記事タイトル:サッカーボールを蹴る少年たち 


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お名前: ストラングル・成田   
最近、なんだか本を読めてない成田です。
忙しいというのもあるんですが、精神的余裕がない、というか。
もう少ししたら落ち着くと思うのですが。
「壁 旅芝居殺人事件」も面白そうですね。
双葉社の日本推理作家協会賞・受賞作品全集も、既に手に入り
にくくなっているのもあるようですね。
押さえるべき所は押さえとかないとダメですね。
最近、古本屋も行ってないなあ。
[2001年9月29日 10時24分25秒]

お名前: 素天堂   
成田さま

ここのところ、探偵小説にちょっと休憩を頂いてちょっと脇道で道草を食
っている素天堂です。またまた釈迦に説法になってしまうと思うのですが、
私としてはやっぱり「壁 旅芝居殺人事件」が好きです。
奇妙な善意のすれ違いが謎を結果的に作ってしまう。そんな心理的なトリ
ックの巧妙なところですね。
近所の古書店に双葉者の日本推理作家協会賞・受賞作品全集がなぜかズラッ
と並んでいたときに、あれも入っていたのに買い漏らしてしまった。
そこら辺が、素天堂の限界なのでしょうか。
記憶で感想を書くにはちょっと微妙な作品ですし。
お忙しい折、どうぞまた、ご返事いただけましたら幸いです。
[2001年9月22日 9時24分13秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
素天堂さま

すっかり間が空いてしまってすみません。
仕事やら、テロ報道の視聴やらに、時間を奪われておりました。
皆川博子は、ずっと気になる作家なのですが、恥ずかしながらまだ、
未読です。扶桑社文庫に入ったのを期に読んでみようと思っています。

>皆川さんはシャーリー・ジャクスンやダフネ・デュ・モーリアの最良の部
>分を遺産として引き継いでいらっしゃる、そんな感じがするのですが。

これはますます楽しみです。「出来の良いヨーロッパ映画を見終わった後の
ような」こういう作家は、あんまりいないですよね。
[2001年9月17日 0時49分2秒]

お名前: 素天堂   
成田さま

どうかお忙しいときは、ご返事ゆっくりで結構ですから。
お気になさらないでください。こちらも、マイペースで書かせていただき
ますので。
「秘宝」の二冊、次の日に書店で見かけ、皆川さんの「花の旅 夜の旅」
題名がch.ボーモントみたいだなと思いつつ、買ったその場で読み始め、
「聖女の島」まで一挙に読み終わってしまいました。
皆川博子との出会いは、また記憶の世界になってしまいますが、白水社の
不思議な叢書でした。塚本の「半島」や中井の「墓地」澁澤の「城」など
という、珠玉のエッセイを集めた瀟洒な装幀のシリーズの一冊でした。
舞台は日本風なのに発想は垢抜けていましたし、ほかがエッセイなのに、
それだけが「探偵小説」だったのが不思議だったので覚えています。
そのあとも、お名前は気にしていたのですが、作品も見あたらず、新書版
で「忠臣蔵」をテーマにした作品を見ましたが、ちょっと違う感じがして
遠ざかっていました。
再会したのは昨年勤務先の近所の古書店で「死の泉」を見つけたときでし
た。素晴らしくスケールの大きい着想と見事な構成に、あの大部を息つく
間もなく読み切ったのは、まあ当然かもしれません。耽美の極致(恥ずか
しい紋切り型ですいません)をいく、日本では希有の作品ではないかとま
で考えました。出来の良いヨーロッパ映画を見終わった後のような。
いつも底の浅い感想ばかりでお恥ずかしいのですが・・・。
その後「幻想文学」の特集で本人のアンケートを読んで「聖女の島」を知
り、実はあちこち探していた矢先だったのです。
たった4,5年前に刊行された作品を「秘宝」として再発掘しなければな
らない出版事情って、いったいなんなんだなどと自分に似つかわしくない
義憤など感じつつ、あえて発掘して下さった日下三蔵氏には感謝の気持ち
で一杯です。自分に目と力がない一般の読者には本当にありがたい存在で
いらっしゃいますから。
なにを言ってもネタばれになってしまう、巧妙な伏線による構成の妙に酔
いつつ読み終わった今の感想は上記の通りです。
皆川さんはシャーリー・ジャクスンやダフネ・デュ・モーリアの最良の部
分を遺産として引き継いでいらっしゃる、そんな感じがするのですが。
[2001年9月4日 2時46分34秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
素天堂 さま
すっかり遅くなってしまいました。最近、仕事で弱り気味です。
扶桑社文庫の2冊は、どっちも損のない買い物だと思いますよ。
「誘拐作戦」は、まだチェックしていません。
「パンプルムース」面白そうですね。文庫で書いましたが、最近
とみに買うだけ番長です。
[2001年9月3日 0時6分24秒]

お名前: 素天堂   
成田さま

どうも失礼しました。
半可通ぶりはやめようと思うのですが、ついついうろ覚えのご託を並べ
てしまい申し訳ありませんでした。
きょう勤務の帰り道、東京駅前の八重洲ブックセンターを覗いてきまし
た。WHAT'S NEWにあった扶桑社文庫を探しに行ったのですが、二冊と
もありませんでした。これから出るのかなあと思いつつ、創元の棚で
「誘拐作戦」があったので後書きだけ立ち読みしてきました。
松坂さんと仰る方の後書きを読んで、やっぱりあの当時こういう考えで
都筑さんを読んでいた人がいたのだなあと、感無量でありました。
一階の探偵小説のコーナーで「紅殻駱駝の秘密」の復刻版を覗いたら、
ある方が、「黒死館」の原型ではないかとの感想を書かれていました。
そうか、それも読まなきゃならないのか。また仕事が増えました。
「パンプルムース氏のおすすめ料理」古本屋で見つけたのでちょっと読
み始めたら(何と一〇〇円)仕事中も読みふけって、その日のうちに読了。
英国風の小洒落た作風を期待したら、大間違い。
どっちかと言うとフランス風のエクスブラヤのファルスに近い艶笑ドタ
バタもので、仕事中に二、三回声を出して笑ってしまいました。
会社員としては落第ですな。ではまた。
[2001年8月27日 22時57分22秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
素天堂 さま

