中断））
※昭和１３年９月号から連載確認。雑誌廃刊のため中断
浅原鏡村
・「煙突男」（昭和６年４月号）
芦沢正夫
・「暴徒の手中より逃る」（昭和８年３月号）
※本文欠。目次でのみ確認
阿野寧
・「爆弾時計」（昭和１１年１２月号）
有本芳水
・「秋風吹けば」（昭和５年１０月号）
・「ある投手の生ひたち」（昭和６年４月号）
・「さらば故郷よ」（昭和７年４月号）
・「血に燃ゆる日章旗」（昭和７年９月号）
・「落日（いりび）は赤し」（昭和８年１月号〜６月号）
※昭和８年５月号まで連載確認
・「布哇育ちの大投手」（昭和８年１１月号）
※目次は「若林投手」
・「雨の日も風の夜も」（昭和９年１２月号）
安藤盛（せい）
・「怪城崩れる時」（昭和１１年９月号〜昭和１２年３月号）
・「バガボ族の子」（昭和１３年１０月号）
石田光
・「明日の戦争物語」（昭和１２年８月号）
池上欽也
・「悲壮少年探偵青木君の最後」（昭和８年２月号）
池田芙蓉
・「馬賊の唄」（？〜？）
※昭和５年１０月号から６年６月まで連載確認
・「燃ゆる落日」（昭和７年１月号〜？）
いけだ・さぶろ
・「世界珍遊記」（昭和８年５月号）
池田林儀
・「ローマ進軍」（昭和６年４月号）
・「リンドバーグ」（昭和６年７月号）
・「北極を探検す」（昭和６年８月号）
・「金字塔下の悲劇」（昭和７年１月号）
石中三郎
・「夜更けに訪ねた死人」（昭和１２年９月号）
石本重男
・「猛虎の爪に引裂かる」（昭和１１年２月号）
石森勲夫
・「あゝ血染めの古洋服」（昭和６年４月号）
一木凡
・「平和の騎士（ナイト）」（？〜昭和５年１２月号？）
※昭和５年１０月号から連載確認 探偵物
石原政雄
・「落下傘部隊で九死に一生を得た思ひで」（昭和１１年３月号）
石丸藤太
・「渦巻く太平洋」（昭和１０年１月号〜？）
石渡直次
・「死を決して霧社を脱出するの記」（昭和６年１月号）
伊藤和夫
・「沙漠の騎兵隊」（昭和１１年５月号〜？）
※４月号まで執筆した平田晋策が交通事故で急死したため伊藤和夫が書き継ぐ。昭和１１年１２月号まで連載確認
井上亨
・「騎馬旅行一萬二千粁（キロ）」（昭和１０年４月号）
岩崎栄
・「腕白太政大臣」（？〜昭和１３年１０月号）
※昭和１２年５月号から連載確認 雑誌廃刊により中断
岩下小葉
・「小公子」（昭和７年１月号〜１０月号）
※翻訳物
・「父親」（昭和７年１１月号）
・「クリスマス・スキー」（昭和７年１２月号）
・「甚だ粗品だが？」（昭和８年１月号）
・「広い世界へ」（昭和８年４月号〜６月号）
※作者が脳出血により急死したため中断
上田館一郎
・「生き血を吸ふ蛇」（昭和１２年７月号）
鵜木達郎
・「真夜中の攻撃」（昭和８年６月号）
浮田良介
・「藪の人」（昭和１１年６月号）
・「勝利の歌」（昭和１２年７月号）
・「大蒙古の秘密」（昭和１３年９月号）
潮寒二
・「赤道直下の洞窟」（昭和１０年７月号）
※昭和１０年６月号の予告でのみ確認
内田利雄
・「又十爺やの大武勇伝」（昭和８年１月号）
海原武助
・「馬賊中隊長の夢」（昭和８年１１月号）
大井実
・「怪人征服」（昭和１１年６月号〜？）
・「悪魔のモデル」（昭和１２年３月号）
大川白雨
・「木村重成」（昭和６年６月号〜？）
※８月号まで連載確認
大木雄三
・「春とはなれど」（昭和６年４月号）
大河内翠山
・「猿飛佐助漫遊記」（？〜昭和６年５月号）
※昭和５年１０月号から連載確認 目次では「猿飛佐助」号によっては本文でも題名は「猿飛佐助」
・「蜂須賀小六」（昭和６年８月号）
・「後藤又兵衛」（昭和７年１月号〜３月号）
・「粂平内」（昭和７年４月号）
・「山田長政」（昭和７年？月号〜１１月号）
※昭和７年９月号から連載確認
・「前原伊助」（昭和７年１２月号）
※目次では「前原伊助槍の仇討美談」
大下宇陀児
・「黒星章（こくせいしょう）」（昭和５年１０月号〜？）
※探偵物 昭和７年１月号以前に終了
太田黒克彦
・「猛獣島の宝庫」（？〜？）
※昭和９年１０月号から連載確認
・「いななく愛馬」（昭和１０年１月号）
・「愛犬ロツク物語」（昭和１０年４月号）
・「無人島」（？〜？）
※昭和１１年１月号から７月号まで連載確認
・「沙漠を越えて」（昭和１１年２月号）
・「密林の王者」（昭和１１年８月号〜９月号？）
・「猛犬「隼」」（昭和１２年１月号？〜？）
※昭和１２月号まで連載確認
大貫勇爾
・「突撃『髑髏隊』」（昭和８年５月号）
大野村勇
・「情けの常陸山男の常の花」（昭和７年１２月号）
大場泰三
・「白石大将鮮血の日の丸」（昭和１２年３月号）
大牧四郎
・「乱れ飛ぶ血潮」（昭和７年１２月号）
※目次では「異境に乱れ飛ぶ血潮」
大村俊一郎
・「愛馬いななく」（昭和１２年２月号）
・「スキーする少年」（昭和１２年３月号）
・「泥棒を捕まへた犬」（昭和１２年７月号）
・「教へ子に捧ぐ」（昭和１２年８月号）
・「香月将軍物語」（昭和１２年１０月号）
・「加納部隊長」（昭和１２年１２月号）
・「佐久間艇長の最期」（昭和１３年９月号）
大村俊平
・「妖怪と血戦す」（昭和７年１１月号）
大村恭太
・「勇将を泣かせた龍騎兵」（昭和８年３月号）
※本文欠。目次でのみ確認
大村兵部
・「もとの黙阿弥弱蟲庄兵衛」（昭和８年１月号）
大森卓郎
・「喧嘩唯吉」（昭和７年１２月号）
※目次では「喧嘩唯吉武勇の手柄」
岡一朗
・「敗将ナポレオン」（昭和８年６月号）
丘暁二
・「母国の為め（原文ママ）に」（昭和７年２月号）
丘秋風
・「死者の出陣」（昭和７年１０月号）
・「おゝ尊き血潮の花」（昭和８年２月号）
岡祐次
・「あゝ早蕨は沈む」（昭和８年２月号）
岡村俊一郎
・「召集令」（昭和１１年１月号）
・「鯨ほゆる海」（昭和１１年４月号）
・「南海の勇者」（昭和１２年５月号）
・「皇軍に捧ぐ」（昭和１２年１１月号）
岡村花人
・「頓智小僧と天下の大将軍」（昭和８年６月号）
岡村牧雨
・「月下の肉弾戦」（昭和６年５月号）
岡田光一郎
・「帝都壊滅団」（昭和６年８月号）
※探偵物
・「輝くヘッドライト」（昭和８年１１月号）
岡田建
・「平沼兄弟の立志奮闘美談」（昭和８年１月号）
小笠原明峰
・「白銀王国」（昭和６年１月号〜？）
※昭和７年１月号以前に終了
・「東郷平八郎」（昭和９年１０月号）
岡村要吉
・「親友を救つた少年探偵敏行君」（昭和８年５月号）
奥平祥一
・「リンカーンの熱涙」（昭和６年１月号）
小沢辰夫
・「幽霊艦隊」（昭和７年？月号〜１１月号）
小島健三
・「伊藤博文」（昭和１１年４月号〜６月号）
小野寺雅一
・「尊きこころ」（昭和１１年１月号）
帯谷種則
・「血しほをあてた聯隊旗」（昭和８年３月号）
※本文欠。目次でのみ確認
柿沼小三郎
・「僕はほんたうに天狗風をきいた」（昭和１１年１０月号）
笠井一郎
・「穂高の暗闇にとぶ呪ひの小僧火」（昭和１１年９月号）
加藤武雄
・「村の勇者」（昭和７年１０月号）
・「山の少年」（昭和８年１月号）
・「少年渡守」（昭和８年４月号）
・「光あれ」（昭和１０年１月号）
金森秀太
・「雪のアルプス越え」（昭和８年３月号）
金谷完治
・「守れ！母校を」（昭和１１年７月号）
・「空の守りを」（昭和１１年１０月号）
金子秀人
・「山海関の豪勇花田上等兵」（昭和８年３月号）
※本文欠。目次でのみ確認
嘉納叶
・「穴電車」（昭和６年１月号）
※目次では「アナ電車」
鎌倉三郎
・「謎の黒獅子の像」（昭和１１年７月号〜？）
上谷中一
・「海を泳ぐ女の首」（昭和１２年８月号）
神山悠
・「少年討匪行」（昭和８年？月号〜？）
※１１月号が「中篇」
・「激流に立つ少年」（昭和１１年４月号〜７月号）
河合純正
・「安井文部大臣の少年時代」（昭和１２年８月号）
川原直一
・「九州健児の夜襲」（昭和９年１１月号）
河本龍夫
・「獅子（ライオン）の囮となつた」（昭和７年１２月号）
※目次では「恐ろしや獅子の囮となる」
神田伯山
・「塚原卜伝」（？〜昭和５年１２月号？）
※昭和５年１０月号、１１月号の連載を確認 速記今村信雄
木村猛
・「決死のＳＯＳ」（昭和８年４月号）
木矢良米留
・「海底珍騒動」（昭和１１年７月号）
・「世界珍探検」（昭和１１年５月号）
邦枝完二
・「山田長政」（昭和１１年９月号〜１２年７月号）
工藤恒
・「村の小勇士」（昭和７年１月号）
・「小鳩のために」（昭和７年９月号）
久保島正行
・「海の魔と決死六十五名の大格闘」（昭和６年７月号）
玄海二郎
・「奇怪・顎取り人種の住む金山」（昭和１３年９月号）
香田徹（こうだとおる）
・「魔人街」（昭和８年１月号〜６月号）
・「蒼穹（あおぞら）の戦慄」（昭和８年９月号？〜１１月号）
香好弘一
・「乃木将軍と谷村計介」（昭和６年２月号）
黒旋風
・「柔道勝つかレスリング勝つか」（昭和６年３月号）
・「死を決して日本国旗を守った山本四段」（昭和６年４月号）
古賀忠道
・「蛇はほんたうに人に祟るか」（昭和１２年７月号）
小林二九太
・「飛行機と紙芝居」（昭和１０年５月号〜？）
湖辺塔平
・「まかり出た迷探偵」（昭和７年１２月号）
小村均平
・「色黒多兵衛」（昭和７年９月号）
小森猛
・「天晴れ小政」（昭和８年１１月号）
小山勝清
・「猛進三千哩（マイル）」（？〜？）
※昭和５年１０月号から連載確認
・「蒙古黄金城」（昭和７年１月号〜？）
・「死の牢獄脱出記」（昭和７年１月号）
・「死線の王者」（昭和７年９月号〜？）
※昭和８年５月号まで連載確認
小山湖南
・「綱！綱！綱！綱一本の命だ」（昭和８年６月号）
※土肥穣 訳
コワート水兵
・「骸骨の笑ひ」（昭和６年３月号）
※探偵物
[2007年1月5日 21時4分41秒]
お名前： シンシン
ＵＲＬ
西條八十
・「鬼大佐と山賊」（昭和１３年９月号〜１０月号（中断））
※コナン・ドイル『勇将ジェラール』の翻訳。雑誌廃刊のため中断
三枝劉二
・「快男児南蛮渡航」（？〜昭和１０年５月号）
※昭和９年１０月号（第５回）から連載確認 単行本は『石見風雲双紙』と改題
佐久間達二
・「左門の首」（昭和８年１１月号）
佐々？？
※目次、本文ともページが破れ作者名が確認できなかった
・「大久保彦左衛門盥の登場」（昭和８年２月号）
笹野天風
・「熱河の爆音」（昭和８年４月号）
佐藤幸男
・「少年水兵隊」（昭和８年１０月号、１２月号（中断））
猿山軍曹
・「陣中日記」（昭和９年１２月号）
山王俊三
・「巴里のバラバラ（原文は繰り返し記号）事件」（昭和７年１２月号）
汐見瞳
・「骨折り損」（昭和５年１１月号）
志川謙次
・「海賊船に捕まりに行く」（昭和６年８月号）
渋沢寿三郎
・「野蕃地を逃げ出す」（昭和１１年５月号）
志摩達夫
・「ヒツトラー」（昭和１０年１月号〜３月号）
・「南海の少年志士」（昭和１０年６月号〜？）
・「一兵卒から皇帝となったペルシヤ王レザ汗」（昭和１１年１月号）
・「大空中激戦」（昭和１２年１０月号）
・「支那戦線二千五百キロ」（昭和１２年１２月号）
※別冊付録 目次でのみ確認
清水謙三
・「僕は人魂が飛ぶのをほんたうに見た」（昭和１１年８月号）
清水暉水
・「緑地獄の猛獣と闘ふ」（昭和１１年５月号）
※目次では「緑地の猛獣と闘ふ」
清水暉吉
・「猛獣境を行く」（昭和１２年８月号）
子母沢寛
・「怪人」（昭和６年１月号〜３月号）
・「刀の中の父」（昭和６年６月号〜？）
※８月号まで連載確認 昭和７年１月号以前に終了
・「錦旗西に輝く」（昭和７年１月号〜１２月号）
・「怪洞」（昭和８年１月号〜３月号）
・「白鬼草子」（昭和８年１１月号）
・「不知火城」（昭和１０年１月号〜？）
