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お名前: 安達
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検索等でこのスレッドを訪れた方に申しあげます。ご質問がある場合は、この頁の一番下の
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この場所で質問されても、目につきません。
(ちなみに「質問を募集」しているわけではないので、返事があるかどうかは保証の限りでは
ありません)
↑ということで他の人も書込まないでください。
ここにあげたデータがなんの役にたったのか、いまとなっては疑問だけど、とりあえず誤謬は
正しておく。ネット検索で新たにここを訪れる人がある以上はそうしておくべきだろう。
以下は秋山憲司氏より御恵贈いただいた「体験的戦後の大衆児童文学」の巻末データを再構成し
たものであり、この場を借りて秋山氏の御厚情に深く感謝する。
*ポプラ社出版物(昭和22年〜36年/少女小説・ルパン・ホームズ他を除く)
【探偵冒険シリーズ】
◎海野十三
『地中魔』 昭和22年8月
『笑う雪魔』 昭和24年9月
『海底魔城』 昭和25年2月 *『太平洋魔城』
『美しき鬼』 昭和25年7月
『太平洋魔城』 昭和26年9月
『怪星ガン』 昭和27年7月
『少年探偵長』 昭和27年11月
『怪塔王』 昭和28年3月
『大空魔艦』 昭和28年7月
『地球盗難』 昭和28年8月10日
『海底大陸』 昭和28年9月10日
『金属人間』 昭和29年7月20日
『超人間X号』 昭和29年12月
『火星探検』 昭和30年6月
『海底都市』 昭和31年1月
◎江戸川乱歩
『黄金仮面』 昭和28年11月
『黄金宮殿』 昭和29年5月 *『新宝島』
『人間豹』 昭和29年11月
◎大下宇陀児
『仮面紳士』 昭和28年6月
『黒星団の秘密』 昭和28年12月
『恐怖城』 昭和29年10月 *『仮面城』
◎香山滋
『悪魔の星』 昭和25年4月
『海賊海岸』 昭和29年1月
◎北村寿夫
『白骨島の秘密』 昭和25年4月
◎久米元一
『魔女の洞窟』 昭和26年5月
『七つの怪星』 昭和27年11月
『鉄の魔人』 昭和28年10月
『皇帝ダイヤ事件』 昭和29年4月
『覆面皇帝』 昭和29年9月
『湖底の王冠』 昭和29年11月
『どくろ仮面』 昭和30年4月
『黒魔団』 昭和30年8月
◎西条八十
『幽霊やしき』 昭和30年1月
◎柴田錬三郎
『妖魔の黄金塔』 昭和29年3月
『黒衣の怪人』 昭和29年10月
◎島田一男
『青い魔術師』 昭和28年1月
『幻影球場』 昭和28年10月
『紫リボンの秘密』 昭和29年4月
◎高垣眸
『怪童流れ星』 昭和24年12月
『豹の眼』 昭和26年5月
『火の玉王子』 昭和26年7月
◎高木彬光
『白蝋の鬼』 昭和27年12月
『悪魔の口笛』 昭和28年11月
『吸血魔』 昭和29年6月
◎武田武彦
『黒バラの怪人』 昭和28年8月
◎南洋一郎
『魔城の鉄仮面』 昭和23年3月
『髑髏仮面』 昭和23年8月
『食人島の恐怖』 昭和26年5月 *『食人蛮島漂流』
『緑の金字塔 前編』 昭和27年9月
『緑の金字塔 後編』 昭和27年10月
『獅子王の宝剣』 昭和28年6月
『幽霊塔』 昭和28年9月 *黒岩涙香原作
『大砂漠の怪塔』 昭和29年1月
『怪人鉄塔』 昭和29年7月 *押川春浪原作
『新ターザン物語1 片眼の金獅子』 昭和29年9月
『新ターザン物語2 魔境の怪人』 昭和29年12月
『新ターザン物語3 密林の孤児』 昭和30年3月
『緑の無人島』 昭和30年3月
『新ターザン物語4 鉄人の指紋』 昭和30年4月
『吼える密林』 昭和30年6月
『謎の空中戦艦』 昭和30年6月
『決死の猛獣狩』 昭和30年7月
『魔海の秘宝』 昭和31年3月
『海洋冒険物語』 ?
◎森下雨村
『怪盗追撃』 昭和30年1月
◎山中峯太郎
『黒星博士』 昭和23年11月
『大東の鉄人』 昭和23年11月
『神変黒衣党』 昭和23年11月
『仮面の海狼』 昭和26年4月15日
『萬国の王城』 昭和26年7月
『第九の王冠』 昭和26年9月
『アレキサンダー』 昭和26年10月
『太陽の凱歌』 昭和27年4月
『ジンギスカン』 昭和28年3月 *『東の大帝』
『原爆機密島』 昭和28年7月 *『空襲機密島』
『見えない飛行機』 昭和28年10月
『秘密探偵団』 昭和29年3月 *『世界無敵弾』
◎横溝正史
『幽霊鉄仮面』 昭和27年8月
『仮面城』 昭和27年10月
『真珠塔』 昭和29年4月
『まぼろし曲馬団』 昭和30年2月 *『渦巻く濃霧』
【日本名探偵文庫】
1.『呪いの指紋』江戸川乱歩 昭和30年8月
2.『黒百合城』大下宇陀児 昭和30年8月
3.『深夜の市長』海野十三 昭和30年8月
4.『たそがれの悪魔』角田喜久雄 昭和30年9月
5.『恐竜の笛』水谷準 昭和30年10月
6.『姿なき怪盗』甲賀三郎 昭和30年11月
7.『猫目博士』島田一男 昭和31年3月
8.『赤いトランプ』南洋一郎 昭和31年3月
9.『黄金仮面』江戸川乱歩 昭和31年4月
10.『恐怖の口笛』海野十三 昭和30年12月
11.『ゆがんだ顔』角田喜久雄 昭和31年1月
12.『赤い妖虫』江戸川乱歩 昭和31年2月
13.『恐怖の花籠』海野十三 昭和31年4月
14.『虎の王冠』水谷準 昭和31年5月
15.『覆面探偵』久米元一 昭和31年6月
16.『黒い天使』甲賀三郎 昭和31年7月
17.『湖底の魔都』大下宇陀児 昭和31年6月
18.『大金塊の謎』海野十三 昭和31年10月
19.『洞窟の魔人』南洋一郎 昭和31年11月
20.『暗黒城の怪宝』久米元一 昭和31年12月
21.『大暗室』江戸川乱歩 昭和31年12月
22.『悪魔の使者』海野十三 昭和32年4月
23.『赤い靴の秘密』島田一男 昭和32年5月
24.『魔の宝石』水谷準 昭和32年8月
25.『魔法少年』大下宇陀児 昭和32年9月
【少年探偵小説文庫】
1.『少年探偵長』海野十三 昭和32年2月
2.『秘密探偵団』山中峯太郎 昭和32年4月
3.『黒魔団』久米元一 昭和32年4月
4.『人間豹』江戸川乱歩 昭和32年4月
5.『金属人間』海野十三 昭和32年5月
6.『悪魔の口笛』高木彬光 昭和32年6月
7.『仮面城』横溝正史 昭和32年6月
8.『白蝋の鬼』高木彬光 昭和32年6月
9.『吸血魔』高木彬光 昭和32年6月
10.『黒星博士』山中峯太郎 昭和32年7月
11.『美しき鬼』海野十三 昭和32年7月
12.『幽霊鉄火面』横溝正史 昭和32年7月
13.『仮面紳士』大下宇陀児 昭和32年8月
【名探偵明智小五郎文庫】
1.『魔術師』 昭和32年10月
2.『黒いトカゲ』 昭和32年12月
3.『緑衣の鬼』 昭和33年3月
4.『地獄の仮面』 昭和33年6月
5.『三角館の恐怖』 昭和33年7月
6.『呪いの指紋』 昭和33年8月
7.『暗黒星』 昭和33年9月
8.『蜘蛛男』 昭和33年10月
9.『地獄の道化師』 昭和34年1月
10.『幽鬼の塔』 昭和34年2月
