記事タイトル:山田風太郎 幻妖のロマン |
この本、買ってました。まだ、眼を通してませんが・・。 参考文献一覧は、かなり寂しいですね。別冊新評の中島河太郎編の参考文献も 生かされていないし、水鏡子の本にも触れられていない。橋本治はじめ、単行本 所収のものでも言及されていないものが相当数あるようです。エッセイリストの 次は、参考文献リストに着手したいなどと思ってしまいます。[2003年7月28日 3時30分0秒]
…なるタイトルの風太郎作品論アンソロジーが勉誠出版からでているのを書店で見かけました。 志村有弘氏の編集です。巻末には作品年譜、作家の年譜、参考文献一覧までついている わりと資料性の高そうな本です。 ところで、作品年譜には、なんと!「密室系」のことが…!ちらりとも触れられてません(笑)。 さらに参考文献一覧もざっと見てみたところ、浅羽通明や橋本治の名がなかったような気が…。 いや、これは僕の見落としでしょう。浅羽さんはともかく、風太郎を論じる上で 橋本氏の文章に目を通していないことなんて考えられませんからね。 ちなみに浅羽通明には「大久保長安は<機械伯爵>の夢を見たのか」 (『別冊宝島289 この時代小説を読まずに死ねるか』所収)なかなかの力作風太郎評論があります。 (同趣旨の話が『野望としての教養』にも出てきます)がこれは余談ですね。[2003年7月24日 16時49分45秒]