※６月号まで連載確認 昭和１１年１月号以前に終了
ヤコウレヰーチ・シモーノフ
・「噫！横川・沖烈士最後の真相」（昭和９年１２月号）
下村千秋
・「天草の若武者」（昭和６年４月号）
白木陸郎
・「極北の怪工場」（？〜？）
※昭和９年１０月号から連載確認
白須賀六郎
・「懸賞百萬円」（昭和１１年１２月号）
・「謎の軍用金」（昭和１２年５月号）
※別冊付録
・「上海紅蜘蛛団」（？〜昭和１２年８月号）
・「猿山（えんざん）大秘録」（昭和１２年９月号〜？）
※角書きは「懸賞百萬円続篇」 １２月号まで連載確認
・「上海爆弾日記」（昭和１２年１０月号）
神風（しんぷう）隼人
・「空の怪賊」（昭和１１年７月号）
・「黒覆面の殺人魔」（昭和１１年８月号）
・「魔の妖術師」（昭和１１年９月号）
・「黒衣十字軍」（昭和１１年１０月号）
・「人を殺す幽霊」（昭和１１年１１月号）
※次号予告でのみ確認
・「廃墟の怪魔団」（昭和１１年１２月号）
・「戦慄の密偵団」（昭和１２年１月号）
※次号予告でのみ確認
・「地染の黄金」（昭和１２年２月号）
※別冊付録 目次でのみ確認
・「暗黒帝王」（昭和１２年３月号）
・「殺人地獄」（昭和１２年４月号）
・「海軍スパイ事件」（昭和１２年５月号）
・「殺人特急」（昭和１２年６月号）
※次号予告でのみ確認
・「闇夜の騎士」（昭和１２年７月号）
・「正義の爆弾」（昭和１２年８月号）
・「Ｇメン危うし」（昭和１２年９月号）
・「謎の宝石怪盗団」（昭和１２年１０月号）
※以上「Ｇメン」シリーズ 次号予告と実際の題名が違う場合が多いので信憑性は低い
菅谷龍兵衛
・「猛虎の火達磨だ」（昭和６年３月号）
・「河馬と水牛の大血戦」（昭和６年４月号）
・「大ゴリラと戦ふ」（昭和６年６月号）
鈴木氏亨
・「天晴れ阿呆の金忠介」（昭和８年２月号〜３月号、５月号）
・「滝川大佐バルチック艦隊単独襲撃」（昭和１２年５月号）
鈴木重雄
・「大蛇と猛虎血みどろで戦ふ」（昭和６年３月号）
関口三郎
・「宝玉の秘庫ビルマの奥地へ」（昭和７年３月号）
曽我五郎八
・「体を洗ふお饅頭」（昭和７年１２月号）
高井貞二
・「伯父を訪ねて」（昭和９年１２月号）
高桑義生
・「鞭をもつ少年」（昭和１０年１月号）
・「勤皇少年組」（昭和１１年１月号〜３月号）
田方富士夫
・「海賊島脱出記」（昭和１２年８月号）
高月代二
・「象のやうな黒人を投げ飛す（原文ママ）」（昭和６年６月号）
・「怪盗か役人か」（昭和７年３月号）
・「宇都宮の釣天井」（昭和７年１１月号）
・「現われ出た怪二少年」（昭和８年３月号）
・「孝子狸裁判」（昭和８年４月号）
・「身替りの獄門」（昭和８年６月号）
・「狐の捨子事件」（昭和８年１１月号）
・「赤い狐火」（昭和１１年１２月号）
・「熱血に護る軍旗」（昭和１２年３月号）
高月代三
・「霧の夜の幻影」（昭和７年１月号）
※高月代二の誤植かもしれないが、本文のみで雑誌の目次が欠如しているため不明
高原太郎
・「山の兄弟」（昭和１１年５月号）
高信峡水
・「弁公の失敗」（昭和６年３月号）
高山文英
・「新高の怪人窟」（？〜昭和５年１２月号？）
※昭和５年１１月号から連載確認 １０月号には掲載なし
・「絶海の新日本島」（昭和６年６月号）
竹内敬介
・「お化を車に乗せて走つた」（昭和１２年８月号）
武田邦茂
・「無念！敵将を逸す」（昭和１１年４月号）
武田紅夢
・「一ツ目小僧事件」（昭和６年６月号）
・「米屋ギヤフン」（昭和６年７月号）
武田青竜
※武田飛竜の誤植？
・「絶壁上の砲陣」（昭和５年１１月号）
武田飛竜
・「永沼挺身騎兵隊鉄橋大爆破」（昭和５年１０月号）
・「明治の義経」（昭和６年３月号）
・「鉄条網もろ共散った三烈士」（昭和７年４月号）
・「熱河氷上淵上軍曹の最期」（昭和８年４月号）
武田俊彦
・「凄惨な死の底へ」（昭和７年２月号）
竹田靖治
・「敵線突破」（昭和１０年４月号）
・「日本海々戦美談」（昭和１０年６月号）
・「海底王国」（昭和１１年１月号〜５月号）
・「輝くニ少年」（昭和１１年２月号）
・「富士ヶ峯にもゆる生命の焔」（昭和１１年９月号）
・「盲の名馬『高勇』号」（昭和１２年７月号）
武富邦茂
・「大海戦の前夜」（昭和６年５月号）
※作者は当時海軍大佐とのこと
・「夕闇を衝く血染めの愛機」（昭和１１年３月号）
只野豚児
・「スタンプ太郎漫遊記」（昭和１１年１月号〜？）
橘正次
・「この小国民の純情」（昭和１２年１０月号）
田村俊夫
・「南洋の日本男児」（昭和１０年５月号）
田中義夫
・「大楠公得物語」（昭和５年１０月号）
田中富士夫
・「豊台（フンタイ）に咲く花」（昭和１２年９月号）
谷文弥
・「金州城頭に翻へる軍旗」（昭和８年３月号）
※本文欠。目次でのみ確認
筑摩京三
・「骸骨の仇討」（昭和５年１０月号）
・「柿の木ぢいさん」（昭和６年５月号）
・「柱餅」（昭和７年１月号）
・「岩見重太郎武勇伝」（昭和７年１１月号）
・「義士のにせ切腹」（昭和７年１２月号）
※目次では「忠臣四十七士のにせ切腹」
・「将軍をへこました勇敢小僧」（昭和８年５月号）
・「荒木又衛門の助太刀」（昭和８年６月号）
・「珍妙化物伝」（昭和８年１１月号）
千葉一作
・「ゲリラ戦の正体？」（昭和１３年９月号）
千葉春村
・「西郷隆盛」（昭和５年１０月号）
千葉省三
・「誉れの名刀」（昭和１０年６月号〜）
千布露雄
・「熱涙」（昭和６年７月号）
・「逝く春」（昭和７年３月号）
・「愛は死よりも強し」（昭和８年５月号）
・「再起に輝くナポレオン」（昭和８年６月号）
津田洋吉
・「池田中尉の孝心」（昭和１１年４月号）
角田喜久雄
・「怪異雛人形」（昭和１２年１月号？〜？）
※角書きは「いろはの左近捕物日誌」
・「鬼面三人組」（昭和１２年７月号〜）
※角書きは「いろはの左近捕物日誌（第二話）」 １２月号まで連載確認
土生武一
・「シベリア血戦記」（昭和５年１１月号〜１２月号？）
・「敵の塹壕突いて」（昭和６年１月号）
・「安平鎮攻撃の五勇士」（昭和６年４月号）
・「決死の松花江横断」（昭和６年６月号〜７月号）
津田洋吉
・「壮快なる南氷洋の大捕鯨船」（昭和１２年７月号）
寺島柾史
・「人造人間」（昭和１０年２月号〜？）
※６月号まで連載確認
・「煙突の無い汽船」（昭和１１年６月号）
・「幽霊船」（昭和１２年８月号）
※別冊付録 目次でのみ確認
・「飛行潜水艦」（？〜昭和１３年１０月号（中断））
※昭和１３年９月号から連載確認。雑誌廃刊のため中断
・「海賊船」（昭和１３年９月号）
※別冊付録 目次でのみ確認
天守寺虎次郎
・「壁の中に声あり」（昭和１１年１２月号）
所秋鳳
・「胸で折る銃剣」（昭和５年１１月号）
・「天野康景」（昭和８年１１月号）
轟秋風
・「日本両拳闘大試合」（昭和７年１月号）
轟勇三
・「片腕をもがれて死守す」（昭和８年３月号）
※本文欠。目次でのみ確認
富山義郎
・「御紋章を仰ぎ隊長奮死」（昭和８年３月号）
※本文欠。目次でのみ確認
直木三十五
・「血盟胡蝶隊」（昭和８年１月号〜？）
※６月号まで連載確認
中川庄蔵
・「先生の手帳」（昭和７年３月号）
・「広瀬中佐柔道の誉れ」（昭和８年２月号）
・「英霊一千名軍旗と消ゆ」（昭和８年３月号）
※本文欠。目次でのみ確認
・「黄金髑髏島」（昭和８年４月号〜６月号）
中河与一
・「雪に埋れた小屋」（昭和８年５月号）
中島義人
・「純情に思はず泣く」（昭和１１年１２月号）
長田幹彦
・「心の故郷」（昭和６年１月号）
・「風の街」（？〜昭和７年２月号）
※昭和７年１月号から連載確認
中根茂
・「剛太郎の日曜日」（昭和７年３月号）
・「情けの鉄の腕輪」（昭和８年１月号）
・「蛮骨先生」（昭和８年５月号）
・「野球騒動」（昭和８年１１月号）
・「剛太郎と魚釣り」（昭和８年６月号）
中村星湖
・「放浪（さすらい）の親子」（昭和７年２月号）
中村隆男
・「脱走賊」（昭和１１年２月号）
中村六三郎
・「誉れの校葬」（昭和１０年４月号）
・「われ等の鑑」（昭和１１年２月号）
・「愛の勝利」（昭和１１年６月号）
・「少女軍の一隊」（昭和１２年２月号）
奈良志蛮
・「幽霊塔下に白くゆらゆら動く魔人」（昭和７年１１月号）
南沢十七
・「海底ジヤバル団の神秘」（昭和１３年９月号）
二階堂常夫
・「見みどろの青い手」（昭和１１年８月号）
西義高
・「ライオンと大蛇の大血戦」（昭和１１年２月号）
西川武男
・「僕はほんたうに夢の中の人間に出会つた」（昭和１１年１２月号）
仁科春彦
・「昭和の太閤秀吉篇」（昭和６年１月号〜２月号）
※目次では「昭和の太閤秀吉」
・「昭和の水戸黄門篇」（昭和６年３月号〜５月号）
・「九郎判官義経の巻」（昭和６年６月号〜７月号）
※以上はすべて「英雄が今の世に生まれたら」シリーズ
二宮伊平
・「松岡全権の生ひ立ち」（昭和８年２月号）
・「白川大将と大工」（昭和１０年１月号）
・「南次郎将軍」（昭和１０年２月号）
・「少年行進曲」（昭和１１年１月号？〜昭和１２年３月号）
貫木恭爾
・「幼児の西郷隆盛と新井白石」（昭和８年２月号）
根津史郎
・「大胆不敵の加藤友三郎」（昭和１０年６月号）
野方木人
・「大利根の愛犬」（昭和１１年１月号）
・「新岩窟王」（昭和１１年８月号〜）
※１２年５月号まで連載確認
野口青村
・「運命の血戦」（昭和６年１月号）
・「嘆きの猿」（昭和６年５月号）
・「山田一等兵」（昭和７年１月号）
※本文全ページ欠落。目次でのみ確認
・「怪魔島」（昭和７年２月号〜？）
※昭和７年８月号前に終了か
・「激浪の歌」（昭和７年？月号〜？）
※１０月号まで連載確認
・「吹雪の丘」（昭和７年１２月号）
・「嵐に立つ」（昭和８年１月号〜２月号）
・「海の勇者」（昭和８年３月号）
・「砂丘の春」（昭和８年４月号）
・「兄帰る」（昭和８年５月号）
・「村社（むらこそ）選手」（昭和１１年１０月号）
・「無敵双葉山」（昭和１２年２月号）
・「横綱男女の川」（昭和１２年５月号）
・「鉄血捕手桜井」（昭和１２年７月号）
・「少年航空兵三勇士」（昭和１２年１０月号）
・「荒鷲少年航空兵奇蹟の生還」（昭和１２年１１月号）
・「豪勇川崎少佐」（昭和１２年１２月号）
・「水の王者天野」（昭和１３年１０月号）
野原辰夫
・「北支戦線異常なし」（昭和１２年１１月号〜昭和１３年１０月号（中断））
※雑誌廃刊のため中断
野村秀一
・「見事！風呂場の最後（ママ）」（昭和８年２月号）
※目次では「幡随院長兵衛風呂場の最後（ママ）」
野村秀太
・「巌流島の大試合」（昭和８年２月号）
野村俊夫
・「宮田東峰物語」（昭和１２年１月号？〜３月号）
橋爪健
・「祖国に捧ぐ」（昭和７年４月号〜？）
畑四郎
・「山海関城壁に翻る日章旗」（昭和１２年３月号）
花田音次郎
・「風雲の熊本城」（？〜昭和１１年２月号？）
※昭和１１年１月号のみ連載確認
・「植田大将物語」（昭和１１年７月号）
・「武器なき挺身隊」（昭和１２年１０月号）
・「傷兵列車を死守す」（昭和１２年１２月号）
濱丘浪三
・「大ナポレオン」（昭和５年１１月号〜？）
※本文では号により題名が「大ナポレオン」「大奈翁（ナポレオン）」と変わる
・「愛国の熱血児」（昭和７年２月号）
坂東太郎
・「轟雷助」（昭和７年１０〜１１月号、昭和８年１月号）
肥後京三
・「主家のために悪人をこらした猫」（昭和１２年５月号）
肥田恭太
※目次には「肥田恭太」ではなく「新堂隆一」
・「石川五右衛門との忍術合戦」（昭和８年２月号）
平岩久七
・「奇怪！開場を走る人なき船」（昭和１２年９月号）
平尾逸平
・「泣き笑ふ乃木将軍」（昭和８年２月号）
平田晋策