11.『大暗室』 昭和34年3月
12.『一寸法師』 昭和34年4月
13.『赤い妖虫』 昭和34年5月
14.『時計塔の秘密』 昭和34年7月
15.『影男』 昭和35年4月
16.『人間豹』 昭和38年
17.『黄金仮面』 昭和38年
【世界名作探偵文庫】
1a.『深夜の謎』ドイル/山中峯太郎 昭和29年4月
1b.『謎の指紋』アラン/南洋一郎 昭和31年12月
2a.『恐怖の谷』ドイル/山中峯太郎 昭和29年5月
2b.『夜霧の怪盗』フリーマン/木村毅 昭和31年8月
3a.『怪盗の宝』ドイル/山中峯太郎 昭和29年6月
3b.『魔術師ニコラ』ブーズビー/木村毅 昭和31年12月
4.『魔人博士』ローマー/山中峯太郎 昭和29年8月
5.『灰色の怪人』オルツィ/山中峯太郎 昭和29年10月
6.『秘密第一号』ホルラァ/山中峯太郎 昭和29年9月
7a.『まだらの紐』ドイル/山中峯太郎 昭和29年11月
7b.『黄色い部屋』ルルウ/高木彬光 昭和32年2月
8.『海底の黄金』ボアゴベイ/江戸川乱歩 昭和29年11月
9.『金三角』ルブラン/保篠龍緒 昭和29年11月
10a.『スパイ王者』ドイル/山中峯太郎 昭和29年12月
10b.『海峡の秘密』クロフツ/江戸川乱歩 昭和31年2月
11.『怪盗黒星』マッカレー/南洋一郎 昭和30年3月
12.『虎の牙』ルブラン/保篠龍緒 昭和29年12月
13a.『銀星号事件』ドイル/山中峯太郎 昭和30年1月
13b.『みどり沼の怪』ボアゴベイ/南洋一郎 昭和32年3月
14.『鉄の輪』マシャール/南洋一郎 昭和30年4月
15.『暗黒街の恐怖』マッカレー/江戸川乱歩 昭和30年5月
16.『変装アラビア王』ローマー/山中峯太郎 昭和30年5月
17.『三十棺桶島』ルブラン/保篠龍緒 昭和30年6月
18.『幽霊犯人』ビガース/木村毅 昭和30年6月
19.『怪紳士』ルブラン/保篠龍緒 昭和30年9月
20a.『謎屋敷の怪』ドイル/山中峯太郎 昭和30年6月
20b.『透明人間』ウェルズ/海野十三 昭和32年6月
21.『ダイヤモンド事件』フレッチャー/南洋一郎 昭和30年6月
22a.『火の地獄船』ドイル/山中峯太郎 昭和30年7月
22b.『妖魔の秘宝』ジューク/南洋一郎 昭和32年6月
23a.『鍵と地下鉄』ドイル/山中峯太郎 昭和30年8月
23b.「影なき男』チェスタートン/海野十三 昭和32年11月
24.『夜光怪獣』ドイル/山中峯太郎 昭和30年11月
25.『怪傑ドラモンド』サッパー/江戸川乱歩 昭和30年10月
26.『幻の怪盗』アラン/南洋一郎 昭和30年12月
27.『悪魔の足』ドイル/山中峯太郎 昭和30年12月
28.『灰色の幻』ランドン/江戸川乱歩 昭和30年12月
29.『閃光暗号』ドイル/山中峯太郎 昭和31年1月
【熱血小説】/【野球小説】
◎大林清
『嵐の中の少年』 昭和26年12月
◎佐藤紅緑
『街の太陽』 昭和23年11月
『ああ玉杯に花うけて』 昭和25年7月
『一直線』 昭和26年5月
『紅顔美談』 昭和27年6月
『満潮』 昭和28年3月
『少年讃歌』 昭和30年4月
◎富田邦彦
『少年航路』 昭和25年6月
『凱歌涙あり』 昭和26年10月
『熱球の誓い』 昭和28年7月
◎西川光
『熱球雲に入る』 昭和31年4月
◎北条誠
『友情の翼』 昭和25年3月
『希望の青空』 昭和29年5月
『涙の甲子園』 昭和29年8月
『朝の合唱』 昭和30年4月
◎山岡荘八
『紅の血は燃えぬ』 昭和27年3月
『胸に花をおけ』 昭和27年12月
『暗黒街の少年』 昭和29年5月
『富士に風あり』 昭和29年11月
『この声天にとどけ』 昭和30年1月
『地に燃ゆる歌』 昭和30年3月
『泣くな太陽』 昭和30年3月
『わが魂の旗』 昭和30年5月
『旗よ光と共に』 昭和30年7月
◎?
『涙の凱歌』 昭和25年1月
【少年時代小説】
◎一色次郎
『戦国快男児』 昭和30年7月
◎大仏次郎
『花丸小鳥丸』 昭和27年11月
『山を守る兄弟』 昭和28年12月
『狼隊の少年』 昭和30年6月
◎高垣眸
『快傑黒頭巾』 昭和22年12月
『まぼろし城』 昭和23年2月
『銀蛇の窟 上』 昭和23年11月
『銀蛇の窟 下』 昭和23年11月
『九曜星』 昭和24年2月 *『大陸の若鷹』
『荒海の虹』 昭和25年4月
『疾風月影丸』 昭和25年6月
『竜神のつぼ』 昭和25年6月
『竜神丸』 昭和25年12月
『青銅髑髏の謎』 昭和26年1月 *『神風八幡船』
『鳴神峠』 昭和26年3月
『黒潮の唄』 昭和26年4月
『黒衣剣侠』 昭和26年6月
『空を飛ぶ謎』 昭和27年2月
『怪奇黒猫組』 昭和28年11月
『マグナの瞳』 昭和31年5月
◎千葉省三
『泣かぬ星丸』 昭和24年11月
『陸奥の嵐』 昭和27年6月
『海の隼』 昭和30年2月
◎角田喜久雄
『幻の美少年』 昭和29年6月
『神変白雲城』 昭和29年6月
『黒潮少年』 昭和29年9月
『まぼろしの海』 昭和31年7月
◎橋爪健
『風雲紅玉陣』 昭和25年2月
◎土師清二
『源九郎童子』 昭和27年7月
『万歳栗毛』 昭和29年2月
『怪童鴉丸』 昭和29年8月
『風雲青葉城』 昭和30年3月
◎水上雨工
『猿飛佐助』 昭和23年11月
『霧隠才蔵』 昭和23年11月
『児雷也』 昭和23年12月
◎村上元三
『神変稲妻童子』 昭和25年3月
◎山手樹一郎
『錦の旗風』 昭和29年8月
『若殿天狗』 昭和29年9月
◎横溝正史
『神変竜巻組』 昭和29年7月
◎吉川英治
『竜虎八天狗 上』 昭和23年11月
『竜虎八天狗 中』 昭和24年1月
『竜虎八天狗 下』 昭和24年2月
『やまどり文庫』 昭和24年9月
『胡蝶陣』 昭和24年11月
『風神門』 昭和25年3月
『初旅坊ちゃん』 昭和25年4月
『魔海の音楽師』 昭和25年5月
『神州天馬侠 上』 昭和26年6月
『神州天馬侠 下』 昭和26年6月
『左近右近』 昭和26年9月
『ひよどり草紙』 昭和26年11月
『朝顔夕顔』 昭和26年12月
『母恋鳥』 昭和27年4月
『天兵童子 前編』 昭和27年7月
『天兵童子 後編』 昭和27年7月
『少年太閤記』 昭和30年4月
[2004年5月4日 8時53分20秒]
お名前: シンシン
それは「魔境の二少女」昭和27年 少女の友8月号〜28年10月号連載です
単行本は、偕成社から昭和29年2月25日にでています。
南米奥地に咲く黄金の蘭を求める高木徳三・早百合親子一行の探検隊に
フランス人少女ニコレットが加わり冒険をする話です。
西条八十が油の乗っている時期に書いた物で、目まぐるしく事件が起こ
り読者を引きずり込んでくれる面白い作品です。ただし入手は困難ですし、
秘境物のため「土人」という語を連発し、バンバン撃ち殺してるので復刊
も無理だと思います。
[2003年10月9日 18時29分5秒]
お名前: 賢治
こんにちわ。実は、わたしの母親が、昔小さい頃に西条八十の冒険小説を読んだというのですが、タイトルがわからないのです。その物語は、人喰いゴリラが支配する地底王国に迷い込むという話なのですが、もしちらっとでもかすっているものがあったらどうぞ教えてください!