松本泰・松本恵子『ヂッケンズ物語全集』についてお知らせいただき、
ありがとうございました。子供向けの豪華な絵入り本・・というと、
戦前の子供時代、これでディケンズに触れた人も多いかもしれませんね。
しかし、「骨董屋」→「少女瑠璃子」ですか。これは、凄い。
松本恵子は、ディケンズ研究のためにロンドンに行ったという記述もあ
って、ディケンズの専門家でもあったのでしょうね。
山前譲氏も、俄には信じがたいとしていますが、泰は翻訳ができなかっ
たという恵子の述懐もあるようです。

「ノートルダムの傴僂せむし男」に関連して、抄訳の効能というのは、
確かにあるかもしれませんね。特に、古典なんかについては、抄訳(
あるいは子供向け)で人口に膾炙してるということもありそうです。

「松本泰集」は、なにかの拍子に買って所持してます。このデータを
参照するのを忘れてました。しかし、テキスト化して送って下さると
いうお心遣いには、ひたすら感謝しております。
[2001年8月25日 11時37分27秒]

お名前: 素天堂   
成田さま

松本泰についてのWhat's New拝見しました。
すべて売っ払ってしまいましたので、記憶でしかお話しできないのが
情けないのですが、大正末期から昭和初期にかけて、夫婦連名で「デ
ィケンズ」の作品全集が箱入り豪華本で出版されていました。
登場人物の名前がすべて日本名を当てられた絵入りの子供向け抄訳だ
ったと思います。版元も今となっては霞の彼方・・・。

で、今ウェブで検索してみましたが、「ディケンズフェローシップ」
のサイトで以下のリストがヒットしました。
松本 泰・松本恵子訳『ヂッケンズ物語全集』
(中央公論社、1935-36) 
第1巻『漂泊の孤児』(Oliver Twist) 
第2巻『北溟館物語』(Bleak House) 
第3巻『謎の恩恵者』(Great Expectations) 
第4巻『少女瑠璃子』(The Old Curiosity Shop) 
第5巻『千鶴井家の人々』(Martin Chuzzlewit) 
第6巻『二都物語』(A Tale of Two Cities) 
第7巻『開拓者』(Nicholas Nickleby) 
第8巻『鉄の扉』(Dombey and Son) 
第9巻『男の一生』(David Copperfield) 
第10巻『貧富の華』(Little Dorrit) 
間違いなくこれです。
素天堂はこのうち、「北冥館物語」「謎の恩恵者」を所蔵しておりま
したが・・・。内容が妙に古くさく、イメージ的にもう少し前の翻訳
だと思いこんでいたようです。でも、新潮社版世界文学全集収録を、
踏襲した「二都物語」意外はみんな味のあるいい邦題ですよね。
今、手元には
平凡社版 大衆文学全集第15巻「松本泰集 欺くべからず外」と、
改造社版 世界大衆文学全集「ノートルダムの傴僂せむし男」
しか残っていません。
「ノートルダム・・」は、見事な抄訳で、退屈と思われる考証や細部
をはしょって大変読みやすくなってます。今は、割合テキスト本位の
完訳が主流ですがこういう翻訳も大衆小説などではやっぱりありかな、
と思うのですが。
「松本泰集」巻末に、2ページにわたる簡略な自伝が掲載されています。
よろしかったら、テキスト化してお送りしましょうか?
[2001年8月25日 4時19分32秒]

お名前: おげまる   
素天堂さま

仕事で家を空けておりまして、またお返事とお礼が遅れてしまいました。申し訳ございません。
お送りいただいた「黒バラの怪人」、拝受いたしました。ありがとうございます。
冒頭部分を覗いてみましたが、この時代の少女小説はやはり独特の風情がありますね。嬉しく
なります。

#「ケルト・ルネサンス」の件は唖然としました。あれだけ引用されたキーワードが創作であ
ったとは……
[2001年8月22日 6時12分23秒]

お名前: 素天堂    URL
成田さま
おげまるさま

お盆がらみで発送の遅れていた「黒バラの怪人」昨日朝、発送しました。
マピオンで検索したら、おげまるさんいい所にお住まいなのですね。
あこがれのサッポロビール園も近いみたいだし。いいなあ。
私は、横浜と言っても奥の方、港町とは何の関係もない山の中。
さて、“のり平”の件、また、末永さんから書誌学的に正統的な突っ込みが入
るかもしれませんね。例によって素天堂の独断的な印象ですから。

さっそくのご来訪ありがとうございました。現在の作業を始めたきっかけが、
じつはその「ケルト・ルネサンス」という言葉でした。
序章にあって、黒死館のムードを最大限に引き出しながらそれ以外で聞いたこ
とがない。諸先達の引用にもたびたび登場しながら建築史、美術史のどこを探
しても存在しない“かもしれない”建築様式。それを探すのが、“芦刈の在”
の場所探しと共に一番楽しかった作業でした。前にも書きましたが探偵小説と
は何の関係もない作業でしたが、それだけに面白い作業だったのです。過去形
で書きましたが実際にはまだまだ進行中です。どうか又遊びに来てください。
[2001年8月17日 5時49分51秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
その、のり平さんは、同一人物ではないんでしょうね。
だったら、奇縁すぎますね。
植草氏のそういった嗜好は、全然知りませんでした。