・「沙漠の騎兵隊」（昭和１１年１月号〜４月号）
※作者が交通事故で急死したため絶筆。以後は伊藤和夫が書き継ぐ。
平野零児
・「黄金の義勇軍」（？〜昭和１０年１月号）
※昭和９年１０月号から連載確認
覆面憂国士
・「太平洋大海戦」（昭和７年１月号〜１２月号）
※作者は有名な予備役少将とのこと。将来ありうるアメリカと戦いを想定した。
藤岡俊三」
・「幌馬車白虎隊」（昭和１０年１月号〜６月号）
藤口秀吉
・「少年灯台守」（昭和１１年４月号）
・「軍神・飯田部隊長」（昭和１２年１１月号）
・「噫！尾方京二郎少佐」（昭和１２年１２月号）
・「空の軍神南郷少佐」（昭和１３年９月号）
・「峠に嘶く愛馬」（昭和１３年１０月号）
藤沢衛彦
・「お化とはどんなものか」（昭和１２年８月号）
藤村浩
・「上泉伊勢守」（昭和８年１月号）
本多友司
・「僕はほんたうに幽霊を見た」（昭和１１年８月号）
・「裏磐梯の鬼婆」（昭和１２年９月号）
松倉彰
・「真剱の試合」（昭和６年２月号）
松崎直人
・「死を賭し軍銃を守る」（昭和７年１月号）
※本文全ページ欠落。目次でのみ確認
松平久麿
・「真紅の疑問符」（？〜昭和１１年１０月号？）
※昭和１１年１月号から連載確認 昭和１１年３月号扉絵にのみ「スカーレツトクエスチヨンマーク」とルビ。
松本泰
・「名犬富士丸」（昭和１０年１月号）
・「六角箱の謎」（昭和１０年４月号）
・「鍵」（昭和１１年１月号）
松山思水
・「ライオンの胴にサツと血飛沫」（昭和６年８月号）
三島幸道
・「山の勇者」（？〜昭和１３年１０月号（中断））
※昭和１３年９月号から連載確認。雑誌廃刊のため中断
三木保
・「南米の王者」（昭和１１年５月号〜７月号）
水原陣之助
・「甲板（デツキ）に火を放つて海賊を追い払ふ」（昭和８年５月号）
三村宏義
・「弥助大砲」（昭和８年４月号）
宮崎一雨
・「旭日輝く阿里山」（昭和６年５月号）
峯村太郎
・「山本五十六少将」（昭和９年１月号）
※本文欠、目次のみ確認
[2007年1月5日 21時3分56秒]
お名前： シンシン
ＵＲＬ
宮崎博史
・「クラス会の幹事」（昭和９年１０月号）
・「お弁当と教員室」（昭和９年１１月号）
・「発火演習味噌糟」（昭和９年１２月号）
・「トンカ先生の閻魔帳」（昭和１０年１月号）
・「トンカ先生の苦学」（昭和１０年２月号）
・「トンカ先生の威厳」（昭和１０年３月号）
・「トンカ先生の実力」（昭和１０年４月号）
・「トンカ先生の宿直」（昭和１０年５月号）
・「トンカ先生の採点」（昭和１０年６月号）
※以上角書きは「中学生物語」
・「鯛やき同盟」（昭和１１年１月号〜）
※１１月号まで連載確認
・「ちんぴら名探偵」（昭和１２年３月号）
宮里良保
・「ツエツペリン伯爵の偉業」（昭和１１年３月号）
宮澤宏雄
・「忍術大合戦」（昭和７年１１月号）
水田明
・「吹雪する夜」（昭和７年１月号）
水町恭二
・「怪盗金星王」（昭和９年１２月号）
宮川源吾
・「恩人の危急を救つた猫」（昭和１２年５月号）
宮田衛
・「○陽城総攻撃の一番乗り」（昭和１２年５月号）
※「○」の部分は文字コードがなく書けないが、さんずいに「欒」
宮田弘毅
・「中村少佐惨殺事件」（昭和８年２月号）
村岡筑水
・「アフリカ密林の奥地人猿と人類との凄じい（原文ママ）戦ひ」（昭和５年１１月号）
村岡主計
・「母の戒めに発奮した幕末の剣客渡辺昇」（昭和８年１月号）
村井貞吉
・「義侠の海賊」（昭和７年４月号）
村川健
・「南洋の活劇」（昭和７年１２月号）
村田義光
・「満洲の嵐」（昭和９年６月号？〜１２月号）
※昭和９年１０月号（第７回）から連載確認
・「廟港の十字火」（昭和１０年１月号）
・「西部戦線の日本男児」（昭和１０年６月号）
・「大空の一騎討」（昭和１１年３月号）
・「無敵Ｕ・Ｄ八十四号」（昭和１１年４月号）
・「加藤清正」（昭和１２年２月号）
・「武田信玄」（昭和１２年３月号）
・「後藤又兵衛」（昭和１２年５月号）
・「毛利元就」（昭和１２年７月号）
村松梢風
・「昇る太陽」（昭和１１年７月号〜１０月号）
室見川徹
・「兄弟軍歌」（昭和１３年９月号）
・「荒鷲の母と子」（昭和１３年１０月号）
本地正輝
・「天空の熱涙」（昭和７年４月号）
柳家金語楼
・「愉快な水兵さん」（？〜？）
※昭和９年１０月号から連載確認
・「山下二等兵」（昭和１１年１月号〜１２月号）
・「山下一等兵」（昭和１２年１月号〜昭和１３年１０月号（中断））
※昭和１２年３月号と９月号は別冊付録 １２月号まで連載確認 雑誌廃刊のため中断
山内敏郎
・「孤塔の怪光」（昭和６年７月号）
山岡荘八
・「南洋の日本男児」（昭和１０年３月号〜５月号）
・「真田幸村」（昭和１１年７月号〜１２年３月号）
・「二刀流宮本武蔵」（昭和１２年７月号）
※別冊付録 目次でのみ確認
・「猿飛佐助」（昭和１２年８月号〜？）
※１２月号まで連載確認
・「隠密鷹の羽卿」（？〜昭和１３年１０月号（中断））
※昭和１３年９月号から連載確認。雑誌廃刊のため中断
山鹿哲夫
・「恐るべきスパイの鍵」（？〜昭和１３年１０月号（中断））
※昭和１３年１０月号のみ連載確認。雑誌廃刊のため中断
山川元
・「蛇に呪はれたる人」（昭和１２年７月号）
山崎太一
・「蛸入道帆船を巻き込む」（昭和６年１月号）
山下一夫
・「亡霊が呼ぶ洲の崎の魔海」（昭和１１年９月号）
山中峯太郎
・「少年進軍」（昭和１０年４月号〜昭和１１年３月号）
弓館小鰐
・「感激の叫び」（昭和１２年７月号）
夢野久作
・「頭山満先生」（昭和１１年１月号〜４月号）
横沢千秋
・「深夜に蚊帳が怪物となる」（昭和６年７月号）
横手龍天
・「紀州の海底に人をのむお化貝」（昭和１１年９月号）
龍造寺雄
・「幼児の丸目蔵人」（昭和８年２月号）
リヒトホーフエン弟
・「空中実戦記」（昭和１３年１０月号）
六郷伸一
・「田之浦の幽霊屋敷」（昭和１０年１月号）
・「変装の残党」（昭和１１年２月号）
・「怪宝天狗面」（昭和１１年４月号〜９月号）
鷲尾雨行
・「塚原卜伝」（昭和１２年１１月号〜）
※１２月号まで連載確認
・「少年上杉謙信」（？〜昭和１３年１０月号（中断））
※昭和１３年９月号から連載確認。雑誌廃刊のため中断
若木兵四
・「闇の命令」（昭和７年４月号〜？）
※探偵物 昭和７年９月号前に終了か
和田政雄
・「天誅組」（昭和１０年１月号）
[2007年1月5日 21時3分17秒]
お名前： シンシン
ＵＲＬ
作者不明
・「軍事探偵ニユウス」（昭和５年１０月号）
※探偵物
・「暗夜の活劇」（昭和６年２月号）
・「小僧参った」（昭和６年２月号）
・「身の毛もよだつ大蛇狩り」（昭和６年２月号）
・「山津波に呑まれた盲目の父」（昭和６年２月号）
※昭和６年２月号の作品は目次、本文ともページが破れ作者名が確認できなかった
・「事実探偵ニユウス」（昭和６年３月号）
※探偵物
・「徳三宝の道場荒し」（昭和７年２月号）
・「蝿の秘密」（昭和７年２月号）
・「鉄拳制裁」（昭和７年３月号）
・「愛国の狼煙」（昭和７年３月号）
※昭和７年２月号〜３月号の作品は目次、本文ともページが破れ作者名が確認できなかった
・「スリと西郷南洲翁」（昭和７年１２月号）
・「魔と謎の北氷洋を横断す」（昭和８年１月号）
・「自由自在機」（昭和８年１月号）
※目次、本文ともページが破れ作者名が確認できなかった
・「少年李鴻章の奇知」（昭和８年１月号）
・「尾州の浪人重太郎」（昭和８年２月号）
・「道場破りの？？」（昭和８年２月号）
※目次、本文ともページが破れ正確な題名と作者名が確認できなかった
・「仁君水戸黄門の狐？？」（昭和８年２月号）
※目次、本文ともページが破れ正確な題名と作者名が確認できなかった
・「装甲列車死の驀進」（昭和８年４月号）
※目次、本文ともページが破れ作者名が確認できなかった
・「鬼歓の一と突き」（昭和８年４月号）
・「荒鷲爆撃隊」（昭和８年５月号）
・「安延大尉誉れの不時着水」（昭和８年６月号）
・「空の赤鬼リヒトホーヘン」（昭和８年６月号）
・「敵機七十五台を射落とす」（昭和８年６月号）
・「ツエツペリン飛行船に撃突す」（昭和８年６月号）
・「関西の大暴風」（昭和９年１１月号）
※目次が破れ作者名が確認できなかった
・「幕末維新志士物語」（昭和１０年１月号〜３月号）
・「明治維新の英傑物語」（昭和１０年４月号〜？）
※昭和１０年６月号まで連載確認
・「あゝ空の両勇士」（昭和１１年３月号）
※目次、本文ともページが破れ作者名が確認できなかった
・「先頭を切る棚橋部隊長」（昭和１２年１０月号）
・「松沢軍曹南見苑城一番乗り」（昭和１２年１０月号）
・「肉弾空中戦の二勇士」（昭和１２年１０月号）
・「猛勇一人で敵兵を撃退す」（昭和１２年１０月号）
・「あゝ空軍の花梅林中尉」（昭和１２年１０月号）
・「壮絶！江南に散る花」（昭和１２年１０月号）
※以上昭和１２年１０月号の作品はすべて角書きは「皇軍大激戦武勇美談」
・「杉山軍事探偵」（昭和１２年１０月号）
※別冊付録。目次でのみ確認
・「梅林大尉の少年時代」（昭和１２年１１月号）
・「黒田武士、沈勇的野三空曹」（昭和１２年１１月号）
・「葉隠武士の魂軍人秀島大佐」（昭和１２年１１月号）
・「血染めの肩章」（昭和１２年１１月号）
・「森田特務兵の奇蹟」（昭和１２年１１月号）
・「単身傷ついた戦友を守る」（昭和１２年１１月号）
・「隊長の遺骸を探す部下」（昭和１２年１１月号）
・「重傷を押して突貫する戦友」（昭和１２年１１月号）
・「高だ決死隊の奮戦！」（昭和１２年１１月号）
・「奇蹟！敵陣中に十九日間数万円入りの大行李を死守す」（昭和１２年１１月号）
・「勇壮敵の手榴弾を投返す」（昭和１２年１１月号）
・「敵弾もさける愛の千人針」（昭和１２年１２月号）
本誌記者
・「天秤かついだ貧しい行商少年から世界で指をりの真珠王となる」（昭和６年１月号）・「大画家となった中村不折先生」（昭和６年２月号）
本誌特派員
・「豪膽・和田鉄二郎隊長」（昭和１２年１２月号）
・「山下鬼大尉今やいづこ」（昭和１２年１２月号）
・「猛将・高橋赫一郎大尉」（昭和１２年１２月号）
・「豪勇白相定界大尉」（昭和１２年１２月号）
・「蒲地梅雄航空兵曹」（昭和１２年１２月号）
一記者
・「丁稚小僧から大実業家に」（昭和６年３月号）
坂東妻三郎 片岡千恵蔵 大河内伝二郎
・「少年剣侠記」（昭和７年１月号〜３月号）
※有名俳優の書いたリレー小説。坂東、片岡、大河内の順。ただし名義貸しで作者は別人か。
[2007年1月5日 21時2分25秒]
お名前： シンシン
黒田さま
こちらも、ご無沙汰しておりました。ありがとうございます。
時代物はオリジナリティーが低いので、今では古本市場でも安いのですが、
当時は人気がありましたね。今調べている「日本少年」のバックナンバーでも
二人の作家が「山田長政」を描いていますし。
余談ですがわがホームページが閲覧更新ともできなくなり業者に問い合わせ
ても返事が無いので、移転を考えています。
[2006年12月23日 14時16分51秒]
お名前： 黒田
シンシンさま
ご無沙汰しておりました。
資料整理ができたので、お約束通り、西条八十氏の作品情報を書きます。
『少年世界』昭和３年４月号〜９月号 「少年史詩」シリーズ
＊４月号は「猿飛佐助」
５月号は「曽我兄弟」
６月号は「小楠公」
７月号は「狒々退治」
８月号は「天竺徳兵衛」
９月号は「白虎隊」
このうち、「猿飛佐助」は、横溝正史氏が「どうも痛快だな。少年世界万々歳だな」と絶賛してい
ます（『少年世界』昭和３年４月号「記者だより」より）。