[2003年10月6日 20時56分7秒]
お名前: 夜太郎
シンシン様
詳しい内容教えて頂きありがとうございました。
子供の頃担任の先生に読んでもらったことがあり、題名がわからず
探していた時に、西条八十の幽霊の塔というのに当たり
探している本かどうか確認したかったのです。
確かにこの本でした。
小学生の私には非常に面白く、探偵小説が好きになったきっかけです。
入手は困難でしょうね。欲しいなぁ。
一行だけのしかも2回も間違えて書き込んでしまったメールに
丁寧にお答え戴きありがとうございます。
[2003年3月24日 10時26分18秒]
お名前: シンシン
半年もすぎてるので無意味かもしれませんが、
幽霊の塔
昭和27年少女クラブ1月号〜12月号?連載
単行本『幽霊の塔』偕成社 昭和28年8月25日(幽霊の塔の他に青い洋館を集録)
一言でいえば黒岩涙光、江戸川乱歩の『幽霊塔』を西条八十風にアレンジしたものです。
(時計塔の緑色の隠し扉の仕掛けなどそのまんまだし)
なお西条八十の作品に『幽霊やしき』というのもありますが別物です。
十五歳の三上秀子は勤め先の工場閉鎖で職を失った矢先、オカルト研究家
近藤俊二の幽霊屋敷の情報を求める新聞広告を見る。亡き母がくれた暗号文
と幽霊屋敷につながりを予感した秀子は近藤俊二に助手として雇ってもらい、
折り良く入った幽霊屋敷の情報をもとに調査に出ることとなった。
秋田の幽霊屋敷はその名に恥じず、二人が着いた日から人間の倍の大きさ
の化け物が窓から二人を覗きこみ、いつのまにか犬の惨殺死体が部屋に持ち
込まれ、次の日には犬の死骸はおろか血痕まで消えているのだ・・・
という話です。作者が過去の作品で何度か使ったパターンはあるものの読
者を飽きさせないよう工夫してあるので楽しいです。
[2002年11月30日 0時7分1秒]
お名前: 古本まゆ
URL
おげまる さま
はじめまして。何となく「橘外男」で検索をかけてこの部屋にただどりつきました。
ところで、偕成社のリストで
◎橘外男
「怪猫屋敷」 昭和27年7月
とあるのですが、当店の手持ちの本の奥付では昭和27年12月5日の発行になって
います。このあたりは、単なるデータの間違いか、それとも異装版が存在しているの
でしょうか?
[2002年6月17日 15時26分21秒]
お名前: 夜太郎
はじめまして。西条八十の「幽霊の塔」の詳しい内容についてもしご存知でしたら、教えていただけないでしょうか?ずっと探していた本かもしれないので。どこか閲覧できる図書館か講入できる書店などご存知でしたら、教えていただけると嬉しいです。
[2002年6月17日 0時46分37秒]
お名前: 夜太郎
はじめまして。西条八十の「幽霊の塔」の詳しい内容についてもしご存知でしたら、教えていただけないでしょうか?ずっと探していた本かもしれないので。どこか閲覧できる図書館か講入できる書店などご存知でしたら、教えていただけると嬉しいです。
[2002年6月17日 0時46分36秒]
お名前: 佐藤隆三
教えて下さい
昭和16年頃、誠文堂新光社から発行された田郷虎雄著「スパイ征服」
という少年小説の事をご存知の方は梗概なども含めて教えて下さい
2002年2月19日 宜しく
[2002年2月19日 14時48分20秒]
お名前: MOO
おげまるさん、返事が遅くなってしまいましたが
情報を提供してくださってありがとうございます。
がんばって探してみます。
[2001年8月23日 22時4分13秒]
お名前: おげまる
MOOさま、こんにちは。いらっしゃいませ。
お尋ねの南洋一郎「新ターザン物語 バルーバの冒険」シリーズは、以前三一書房から出て
いた「少年小説大系」の第6巻「南洋一郎・池田宣政集」、ならびに第20巻「南洋一郎集」
の二冊に、著者の生前には未刊行だった完結編も含めて、完全収録されておりました。
書店では見つからないと思いますので、大きな図書館をあたるか、もしくは、bk1で「お取
り寄せ」扱いになっているようですので、そちらにご注文下さい。
また、平凡社のムック「別冊太陽 子どもの昭和史 新世紀密林大画報」は、熱烈な南ファ
ンの横尾忠則の編集で、「バルーバ」を中心に往年の密林小説の挿絵がふんだんに採録されて
おり、ぜひおすすめいたします。こちらは平凡社のHPから注文可能なようです。
ところで、皆様にお願いがあるのですが、御質問がある方は、お手数ですがいったん「記事
一覧」のページに戻って、新規にスレッドを立ててはいただけないでしょうか。このスレッド
は「記事一覧」下方にありますので、お問い合わせがあっても気がつくのに遅れてしまう場合
が多いのです。ご協力お願いいたします。
#服部さま、お返事が遅くなってしまいましたが、お探しの本が「豹の眼」で良かったよう
で、私も安堵いたしました。これからもよろしくどうぞ。
[2001年8月16日 20時54分47秒]
お名前: MOO
父の本で南洋一郎著の新ターザン物語(全6巻)というのを子供の頃にとても気に入って読んでいました。しかし父が持っていたのは3巻迄で以前どうしても残りの3巻が読みたくて父が古本屋などに聞いてくれたのですが見つかりませんでした。インターネットが普及した現在なら見つかるような気がするのですがどうやって探せばよいのかわかりません。もし探し方、入手の仕方、あるいはその本に関する情報がありましたら教えていただきたいと思います。宜しくお願いします。
[2001年8月15日 22時21分44秒]
お名前: ストラングル・成田
URL
服部さん
わさわざお知らせありがとうございました。
「豹の眼」でしたか!
違ってたら、もうどうしようもないかと思っていました。
今まで大変な苦労をされてたんですね。
お役に立てて(ほとんどはおげまるさんと川口さんですが)
なりよりでした。当方まで心から嬉しくなってきました。
[2001年8月8日 0時32分44秒]
お名前: 服部豊生
遂に終に 捜していた本に会うことが出来ました.それは 高垣眸著「豹の眼」でした!
題名も作者も不明のときは娘と東京の国立国会図書館へ無駄足を運びました。
名古屋の図書館も3館回りました。
もっと簡単に見つかると思っていましたが、なかなか大変でした.
昭和初期の少年向けの冒険小説を全集にしたもので、図書館から借り出してきて
それこそ夢中になって読みふけりました.半世紀も昔のタイムスリップ.
今はただ親切な皆さんに心からの感謝を申しあげたい気持ちで一杯です.