「徘徊録」拝読しました。「ケルト・ルネッサンス」は架空
の様式というのは、美術・建築に門外漢の私は、まったく知り
ませんでした。おって、掲示板に伺いますので、よろしくお願い
します。
[2001年8月17日 1時52分1秒]

お名前: 素天堂   
成田さま

またもや、大昔の話です。
一時期中部地方の岐阜市に住んでいた頃の話なのですが、その街の柳ガ瀬と言
う繁華街の裏手にある飲み屋で、中老のオカマさんと同席したことがあって、
その人の顔や声がコメディアンの”三木のり平”にそっくりでした。
小さなカウンターだけの店だったので、いつの間にか、話が盛り上がってオカ
マに対する同情的な言動をこちらが(いわゆる、わかったような)とったとこ
ろ、逆にお説教されてしまいました。奇妙な経験でした。
その後、植草さんのあるエッセイを読んでいて、戦後の早い時期にある映画評
論家と”のり平”と言う名前の男娼を取り合って熱海あたりまで流れていった
ような話が出てきて、ビックリした記憶があります。
例によって、素天堂の一方的な思いこみかもしれませんが・・・。
ところで、現在「徘徊録」のエッセイで、「ケルト・ルネサンス」と「ゴシッ
ク・リヴァイヴァル」についての、牽強付会的解説を展開中です。よろしかっ
たらご高覧の上、興味ございましたらご高評など賜りたいと存じます。
[2001年8月14日 5時19分19秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
植草甚一氏を目撃しておいででしたか。逃したお茶は、もったいなかったかも。
彷書月刊に、植草ルートの散歩コースが載っていますが、あれだけ頻繁に古本
散歩をしていれば、目撃情報が多いのもうなづけます。
「黒バラの怪人」は、おげまるさんから貸してもらうことにします。
[2001年8月10日 7時33分55秒]

お名前: 素天堂   
成田さま

本当に仰るとおり、最近は10年前、この間は20年前の素天堂です。
で、今回は植草甚一氏の思い出話です。
渋谷道玄坂にあった米軍放出本専門の古本屋さんで、お見かけしたことがあります。
PLAYBOYやCAVALIERを買ってた頃です。
その時は、声をかける勇気がなく古本屋の親父さんに後で、「植草さんは若い
読者を大切にする人だから、挨拶すればお茶ぐらい奢ってもらえたのに」と言
われました。
それから、いろいろご配慮ありがとうございました。
のちほど、おげまるさん宛にお送りいたしますので、どうぞ「もっと凄いこと」
ご確認ください。本当に笑えますよ。
[2001年8月9日 6時18分41秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
おげまるさん
黒白さんのところで、「黒バラの怪人」が話題になっていますね。
喜国さんが抽選で手に入れたとか。これもシンクロニシティとい
うやつですか。
そうそう、やっばり「豹の眼」だったようです。>少年書誌スレ

素天堂さま

>山田風太郎氏の訃報でそれどころではないだろうと

喪に服しているわけではありませんです。

「詩人達と狂人達」や「ナインテイラーズ」が文庫で出たときは、ほんと嬉しかった
ものです。(20年が一足飛びなのは、オヤジいやナイスミドルの証拠ですが)「ル
ーブルの怪事件」「ゴルゴダの七」「妖女ドロッテ」も出してくれないかな。まあ、
無理でしょうね。

 >現在の、国書のものや原書房のものなどが将来そうなってしまうのでしょうか。

ということで?新刊買いです。ここ数年にどっと出たヴィンテージは、10年後
には次世代の本格好きが探し歩くことになるかもしれませんね。
「グリーン家」や「僧正」等の有名作は、手に入りやすいのかもしれません。
しかし、「黒死館」研究には、戦前版も参照する必要があるんですねえ。

>「赤死病の館の殺人」
 出たら買いの作家なのですが、去年からの新刊がたまってきました。
 またしても、ううむ。
[2001年8月8日 0時22分30秒]

お名前: おげまる   
 素天堂さま。
 申し訳ありません。成田さんに教えられるまで、
下の方の「少年物」スレッドに書き込まれておら
れたことに気がつきませんでした。
 まことに失礼いたしました。
 残業続きで、夏風邪で体調を崩していたことも
あって、じっくりネットに潜り込む余裕がなかっ
たのですが、それにしてもすみませんでした。
お詫びいたします。
 武田武彦をお譲り下さるということで、恐縮です。
 のちほどメールさせていただきますので、よろしく
お願いいたします。
[2001年8月6日 6時17分2秒]

お名前: 素天堂   
成田さま

「ジャンピング・ジェニー」バークリーですか。国書のシリーズは最初期の何冊かは
発売と同時に買い込んだものでしたが、いつのまにか大変な分量に膨れ上がって、書
店の棚の前で途方に暮れております。
ご返事遅れてすいません。当方の更新のドタバタで遅れ、更に、山田風太郎氏の訃報
でそれどころではないだろうとまた遅れてしまいました。
ロースンに限らず、創元版「世界推理小説全集」は、個性的な編集で楽しかったです
ね。そのかわり、その個性的な部分を後から追おうとすると大変でもありました。
「ナイン・テーラーズ」や「詩人と狂人たち」等々今では文庫で読めるものまで苦労
して集めたものでした。
現在の、国書のものや原書房のものなどが将来そうなってしまうのでしょうか。
書籍の流通に関してはいろいろ言いたいことが沢山ありますけど、それはここでお話
することではないかもしれませんね。
それとは裏腹に、自分の作業上のことですが「黒死館」と対照するために「グリーン
家」や「僧正」の戦前や戦後の何冊かの版を参照する作業をおこなったとき、比較的
定番の作品が手に入りやすかったので助かったものでした。
芦辺拓氏「赤死病の館の殺人」読み終わりました。楽しかったです。著者本人が言う
とおりある意味では中編という長さが、謎解き探偵小説にはふさわしいかもしれませ
ん。久しぶりにかってすぐ読んでしまいました。
[2001年8月4日 5時59分14秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
素天堂さま