[2006年12月19日 23時46分8秒]
お名前： 黒田
安達さま
『むつび』掲載の「神の矢」ですが、由利先生は登場しません。名前のみ、作中に出てくるだけだった
ように記憶しております。
コピーがすぐに出てこないので、正確な事が言えず、申し訳ありません。
戦後の中絶作品のうち、「神の矢」（２種）「模造〜」の２作は、何とか読めるのですが、「失われた
影」は全文確認が難しいです。国会所蔵の初出誌では、連載２回目の最終ページが欠けているので。
駒場あたりに、初出誌の完本が所蔵されていれば、良いのですが……。
「怪盗対探偵」の図式が戦前期に確立したのいつ頃か、メロドラマ風スリラーや防諜活劇が主流だったの
かについては、ちょっと分かりません。
作品に目は通しますが、斜め読みなので……。
少年物の諜報活劇は、『中学世界』や『雄弁』から、「スパイ小説」を数点、見つけた事がありますが、内
容としては、他愛ないものでした（ただ、当時の探偵小説のレベルを考えると、普通のデキと言えます）。
『譚海』と『新少年』は、近いうち、調査をはじめたいのですが、なかなか、三康へ行く時間ができず、
年内は無理そうです。
あと、大正末期から昭和一桁の初期分にかけて、『子供の科学』『科学画報』『中学世界』は調べました
が、海野十三氏、小酒井不木氏、大下宇陀児氏の作品が多いですね。
あの当時の人気作家だった事が、良く分かりました（海野氏は、本名での随筆中心でしたが）。
シンシンさま
先日、訳あって、三康で『少年世界』の昭和２年から昭和３年分、２４冊を調べてきました。
お約束した通り、西条八十氏の作品もチェックしておきましたので、情報整理ができ次第、この掲示板へ
書いておきます。
佐山さま
ご無沙汰しております。
なかなか、約束が果たせず、申し訳ありません……。
前記の通り、三康で『少年世界』を調べていたところ、先行書誌の訂正情報を見つけたので、書いておき
ます。
「怪人魔人」 森下雨村（＝横溝正史） 『少年世界』昭和２年１月号〜５月号、７月号〜１２月号
６月号は休載していました。
休載の「お詫び」はなく、５月号の終わりと、７月号の冒頭を単行本と照合したところ、６月号が休載だと
分かりました。
また、ついでに『少女世界』で「薔薇の呪い」を読んでいたら、「猫目石の秘密」が、「疑惑の猫目石」と
して、４月号から連載される予定だった事が分かりました。
実際は、７月号に掲載→中絶ですが、当初は、長編探偵小説となる予定だったようです。
[2006年12月15日 22時26分34秒]
お名前： 安達
ご無沙汰です。
しかしまあ、なんというか、意外とパンクしないものなのね、この掲示板。
もはや腐海の底に沈みきった感じですが。
黒田さま
「むつび」他のご紹介ありがとうございます。こちらの「神の矢」も由利先生が出てく
るんでしょうか？ いつかは「神の矢」「模造殺人事件」を読んでみようと思いながら、
はや幾星霜。
戦前の少年雑誌については、欲を言い出せばきりがないですが（「ラジオ子供のテキスト」
とか）、やはり「譚海」「新少年」と「日本少年」の内容が気になっています。
大正末頃のシェアでは「日本少年」の読者数は「少年倶楽部」の半分程度で、博文館の
「譚海」と「少年世界」をあわせて「日本少年」とどっこいくらいだったようですが、
昭和初期に少年期を過ごした人（武蔵野次郎とか光瀬竜とか）の回想を読むと、やはり
「譚海」の存在が「少年倶楽部」に次ぐ大きさだったようですね。
まあ、このへんの雑誌の人気というのは、時期と地域がちょっとずれると、ころころ変わるものなんでしょうけど（手塚治虫関係の本を読んでたら「少年」「冒険王」「ぼくら」
が戦後の三大少年月刊誌みたいな記述があって、仰天しましたが）。
個人的に気になるのは、乱歩流の「怪盗対名探偵」の図式が戦前にどの程度確立してい
たのか――謎解きに主眼を置いた作品があったのか、それとも（乱歩以前には）「まぼ
ろし曲馬団」風のメロドラマ的スリラー、ないし防諜活劇が主流だったにすぎないのか、
というあたりなんですけども。
しかしそれを確かめるには読まないといかんのだろうなあ。
あ、佐山さま
本当に腰が重くてご迷惑をおかけしてます。まあ、御用とお急ぎでなければ、お返事は
お暇な折でかまいませんので。
[2006年12月10日 20時23分36秒]
お名前： 黒田
佐山さま
レス、ありがとうございます。
「二輪馬車〜」と「鍾乳洞〜」は扶桑社の翻訳小説コレクションに入るらしいです。
田村正和の「髑髏検校」は、前に貸し出してありましたか。失礼いたしました。
「八つ墓村スペシャル」は、豊川版の公開に合わせて、１９９６年に放送された特番です。
「地下鉄サム」ですが、あれから調査が進み、作品総数も分かりました。
翻訳書籍は、アンソロジーへの収録も含め、１５冊、確認しました。確かに、坂本・訳の本
が一番多かったです。
朋文堂の単行本の「あとがき」や、乾・訳『世界大ロマン全集』の「あとがき」で、少しだ
けですが、シリーズの事、作者のマッカレーの事について書かれています。
ハーストの件ですが。
乾氏は、横溝氏が外国人名義のＰＮを作ったという事を、森下雨村氏、水谷準氏から聞いた
そうです。
また、宮田新八郎氏が横溝全集月報へ寄せたエッセイにも、ハーストの事が少しだけ触れら
れていると、ある方から情報提供がありました。
シンシンさま
調査、ご苦労様です。
三康図書館へは、近いうち、『文芸倶楽部』と『譚海』の調査に行く予定です。
西条八十氏の小説、詩が見つかれば、メモを取っておきます。
戦前は覆面作家や、有名作家のＰＮによる作品発表があり、その素性の調査に難儀しますね。
横溝氏のように、その場限りのＰＮを使っている作家も、多数、いた事でしょう。
ＰＮについては、詳しい資料が見つからない限り、永遠のグレーゾーンになる可能性が高い
です。
[2006年12月7日 16時6分45秒]
お名前： 佐山
黒田様
「横溝正史エンサイクロペディア」の件はこちらの勘違いで、２００４年９月の記事
でした。
すみませんでした。
「ＷＡＮＴＥＤ」�癸械院峅９太技頬殘�作品を読もう」というタイトルです。
紹介されているのは、「二輪馬車〜」「鍾乳洞〜」「灰色の魔術師」です。
田村正和の「髑髏検校」でしたら、以前にお借りしたことがあります。
「知ってるつもり」は、録画したものを持っています。
「八つ墓村スペシャル」とは、どの「八つ墓村」かわかりませんが、
鶴太郎版か稲垣版でしたら、よろしくお願いします。
Ｆ・Ｇ・ハーストが、横溝正史が勝手に作ったペンネームであることは、
乾氏（だったかな？）が、語っていたのを読んだことがあります。
サムシリーズの翻訳は、何冊か単行本になっているようです。
坂本訳が一番多かったように思います。
単行本に解説があれば、何か語られているかもしれません。
どうもありがとうございました。
安達様
返事が遅れていて申し訳ありません。
最悪の場合は年賀状で勘弁してください。
[2006年12月6日 19時59分22秒]
お名前： シンシン
ＵＲＬ
黒田さま
情報ありがとうございます。
>詩が中心のため、お役に立てず、申し訳ありません。
いえ、お気遣いうれしいです。
確かに西条八十の仕事量ははんぱじゃないです。『西条八十著作目録・年譜』
も本人がまともなデータを残していないため、死後に関係者が苦労して作ったそ
うですから（おかげで細かいデータ漏れやミスがあります）。
平日しか開いていない三康図書館はあれから行ってません。かわりに国際こど
も図書館で日本少年のバックナンバー昭和１１年２、５、８、１０，１２月、昭
和１２年２、３、５月を見ました。三康図書館のバックナンバーよりきれいなの
で感動物です。
目に付いたもののなかに、神風隼人「Ｇメン」（昭和１１年８月〜昭和１２年
６月以降？）がりました。一話完結で毎回数十ページも書いているのに単行本に
もなっていないようなのが不思議です。神風隼人なる名前もネット検索にかから
ないので覆面作家かもしれません。
[2006年12月1日 19時3分19秒]
お名前： 黒田
＞安達さま
レスが遅くなり、申し訳ありません。
リクエストですが、私が雑誌の調査対象としている年代は、大正末期から終戦直前まで
なので、雑誌によっては、リクエストにお答えできるかも知れません。
『譚海』は、佐山氏のおっしゃるように、都内の図書館・文学館で約８割が実見できる
ので、近々、リスト作りをする予定です。
「幽霊鉄仮面」掲載の『新少年』も、三康図書館と昭和館で、ある程度は現物確認でき
るため、こちらも、余裕があればリスト作りをしたいです。
大下氏の作品についてですが、雑誌調査時に名前を見つけたら、メモを取っています。
大下氏も、多作でありながら書誌が整理されておらず、単行本もレアなため、現在では
あまり読まれておらず、専門的に書誌を研究する方は、いないようです。
そういえば以前、『科学画報』や『子供の科学』を調べていたら、大下氏の長編や随筆
が見つかりました。変わったところでは、建築雑誌『朗』から、家の間取りの案を本名で
発表したのが見つかりました。
大下氏の書誌も、かなり奥が深そうです。
甲賀氏の作品については、専門家の某氏や、ネット上で研究成果を発表していらっしゃ
る方もおりますので、書誌は調べ易いと思います。
こちらも、『雄弁』から、甲賀氏の随筆を何点か見つけ、その方に報告しています。
＞シンシンさま
サイト、拝見させていただきました。
西条八十氏の作品を、ご研究なさっているのですね。
『日本少年』や『令女界』を調べている時、西条氏の名前は見ていたと思いますが、あ
まりに量が多かったので、ほとんどメモを取っていませんでした……。
駄目もとで、当時の調査ノートの一冊をパラパラ捲ってみたら、何点かメモを取ってあ
るのが見つかりましたので、以下に書いておきます。
・「努力」（抒情詩）『中学世界』大正１６年１月増大・大刷新飛躍号
・「丘に想う」（感想）『令女界』大正１６年２月号
・「船出の朝」（詩）『令女界』昭和１０年新春特集号
・「静夜頌」（詩）『向上之婦人』大正１５年１０月号
・「み空の星へ！」『向上之婦人』大正１５年１２月号
※「ひとりめざめて」改題
・「詩華の園 うぐいす」『向上之婦人』昭和４年新年号
※目次ではＰ８８，実際はＰ９８掲載
・「わが胸に生きる母君」『向上之婦人』昭和４年１０月号
※「亡き母」改題
・「戦場の兄へ」『家の光』昭和１３年１０月号
詩が中心のため、お役に立てず、申し訳ありません。
＞佐山さま
ご無沙汰しております。
まず、例の件についてですが。
Ｔ・Ｋの「八つ墓村」は後日、用意できそうです。
お入用でしたら、「髑髏検校」は、すぐに送付可能です（同時に、「知ってるつもり！」
の横溝正史、「八つ墓村」スペシャル、この２つも用意できていますが、必要ですか？）
横溝氏の翻訳作品についてですが。
＞「横溝正史エンサイクロペディア」で翻訳ものが新しく紹介されているのは
その影響でしょうか。
横溝ペディアで、翻訳物の紹介がされていたのですか？気づきませんでした。
最新のアップデートが１１月９日付けの「徳間書店『呪いの塔』」の記事だったので、知
りませんでした（よろしければ、どんな作品が紹介されいたか、教えていただけますか？）
『新青年』へ発表された「二つの部屋」ですが、単行本、再録号と比較していましたが、
同一文章でした。もっとも、『新青年』への再録時には、「過去の掲載作品の再録」と断り
書きがあったので、同一文章なのは当然ですが……。