[2001年8月7日 23時11分53秒]
お名前: ストラングル・成田
URL
こちらにもお運びありがとうございます。
素天堂さんは、アリス関係のコレクションもやっておられたんですか。
武田武彦の少年物がアリス関係と聴いて、ちょっと驚きました。
ということで、少年物番長おげまるさん出てきてください。
[2001年7月18日 1時43分40秒]
お名前: 素天堂
おげまるさま
成田さま
いつもありがとうございます。
先日このコーナーを流し読みしていたら(すみません)引っかかるものがありました
ので、書棚をひっくり返してみたら武田武彦著「黒バラの怪人」の汚い本がでてきま
した。昭和28年8月25日発行。なんでこれだけ?と思ったら舞台装置に「不思議
の国のアリス」がでてきて個人的に納得しました。一時期アリス関係のコレクション
をしていたことがあったのでその関係だったようです。
現在はあんまり書誌にこだわらないようにしているのでなかなかお手伝いできないの
ですが、もし現物をお持ちでないようでしたらお引きとりいただけませんか?カバー
もない汚いものですが私が死蔵するより役に立つと思いますから。
[2001年7月16日 22時21分10秒]
お名前: 素天堂
おげまるさま
成田さま
いつもありがとうございます。
先日このコーナーを流し読みしていたら(すみません)引っかかるものがありました
ので、書棚をひっくり返してみたら武田武彦著「黒バラの怪人」の汚い本がでてきま
した。昭和28年8月25日発行。なんでこれだけ?と思ったら舞台装置に「不思議
の国のアリス」がでてきて個人的に納得しました。一時期アリス関係のコレクション
をしていたことがあったのでその関係だったようです。
現在はあんまり書誌にこだわらないようにしているのでなかなかお手伝いできないの
ですが、もし現物をお持ちでないようでしたらお引きとりいただけませんか?カバー
もない汚いものですが私が死蔵するより役に立つと思いますから。
[2001年7月16日 22時18分47秒]
お名前: おげまる
ああああ。
成田さんに言われてようやく気がつきました。書き込みありがとうございます。お返事が遅
れてしまってごめんなさい。
このへんのスレッドは目につきにくいんですよお。
こうなったら管理人さんに手動でage、sageしてもらうしかないな。
>川口さま
ああもうほんとうにすいませんでした。
>さて、先にご質問いただいた大藪春彦「死のグランプリ」なんですが、
>同題の作品は確かにOHS『野獣の行くべき道はない』、角川『極限の狩人』、
>徳間『ザ・凶銃』、廣済堂『囮の末路』に収録されております。
ご教示ありがとうございます。お手数をおかけしました。
おっしゃるようにテキストを比較してみなければ断言はできないでしょうが、一般誌発表の
短編と同等に扱われている、と考えてよさそうですね。
先の『血まみれの野獣』や矢野徹の『地球0年』が一般読者向けに単行本化されていること
を思うと、「ボーイズライフ」掲載作を「少年物」として扱うのが妥当であったのか、疑問が
湧いてきましたが、これは「高校コース」なども同じなので、「十代向けの雑誌に載ったもの
は少年物である」と考えることにします。
(ということは「美しい十代」や「若い仲間」もやらなくてはならないわけだな。なんだ全然
完了してないじゃないか)
> やよいさま
はじめまして。いらっしゃいませ。
>島田の作品リストの作成を行っておりますが、正直言って時代物、少年ものは他の方
>におまかせしようと後回しにしてきております。
壮挙ですね。大藪といい、島田一男といい、多作家のリスト作りは大変困難な作業でしょう。
やよいさまのお仕事に敬意を払いつつ、成果が発表される日を心待ちにしております。
……で、一段落してからで結構ですから、ぜひ少年物もやってください。『怪人緑くも』も
『魔王の使者』も『紫リボンの秘密』も初出がわかりません。あのリストは穴だらけなんです。
>私の手元資料ではポプラ社の「青い魔術師」は少年探偵小説全集の10で昭和28年発行となっています。
ありがとうございます。いずれ正誤表を作ろうかと思いますので、その時に反映させて
いただきます。
>集英社テレビ漫画文庫「事件記者−札束と拳銃」(絵:中沢しげお、作:島田一男)(S33.9)
>「事件記者−誘拐犯人」(絵:中沢しげお、作:島田一男)(S34.5)
貴重なデータをありがとうございます。とはいえ、漫画に手を出すと泥沼な予感がする
んですが……
今後ともよろしくご教示くださいませ。
[2001年7月1日 8時30分48秒]
お名前: やよい
どうも はじめまして
海野+島田の「美しき鬼」で検索を掛けていてこちらにたどり着きました。
島田の作品リストの作成を行っておりますが、正直言って時代物、少年ものは他の方におまかせ
しようと後回しにしてきております。なんといっても「少年探偵小説の部屋」がありますものね。
そうそう、私の手元資料ではポプラ社の「青い魔術師」は少年探偵小説全集の10で昭和28年発行となっています。(現物は確認していません)
ところで、島田には子供向けではあるけれど少年探偵ものではないこんなものもありますが、
いかがでしょう?
集英社テレビ漫画文庫「事件記者−札束と拳銃」(絵:中沢しげお、作:島田一男)(S33.9)
「事件記者−誘拐犯人」(絵:中沢しげお、作:島田一男)(S34.5)
当時の人気TV番組を漫画化したもので、他には「日真名氏飛び出す」、「ダイヤル110番」、
「びっくり捕物帖」などがあるようです。
では今後ともよろしくお願いします。
[2001年6月29日 11時55分54秒]
お名前: 川口@白梅軒
いつもながら、調査にかける情熱、そしてそこから掘り出された収穫の数々の凄さに
唖然としております。
さて、先にご質問いただいた大藪春彦「死のグランプリ」なんですが、
同題の作品は確かにOHS『野獣の行くべき道はない』、角川『極限の狩人』、
徳間『ザ・凶銃』、廣済堂『囮の末路』に収録されております。
しかし、これが「ボーイズライフ」掲載作と同一であるかどうかは、
雑誌の方が未見であるため、即断できないのです。
大藪の本は初出が記述されているものがほとんどなく、さらに「掲載誌不明」というものも多い
状態です。
調べて見ると、初の単行本収録は1967年9月発行の『囮の末路』(東京文芸社)らしいので、
同年6月号掲載の作品と同一である可能性は高いです。
(単行本に収めるにはちょっと早い気もするけど)
私ではこの程度しかお役に立てませんが、これからも調査の成果を期待させていただきます。
[2001年6月24日 23時51分35秒]
お名前: おげまる
服部さま、こんにちは。
もう図書館へは行かれましたでしょうか。
他県の事情は詳しくないのですが、おそらくたいていの場合、請求すれば図書館同士で
本の貸し借りができると思います。
つまり地元の図書館に『豹の眼』が所蔵されていなくても、県立図書館なり近隣の市立
図書館なりに同書があるのなら、地元の図書館に取り寄せてもらって、そこから貸し出し
てもらう、というサーヴィスがあるはずです。
そのあたりも司書の方に問い合わせてみてください(担当者が親切な人だとよいのです
が)。
なお、下の方で私は「講談社の[大衆文学館]版」をあげましたが、『豹の眼』の流布
本はほかにも各種ありますので、この版にはこだわらない方が無難でしょう。
幸運な出会いが訪れますように。
[2001年6月13日 22時53分35秒]
お名前: ストラングル・成田
URL
hattoriさん
再度の書込みありがとうございました。なかなか新しいものに慣れるまでは大
変ですよね。該当作品が「ジャガーの眼」で良かったのか、気にはなっておりま
した。図書館で探されるとのこと。懐かしい作品に再会できることをお祈りして
います。是非、また遊びにきてください。
今さらながら、私の手に余る質問に素早く対応していただき、おげまるさん、川口
@白梅軒さんに感謝しております。
[2001年6月10日 19時5分40秒]
お名前: hattori
今日は 服部です。 おげまるさん ストラングル・成田さん 川口@白梅軒さん 早速の御返事ありがとうございました。近かぢか 図書館へ本をさがしにいきます。 誰に聞いても分からない探し物の本が見つかりそうなので すごく感謝してます。 小生 internet や ワープロは苦手 娘に叱られて このかきこみを打ってます。 ほんの初心者です。これからも仲間に入れてください。 お願いします。
[2001年6月9日 22時4分46秒]
お名前: おげまる
あらあらあら。
金光さま、こんにちは。
すいません、書き込みに気づくのが遅れました。遠慮なさらないで、もっと上の方に書き込ん
でくださいな。できれば「女子高生」スレッドにご参加いただくとか。
励ましのお言葉、ありがとうございます。むくわれます。
福島正実がお好きですか。渋いですねえ。
『未踏の時代』にあるように、この時期の福島は大量のジュヴナイルを書き散らしていたようで、
道立図書館では、全貌の把握はできないでしょう。なかには「衝動」やら「生きている家」やら
の海外短編のリライトを、福島名義で発表しているものもあって、このへんが「少年SFファン」
とのトラブルのきっかけだったのでしょうか。
ただ、子どもは作者名など気にしませんし、そういったリライトに親しんだ私どもの世代が、
長じてSFに導かれていったことは確かな事実です。
[2001年5月31日 20時5分35秒]
お名前: 金光寛峯
どこに書くかちょっと迷いましたが、追いつけテルミンスレッドということで。
おげまるさん、少年探偵小説の部屋での入念な調査ぶりには敬服いたします。
さっそく参考にさせていただき、福島正美の短篇を図書館でコピー取ってこようと
思っています。ありがとうございます。
こうして頑張っておられる方がおられるのは励みになります。
[2001年5月27日 1時13分29秒]
お名前: おげまる
あはは、またボケたことを書いてますな>「三億円事件」。
さらっと読み流してください。
これで22。
[2001年5月13日 19時46分41秒]
お名前: おげまる
ええと、これで21発言か。なかなか「テルミン」スレッドに追いつかないなあ。
川口さま、こんにちは。考えてみると直接お話するのははじめてなような。
あまりお気を使わずに、突っ込むところはどんどん突っ込んでいただけると私も嬉しいです。
なんかどこに書き込んでも、腫れ物に触るがごとく扱われている気がするんですが、気のせい
でしょうか。自業自得ですかそうですか。
しかし「拳銃天使」は文庫で読めましたか。ちっとも知らなかったです。というか大藪短編は
全然読んでないので(長編も、復讐ものとサクセス・ストーリー系しか読んでないし)。
「血まみれの野獣」の件、ご教示ありがとうございます。たしか三億円事件にヒントを与えた
とかで話題になったあれですね。なぜか「中二コース」と思い込んでいて、見つからないので
首をひねっていたところです。
でもってさっそく調べてみました(笑)。
・血まみれの野獣 「ボーイズライフ」昭和43年1月号〜44年1月号
これに加筆したのが単行本ヴァージョン、ということだと思いました。前記の事情で緊急出版、
みたいな。
あと
・死のグランプリ 「同」昭和42年6月号
というのがありましたが、これもなにかに収録されていますか?