>主人公は昼は銀座の花売り娘。夜はバレリーナ

おおお、愛すべき設定ですね。

>もっと凄いこともいろいろありますが、

妄想してしまいます。まさか女相撲では。

「天井の足跡」読了ですか。。。

実は、私、「天井の足跡」、4000円出して買った
「首のない女」ともども、「もったいなくて読めない」
状態でして。などと言ってないで、さっさと読むべき
ですね。反省。
国書の全集等で、クラシックの良さに触れる若い人たち
が出てきているのは嬉しいですね。
今「ジャンビング・ジェニイ」読書中です。
[2001年7月23日 22時37分32秒]

お名前: 素天堂   
成田さま

こちらのサイトにお邪魔するようになって、いい刺激を受けるせいでしょうが、ツン
ドク本を消化できるようになりました。
「黒バラの怪人」は当時の少女雑誌のお約束とも言うべき作品で、大喜びでした。
何しろ、アド・バルーンでの逃亡、当時の最先端映画「ホフマン物語」のバレリーナ
はでてくるし、主人公は昼は銀座の花売り娘。夜はバレリーナというあんまりな設定
です。大昔はあんな作品を喜んでいたのですな。もっと凄いこともいろいろあります
が、それは現物をご覧ください。乱歩の少年探偵ものでは「魔法人形」が大好きな素
天堂としては、今までなんで読んでなかったのだろうかと内心思っております。
ところで、国書の「天井の足跡」クレイトン・ロースン読了しました。久しぶりのマ
リーニ(といって4年の5年も塩漬けにしておきながら)節を読んでいて、創元版の
赤い推理小説全集で「帽子から飛び出した死」が気に入って、苦労して「棺のない死
体」や「首のない女」をやっとの思いで探して読んだ頃を思い出して感無量でした。
しかし、偉そうなことを言うようですがクリスピンといいロースンといい若い方が読
んでくれるのがうれしいですね。と言いつつディキンスンは知らなかったりして。
ではいつも一方的な書き込みで失礼します。
[2001年7月21日 17時58分22秒]

お名前: ストラングル・也た    URL
すっかり間が空いてしまいました。
「イチジクを喰った女」やっと購入しました。
ついこの前の新刊でもなかなか、捕獲が難しいですね。

三一書房版の後書きありがとうございました。
(大衆文学館版にも再録されておりました)
「情事の終わり」をもってくるというところは、なんとも
凝り性ですね。ただ、凝り性とだけいっていいのか。

>事件をささえるストーリーには、ロマンティックな恋物語をえらんだ。

というところは、今となっては素直に信用できないような気がします。
むしろ、逆に都筑版「情事の終わり」をアクロバティックな小説形式に
託したような気もします。(まあ、こうした読み方は、本筋から外れて
いるのは、確かですが)
[2001年7月16日 2時51分10秒]

お名前: 素天堂   
成田さま

本当にご迷惑をおかけしました。自分のページの更新とダブって焦りまくったせいだ
ったかもしれません。自己嫌悪でもう書き込みやめようかと思った位でしたので、今
朝開いて成田さんが綺麗に整理していただいていたのを拝見して、とってもうれしか
ったです。これからは気をつけます。
「猫・・」の件ですが、東都書房版には後書は(もちろん)ありませんが、三一書房
版の「異色シリーズ」に詳細な後書きが載っています。抜き書きしますと、

 設定がまとまると、無理を目立たなくするために一人称で書くこととにし、束見本
を利用した手記、という形式を思いついた。その形式の効果を最大限に発揮する方法
を考えているうちに、白紙をはさむことや(これでは落丁、乱丁と早合点されて、だ
いぶ書店や出版元に迷惑をかけたので、こんどの版では白の部分にもページ数だけは
刷りこんでもらった)、伝統的な読者への挑戦状の変った利用法を思いつき、そうした
極端な構成と対置する意味で、事件をささえるストーリーには、ロマンティックな
恋物語をえらんだ。ただ単に甘いだけでは困るので、日本ではあまりはやらない男の
みれんを書くことにして異を立てて、その部分にはグレアム・グリーンが「情事の終
り」で使った連想飛躍の手法を、踏襲することにした。

とあって、「トリストラム・シャンディ」は飛ばし過ぎだったかなと思います。
「いちじくを喰う女」ですが、「フリッカーあるいは映画の魔」と較べてのは手法で
あって内容的には当然「フリッカー」のほうが数等上であります。内容分析をしない
のではなく、したくないのが本音かもしれません。
[2001年7月9日 5時57分51秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
素天堂さま

 ディキンスン(27-)は、「ガラス箱の蟻」、「英雄の誇り」で2年連続
CWA賞をとった大物ですが、その作風は、奇想に溢れています。
ロンドンに住む少数民族の中の殺人(「ガラス箱の蟻」)とか、眠り病
(キャシプニー)に冒されテレパシー能力をもつ少年たちたちの間の殺人
(「眠りと死は兄弟」)、人語を解する猿の前で起こった砂漠の宮殿の殺人
(「毒の神託」)とか。「キングとジョーカー」「生きる屍」「緑色遺伝子」
などサンリオSF文庫に収録されるような長編も書いています。ケンブリッ
ジ卒の典型的エリートなのですが、何年か前、黒づくめの服でパーティに現れ
健在ぶりを披露したというような記事を読んだので、奇人の系譜に位置する
人なのではないかと個人的に期待しています。
 レオ・ブルース(03-79)は、最近立て続けに「三人の名探偵の事件」「死体
のない事件」「結末のない事件」など初期の代表作が翻訳されています。クラ
シックなパズラーではあるのですが、タイトルでもおわかりのとおり、本格ミ
ステリそのものの関節を外すようなアイデアが盛り込まれています。本人は、
相当エキセントリックな一生を送った人のようで、アルゼンチンの大学で学ん
だり、同性愛疑惑で投獄されたり。27巻に及ぶ自伝のほかおびただしい数の
著作があったり、英国奇人列伝に入る資格は十分かと。

