記事タイトル:罵詈讒謗 


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お名前: マーヴ湊   
ネットで調べたところ、梅毒を意味するスラングにはsyph, pox, bad blood等あるようです。昔は立派な罵倒語として通用したのが、病気と共に廃れたのかもしれませんね。

Holy shitはジョン・ランディス監督の『アニマル・ハウス』で、
ジョン・ベルーシがこれを三回繰り返すシーンがやたらにおかしかった記憶が。
[2001年7月13日 17時51分3秒]

お名前: ストラングル・成田   
>fuck yourself というセリフそのものをキイにしたショートショート

ありました、ありました。筋もタイトルも忘れてしまったが。宇宙人の話
だったかな。

村崎敏郎訳のカーを何冊かざっと見てみたけど、あんまり、これはというの
はなかった。
「HOLY SHIT!」ってのは、「この後光グソ」ってのはどうか。
"Go to China"っていうのには、ちょっと驚く。
「じゃスロウボートを用意してくれ」というと場が和む(なわけない)
[2001年7月11日 22時54分56秒]

お名前: 関 英樹   
うちの会社にはお品の良い人しかいないからか(笑)、あまりナマでの体験は少ないですね。
Holy Shit !を連発するのは僕の上司です。森郁夫なら何と訳すでしょう。
「聖糞」?それとも「糞っ掻き」?
先日、サンフランシスコ空港で通りすがりに "Go to China"と言われました。
何故か中国人か韓国人によく間違われます。
"Fuck""Shit"は良く聞きますが、梅毒ネタは未だありません。
試したいのですが、ニュアンスの度合いが判らず、怖くてダメです。
「梅毒」はSyphilisだけど、「瘡っ掻き」もこれで良いのか?成田さんは訪米の祭に、
イミグレーションで係官に試してください。
[2001年7月10日 6時39分48秒]

お名前: マーヴ湊   
おお、話題が広がってきた。
英語の罵倒語というとS.O.B、bastard、asshole、motherfuckerといったあたりを
アメリカ映画ではよく聞きますが、やはり関さんは毎日ナマで体験されているんでしょうか。
フレドリック・ブラウンに、fuck yourself というセリフそのものをキイにした、
ふざけたSFショートショートがありましたね(確か『天使と宇宙船』に収録)。
[2001年7月9日 19時39分16秒]

お名前: ストラングル・成田   
SPOOKYさん 

 ようこそ、いらっしゃいませ。
 ユージン・ランディ編『アメリカ俗語辞典』(堀内克明編訳、研究社、1975)
ですね。御指摘ありがとうこざいました。
 なんでも、日本語の俗語は、約7000人の協力を得て集めた、ポルノやSMの
同好グループからも貴重な資料を得た、このような作業は日本にまとまった俗語
辞典がないために、ほとんどゼロから出発しなければならなかった、と訳編者序
文にあるようです。そこまでやるかという訳編者の奇妙な情熱の溢れた超絶の辞書
でありました。
 この辞書の原著者がブライアン・ウィルスンをマインドコントロールしていた精
神科医なんですね。まったく知りませんでした。怪しい奴ぢゃ。

蛇足の注釈
#ユージン・ランディ
 数々のヒットで栄華を極めたブライアン・ウィルスン(ビーチボーイズ)
は、 精神的ストレスを抱え、体重150キロにもなり、70年代後半からは
精神科医ユージン・ランディの治療を受ける。ブライアンの自叙伝
(『 Wouldn't It Be Nice 』)は、このランディのでっちあげとされ、
訴訟沙汰になり、本国では発売中止。ビーチ・ボーイズファンからは、
治療名目で、ブライアンをマインドコントロールした悪のセラピストとして
見られているらしい。

#スヴェンガーリ(スヴェンガリ)
1884年、ジョージ・デュ・モーリアの『トリルビー』という
小説が当時としては記録的な大ベストセラーに登場する催眠術
を使う音楽教師。よこしまな動機で他人を操る人物の典型とされ、
今でもそういう意味の代名詞として英語に残っているらしい。
宮脇孝雄の「書斎の旅人」にも出てきましたね。

以上、「アメリカ俗語辞典」「ユージン・ランディ」「スヴェンガリ」
ネットで調べました。ネットは便利だ。
[2001年7月7日 14時47分43秒]

お名前: SPOOKY   
はじめまして。
えー「英和俗語辞典」は正確には「アメリカ俗語辞典」ですね。
fuck you の訳はほかにも「けつの穴から手ぇつっこんで金玉引っこ抜いてやるでえ」なんて強烈なのが載ってます。
そういや原編者のユージン・ランディは、一時、ブライアン・ウィルスンのスヴェンガーリみたいなことをやってましたね。
[2001年7月7日 1時42分49秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
成田@本日も酔っぱらいです。

一応、手元にある大型辞書「大辞林」を調べたところ、
瘡 1 できもの・はれものなどの皮膚病。また、かさぶた。
2 梅毒の俗称「−かき」ということですので、
「瘡っ掻き」というのは、梅毒のことなのですね。疥癬掻きと
かと同じ、小股に難物を抱えている方のことなのかと思ってお
りました。
ボワロー&ナルスジャックに「疥癬かき羊」とかという、短編
があったよなとか方向はずれの連想が働いている次第。
梅毒というのは、罵倒語の王道のだった時代があるんですね。
「この、梅毒病み」とか。
酔っぱらいだけに答えになっておりません。

昔、「英和俗語辞典」とかいうのがあって、これの罵倒語(日本語訳)が
凄かったんですよね。
fuck youの訳が「死刑っ!」(こまわり君)、「耳から指つっこんで、頭
蓋骨がたがたゆわせたろか」みたいな。(おぼろ)
[2001年7月6日 23時59分55秒]

お名前: マーヴ湊   
果たして成田さんは、関さんの難しい宿題に答えられるのでしょうか。
梅毒には別に「鼻っ欠け」という表現もありますね。

H.M卿「ペニントン夫人に鼻っ欠けと罵られた奴さんの表情を見たとき、
この老いぼれ頭がさっさと気付いてしかるべきじゃった!」

こんな感じでしょうか。
[2001年7月6日 21時34分59秒]

お名前: 関英樹   
おお、湊さん、反応有難う御座います。
確かカーの作品でも、梅毒をネタにした罵り言葉がありましたよね。
これらは同じ単語に発しているのでしょうか?成田さんは直ぐに調べて下さい。
昔の翻訳には時々こう言う変な言葉が出てくるので、あなどれませんね。
「かさ」で入力すると、ちゃんと「瘡」と出るので「瘡っ掻き」は現役言葉か。
[2001年7月6日 1時30分21秒]

お名前: マーヴ湊   
関さんが気に入った「瘡っ掻き」とは梅毒病みのことですね。
いかにも江戸っ子の罵り言葉にありそうですが、
「下種!瘡っ掻き!助平!」の原文が見てみたいところです。
[2001年7月5日 20時14分49秒]

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