しかしこの雑誌、なかなか面白かったです。知ってる人は知ってるんでしょうが、矢野徹が
「宇宙の戦士」の翻案「宇宙の特攻兵」を連載してたり。主人公が「ケン・本郷」という日系
人で、ラストではクモ人間を撃退してカルメンと所帯を持つハッピーエンド。いやあ、すごい
すごい(でも「栄光の星よはるかに」ほどではないかも)。
[2001年5月13日 19時32分37秒]
お名前: 川口@白梅軒
おげまるさま
『拳銃天使』情報ありがとうございます。
ただ、他の方のためにも一応フォローしておくのが私の責務かと思われますので、
補足しておきます。
この作品は珍しく文庫本にも収録されております。
『銃は知っている』(角川文庫)、『ザ・復讐者』(徳間文庫)で読むことができます。
ストーリーは自動車修理工場を経営する一家の少年(高校生)が主人公。
修理中の車のタイヤの中に麻薬が隠されていたのを兄が発見し、暴力団に殺されてしまいます。
さらに恋人も誘拐された少年は、彼女を取り戻し、兄の復讐のために暴力団に挑むといったもの。
少年モノということもあり、大藪作品につきもののようなセックスシーンもありませんし、
主人公は人を殺すこともありません。
ちなみに大藪ファンで有名なところでは、『血まみれの野獣』(例の3億円事件のモデルとなったといわれる小説)
にも「ボーイズ・ライフ」に連載された少年ものにリライトされた版があります。
おげまるさんの発見にはつねづね敬意をはらっており、決して「そんなの知ってるよ」なんてつもりで
書いたのではないことをわかっていただきたいと思います
[2001年5月13日 3時47分59秒]
お名前: おげまる
助太刀ありがとうございました>成田さん、川口さん。心強いです。これも成田さんの人徳の
おかげだな。
さて、道立図書館でちょろっと調べてみたのですが、どうも明瞭な答は出そうにないですね。
服部さまのおっしゃる内容は「豹の眼」に酷似しているのですが、同作の主人公、黒田杜夫が
ジュードーの使い手で、しかも本人がインカ帝国の後継者である点(「親のインカが子に報い」……というのはだれか使っていたっけ?)、微妙に食い違っています。また、姫君が曲馬
団に身を隠している、という点も(錦花嬢は冒頭から活躍していますから)。
しかしこれだけ「豹の眼」そっくりだと、逆に調べるのが難しい(たとえば「少林寺拳法」
ということでは高垣眸の「大陸の若鷹」、「インカの秘宝」では南洋一郎の「緑の金字塔」
が引っかかったのですが、いずれも対象外と思われます)。
服部さまのご記憶ちがいでないとしたら、無名作家の手による「豹の眼」の亜流作品という疑
いが濃厚なのですが、だとすれば私ごとき若輩者(実年齢は初老ですが)には調査不能です。
申し訳ございません。
ちなみに、『豹(ジャガー)の眼』の最近の刊本としては、講談社の文庫版「大衆文学館」の
一冊として『竜神丸/豹の眼』が出ていましたが、絶版です(しくしく)。三一の『少年小説
大系』では比較的入手が容易なため、収録が見送られたようです。
地元の図書館に問い合わせていただければ(県立図書館などを通じて)お読みになれるかと思
います。
余談ですが、大藪春彦のジュヴナイル長編を見つけました>川口さま。
○拳銃天使 「少年ブック」昭和37年9月号〜38年3月号
都筑道夫とタイトルがかぶってますが、こっちの主人公は東京で白馬を乗り回したりはしてな
いようです。
[2001年5月12日 20時55分30秒]
お名前: 川口@白梅軒
たいして詳しいわけでもない私がしゃしゃり出てくるのも恐縮ですが・・・
おそらく『豹の眼』で間違いないと思います。
私も読んだのはそうとう前の話なので、確かな記憶はないのですが、
少女錦華は女魔術師だそうですから、曲馬団と関係ありとみてよいのではないでしょうか。
この少女の父親も少林寺拳法の達人だそうです。
本は手元にあるのは講談社の少年倶楽部文庫ですが、三一の「少年小説大系」にも収録されていたのでは?
読み返して確かなことを言えばよいのですが……すみません。
[2001年5月9日 0時6分34秒]
お名前: ストラングル・成田
URL
服部さま ようこそ、いらっしゃいませ。
おげまるさんが既にあげておられますが、二上洋一「少年小説の系譜」
(幻影城)によると、「豹の眼」は、こんな話のようです。
(読んでも、所持してもいないので、なんですが)
「インカ帝国を北アメリカに比定した瑕瑾はあるものの、嵐の
太平洋を航行する貨物船黒太子号から出発ストーリーは、少林
寺拳法の名人張老爺、侏儒の名赤い森の先生、インカの王子杜夫、
豹(ジャガー)、名探偵のデョカン、霧のサンフランシスコを
牛耳る王などの登場人物を配し、インカの王位を巡り善悪入り
乱れての物語は、王位の指輪、狂笑薬、豹の眼の小道具をから
ませて、実に波乱に富んだ作者らしい作品」
インカ帝国と少林寺拳法は出てきますが、ちょっと違うよう
でもありますね。
錦花という可憐な少女か出てくるようですが、曲馬団出身か
どうかは手持ちの資料ではわかりません。少女は、狂死して
しまうようです。
違う話でしょうか。
[2001年5月8日 20時30分51秒]
お名前: おげまる
服部豊生さま、はじめまして。いらっしゃいませ。
えらそうにウンチクを垂れ流しておりますものの、私自身はそれほど読書家というわけではな
く、下記のリストは地元の図書館の蔵書をたよりに書名を書き出してみたものです。
したがってご質問にお答えするにははいささか役者不足なのですが……
「インカ帝国の秘宝」ということですと、咄嗟に思いつくのは高垣眸の『豹の眼』です。しかしどうも「少林寺拳法」「曲馬団」というキーワードが当てはまらないようですね。
山中峯太郎、高垣眸、野村胡堂あたりの有名作家の作品であれば、探しようもありますので、
次の休日にでも図書館で調べてみます。少々お待ちいただけますでしょうか。
(もっとも、戦前に出たきり再刊されていない、という場合はお手上げなのですが……)
ところで服部さまは探偵小説はお好きなのでしょうか。
少年物に限らず、昔お読みになった作品のお話などお聞かせくだされば幸いです。
[2001年5月8日 6時8分58秒]
お名前: 服部豊生
始めまして 昭和7年生まれの68歳 昔読んだ本を探しています.