「イチジクを喰った女」面白そうですね。「フリッカー、あるいは映画の魔」
は、とても楽しめたので、これは、押さえておきたいです。

>成田さんが取り上げられるかもしれませんので、作品としての分析はパスします。

あれ、そんなこといわないで書いてください。


末永さん

>『トリストラム・シャンデイ』はホフマンの『牡猫ムルの人生観』とともに、
『吾輩は猫である』のネタ本ですよね。

『牡猫ムルの人生観』、『悪魔の美酒』ともに本棚のこやしであります(笑)
漱石は、スターンには、相当傾倒していたんでしょうね。漱石の「文学評論」
というのをパラパラ繰ってみたら、スウィフトのユーモアは、スターンに似てる
というくだりがでてきました。

「猫の舌に釘を打て」読み返してみました。冒頭のオスカー・カーワイルドの
エピグラフから始まって、これ相当に痛切な恋愛小説でもあるのだと思いまし
た。(「推理作家が出来るまで」を読んでヒロイン有紀子にモデルがあるのを
知ったせいなのか)タイトルの所以も、
「私の胸の中にも、執念深く有紀子をしたう猫がいて、にゃあにゃあ、いつも
うるさいが舌に釘をうってみたところで、鳴きやむかどうかわからない」
とあるだけであり、かなりほろ苦いタイトルなのだなと感じました。
束見本のアイデアの出所については、後書き・解説でも特に触れられていません
でした(大衆文学館版)。「推理作家が出来るまで」にも、特に言及がなかったと
思います。
[2001年7月9日 4時22分28秒]

お名前: 素天堂   
成田さま

またもやとんでもないミスを犯してしまいました。
いつも、書き込みの前に下書きをしているのですが一枚のテキストデータに保存しているうちの必要な部分を選んでいるのですが、今回はすべてを送信してしまいました。どうか、削除してください。お願いします。

末永さま
正統的な書き込みありがとうございます。
「牡猫ムル」は結局読み通せなかった素天堂です。「悪魔の美酒(霊薬)」は好きだったのですが、そういえばゴシック風の作品は河出グリーン版のホフマンしかなかった時代もありました。
「トリストラム・シャンディ」の件ですが、多分都筑さんは、「猫・・」において、あの画期的なページレイアウトのトリック?のアイデアを「トリストラム・シャンディ」から思いついたのではと思っております。もちろん素天堂の思い過ごしなのかもしれませんが。
[2001年7月8日 8時31分58秒]

お名前: 末永昭二   
下の書き込みはちょっと皮肉っぽく見えるかもしれませんが、全然そういう意図ではないです。

誤解をまねくかと、ちょっと気になりましたので再び参りました。
お騒がせしてすみません。
[2001年7月7日 22時39分51秒]

お名前: 末永昭二   
こちらでも顔出しいたします。どうぞよろしく。

『トリストラム・シャンデイ』はホフマンの『牡猫ムルの人生観』とともに、
『吾輩は猫である』のネタ本ですよね。
ここで「猫」が出てきて、一応話がつながるのですが、多分こんなところから
トンデモ妄想というのが生まれるんでしょうね。
[2001年7月7日 22時24分4秒]

お名前: 素天堂

成田さま
ディキンソンとレオ・ブルースは読んだことありません。どんな作風なのですか?
「ピカデリーの殺人」だったか「毒入りチョコレート」だったか、最後の10ページというと
ころで本をなくして、真っ青になった記憶があります。わかっていただけますよね。
昨日早川文庫の新刊「いちじくを喰った女」読了しました。新刊を立て続けに読むなどという
ことは、素天堂としてはめずらしいのですが、やっぱり成田さんとのお話に影響されているの
かもしれません。1910年のウイーンを舞台にしたミステリーです。訳者の方も解説でいっ
ているとおり、その時代を書きたくてこの題材を決めたようで、登場する街や料理、頻繁に登
場するハンス・グロスの「犯罪捜査法」←これは多分ヴァン・ダインの「グリーン家」の種本
でもある。それから、所謂前世紀の遺物である「ハンガリ民間伝承」etc.
読んでいて、思わず舌なめずりしてしまうご馳走でした。これは少し前の「フリッカー、ある
いは映画の魔」セオドア・ローザックを読んでいるときのような幸福感でした。
成田さんが取り上げられるかもしれませんので、作品としての分析はパスします。
[2001年7月7日 7時31分28秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
「猫〜」のアイデアは、「トリストラム・シャンディ」からというのは、面白い
ですね。当時、まだ翻訳がないのに、そこまで知っていたとすれば、さすがです。
「トリストラム・シャンディ」は、夏休みの課題図書かな(ほんとか)。長い小
説は、なかなか読めないです。
英国は、ユーモアもそうですけど、奇人も多いですよね。ミステリでも、チェス
タートン、ノックス、バークリー、レオ・ブルース、P・ディキンスンといった
辺りは、奇人たちの系譜に入りそう。こういう人たちのミステリは好きです。
いわれてみれば、ウッドハウスは、どこかの文庫に入れてほしいですね。「名探偵
登場5」に入っていた「名探偵マリナー」くらいしか読んだ記憶がありませんが、
湯船から石鹸が飛び出していくシーンの面白さは、いまだに覚えているくらい
です。
[2001年7月3日 1時6分19秒]