「地下鉄サム」は、別の訳者による同一作品は、以下の６点、確認できました。
・「サムの手術」，「〜不景気」，「〜クロスワード」，「〜自動車」，「〜友情」
※この５作品は、坂本義雄・訳もあります。
・「サムの正直」
※乾信一郎・訳「サムの紳士」，北川幸比古・訳「紳士になったサム」と同一作品
原作はアメリカの雑誌に掲載されているうえ、本国では単行本化されていないので、原作
が全何作あるのかさえ不明なので、原作特定は非常に困難です。
「〜不景気」に見られる、あのような例もあるので、余計に調査が難航しそうですね。
かつて、（大正末期か昭和２年だったと思いますが）『新青年』の巻末に海外作家の一覧
が載った事があるのですが、その時も、マッカレーの項目では、「地下鉄サム」シリーズと
一括表記されただけでしたから。
Ｆ・Ｇ・ハーストについては、かなり調べが進みました。調べれば調べるほど、奥が深い
調査内容でしたが。
[2006年11月28日 23時29分18秒]
お名前： 黒田
以前、予告しました、プランゲ文庫所蔵の『いろは』『むつび』『マダム』
の主な小説掲載一覧です。
目次と本文でタイトルの異なる作品については、本文の表記にしたがいまし
た。
所蔵号は、下記の通りです。
『いろは』昭和２３年７月号，昭和２３年１１月号
・竹井出版株式会社
『マダム』昭和２３年創刊号（２月号）〜７月号 ※ただし、４月号は未刊
・創刊号はマダム出版，３月号はマダム社，５〜７月号は有楽書房
『むつび』第１号〜１８号 ※「第○号」「○月号」「Ｎｏ，○」と表記はバ
ラバラ
・睦社
乾信一郎
「旦那様と奥様の講座 美人の妻を持つ夫と美男の夫を持つ妻へ」
『マダム』昭和２３年５月号 ※アンケート回答
大下宇陀児
「−座談会− 女を語る 昔の女と今の女」『いろは』昭和２３年７月号
※座談会
香山滋
「俘囚」『いろは』昭和２３年１１月号
坂口安吾
「机と布団と女」『マダム』昭和２３年創刊号
「Ｄ・Ｄ・Ｔと万年床」『マダム』昭和２３年３月号
城昌幸
「日本の傘」『マダム』昭和２３年８月号
※未見。７月号の予告より。
横溝正史
「探偵小説と療養生活」『むつび』創刊号
※随筆
「神の矢」『むつび』第２号
※中絶。第３号の「編集後記」に中絶のお知らせ。
この他、『むつび』は（結核）療養雑誌のためか、正木不如丘氏の随筆を４編、
確認できました。
[2006年11月27日 22時25分31秒]
お名前： シンシン
ＵＲＬ
安達さま、久しぶりです。
>URLのご紹介ありがとうございました。何度ぐぐってみてもヒットしないのはなぜなんで>しょう。西條八十のレビュー、たのしみにしています。
うっ、しばらく（ずいぶん？）レビューが滞っていたので、また書かねば。
「けものの大しょう」の情報ありがとうございます。リストを更新ます。
少年誌、少女誌を調べるだけでも大変なので、幼年誌（幼年倶楽部、小学○年生、
たのしい○年生など）は手が回りません。
こちらでも西条八十が昭和１４年の小学一年生から１５年の小学二年生に連載した
「三吉正太郎」なるものがあることを知りましたが、実物は未見です。
あと少年画報の「大ゴリラと闘う」ですか。戦前の少年誌に猛獣物がよくありまし
たが、西条八十も書いていましたか。
こうして調べなければならない宿題がふえてしまう(^^;。
[2006年11月22日 22時43分1秒]
お名前： 安達
どもです。月日が経つのも夢のうちというか悪夢のような日々が過ぎ、なんとかひと息
ついたところです。
しかしまあ皆様精力的にご活躍なさってますね。オラにちょっとずつ元気をわけてくれ。
シンシンさま、おひさしぶりです。
URLのご紹介ありがとうございました。何度ぐぐってみてもヒットしないのはなぜなんでしょう。西條八十のレビュー、たのしみにしています。
西條の児童ものですが、昭和29年の幼年ブックに「けものの大しょう」という連載がありました。
口笛で猛獣たちを意のままに従えるサーカス育ちの少年を主人公にした作品で、「わかれ道」
の系列でしょうか。連載開始の号は不明ですが、29年の12月号で完結しています。
北海道立図書館には７，８，９、11、12月号があり、10月号は大阪府立国際児童文学館
にあるようです。
あと、根本正義氏の著書に少女ロマンスに載った広告が転載されているのですが、
それによると少年画報の昭和25年4月号に「大ゴリラと闘う」なる読切冒険小説を書いて
いるらしいです。
佐山さま
どうも以前にも増しての亀レスですみません。
「北方日本」は「樺太」という雑誌が改題したもののようです。山本周五郎とか村上元三
とかビッグネームが並んでいたので不思議に思っていたんですが、これは発表舞台を失っ
ていた東京の作家たちから原稿を買い付けてきたということらしい。博文館とのからみ
云々は、「佐七」転載の線が消えれば根拠がなくなりますので、話半分ということで。
前回調べ損ねていた甲賀三郎の連載ですが、「朔風」というタイトルで昭和18年5月号から19年3月号まで。防諜小説のようですが、残念ながら第一回目の5月号が欠号でした。
[2006年11月20日 21時47分35秒]
お名前： 佐山
シンシンさま
成田山の方はわかりませんが、三康図書館の方はもともと、「新青年」「譚海」を発行
していた博文館の館主の大橋さんが作った大橋図書館が元になっています。
博文館がつぶれたあと、西武の堤康次郎が蔵書を引き継いだそうです。
「三康」の「康」は堤さんのことらしいです。
そのあと、増上寺の管轄になったようです。
（パンフレットを参照しました。）
博文館関係の雑誌は、国会図書館にもあまりないため、「三康図書館」へは、そういった
関係の調べ物をしにいく人が来館するのでしょう。
「新青年」に関しては、全３００冊ほどを90年代に復刊した出版社があるため、国会図書館
にかなり揃っています。
個別データはネット上でも検索できますが、蔵書雑誌の全体像を知るには、400円ぐらい
で売っている雑誌目録が便利です。
品切れになっているかもしれませんが。
図書館内の入り口付近にも、同じものは置いてあると思います。
児童雑誌は30種類程度です。
西条八十は二大勢力であった、博文館系、講談社系のうちの講談社系のようですので、
博文館系児童雑誌（「譚海」など）にはあまり連載していないかもしれません。
黒田さま
情報をありがとうございました。
映画のリメイクの影響もあってあちこちから、横溝関係のＤＶＤや単行本が出版される
ようですね。
徳間、出版芸術社、角川は、他に予定があるようですので、以前、話題に挙がった
「紫の本」のことでしょうか。
「横溝正史エンサイクロペディア」で翻訳ものが新しく紹介されているのは
その影響でしょうか。
[2006年11月20日 6時55分34秒]
お名前： 黒田
シンシンさま
黒田です。
三康図書館所蔵雑誌ですが、私も、調べているところです。
去年は、『婦人画報』の所蔵号を全て調べました（欠号は、かなりあり
ました）。
博文館関係の作家を中心に、目ぼしい調査結果を以下に書いておきます。
ちなみに調べた号は、昭和５年８月号〜６年８月号、７年新年号〜８
年１２月号、９年２月号〜昭和１４年１２月号です。
乾信一郎
・「新しいエビとお嬢さん」（コント） 昭和８年５月号
※目次では、「新らしい〜」
・「旦那様の復讐」（コント） 昭和８年６月号
・「噛った話」（コント） 昭和８年１２月号
・「ビョウイン」（コント） 昭和９年５月号
大下宇陀児
・「黄昏の怪人」（探偵小説） 昭和５年４月号？〜９月号
※連載４回目から最終回まで実見。
水谷準
・「傀儡師」（探偵小説） 昭和５年１０月号〜６年３月号
【おまけ】
リュパンパン
・「不在証明（アリバイ）」（探偵コント） 昭和５年１２月号
※目次ではＰ１３６掲載。実際は、Ｐ２３６掲載
他にも、カミや、辰野九紫氏、正木不如丘氏の作品もありますが、そこ
までの情報は不要と思いますので、省きます。
また、一部の調査ですが、『婦人サロン』から、
佐左木俊郎
・「接吻を盗む女の話」（コント） 昭和４年１１月号
水谷準
・「白夜風景」（コント） 昭和４年１２月号
水谷氏、乾氏の書誌については、「『新青年』研究会」の方から聞いた話に
よると、専門で書誌などを調べている方は、まだ、いらっしゃらないそうなの
で、今後の書誌研究の足しになればと思い、書きました。
プランゲ文庫は、『いろは』と『マダム』、『むつび』を所蔵分、全て調べ
ています。
これらの雑誌については、後ほど。
[2006年11月19日 20時17分7秒]
お名前： シンシン
ＵＲＬ
三康図書館より先に国会図書館のブランゲ文庫のマイクロフィルムで見てきました。
探偵物は「東光少年」にちょっとあるだけです。
東光少年 1号(1948年12月)〜7号(1949年8月), 1949年10月号〜1949年11月号
今まで東光少年は1949(昭和24) 1月号が創刊と聞いたが唯一第７号の表紙に「８月号」
とあるだけで、第１号が何月号か不明。逆に１０月、１１月は第何号か不明。
マイクロフィルムのため細かい文字がつぶれていて確認不能。
海野十三
・「少年探偵長」（第１号〜？）
※昭和２４年１１月号まで連載確認 探偵物
尾崎士郎
・「父の星」（第１号〜第６号）
・「少年人生劇場」（第１号〜？）
※昭和２４年１１月号まで連載確認
川端康成
・「師の棺を肩に」（第５号）
西條八十
・「悪魔博士」（第１号〜第７号（昭和２４年８月号））
※探偵物
サトウ・ハチロー
・「少年野球夜話」（第４号〜？）
※昭和２４年１１月号まで連載確認 第１号は別冊付録
高垣眸
・「凍る地球」（第１号〜？）
※昭和２４年１１月号まで連載確認
富田常雄
・「少年姿三四郎」（第１号〜？）
※昭和２４年１１月号まで連載確認
吉川英二
・「少年太閤記」（第１号〜？）
※昭和２４年１１月号まで連載確認
少女ロマンス 1巻1号(1949年7月)〜1巻6号(1949年12月)
伊藤正美
・「海からきた母」（昭和２４年８月号）
勝承夫
・「金絲雀」
※昭和２４年１２月号まで連載確認
西條八十
・「長崎の花売娘」（昭和２４年８月号〜昭和２５年９月号）
※昭和２４年１２月号まで連載確認
斉藤健
・「君よ薔薇のように」（昭和２４年１１月号）
※別冊付録
佐々木千之
・「はるかなる星座」（昭和２４年１２月号）
露木陽子
・「薔薇の家の娘」（昭和２４年７月号）
・「別れの曲」（昭和２４年１２月号）
伴大竹
・「くれない草子」（昭和２４年７月号〜？）
※昭和２４年１２月号まで連載確認
平井芳夫
・「オリオン星座」（昭和２４年７月号〜？）
※昭和２４年１２月号まで連載確認
穂積純太郎
・「げんこつお嬢さん」（昭和２４年７月号〜？）
※昭和２４年１２月号まで連載確認
北条誠
・「花は病めり」（昭和２４年９月号）
・「泪の口笛」（昭和２４年１０月号）
・「落葉の湯船」（昭和２４年１１月号）
・「涙の再開」（昭和２４年１２月号）
※以上すべて角書きは「哀しき虹」
マキ・イチロー
・「ロマンス姫」（昭和２４年７月号〜？）
※昭和２４年１２月号まで連載確認
山本和夫
・「萩のたより」（昭和２４年１１月号）
[2006年11月18日 17時51分45秒]
お名前： シンシン
ＵＲＬ
黒田さま
レス遅れました。それにしても『日本少年』の調査は綿密ですね。
読者欄まで調べてしまうとはすごいです。
こちででも先日、三康図書館で少し昭和五年以降の『日本少年』を見ました。
まだ予定の３割しか調べず、整理は手付かずです。
ただ雑誌の状態がひどく表紙、目次、本文が欠落し作者名のわからない小説も