残念ながら本の題名も作者もわかりません.荒筋は 少林寺拳法の少年と インカ帝国の後胤のお姫様と インカ帝国の昔の財宝を巡る物語で そのお姫様は 曲馬団(今のサーカス)にその身を隠しているのです.お心当たりがありましたら お教え下さい。
宜しくお願いします。
[2001年5月6日 20時41分33秒]
お名前: おげまる
まずチョンボの訂正。大蔵出版の『ジャングルと砂漠』の著者は香山滋です。
小林文庫オーナーさまからご要望がありましたので、痛快文庫の書名を並べておきます。
『少年剣士登場』赤川武助 *正義熱血
『八幡童子』土師清二 *豪勇小説
『怪童鴉丸』土師清二 *長編伝奇
『白馬の密使』村上元三 *紅顔熱血
『怪傑小天狗』山岡荘八 *正義熱血
『浮城の白銀王』鷲尾雨工 *正義熱血
『あゝ、栄光の日よ』五十公野清一 *少年熱球譜
『少年打撃王』大林清 *熱血野球
『太陽への道』大林清 *熱血野球
『この星万里を照らす』富田常雄 *紅顔感激
『富士に歌う』富田常雄 *感激小説
『あゝ、この一球』永井龍男 *少年野球
『虹の冠』野村愛正 *紅顔感激
『村の少年団』佐々木邦 *腕白少年
『僕らの世界』佐々木邦 *腕白少年
ちなみに「ここでは省略」とか書いてある場合、「調べるのを省略」してるのがほとんど
です>オーナーさま。
[名作全集]や[よみもの全集]のデータは、探偵作家以外は調べておりません。
また江戸川乱歩や海野十三などの作家については、すでに充実した書誌が存在するために
省いてあります。
「少年探偵団」も、きっちりやりたいとはおもうのですが、なにしろあの分量ですし、苦
労して調べた挙句に得たデータが既存のものと変り映えしない(しかも不完全)というこ
とでは、ちょっと手をつけかねるところがあって……
さて。
道立図書館で調べられる範囲の書名は、ほぼアップできたかと思います。少年物単行本を
出した出版社はこれ以外にも山王書房をはじめ多数ありますが、本がない。とくに戦後初
期の仙花紙本などはデータもない。黒白さんや喜国雅彦さんのような大コレクターのHP
で情報が公開されるのを丹念に追うくらいしかできません。
やりのこしたことはあります。
・前述、乱歩「少年探偵団」のチェック。
・海野・香山のチェック。
・偕成社の現物照合。
・リライトもののまとめ。偕成社の世界名作。ポプラ社の推理名作。
・時代小説・熱血小説・少女小説の調査。
このへんは今後の課題です。収録作品のデータについても何かのかたちで公開するつもり
です。ということで第一部完結。
最後になりましたが、「カフェ白梅軒」でポプラ社と偕成社のリストをご所望なさってい
た川口さまとオーナーさま、ご協力いただいた黒白さま、MMさまに、遅まきながらこの
スレッドを捧げます。
「いらない」とかいわずに、持ってってください。
[2001年4月4日 6時17分21秒]
お名前: おげまる
その他あれこれ。
※講談社から出てたやつ。全12巻、B6判。
[少年少女評判読物選集]
1.『青衣の怪人』西条八十 昭和27年1月15日 *探偵小説
2.『この鐘を打て』山岡荘八 *熱血小説
3.『大迷宮』横溝正史 昭和27年1月15日 *探偵小説
4.『風雲天帝城』中沢みち(徑−彳)夫 *時代小説
5.『おとめ街道』山手樹一郎 *時代小説
6.『アジアの古城』太田黒克彦 *冒険小説
7.『虹を求めて』火野葦平 *友情小説
8.『無人島に生きる十六人』須川邦彦 *冒険物語
9.『観音笛』中沢みち夫 *時代小説
10.『新聞小僧』阿部知二 *友情小説
11.『少女百面相』佐々木邦 *明朗小説
12.『心の銀河』小野忠孝 *感動小説
12巻全部書く必要もなかったか。
完結後にほとんど同じ装丁で金田一ものが出ている。
『金色の魔術師』横溝正史 昭和28年2月15日
『大迷宮』『金色の魔術師』に続く少年クラブの連載『大宝窟』は、『青髪鬼』と改
題されて偕成社から刊行されている(胡堂の『大宝窟』が既刊だったためだろう)。
『大宝窟』が原題のまま講談社から出たのは、[少年倶楽部文庫]版が最初なのか?
※集英社から出ていた久米元一の本二冊。他にもなにか出ていたのかな? B6判。
『黄金魔城』 昭和28年5月10日
『黒い白鳥』 昭和28年5月10日
※河出書房の全集。大仏次郎・吉屋信子・吉川英治・川端康成・下村湖人……といっ
たなんか文句あっか的な名作全集である。乱歩も十三も峯太郎も入っていない。そん
な中に胡堂と正史と宇陀児が選ばれたのは大健闘ですな。おそらく全20巻、A5判。
西条八十(『青衣の怪人』を含む)の巻も出ていたらしいが、未確認。
[日本少年少女名作全集]
12.『地底の都・ロボット城・大宝窟』野村胡堂 昭和29年12月25日
14.『仮面紳士・魔法少年・金獅子島の秘密 他』大下宇陀児 昭和30年3月25日
17.『真珠塔・夜光怪人・怪獣男爵 他』横溝正史 昭和30年1月31日
※並べると河出書房に怒られそうな、大蔵出版の全集。A5判、全……何冊出たんだ
ろ?
[少年少女よみもの全集]
『科学と冒険』香山滋 昭和30年5月25日
『ジャングルと砂漠』 昭和30年5月25日
『科学と空想』江戸川乱歩編 岩田賛著 昭和30年7月1日
『名探偵と怪盗』水谷準
いかにもノンフィクションめかしてこれならママも安心なタイトルとは裏腹に、『科
学と冒険』の中身は「魔空要塞/新星ノヴァ」で、『ジャングルと砂漠』が「タンガ
ニーカの砦」だったりする。
『科学と空想』は背表紙に「江戸川乱歩編」の文字が躍るSF短編集。『日本ミステ
リー事典』をチェックしたら、しっかり書名が挙ってました。さすがというのも失礼
な筆者は山前譲さん。
『名探偵と怪盗』は「国際子ども図書館」サイトのデータにあるので、実在するはず
だ。中身は何ですか。ひょっとして志村&リス太の短編集ですか?(まさかオルメス
とかじゃないよな?)
さらにカバー袖の広告では島久平『名剣士と捕物』も予告されてるんだけど……
[2001年3月31日 20時25分6秒]
お名前: おげまる
光陰矢のごとく少年老いやすし。
もうちょびっとだけ続くんじゃ、の光文社編。
昭和20年代に出ていた[痛快文庫]のお話です。
まず探偵小説と冒険小説のリスト。巻末広告から抜き書きしたもので、発行年月はほと
んど不明。淋しいので角書を付記してみました。主に戦前の作品群でしょうか。
◎赤川武助
『少年密林王』 *怪奇冒険
◎海野十三
『超人間X号』 *科学冒険
◎大下宇陀児
『仮面城』 昭和24年10月20日 *探偵冒険
『黒星団の秘密』 *冒険探偵
◎木村荘十
『魔境五千哩』 *長編冒険
◎寒川光太郎
『北氷国の秘密』 *熱血冒険
◎角田喜久雄
『神変白雲城』 *熱血小説(時代物)
◎橋爪健
『熱砂の美少年』 *武侠冒険
◎森下雨村
『怪盗追撃』 昭和23年9月1日 *少年探偵
これ以外にも野球小説・熱血小説・時代小説等が出ていますが省略。
もちろんこの他に江戸川乱歩の諸作がある。『怪人二十面相』以下四冊を再刊したと
ころ、売れ行きが良かったので「少年」に新作『青銅の魔人』を連載するようになり、
これが当たって昭和37年まで延々とシリーズが続いた。23巻に及ぶ光文社版[少年探
偵 江戸川乱歩全集]の詳細はここでは略す。[全集]としてまとめられたのがいつ
からなのかは不明。
(昭和25年には[痛快文庫]内のレーベルとして、全五巻の[少年探偵 江戸川乱歩全
集]が出ていたようだ。)
同じ頃に、やはり[痛快文庫]の一環として以下の三種のシリーズが出ている。
[少年探偵小説全集] 光文社
1.『怪人緑ぐも』島田一男 昭和25年10月1日
2.『虎の牙』江戸川乱歩 昭和25年11月
3.『Z(ゼット・ナイン)9』香山滋 昭和25年12月25日
4.『黄金孔雀』島田一男 昭和26年
5.『超人間X号』海野十三 昭和26年
※少年探偵団の新作をこちらから出しているあたり、気合いが入っていたようだけど、
タマ切れになったらしく、単発で出ていた海野を編入したりしている。6巻以降は不
明。
[野村胡堂全集]
1.『スペードの女王』 昭和25年7月
2.『大宝窟』 昭和25年7月1日
3.『ロボット城』 昭和25年7月1日
4.『都市覆滅団』 昭和25年9月1日
5.『金銀島』 昭和25年9月1日
6.『悪魔の王城』 昭和25年9月
7.『岩窟の大殿堂(上)』 昭和25年11月20日
8.『地底の都』 昭和25年11月
9.『岩窟の大殿堂(下)』 昭和25年12月25日
10.『六一八の秘密』 昭和25年12月
※時代小説を除く少年冒険小説の集成。『大宝窟』のみ戦後作品。
[南洋一郎選集]
1.『魔境の大怪龍』
2.『シバの魔神像』
3.『緑の無人島』 昭和24年12月20日
4.『吼える密林』
5.『魔海の秘宝』
6.『大鬼賊』
7.『魔海の黄金塔』
8.『決死の猛獣狩り』
9.『魔海の王者』
10.『密林の大怪船』
※胡堂はともかく、こちらは秘境冒険小説であって、探偵小説じゃないけどもね。
余談だが昭和30年頃にポプラ社からも[南洋一郎全集]が出ていて、[探偵冒険]の
項に入れた『謎の空中戦艦』などはこのシリーズだったらしい。
さて、[痛快文庫]がいつまで続いたのか、正確なところはわからないが、昭和20年
代後半には消えていったようだ。昭和30年に、既刊から十冊を選んだ改装版が出てい
る。
[少年文庫]
1.『魔境五千哩』木村荘十 *長編冒険
2.『Z(ゼット・ナイン)9』香山滋 昭和30年4月25日第三版 *少年探偵
3.『父母の国』牧野吉晴 *熱血小説
4.『少年打撃王』大林清 *熱血野球
5.『少年密林王』赤川武助 *怪奇冒険
6.『怪人緑ぐも』島田一男 昭和30年6月10日第三版 *少年探偵
7.『少年剣士登場』赤川武助 *正義熱血
8.『太陽への道』大林清 *熱血野球
9.『浮城の白銀王』鷲尾雨工 *正義熱血
10.『ああこの一球』永井龍男 *少年野球
※ポプラ社あたりとは逆に、光文社の本は装丁が変わっても(サイズも微妙に違う)
版数を引き継いでいるらしい。[少年文庫]版の初版は存在せず、香山・島田について
はこの第三版が初版に該当するのだろう。
これは乱歩あたりも同じで、[少年探偵小説全集] として出た『虎の牙』の、[江戸川
乱歩全集]版の初版は存在しないのではないか(おそらく単発で出たはずの『怪人二十
面相』他も同様と思われる)。
追記。根本正義氏の労作「大衆児童文学の戦後史」によれば、[痛快文庫]の創刊は
昭和22年、同時に名作路線の[少年文庫]が出ていたらしい。さらに次の記述がある。
「光文社はこれまで発行者は茂木茂だったが、痛快文庫をそのまま踏襲し、新連載の
単行本化もふまえた新しい「少年文庫」を、神吉晴夫を発行者として企画するととも
に、『江戸川乱歩全集』全十巻を刊行した。そして、昭和二十六年には創作童話を中
心にしたシリーズを刊行する。」
???……年代が前後してないですか?