お名前: 素天堂   
成田さま
トリストラム・シャンディですが、あの都筑さんが「猫の舌に釘を打て」でそれをヒントにしていると思わ
れるページ構成をとっています。個人的な思いこみかもしれませんが、いわゆる”ネタばれ”に類する
重要な要素でしたよ。もちろん「猫」を読んだときにはまだ翻訳がでていなかったので知りませんでし
たが、岩波の文庫を読んでおもわず「アッ」と思ったものです。新書判への書き下ろしという作品の性
格もあるでしょうが、あんな大業おおわざはやっぱり都筑さんくらいにしか許され得ないものだと思い
ます。どうか一度「トリストラム・シャンディ」流し読みで結構ですから全体に目を通ししてみてください
ませんか?ちょっとびっくりしますよ。
それにしても、英国人というのは何をかいわんやな人種ですよね。後続にウッドハウスや、サキの出
たお国柄ですから。
そういえばカミの「エッフェル塔の潜水夫」やエイメの「マルタン君物語」は文庫にまでなっているのに
どうしてウッドハウスの「マリナー氏御紹介」や「名探偵ジーブス」は創元や早川で文庫にしないんだ
ろう。「黒後家蜘蛛」の素晴らしい大先輩なのに。
すいません、また改行忘れました。前の書き込みは削除してください。
また長くなりました。 失礼します。
[2001年6月30日 10時4分40秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
素天堂 さま

>いつもお付き合いありがとうございます。

こちらこそ。ミステリ話は、楽しき哉。
サラ・コードウェルもう読了ですか。
ユーモアは、英国の小説の大きな楽しみですよね。当然のように入っている。

「トリストラム・シャンディ」も積年のツン読本なんですど、岩波文庫に、
ただ真っ黒だけのページがある小説があると思うだけで楽しくなりました。

「コズミック」まで読まれてますか。(「まで」は余計か)

>読了の瞬間の脱力感は最高でした。
 んー、誉め言葉のような気も。

リストも御覧いただきありがとうございます。
 
>ただ、読者としてトリックに重きをおいてないのであんまり協力できない
のが申し訳ないのですが。

不可能犯罪物かどうかなんてあまり意識して読みませんよね。
私も、このサイトを始めるまではそうでした。詳しい連中に聞
いても「そんなの覚えてないよ」といわれるだけで。

>黒死館主人はやめてくださいね(苦笑)。
>だって、いつまでもその周辺をうろついているだけの徘徊者に過ぎない
>のですから。

しかし、この徘徊は、黒死館にどう行くかというところから始まるのです
から、コズミックな徘徊かも。
[2001年6月30日 0時58分20秒]

お名前: 素天堂   
成田さま
いつもお付き合いありがとうございます。
出勤前の時間に、こちらの掲示板に書き込むのが日課になってしまいました。
探偵小説に関しての話ができるのが嬉しくてつい長話になってしまいます。
サラ・コードウェル読了しました。2,3カ所声を出して笑えました。
あれを、ユーモア探偵小説とは呼べないと思います、英国の小説なら当然の
要素でしょうから。それにしてもたった4冊しか残されなかったのは残念です。
「深夜の散歩」で、当時の探偵小説通丸谷才一だったと思いますが、英国文学
のユーモアに関する言及があったと思います。なにしろ小説の先祖の一つが
冗談と逸脱の典型・大古典「トリストラム・シャンディ」なんですからね。
とにかく、仕掛けと遊びのない作品はどんなに世評が高かろうと手がでません。
だから?「コスミック」も読みました。読了の瞬間の脱力感は最高でした。
言い方を変えると「えー、こんなのありかよ」ともいいますが。
先日、不可能ミステリーリストで自分が読んできた作品をチェックしていて、
あまりにも偏っているので思わず苦笑いしてしまいました。
でも自分の読んでいる作品がリストに上っているのは嬉しいものですね。
ただ、読者としてトリックに重きをおいてないのであんまり協力できない
のが申し訳ないのですが。
さいごに、黒死館主人はやめてくださいね(苦笑)。
だって、いつまでもその周辺をうろついているだけの徘徊者に過ぎない
のですから。
[2001年6月29日 6時49分6秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
素天堂さん

>穂積和夫さんの原画は今自分の頭の上から見下ろしております。

 これは羨ましいです。黒死館主人にふさわしいですね。

>筒井康隆の作品群が「富豪刑事」をはじめとして気に入っていまし
た。「ロートレック荘」の大業は今でも好きです。

 「富豪刑事」は、作品の雰囲気が楽しかったですね。ああいうのを
もう一度読みたく思うこの頃。「ロートレック荘」は、私的には、ち
ょっと戴けなかったのですが・・。

しかし、「少年探偵シリーズ」の現役読者だったのですか。
年季が違いますね。

>サラ・コードウェル・・でした。

ああ、ずっと勘違いしておりました。
[2001年6月28日 7時15分5秒]

