記事タイトル:『第四の扉』 |
前評判に煽られて期待しすぎたかもしれません。 細かい不満はいろいろありますが、 ドッペルゲンガーの出現という大事なところを 会話だけで処理してしまったのはあんまりだ。[2002年7月4日 20時49分14秒]
ブックオフに100円で出てから読んでも十分に間に合う本です。 慌てて読む必要はありません。 「カー」などとはおこがましい![2002年6月22日 9時19分4秒]
オカルト本格ミステリの総合商社のように次々とアイテムを 繰り出してきて、破綻もなくまとめたというのは、それはそ れで賞賛に価するとは思うのですが(作例もそうないでしょ うし)、どこかタメがないというか食い足りない感じがしま すね。マーヴさんのいう一手間、二手間がそれに当たるんで しょうか。 カーのエピゴーネンなのか、カーから何かを抜いた分新しい 何かを載せた作家なのか、この作だけではよくわかりません でした。続けざまに翻訳してほしいです。[2002年6月19日 2時51分7秒]
話題のポール・アルテですが、この時代にカーを見習う希少性は 認めるにしても、小説としてはかなり一本調子なところが気になります。 技はあっても芸がないと言おうか、その技にしてもメイン・トリックを活かす手間を もう一つ二つかけて欲しかった。 ”比率”の件りなど書きようでもっと魅力的になる筈なのに惜しい。 しかし第一作ですからね、これからに期待します。[2002年6月17日 18時33分55秒]