拾遺編に続く。
[2001年3月31日 20時20分12秒]
お名前: おげまる
MMさま、はじめまして。おげまると申します。
もともとこのリストをはじめたきっかけのひとつが、「カフェ白梅軒」でのMMさま・
店主さま・オーナーさまの少年物ツリーに触発されて腹案に手をつけたというものです
ので、完成の暁には(そうですまだ完成してないんです、これ)、お礼かたがた「白梅軒」
にご挨拶にうかがうつもりでした。
光文社編に手間取っているあいだにMMさまご本人にご足労いただくとは、ありがたいや
ら恐縮するやら。それにつけても仲介いただいた小林文庫オーナーさまにはますますもっ
て頭が上がりません。
>ジュニア探偵小説4/久米元一『恐怖の仮面』(昭和43年4月10日発行)
>ジュニア探偵小説10/横溝正史『黄金の指紋』(昭和43年7月25日発行)
>ジュニア探偵小説14/野村胡堂『618の秘密』(昭和43年9月15日発行)
>なお『618の秘密』の巻末の同リストでは、全18巻として−
>14巻までは、おげまる氏のリストどうりで、以下
> 『幽霊の塔』西条八十
> 『ロボット城』野村胡堂
> 『青衣の怪人』西条八十
> 『深夜の冒険』寒川光太郎
>とあります。
ご教示多謝。とてもありがたいです。すると『深夜の冒険』は予告だけでおわったのか、
それとも27巻以降に出ていたものか……
[ジュニア探偵小説]のリストのうち、18巻前後の『三面怪奇塔』は黒白さんのHPから
(あー書き忘れてました。あらためて謝意を捧げます>黒白さま)、『蝋面博士』は角川
横溝文庫のリストから引っ張ってきたデータで、『児童文学書全情報』のデータと並べる
となにやら違和感がわだかまってます。このへんの刊行順は実際にはどうなっていたもの
か。
>また、てもとの三作の出来は、個人てきな感想ながら、それなりでございました。
あ、やっぱり。まあ基本的に(特に戦後の)少年物というのは子供だましの小遣い稼ぎで
すので、というのは言葉が悪いか、消費文化の周辺に位置するものですので、90%は「そ
れなり」だとおもいます。そういう大通俗の山から、ウケ狙いの奇想が暴走した怪作とか、
逆に子ども相手に真情を注いだ力作を見つけると嬉しくなるんですが、古書価を考えると
おすすめしにくいんですね。
横溝なら『幽霊鉄仮面』他、胡堂だと『岩窟の大殿堂』あたりは、図書館にあるなら、ご
一読をおすすめできる傑作です。
では、これもなにかのご縁ということで、今後ともよろしくお願いいたします。
[2001年3月24日 23時8分58秒]
お名前: MM
MMと申します。
黒猫荘管理人どののご案内で、おじゃまいたしました。
書誌への熱意、おそれいります。
書名、作者名を、みて、おもわず、頬がゆるんでしまいました。
−まあ、お茶にごしていどですが、仁義をきって・・・。
いま、てもとにある偕成社版ジュニア探偵小説については、以下のとおりでございます。
ジュニア探偵小説4/久米元一『恐怖の仮面』(昭和43年4月10日発行)
ジュニア探偵小説10/横溝正史『黄金の指紋』(昭和43年7月25日発行)
ジュニア探偵小説14/野村胡堂『618の秘密』(昭和43年9月15日発行)
なお『618の秘密』の巻末の同リストでは、全18巻として−
14巻までは、おげまる氏のリストどうりで、以下
『幽霊の塔』西条八十
『ロボット城』野村胡堂
『青衣の怪人』西条八十
『深夜の冒険』寒川光太郎
とあります。
わたくしの<白梅軒>での発言は、これを指してのものですので、寒川氏の作品は、
確認しておりません。ご容赦のほど。
また、てもとの三作の出来は、個人てきな感想ながら、それなりでございました。
同書については、確認として、お送りすることが、できればよろしいのでしょうが、
ざんねんながら、いつもお世話になっております<白梅軒>へ、おこしいれすることが
決まっておりますので、もうしわけございませんが、ごかんべんくださいませ。
たいしたコメントでなくて、ごめんなさい。
[2001年3月22日 21時47分14秒]
お名前: おげまる
あ、黒白さん、こんにちは。いらっしゃいませ。いつもいつもヘンなことばかり聞い
てすみません。
>うぉぉ、凄い凄い。労作ですねぇ。
ありがとうございます。
成田さんには口を酸っぱくして言ってるんですが、私が凄いんじゃなくて栗田文庫/
栗田コレクションが凄いんですね。教科書持ち込みで試験を受けてるみたいなもので。
こつこつと自力で集めておられるコレクターの方々の前に出ると、思わずひれ伏してし
まう。やはりそれなりの授業料を納めなければ、本物の知識は身につかないもんです。
>4.『悪魔の口笛』高木彬光 昭和35年
>ですが、これは昭和35年12月20日発行です。
>2.『黒いトカゲ』 昭和32年→昭和32年12月30日
>3.『緑衣の鬼』 昭和33年→昭和32年12月30日
>なおこのシリーズは、昭和30年代後半に出た後版があるようです。
>9.『黄金仮面』江戸川乱歩 昭和30年→昭和30年10月25日
>14.『虎の王冠』水谷準 昭和31年→昭和31年5月25日
ご教示感謝します!