お名前: 素天堂   
成田さま

掲載誌は手元にありませんが、穂積和夫さんの原画は今自分の頭の上から
見下ろしております。お手伝いの中身に比して過ぎたる報償ですが、一生
の宝だと思って頂戴したものです。私が穂積さんのイラストのファンだと
申し上げたら大変喜んで下すったそうで。
それからちょっと飛ばしてしまいましたが、「幻影城」の頃のことがあり
ましたっけ。もちろん、特集も毎回楽しみでしたがあそこででた人材が凄
かった。泡坂妻夫の「乱れからくり」「亜愛一郎シリーズ」、竹本健治の
「匣の中の失楽」・・・
そうだ、面白い物がないんじゃなくて少なかったんでしょうね。それにす
ぐ忘れてしまうし。あと、プロパーにはどう思われていたのかわかりませ
んが、筒井康隆の作品群が「富豪刑事」をはじめとして気に入っていまし
た。「ロートレック荘」の大業は今でも好きです。
ジェネレーションギャップの件ですが、素天堂は「少年」掲載時の「少年
探偵シリーズ」の現役読者だったのですよ。「電人Q」とか・・・
でその最後に残った一冊が「魔法人形」だったりの問題読者であります。
どうも趣味に問題ありそうですが。
サラ・コードウェル・・でした。今日仕事場においていた「女占い師・・」
読み始めたところです。
[2001年6月25日 22時42分14秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
おげまるさん

昨日はありがとうございました。また、延々とおつきあいいただき、
二日酔い気味です。

>ちょっと待ちなさい(笑)。三一の異色シリーズでしょ? ビニ
ールカバーのおしゃれな軽装版。

ユニフォーム・エディションとは、三一書房の都筑道夫異色シリーズ
のことで、既刊本を統一の装丁でまとめた選集、というほどの意味で、
同シリーズのあとがきでこの呼称が使われていたと、日下三蔵氏から
教えていただきました。

>なんだかジェネレーション・ギャップを感じてしまうなあ。

まあ、おげまるさんとは、安寿と厨子王ほど年が離れてますので(笑)
このシリーズ図書館とかではみかけたような気もするのですが、都筑
作品が視界に入ってきたときは、角川文庫はじめ文庫で読めたせいか、
あんまり、単行本のことはわかりません。

素天堂さん
 ジョイス・ポーター、サラ・コールドウェルどっちもいい作家です
よね。サラ・コールドウェルの遺作(「女占い師はなぜ死んでゆく」
が、まだ積ん読です。

>以前、光文社版「EQ」口絵のお手伝いをしたときに、
 これは口絵ともどもよく覚えております。黒死館の図面は、誰にも書け
ないという、新保氏の結論も。
 島田荘司が出たときは、まわりでは結構話題になってたんですが、私
は、それほどとも思わず、面白いと思い始めたのは「北の夕鶴〜」辺りか
らでした。

 まったり回想スレになってまいりました。
[2001年6月25日 7時34分43秒]

お名前: 素天堂    URL
成田さま、おげまるさま

いつも、書き込みありがとうございます。
中井英夫の言葉から始まったはずなのに、都筑道夫さんの思い出話に
なってしまいました。でも、素天堂にとっては特別な存在なので。
都筑さん以外の日本の作家で我慢できず(雅楽ものは除く)、洋物、
特にイギリス風の小洒落た探偵小説に云ってしまったわけです。もっと
もジョイス・ポーターをお洒落であるとはいいませんが。
「ドーヴァー」はすきです。
最近なくなったサラ・コールドウェルももっと読みたかったです。

以前、光文社版「EQ」口絵のお手伝いをしたときに、あの新保さんに
「日本の探偵小説では面白いもんなんかない」と大見得を切ってそのす
ぐ後でした。古本屋さんで「占星術殺人事件」をみつけたのは。
その後「嘘でもいいから・」や「火刑都市」を探し出して読みふけった
ものです。読み終わった本を手元に置かない(金がないともいう)主義
なので書誌的な話題や細かい内容に触れることはできませんが。
さらに趣味が偏っているので、同じ作家でもシリーズによっては鼻も引
っかけなかったり、気に入った作家だと全作揃えてみたりとか。
都筑さんのものはさすがに処分できないので「ホテル・ディック」くら
いまでは全部手元にありますけど。
わがままな読者なので、きちんと論評できる下地がないんです。
だからこそ、おげまる氏のような作業にちょっと憧れてしまうのでしょ
うか。
[2001年6月25日 6時18分54秒]

お名前: おげまる   
 横レスでごめんなさい。

>見たことはあるような気もします。と情けない。

 ちょっと待ちなさい(笑)。三一の異色シリーズでしょ? ビニールカバーのおしゃれな軽
装版。
 私は古本属性のない極薄の一般市民ですけど、それでも学生時代に『なめくじ』とか『いじ
わるな花束』とかの端本を拾ってニコニコしてた記憶があるんだけど。
 なんだかジェネレーション・ギャップを感じてしまうなあ。

 「新本格」がリアリズム本格を指していた時代に、都筑道夫は特別な作家だったでしょう。
 (でも都筑の実作については、関さんの意見に同感する部分もあるけど)

 素天堂さま、はじめまして。
 「黒死館徘徊録」はすごいですね。むかし教養文庫の松山解説を目にして、腰を抜かして以
来の感動でした。ん十年ぶりに『黒死館』を再読したくなりましたが、ちょっとためらうもの
があります……
 これからも楽しみにしています。

 #他のスレッドにも書きたいけど、きょうはこれから図書館に行きます。
 逃げないように(笑)>成田さん。
[2001年6月24日 10時18分52秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
素天堂さま

>検索サイトへの登録に七転八倒しました。
 私も、登録するときに七転八倒したのを思い出しました。
>ユニフォーム・エディション
 書誌によれば、1967年の発行(都筑道夫異色シリーズ/全6巻)らしいですね。
見たことはあるような気もします。と情けない。