あります。収穫はメジャーな作家では子母沢寛が書いた小説、探偵物では大下宇
陀児の「黒星章（こくせいしょう）」（昭和５年１０月号〜？）がありました。
[2006年11月16日 17時58分19秒]
お名前： シンシン
ＵＲＬ
佐山さま
成田山仏教図書館とは初耳です。三康図書館と同じくも仏教関連を中心にし
ながら児童雑誌も収録しているのが不思議です。
あれから都立図書館の検索はできました。
でも蔵書は1巻6号(明39.5)-18巻10号(大12.10)で欠号がやたらと多いです。
プランゲ文庫で「東光少年」に少しあるのは見ました。あと「少女ロマンス」
が１〜６号もあるそうですが、仕事でしばらく国会図書館にいってないので、
まだ見てません。
今度、三康図書館に「日本少年」を調べに行きますので、国会図書館はしば
らく先になりそうです。
[2006年11月13日 23時23分30秒]
お名前： 黒田
シンシン様
はじめまして、横溝正史ファンの黒田と申します。
私が調べ、主な掲載作品を書き込んだ『日本少年』の該当号ですが、佐山氏のおっし
ゃる通り、成田山仏教図書館で所蔵されています。
少し前まで幻と言われていた、昭和２年１０月号も、ここで読めます。
仏教図書館は、最近になって、遠距離利用者向けのコピーサービスを始めましたが、
料金など、問題点も多々あります。
また、ネット上の蔵書リストも、所蔵していながら未掲載となっている号もあるの
で、完全とは言えません。
一番良いのは、直接、来館して、閲覧・複写する事だと思います。
佐山さま
ご無沙汰しております。
以前、手紙にて、情報交換をさせていただいた横溝氏の翻訳作品ですが、年末に
某出版社から、作品集が出版されるようです。
内容など、詳しい事は分かりませんが、例の「王妃の薔薇」や「リンウッド倶楽部
事件」、「写実主義」と言った、現在の読者が読んでも楽しめる作品の収録が望まれ
ます。
[2006年11月13日 22時48分8秒]
お名前： 佐山
シンシンさま
肝心の情報がもれていてすみません。
黒田氏からの情報は千葉の成田山仏教図書館を調べたものです。
コピーサービス等はそちらでお問い合わせ下さい。
都立図書館の検索ができないということですが、国際子ども図書館の総合検索（だったかな？）
をご覧になってはいかがでしょうか？
ここもデータ整理が中途半端なため、役に立たないかもしれませんが。
「日本少年」は、明治・大正期を所蔵している図書館は数ヶ所あるものの、
昭和３年〜５年までがみつかりません。
プランゲ文庫で「東光少年」の創刊号から、数年分が所蔵されていることを
「昔の雑誌を読むには」に書き込みましたがご覧になったでしょうか？
[2006年11月13日 18時55分53秒]
お名前： シンシン
ＵＲＬ
都立図書館の検索ページがやっと検索可能になりました。
でも、「日本少年」のバックナンバーは少しあるだけでした。
[2006年11月11日 10時10分44秒]
お名前： シンシン
ＵＲＬ
お久しぶりです。久しぶりに来たところ書きこみがあるのに気づきました。
安達さん＞
わがホームページのURLは
http://sinsin.concon.jp/
です。自分でもまとまりのない内容と思っていますし、月一でちまちま更新
しているので内容が大きく変わることもないと思います。
なお隠しページではないですがトップからはいけない
http://sinsin.concon.jp/sample に以前描いた絵が少しあります
腕前は正直たいしたことはないですが。
佐山さん＞
情報ありがとうございます。「日本少年」昭和２年４月号は大阪国際児童文
学館にあるようです。
あとは国際子ども図書館、日本近代文学館、三康図書館、神奈川近代文学館
とも該当号はなし。
都立図書館（中央・日比谷・多摩図書館）の検索ページは今検索不能状態な
ので不明。
でも昭和２年前後のバックナンバーになにかあるかもしれませんね。
「日本少年」も華宵事件のころは「少年倶楽部」より人気があったというのに、
バックナンバーがまともにそろっていません。同じ実業の日本社の「少女の友」
以上に悲惨です。
ではでは
[2006年11月11日 0時31分37秒]
お名前： 佐山
樺太と博文館との関係について、調べるため、少し検索してみました。
1920年代には既に、「樺太」に関する単行本が博文館から出ていました。
ので、すでにこの地に進出していたとも考えられます。
北方日本社は、巻号から逆算すると、1929年に「北方日本」を創刊したようです。
この会社は、所在地が樺太になっています。
しかしながら、1923年には同じ北方日本社という名の会社が、「北方日本」を出版しています。
この会社は、小樽にあったようです。
ひょっとすると、この会社が移転したのでしょうか。
この当時「樺太」という地域が、どういう存在であったかが、謎を解くカギなのかもしれません。
以前、少年倶楽部の目玉商品であった「少年探偵団」シリーズがどうして、「少年」
に移籍したか疑問に思っていたのですが、「少年」を発行していた「光文社」が
講談社の子会社であったことを知って納得しました。
戦後すぐに講談社にＧＨＱの手が入って、「光文社」「世界社」という会社ができた
ようです。
確か、住所は３社とも同じはずです。
今はどうなっているか、わかりませんが。
「漫画少年」を創刊した、加藤氏が、戦犯容疑で講談社を追い出されて、奥さんの
名義で出版社を興したのは有名な話しです。
「樺太」進出は別の意味で、そういった政治的要素が何かからんでいるのかもしれません。
「日本少年」は、たしか、昭和13年の10月で廃刊になったはずです。
光文社は、文庫で「探偵雑誌」「推理雑誌」の特集をしてますので、次は「少年雑誌」
の特集をしてもらいたいと思っています。
[2006年11月10日 14時40分50秒]
お名前： 安達
えー、どうも。深夜残業と休日出勤が続いてすっかりご無沙汰です。あいすみません。
黒田さま
ありがとうございます！
戦前の少年雑誌については少年倶楽部系列以外はほとんど資料が手にはいらなくて、
「日本少年」なども名のみ聞く幻の存在でした。ネットで目次のコピーを請求すれば
いいんでしょうけど、私にはそんな根性はありませんので。
それにしても圧巻ですね。
大正年間というと「蜘蛛男」が大衆に支持される以前の、探偵小説の黎明期という
感じでしょうか。ほとんど知らない作者ばかりだけど、タイトルを眺めているだけでも
風情があって興味深いです。
しかしなにが驚いたかというと内容を逐一確認されていることで、まったく頭が下がります。
……リクエストが許されるものなら、昭和十年代頃、「二十面相」の登場から戦局が
悪化するまでのデータを知りたいものです。「幽霊鉄仮面」が面白かったので、ほかの
作家、大下や甲賀などがどんなものを書いていたのか気になりますので。
まあ希望するのは簡単なんですけどね…
佐山さま
ご教示ありがとうございました。
「読本」にはたしか佐七に引導を渡すつもりだった云々とあったはずなのですが、
ソア橋の件と同じで記憶違いなのでしょう。
「探偵小説昔話」は所持しておりませんが（世の中には「探偵小説昔話」を持って
なくても胸を張って立派に生きている人が大勢いるし第一あんな本は酸っぱいに
きまっておる。ぶつぶつ）「金田一耕助のモノローグ」にこの時期の回想が記されて
いました。21年１月〜２月の仕事の記録がありますが、この時期に執筆した作品と、
以前に書いてこの期間に雑誌掲載された作品が混在しているようです。とはいえ、
佐七物については、短い枚数でまとめて云々とありますので、やはり戦後に執筆された
ものでしょう。
えーと、戦後は捕物帳から手を引くつもりだったけど「金太」が掲載されてしまい、
さらに執筆依頼があったので、どうせなら「金太」より「佐七」を…という流れなのかな。
こんなこと推測しても仕方ないですが。
もともとこの話を持ち出したのは、地方雑誌とは思えぬほどに豪華な（というか私でも
名前を知っている）作家が、「北方日本」に寄稿していたためで、近いうちにもう一度
調べてみるつもりです。というか次はいつ休めるんだろう…
[2006年11月5日 18時27分30秒]
お名前： 佐山
安達様
「佐七」が戦後、再開されたきっかけは、やはり、「金太」であったようです。
「横溝正史 時代小説コレクション 捕物編�� 奇傑左一平」の解説には、次のような
記述がありました。
戦中に送付しておいた朝顔金太ものが、終戦の混乱による雑誌発行の遅れのために
戦後最初の号に掲載されたことがきっかけとなって「講談雑誌」で連載が再開された
時の感慨は「佐七やお粂のよろこびと同時に作者のよろこびでもあった」と記されて
いる。
（「銀の簪」の後に 「小説の泉」昭和２５年新春号）
都筑氏との対談を読み返したところ、「樺太の雑誌」には、博文館関係の人が勤めて
いたようです。
「北方日本社」が、博文館の子会社か、博文館の人が転職しただけかどうかまでは
わかりません。
都筑氏との対談「われら華麗なる探偵貴族」は徳間書店刊の「横溝正史の世界」や
講談社の文庫本「髑髏検校」に収録されています。
黒田様
戦前の「譚海」のほぼ８割は、所蔵図書館が判明しているようですので、
一度、リスト作りに挑戦されてみてはいかがでしょうか？
「日本少年」より、たくさん、お宝が出てきそうですので。
郵便局に置いてある連絡用のハガキに新住所を記入して提出すれば、
旧住所に届いた手紙等は一年間は、全て転送してくれます。
一年経過したあとは、改めて申請すれば、もう一年間、延長してくれます。
一年後ごとに更新すれば、永久に転送してくれるそうです。
[2006年11月5日 16時19分50秒]
お名前： 黒田
佐山さま
質問の件、誤解があったようで、失礼いたしました。
横溝氏の、戦時中から終戦直後にかけての仕事は、エッセイや日記を読めば解決する
事もあれば、それでも分からない事もあり、難しいですね。
安達さま
ご無沙汰しておりました。
『日本少年』のデータですが、以下に書いておきます。
『日本少年』に掲載された、「探偵小説」（「探偵実話」や「探偵活劇」、「捕物作品」も含みます）、「冒険小説」、「怪奇小説」、「歴史小説」、「少年小説」、「随
筆」と「投稿作品」の作家別リストです。
元々は、私的なメモなので、博文館関係の作家による小説（と随筆）のリストアップ
が主です。その点、御了承願います。
「探偵小説」ですが、前回同様、探偵小説の定義が曖昧な大正時代という時代背景を考慮し、探偵要素の強いものや、スパイ要素を含んだ軍事探偵小説、少年探偵が活躍する少年探偵小説、アクション中心の探偵活劇も、探偵小説というジャンルへ分類して
あります。
なお、探偵小説に分類される小説を書いた作家の、他のジャンルの作品（冒険小説な
ど）は、基本的に省きました。
その例として、村上正雄氏、濱丘浪三氏がいます。
村上氏は、「列車の血痕」と「金色の鬼」をリストアップしていますが、読者との合
作形式の冒険小説「怪魔の哄笑」（大正１４年４月号〜５月号、７月号、９月号。連載２回目からは、読者の筆による作品）は省きました。
濱丘氏は、「南蛮小僧」シリーズはリストアップしていますが、その他の小説は省き
ました。
調査をした『日本少年』の号数は、以下の通りです。
大正２年７月号〜大正３年１１月号、大正４年４月号〜１０月号、大正５年１月号〜８月夏休み号
大正６年５月号〜８月夏休み号、大正９年７月号〜８月号、１０月号〜１２月号、大正１３年４月号