 真鍋博、山藤章二の装幀は、どちらも好きです。
 「推理作家が出来るまで」によると、真鍋博は、詩人・翻訳家の小笠原豊樹
の紹介で「EQMM」日本語版の編集をしている都筑道夫のもとほ訪れたみた
いです。神経質すぎる、暗い感じがするという社内の意見があり、怪奇小説の
特集にまた持ち出して、許可をとったというから、都筑道夫は、真鍋博の売り
出しの恩人といえるかもしれません。
 と脱線しましたが、
>年間一,二冊しかでない新刊を本当にご馳走のように味わったものでした。
 そういう時代だったんですね。反面、空腹のところでのご馳走は、さぞ美味
だっただろうと、羨ましくもあるような。
[2001年6月23日 11時22分46秒]

お名前: 素天堂    URL
成田様
URLが間違っていたそうでご迷惑をおかけしました。10ポの半角英文はおじさんには
とってもつらく、そのせいで検索サイトへの登録に七転八倒しました。
ところで、言葉が足りませんでしたが、ユニフォームエディションとは、三一書房から刊
行された初期作品集のことです。図書館で「やぶにらみの時計」を綺麗な装丁と不思議な
題名に惹かれて読んでいたので、都築道夫の名前はおぼえていたのです。都築さんはイラスト
にも造詣が深く、その当時における最新鋭の気鋭を登用されていました。「やぶにらみ」は真
鍋博の装丁でした。三一版は山藤章二のとんがった装丁がお気に入りでした。その後、古本屋
周りでオリジナルを集めることになるわけです。「三重露出」「誘拐作戦」「なめくじ…」
etc.当時の出版事情の中で目一杯おしゃれな本でした
今でこそ書誌的な収集には超越したつもりですが、「猟奇の鉄人」など覗きますとつい、苦笑
してしまうわけです。その後は年間一,二冊しかでない新刊を本当にご馳走のように味わった
ものでした。
[2001年6月20日 5時39分37秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
素天堂 さん

URLから飛べないようなので、素天堂さんのサイトを
記しておきます。
 
黒死館徘徊録  http://www5.ocn.ne.jp/~k594k/

>おそるおそるの書き込みに

怖いところではありませんので(笑)
しかし、「宝石」のリアルタイム読者だったとは、大変
な年季ですね。

>雅楽もの、ジーブスもの、トミーとタペンスもの

 共通点は、穏やか、品がある、洒落っけでしょうか。

>都筑道夫さんの「ユニフォームエディション」というアンソロジー

 これは、よくわかりません。
 最近出た「推理作家が出来るまで」で、当時の状況下、孤軍奮闘とも
いえる様子が伝わってきました。
[2001年6月20日 0時10分28秒]

お名前: 素天堂    URL
人間失格様
成田様
おそるおそるの書き込みに反応有り難うございました。
こんな言葉を覚えているのも、当時の探偵小説界がいやでいやでしょうがなかった証拠でしょう
か、自分の作業もその風潮への反感だったからです。それにしてもいやな少年だったと思う。
何しろ「宝石」では戸板康二の雅楽ものと末尾の翻訳ウッドハウスの「ジーブスもの」だったり
、クリスティーの「トミーとタペンスもの」だったのですから。
その後、都築道夫さんの「ユニフォームエディション」というアンソロジーを見つけてから、日本のミステリーを見直したわけですが。でも都築さんはやっぱり少数派だったのですが。
[2001年6月18日 6時44分20秒]

お名前: ストラングル・成田    URL
素天堂 さま
当時の文壇と相容れなかった中井英夫の述懐は、重いものがありますね。
私も、今は、特に本格ミステリー好きにとっては、かつてなくいい時代だと思います。
(手放しでは喜べない面もあるとしても)
ただ、(「幻想文学」は知らず)現在のミステリー隆盛のありようが、中井英夫が望
んだ形のものかは、やや疑問もあるのですが。この辺は長くなりそうなので、またい
ずれwhat's new当たりに書くかもしれません。

人間失格。さん
 「虚無〜」スレッドと合わせ、こちらに書かせてもらいます。
 77年生まれですか。まさに「サッカーボールを蹴る少年たち」の一人かも。
現役バリバリの若者が、今のファンは恵まれてると思うのだから、恵まれている
のでしょうね。ただ、自分が高校、大学だった頃(76〜83)も、必ずしも社
会派全盛ということはなく、雑誌「幻影城」一派の展開に結構わくわくしてたよ
うな気がします。

>よく考えると、僕は邪道なミステリ好きなのかも。
>賛否両論だった、清涼院流水の『コズミック』は結構、楽しめたりしました。

 この辺は、世代間ギャップなのか。私は、人には、風呂のたきつけにしたと
いってあります(笑)「リングにかけろ」の方法論がミステリにも押し寄せて
きたというか。でも、この辺は、リトマス試験紙なのか、MYSCONのとき
にも感じましたが清涼院話は盛り上がりますね。
 
>てゆーか、他にもテレビ、映画、マンガ、TVゲームとか、面白いことだらけ
で、嬉しい悲鳴を上げてる毎日だったりします。

 うーん、羨ましい。
[2001年6月18日 1時17分8秒]

お名前: 人間失格。   
僕も現在のミステリ・ファンは恵まれてると思う。
僕は1977年生まれなので、社会派全盛で、本格が苦しかった時代なんて考えられません。
やっぱ本格は面白いです。
[2001年6月17日 15時41分0秒]

お名前: 素天堂    URL
成田様
変な題名ですが、これは中井英夫(塔晶夫)さんの言葉です。早川の異色作品集の月報にあった
言葉だったと思います。当時のいわゆる文壇に愛想を尽かした彼が、将来を託した少年たちを形容した言葉だったと思います。いかにも中井さんらしい表現ですが、現在のミステリーや幻想文
学の隆盛を見れば、彼の予言はまことに正鵠を得たものだったと思います。
本当にいい時代になりましたね。以上ロートル探偵小説ファンの繰り言でした。
[2001年6月16日 23時16分47秒]

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