大正１３年５月少年探偵腕競べ号〜大正１５年９月号、大正１６（昭和２）年１月号〜２月号
昭和２年３月号〜１２月征空飛行号
大正２年１０月５日秋季増刊大戦争号、大正３年３月５日探検号、大正３年９月５日秋季増刊号
大正４年９月５日秋季増刊冒険小説号、大正５年３月５日春季増刊飛行小説号
大正６年９月５日秋季増刊世界一号、大正１３年臨時増刊映画劇大会号
年代によっては、「８月号」を「８月夏休み号」、「５月号」を「５月少年探偵腕競べ号」などと、表記されて
いる場合がありますが、リスト上では、簡単に「８月号」、「５月号」と表記してあります。
また、大正１５年と昭和２年の４月号は、表紙と目次が破れていたので、正確な号数は不明ですが、リス
トでは、「４月号」と表記してあります。
同じく、昭和２年１１月号も、表紙と目次が破れていましたが、「１１月号」と表記しました。
リスト上で大正１６年とあるのは、１９２７年発行の『日本少年』の１月号と２月号の奥付が大正１６年と
なっていたため、あえて大正１６年としておきました。奥付が昭和２年となるのは、３月号からです。
目次と本文でタイトルが違っているものは、本文で使われているタイトルを採用しました。角書きについて
は、基本的には本文のものを採用して分類していますが、注書きで、目次と本文での違いを指摘しているも
のもあります。
青木純二
・「石堂川の水魔」（大正１３年１２月号）
※水魔の正体に合理的解決があるため、探偵物（捕物作品）と判断
岩井三郎（私立探偵）
・「二万円事件」（大正５年４月号）
大下宇陀児
・「黒星館の怪老人」（昭和２年１０月号）
・「人魚の眼」（昭和２年１１月号）
・「’’３B’’と’’３H’’」（昭和２年１２月号）
岡本綺堂
・「忠僕中吉」（大正６年７月号〜？）
※連載２回目まで確認
・「清正の槍」（大正９年７月号）
・「熊谷直実の父」（大正９年８月号）
・「林檎の秘密」（大正１３年１月号？〜６月号）
※『臨時増刊映画劇大会号』にも掲載されており、全７回連載。連載１回目から３回目は未確認。
角書きは「-少年探偵物語-」。
木蘇穀
・「正一君の手柄」（昭和２年９月号）
・「愛犬ペス」（昭和２年１０月号）
草村月城
・「芝浦の怪事件」（大正１４年３月号）
※角書きは「名探偵城島刑事捕物帳」。主人公の城島又八氏は実在の人物。
甲賀三郎
・「正太郎の手柄」（昭和２年１０月号）
小酒井不木
・「十円紙幣」（大正１５年５月号）
・「物言ふ林檎」（昭和２年８月号）
・「血染の日誌」（昭和２年１０月号）
小森猛
・「天覧の支那服」（大正１４年１０月号）
西條八十
・「謎のレコード」（昭和２年４月号）
・「支那少年と唐饅頭」（昭和２年８月号）
※角書きは「旅日記から」
佐川春風
・「奇怪な銃弾 –河合少年探偵物語-」（大正１３年４月号）
※目次では、「-川合少年探偵物語-」と表記
・「黄龍記（ホンリャンコエィ）」（大正１４年１月号〜１０月号）
※森下雨村の別名義作品である事が確実。
佐々木金羊
・「崩れ台場の秘密」（大正１３年４月号）
※目次では探偵小説扱い
・「狼の爪の怪賊」（大正１３年５月号〜６月号）
佐々木白羊（佐々木金羊氏と同一人物？）
・「忘れ得ぬ番号」（昭和２年１０月号）
・「笑ふ大黒像」（昭和２年１１年号）
潮日素明
・「白根山の怪窟」（大正１３年５月号）
渋澤青花
・「馬鹿庄の正体」（大正１３年５月号）
・「名捕郭玉（こうぎょく）」（大正１４年３月号）
※支那探偵奇談。郭玉（通州の捕役）の話。
高信峽水
・「地獄池の秘密」（大正４年９月５日秋季増刊冒険小説号）
※探偵要素あり
立野信之
・「彼は自動車に乗って」（昭和２年５月号）
田中早苗
・「愛犬パンチ」（大正１３年５月号）
・「黒田探偵捕物帳」（昭和２年１１月号）
月村孤城
・「ハンケチの滲（しみ）」（大正１４年９月号）
永代静雄
・「少年博士」（大正６年７月号〜？）
※探偵スリラーで怪盗も登場。連載２回目まで確認。
西田真砂路（＝西田徳重のPN？）
・投稿作品「冠りづけ」（大正３年２月号）
※題目「眼をむいて」：『眼をむいて 役者と眼医者 喰って行き』
西田みのる（＝西田徳重のPN？）
・投稿作品「かんむりつけ」（大正４年６月号）
※題目「睨まれて」：『睨まれて 芝居の捕手 腰が抜け』
濱丘浪三
・「南蛮小僧物語」（大正１４年９月号〜１２月号）
→「密書の奪還」（大正１４年９月号〜１１月号）
→「意外の再会」（大正１４年１２月号）
・「南蛮小僧探偵奇譚」（大正１５年１月号〜昭和２年３月号）
→「猛虎の幻（上の巻）〜（下の巻）」（大正１５年１月号〜３月号）
→「死中の活（上の巻）〜（下の巻）」（大正１５年４月号〜６月号）
→「錦屋事件（上の巻）〜（下の巻）」（大正１５年７月号〜９月号）
→大正１５年１０月号〜大正１５年１２月号が欠号のため、作品未見。
※連載３回分、休載の可能性あり。
→「配所の月を誰が眺めた??(上の巻)〜（下の巻）」（大正１６年１月号〜昭和２年３月号）
※「??」もタイトルの一部
英佳江
・「巨盗の宣言」（昭和２年１０月号）
・「深夜の来客」（昭和２年１２月号）
原田指月（陸軍大尉）
・「日探の秘策」（大正１５年１月号、３月号〜４月号）
平林初之輔
・「呉田博士と与一」（大正１６年２月号）
福田正夫
・「青屋敷の小さい花」（昭和２年１１月号）
保篠龍緒
・「人情活劇 紐育の寵児」（大正１３年臨時増刊映画劇大会号）
※目次の大見出しは、「活動写真見たまま」。映画のノベライズ？
・「宝石強盗」（昭和２年１０月号）
本間国雄
・「天空馬」（大正４年９月号）
・「金剛石（ダイヤモンド）」（大正５年３月号）
・「海賊船」（大正５年４月号）
牧逸馬
・「ちょっとした事で」（昭和２年１０月号）
・「水夫と犬」（昭和２年１２月号）
松本泰
・「守護神(マスコット)」（昭和２年１０月号）
松山思水
・「要塞の危機」（大正２年１０月５日秋季増刊大戦争号）
・「密書」（大正５年２月号〜？）
※少し探偵要素あり。『８月号』まで連載確認
三木白水（＝森下雨村）
・「魔の棲む家」（大正１３年５月号〜９月号）
水谷準
・「手巾（はんけち）の秘密」（昭和２年１２月号）
三津木春影
・「空魔団」（大正２年７月号〜１２月号）
・「地底の宝玉」（大正３年１月号〜？）
※『１１月号』まで連載確認
・「間諜団」（？〜大正４年８月号）
※連載開始号不明（『大正４年１月号』から？）。作者死去のため未完。
・「少年海員」（大正５年１月号〜？）
※『８月号』まで連載確認。再録作品？
村上貞川
・「孝子の苦心」（大正１３年５月号）
村上正雄
・「列車の血痕」（大正１３年１０月号〜１１月号）
※目次では探偵小説、本文では探偵奇聞。
『１１月号』掲載の後編のタイトルは「犯人は米国へ ＝列車の血痕続編＝」。
・「金色の鬼」（大正１４年１月号〜４月号）
※『３月号』の本文末尾に「未完」の表記あり。実際は全４回連載で完結。
モーリス・ルブラン（訳者名なし）
・「神か鬼か」（大正１４年７月号〜大正１５年６月号）
※ウイルソン、ホルムスの名前で二人が登場。原作は「ブロンドの貴婦人」
横溝正史
・投稿作文（大正３年１０月号）
※選外佳作。タイトル不明。
・投稿作文（大正３年１１月号）
※選外佳作。タイトル不明。
・懸賞作文「飛行機」（大正５年３月５日春季増刊飛行小説号）
※選外佳作
・「爆発手紙」（昭和２年１０月号）
横溝葭秋（＝横溝正史のPN）
・投稿俳句（大正５年１月号）
※題目「龍」：『水あびて 洞に龍彫る 灯かな』
・投稿和歌（大正５年３月号）
※選外佳作
・投稿作文「宿題を怠った日」（大正５年４月号）
※作文（第一部）に入賞
・投稿作文（大正５年５月号）
※選外佳作。タイトル不明。
・投稿作品「かんむりつけ」（大正５年７月号）
※題目「口開けて」：『口開けて どこにどこにと 伸び上り』
渡邊霞亭
・「無線電話室」（大正１３年７月号〜１２月号）
作者不明（写真小説）
・「小探偵」（大正４年１０月号）
・「血染のボタン」（大正６年６月号〜７月号）
※素人少年探偵登場。少し探偵要素あり。
[2006年11月2日 22時23分8秒]
お名前： 佐山
下に書かれている「大林信彦」は「小林信彦」の間違いです。
[2006年11月2日 21時48分53秒]
お名前： 佐山
黒田様
ご返事いただきありがとうございました。
どうも、最も肝心な部分で、大きな誤解があるようです。
私がいっているのは、「北方日本」向けに「金太」を書いたという意味ではありません。
10月号にもかかわらず、舞台が２月になっているので、２月号向けに書いたが
（戦中に書いた）戦中のごたごたで、２月号が出せず、終戦後の10月号の掲載になって
しまったということです。
10月号に主役紹介記事が掲載されているのは、前回から、半年以上、間があいているため、改めて自己紹介をしたものと思われます。
戦後初の「佐七」ものは、「銀の簪」ですが、これは「桜日記」に昭和21年の１〜３月
の仕事と書かれていますので、戦後、執筆されたものでしょう。
この作品には、子分が登場せず、このあと、2ヶ月に渡って二人の子分が戻ってくる話が
書かれていますから、「銀の簪」以降の３本は、「佐七」再スタートの地ならしだと思われます。
逆に言えば、戦前に書かれたものとは思えないということです。
この再スタートのきっかけが、戦後、初めて刊行された「講談雑誌」昭和20年10月号に
掲載された「金太」ではなかったのかということです。
都築氏との対談では、「北方日本」に送った最後の原稿はどうなったかわからない、
内容は覚えていたので、戦後、改めて書いたと言っていますが、これが「銀の簪」か
どうかはわからず、特定はできません。
安達氏が言っているのは、大林信彦との対談でのことだと思います。
手元に大林氏との対談のコピーがないので、横溝氏が「戦前に渡した「佐七」が戦後の
雑誌に載った」とはっきり言っているかどうかわかりませんが、
データを見る限り、戦前に書いた「佐七」が戦後に掲載されたという裏づけのとれている
作品はありません。
「北方日本」の昭和20年に佐七が掲載されていたということですので、以前、手紙に書いた
「佐七」から「金太」に改稿し、単行本時に「佐七」に戻したという説は消えました。
「銀の簪」執筆後に、金太から改稿し、単行本に収録したようです。
[2006年11月2日 21時9分11秒]
お名前： 黒田
佐山さま
ご無沙汰しておりました。
佐七の書誌も、１０年前と比べ、かなり整理されて来たようで、ファンとしては嬉し
い限りですね。
書誌と言えば、先日は、当方の記憶違いなどによるミスを指摘していただき、ありが
とうございました。
「仮面舞踏会」の改稿について、『蜘蛛の巣屋敷』連載期間、次の版より直しておき
ます。
掲示板に書かれていた、「戦前渡した捕物帳」ですが、佐七シリーズである事は間違
いないと思います。
講談社文庫『髑髏検校』巻末に再録されている、都筑氏の対談を読む限りでは、金太
シリーズだった可能性もあるように見えますが（448〜449頁）、それまで、連続して佐
七物が載っていたのですから、急に主人公を佐七から金太へ改めるとは思えません（主
人公を変えた場合、樺太の読者のため、佐七を引退させ、金太を登場・紹介しなければ
なりません）
そもそも、横溝氏が「朝顔金太捕物帳」を書き始めた動機は、国内では「人形佐七捕
物帳」を執筆・発表できなかったからなので、割と自由に書ける樺太の『北方日本』に
まで、「愛着のなかった」金太物を書いて送るとは考え難いです。
岡山へ疎開後も、樺太の雑誌ならばと、「愛着のある」佐七物を書いて、『北方日
本』の発行元へ送っていたと考える方が自然です。
『講談雑誌』掲載の金太についてですが。
昭和２０年は新年号と１０月号の、２号のみの発行で、１０月号には本編の他、編集
部による「金太と顎十郎」と題した、主役紹介記事も載っています。
また、事件発生年月ですが、
「雪の夜話」（昭和２０年新年号） 文久二年正月十一日
「孟宗竹」（同１０月号） 嘉永五年二月
と、なっています。
ちなみに、佐七版では、
「角兵衛獅子」 正月十一日（講談社全集版より）
「孟宗竹」 文化末年の初午の日（春陽文庫全集より）
と、書き改められています。
佐川春風・名義「十二時前後」についてですが。
以前、「同題の推理クイズの原型では」との連絡がありましたが、あくまでも、トリ
ックと題名が一致するだけなので、話自体は原型と言えるか微妙です。
このトリックは、昭和２７年発表の短編でも使われていますし、仁木悦子氏の短編で
は、さらに捻った形で使われています。
[2006年10月31日 23時9分51秒]
お名前： 佐山
安達様
手元に資料がないので、確実なことは言えませんが、戦前渡した捕物帳が戦後掲載された
というのは、佐七のあと、同じ「講談雑誌」に掲載された朝顔金太のことかもしれません。
というのも、昭和20年１月に発表になったあと、次は10月に発表になっていますので。
10月掲載の作品中の季節は、２月ぐらいになっていたと思います。
金太は愛着がわかなかったということですので、どうせ書くなら「佐七」でということ
だったのかもしれません。
「北方日本」は、水谷氏が紹介してくれたということですが、博文館との関係はわかりません。
戦後、発表になった「佐七」がいつ書かれたかについては、「桜日記」を読めば見当が
つくと思います。
桜日記は、講談社の横溝全集１８巻のエッセイー集の巻末に収録されていると思います。
Ｈ氏は、Ｈ田氏のことです。
[2006年10月31日 17時1分28秒]
お名前： 黒田
安達さま
レス、ありがとうございます。
『日本少年』（ある方から聞いたのですが、正しくは、『「にっぽん」しょうねん』
と読むそうです）の件、後ほど、調査結果を書いておきます。
佐山さま
大倉てる子「仮面舞踏会」ですが、もぐらもち氏は、すでに情報入手済みです。
この他、当方から情報・資料提供した大倉作品のうち、「売り切れた目」というの
が、未発掘作品だったようで、これも、もぐらもち氏のサイトで初出など、情報公開
されています。
[2006年10月30日 1時4分0秒]
お名前： 安達
あらあら、目を離したとたんに書き込みがどさっと増えてるとは。
失礼いたしました。
佐山さま、風々子さまご無沙汰しております。まあちょっと見ない間にすっかり大きくなって
…じゃなくて。お元気そうで何より。
黒田さま、はじめまして。よろしくお願いいたします。
どうやらお役に立てましたようで、幸いでした。
＞佐山さま
それでは近いうちに……なにぶん筆不精ものですので少々お待ちください。
森下雨村の代作の件は驚きでした。以前書き込んだネタについてはあのオチで終了だと
思うのですが、瓢箪から駒の感があります。しかしよくも見つけ出してくるものですね
（ＨさんてＨ田さんですか？）
シンシンさんは以前ホームページを見かけたことがあるのですが、今検索してみると
見つかりません。お元気でしょうか。
＞黒田さま
「日本少年」のデータは、個人的には大変興味があります。まあ、この掲示板は管理人
さんが消息不明のようですので、留守の間に勝手に利用していいものかというアレがあ
りますが、エロ広告に比べたらどれほど意義があるか計り知れないことですので、別に
いいよね？
ただ、せっかく労作を公表していただいても、見てる人がどれだけいるかというと……
お気が向きましたら、よろしくお願いいたします。
ところで、たしか人形佐七は、戦後は書かないつもりだったのに、雑誌社に預けておいた
原稿が活字になってしまったので、なし崩しに復活することになった、という経緯だったと
記憶するのですが、これって「北方日本」の未使用原稿が「講談雑誌」に流れたってこと
ですかね？（昭和１５年ころの没原稿が残っていた、という線はちょっと無理くさい気
がします）
だとすると「北方日本」の編集には博文館がかかわっていたんでしょうか？
[2006年10月28日 20時19分46秒]
お名前： 黒田
『日本少年』ですが、大正末期の号から、昭和２年１２月号まで、ある程度の号は現
物確認できております。
大正１５年１０月号〜１２月号は未見ですが、昭和２年分は、１月号から１２月号ま
で全て、実見しています。
西条八十氏の作品は、チェックをしていませんでしたが、無名（と、思われる）作家
の探偵小説は、メモをとっています。
先に書きました、「黄龍鬼」も、最初は森下氏の作品とは思っていなかったのです
が、ひょんな事から森下氏がＰＮで書いた作品と判明し、同時に初出も判明した次第で
す。
よろしければ、私のとった探偵小説のメモを、この掲示板をお借りして公開します。
[2006年10月22日 23時39分21秒]
お名前： 風々子
この掲示板には大変ご無沙汰しておりました。
安達さま、佐山さま、横合いから出てきて失礼いたします。
樺太で出た佐七作品は私も関心を持っておりました。
このたび安達さまの貴重な情報のおかげで、
道立図書館から件の佐七もの七編のコピーを入手することができました。
素晴らしいことです。
どうもありがとうございます。
[2006年10月22日 19時33分58秒]
お名前： 佐山
自分ひとりで探していると、何年経ってもみつからないのに、別の人が探すと、数日で
みつかることがあります。
今回の例がそうですし、以前には、「怪人みどりぐも」がそうでした。
というわけで、ある人にとっては、あまり興味にないことでも、別の人にはとっても
重要かもしれないという情報を書き込んでおきたいと思います。
以下の情報は黒田氏から教えてもらったものです。
「日本少年」掲載作品
西条八十著
「謎のレコード」 昭和２年４月号
「支那少年と唐饅頭」 昭和２年８月号
「婦人子供報知」掲載作
大倉華子著
「仮面舞踏会」１４３号（最終号、昭和12年２月号？）
「日本少年」は、国際子ども図書館に数冊所蔵されている程度ですが、三康図書館には
昭和５年〜13年まで、約50冊が所蔵されています。
西条八十は、同じ雑誌に長く掲載している傾向があるようですので、ひょっとすると
未発掘作品がたくさん出てくるかもしれません。
そのほか、神奈川の近代文学館には、西条八十の関係者が多量の作品を寄付している
ようです。
外部からも検索できるかどうかはわかりませんが、近代文学館までいけば、リストを
みることはできます。
というわけで、シンシンさんやもぐらもちさんに連絡をとれる方は、お伝えくださる
ようお願いします。
[2006年10月22日 15時56分37秒]
お名前： 黒田
佐川春風名義の「十二時前後」についてですが。
聞いた話では、『探偵小説五十年』に原稿料などの記載があり、その記述から、作品
が特定されたそうです。
なお、『國枝史郎歴史小説傑作選』の解説で、末國氏が初出不詳としている、森下
雨村氏の「黄鬼龍」は、この名義で『日本少年』に連載されたのが初出です。
余談ですが、森下氏の作品で初出不詳だった「消えたダイヤ」は、花房春村の名義
で、『少女倶楽部』に発表されました。
[2006年10月20日 22時33分18秒]
お名前： 佐山
安達様
大変ご無沙汰しております。
私の方もようやくのことで引越しをしました。
来年の４月までは、旧住所でも手紙が転送されますので、お手数をおかけしますが、
新しい住所をお知らせ願えればと思います。
ダメモトで書き込んでみましたが、こんなに早く判明するとは思ってもみませんでした。
本当にありがとうございました。
人形佐七捕物帳は現在、嶋中書店から刊行されていますので、教えていただいた情報を
知らせてみようと思います。
間に合えば、初出情報が次回刊行の本に記載されるかもしれません。
黒田氏の言葉どおり、最後の難関突破というレベルの情報です。
本当にどうもありがとうございました。
以前に書き込みのあった森下雨村名義の横溝作品はＨ氏の調べでは、
「十二時前後」（「講談倶楽部」大正十五年十月増刊号掲載）ではないかということです。
佐川春風の名で発表になっています。
メイントリックは、「中学生の友」にクイズとして発表になった同題作品と同じです。
黒田様
例の件はいつでも結構です。
暇なときにでもお願いします。
[2006年10月19日 17時41分37秒]
お名前： 黒田
安達さま
はじめまして。横溝正史ファンの黒田と申します。
凄い情報、ありがとうございました。
初出不明の佐七が、樺太の雑誌に掲載されていた事はわかっていましたが、誌名や掲載号が不明だったため、これまで、苦労していました。
もしかしたら、幻の佐七作品についても、安達さまの調査のおかげで、判明するかも知れません。
併せて、海野氏、大下氏、渡辺啓助氏の情報も、ありがとうございます。
佐山さま
ご無沙汰しております。
お約束の件、遅れに遅れておりますが、もうしばらくお待ち下さい。
[2006年10月19日 14時25分4秒]
お名前： 安達
佐山さま、ご無沙汰しております。
引っ越してからネットに接続できなくなって（自室に電話線が通ってないので）二年ほ
どになりますか。ネットカフェで数ヶ月ぶりにここを覗いたら、佐山さまの書き込みが
あったので、調べてまいりました。
荒澤勝太郎「樺太文学史（�検法廖丙鷽夕法砲箸いγ亙�出版物に、雑誌「北方日本」の
掲載作が記されていました。昭和２０年に「人形佐七捕物帳」が連載されています。
新年号「凧の行方」
二月号「雪女郎」
三月号「雛の呪ひ」
四月号「消える巡禮」
五月号「武者人形の首」
六月号「蛇を使ふ女」
七月号「狸の長兵衛」
ここで敗戦のため休刊。道立図書館にはマイクロフィルムでこの時期の「北方日本」が
揃っていますので、コピーがご入用でしたら同館に問い合わせてみてください。
あとはおまけ。
20年新年号 海野十三「集成人間」
同四月号 大下宇陀児「乾柿」
同六月号 渡辺啓助「旧師なほ闘ふ」
ほか、18年〜19年には甲賀三郎の連載もありました。
[2006年10月8日 17時23分46秒]
お名前： 佐山
「人形佐七捕物帳」シリーズは１８０本ありますが、そのうち、初出不明分があります。
これらはどうも戦時中「樺太」から刊行された雑誌に掲載されたようです。
国会図書館で、いろいろ調べたのですが、該当する雑誌がありません。
そこで、「北海道立図書館」周辺にお住まいの方はご協力をお願いできませんでしょうか。
正確なタイトルがわかりませんが、昭和１６年ごろから昭和２０年ぐらいの連載だと思います。
「凧のゆくえ」「雪女郎」「雛の呪い」「巡礼塚由来」「武者人形の首」というタイトル
で、横溝正史の作品が掲載されています。
文中の内容から、１月号の連載開始だと推測できます。
「北方資料部」の管轄になると思われます。
戦時中まで、発行されていた「樺太」の雑誌というのはそう多くないはずですので、
是非ともご協力をお願いします。
[2006年9月29日 17時33分13秒]
このテーマについての発言をどうぞ。
※半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
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