なんでこんな中途半端なリストを仮アップしたかというと、わからないことがあんま
り多いんで、叩き台を提供すればあちこちから突っ込んでいただけるかもしれない、
と思ったからでして。
ちなみにこのスレッドの原題は「おしえて鉄人 春の臨時大増刊「おねがい私に突っ込
んで」号」だったけど、成田さんのメーワクを考慮して自粛しましたさ。
>それと、[少年少女最新探偵長編小説集] 5.『影なき拳銃』大河内常平 昭和33年8
>月って本当に出版されているのでしょうか? もし出版されているとしたら、これ
>こそ少年物の最大キキメでしょう。
そ、そうなんですか!? 改装版が出ているというので、全巻完結したものと信じ込
んでました。どうりで地元の図書館ばかりか『全情報』でも「国際子ども図書館」H
Pの検索でもヒットしなかったはずだわ。
うーん、いつぞやの日下さんのお言葉がいまさら身にしみる……
今後ともよろしくお願いいたしますう。
[2001年3月15日 23時54分38秒]
お名前: 黒白
おげまる さん
うぉぉ、凄い凄い。労作ですねぇ。
で、ちょっと蛇足です。
まず、
>少年探偵小説全集]
4.『悪魔の口笛』高木彬光 昭和35年
ですが、これは昭和35年12月20日発行です。
>おまけ。
>[名探偵明智小五郎文庫]
>2.『黒いトカゲ』 昭和32年→昭和32年12月30日
>3.『緑衣の鬼』 昭和33年→昭和32年12月30日
なおこのシリーズは、昭和30年代後半に出た後版があるようです。手元にある「暗黒星」は昭和38年11月20日発行になっていました。
>[日本名探偵文庫]
>9.『黄金仮面』江戸川乱歩 昭和30年→昭和30年10月25日
>14.『虎の王冠』水谷準 昭和31年→昭和31年5月25日
それと、[少年少女最新探偵長編小説集] 5.『影なき拳銃』大河内常平 昭和33年8月って本当に出版されているのでしょうか? もし出版されているとしたら、これこそ少年物の最大キキメでしょう。なんてったって、目録に出たという話や、持っているという人も聞いたこともありません。あと、リストの中で日付の載っていないタイトル、同題の本を何冊か持っているのですが、発言で書かれているとおり初版重版の確認が困難なので見合わせました。
なんかしゃしゃり出てきて申し訳ございません。研究の成果、今後とも期待しております。
[2001年3月15日 0時54分27秒]
お名前: おげまる
まずポプラ社の忘れ物、正史と喜久雄の時代小説から。
◎角田喜久雄
『幻の美少年』 昭和29年6月30日
『黒潮少年』 昭和29年9月5日
『神変白雲城』 昭和29年
『まぼろしの海』[少年時代小説全集6] 昭和31年7月5日
◎横溝正史
『神変竜巻組』 昭和29年7月25日
この他の時代小説・熱血小説・少女小説については後日調査予定(あー、便利な言葉
だ。うっとり)。
さて。
東光出版社からは昭和20年代に海野十三の全集や横溝の著書等も出ているのだが、こ
こでは(めんどくさいので)省く。
東光出版社といえば、これだよね。
[少年少女最新探偵長編小説集]
1.『秘島X13号』香山滋 昭和33年7月20日
2.『都会の怪獣』楠田匡介 昭和33年7月20日
3.『黒い太陽の秘密』岡田鯱彦 昭和33年7月31日
4.『黄金十字の秘密』島田一男 昭和33年8月10日
5.『影なき拳銃』大河内常平 昭和33年8月
6.『幽霊塔』大平陽介 昭和33年8月20日
7.『氷獣ドライス』久米元一 昭和33年
8.『オペラの怪人』高木彬光 昭和33年9月30日
9.『サーカスの怪人』筒井敏雄 昭和33年11月25日
10.『笑う肉仮面』山田風太郎 昭和33年12月1日
※江戸川乱歩監修によるシリーズ。偕成社が「少女サロン」の休刊を機に一時撤退し、
ポプラ社も乱歩・ホームズ・ルパンのトロイカ体制に移行しつつあるこの時期になん
でまた斜陽の少年探偵小説に参入したもんだか。しかし当初全六巻予定が十巻に拡張
され、翌年には函入り改装版が出ているというのは、それなりに当たったのでしょう。
「日本名探偵文庫」に比べ戦後派作家にスポットをあてた点でも貴重。2・3・5・
10はそれぞれの作者の唯一の少年物著作となる。
なのに高木だけ再録なのはなぜですか?
[2001年3月14日 22時58分6秒]
お名前: おげまる
以下、ポプラ社から出た新装再刊シリーズです。
[少年探偵小説文庫]
1.『少年探偵長』海野十三
2.『秘密探偵団』山中峯太郎
3.『黒魔団』久米元一
4.『人間豹』江戸川乱歩
5.『金属人間』海野十三
6.『悪魔の口笛』高木彬光
7.『仮面城』横溝正史
8.『白蝋の鬼』高木彬光
9.『吸血魔』高木彬光
10.『黒星博士』山中峯太郎 昭和32年7月25日
11.『美しき鬼』海野十三
※水谷準『魔の宝石』巻末広告から引用したもの。『黒星博士』のみ実見できたが、
他のデータは不明。何冊出たのか、誰か教えてください。
[少年探偵小説全集]
1.『黄金仮面』江戸川乱歩 昭和35年10月10日
2.『人間豹』江戸川乱歩 昭和35年11月5日
3.『少年探偵長』海野十三 昭和35年11月25日
4.『悪魔の口笛』高木彬光 昭和35年
5.『幽霊鉄仮面』横溝正史 昭和35年12月30日
6.『美しき鬼』海野十三 昭和36年2月10日
7.『白い羽根の謎』江戸川乱歩 昭和36年2月20日
8.『仮面城』横溝正史 昭和36年3月20日
9.『白蝋の鬼』高木彬光 昭和36年4月30日
10.『青い魔術師』島田一男 昭和36年7月10日
※珍しいA5判のシリーズ(他はすべてB6判)。『白い羽根の謎(=化人幻戯)』
はひょっとしてこれが初出ですか?
[名探偵シリーズ]
1.『黄金仮面』江戸川乱歩 昭和42年
2.『呪いの指紋』江戸川乱歩 昭和42年
3.『魔術師』江戸川乱歩 昭和42年
4.『謎の金属人間』海野十三 昭和42年 *『金属人間』改題
5.『大暗室』江戸川乱歩 昭和42年
6.『少年探偵長』海野十三 昭和42年
7.『赤い妖虫』江戸川乱歩 昭和42年
8.『仮面城の秘密』横溝正史 昭和42年6月30日 *『仮面城』改題
9.『美しき鬼』海野十三 昭和42年
10.『消えた魔人』高木彬光 昭和42年 *『吸血魔』改題
11.『地獄の仮面』江戸川乱歩 昭和42年
12.『超人間X号』海野十三 昭和42年
13.『黒い魔女』江戸川乱歩 昭和42年
14.『幽霊鉄仮面』横溝正史 昭和42年
15.『緑衣の鬼』江戸川乱歩 昭和42年
※昭和42年に出たリバイバルもの。現物未見。『児童文学書 全情報』から拾ったデー
タです。
おまけ。
[名探偵明智小五郎文庫]
1.『魔術師』
2.『黒いトカゲ』 昭和32年
3.『緑衣の鬼』 昭和33年
4.『地獄の仮面』 昭和33年
5.『三角館の恐怖』 昭和33年
6.『呪いの指紋』
7.『暗黒星』 昭和33年
8.『蜘蛛男』 昭和33年
9.『地獄の道化師』 昭和34年
10.『幽鬼の塔』 昭和34年
11.『大暗室』
12.『一寸法師』 昭和34年
13.『赤い妖虫』
14.『時計塔の秘密』 昭和34年
15.『影男』 昭和34年
16.『人間豹』 昭和38年
17.『黄金仮面』 昭和38年
※「少年探偵団」シリーズが光文社から出ていた頃に企画された、大人向け長編のリラ
イト版。未調査。
ってことでポプラ社は終了。次回東光出版社&光文社です。
[2001年3月14日 1時29分27秒]
お名前: おげまる
ポプラ社その二。
江戸川乱歩・大下宇陀児監修によるシリーズ。「名探偵文庫」といってもレギュラー探
偵が出てこないものも多い。たぶんこの期間に出た探偵ものは、すべてこのレーベルに
突っ込んであるらしい。
[日本名探偵文庫]
1.『呪いの指紋』江戸川乱歩 昭和30年8月5日
2.『黒百合城』大下宇陀児 昭和30年8月20日
3.『深夜の市長』海野十三 昭和30年9月5日
4.『たそがれの悪魔』角田喜久雄 昭和30年9月30日
5.『恐竜の笛』水谷準 昭和30年10月20日
6.『姿なき怪盗』甲賀三郎 昭和30年11月25日
7.『猫目博士』島田一男 昭和31年4月5日
8.『赤いトランプ』南洋一郎 昭和32年2月20日
9.『黄金仮面』江戸川乱歩 昭和30年
10.『恐怖の口笛』海野十三 昭和30年12月31日
11.『ゆがんだ顔』角田喜久雄 昭和31年1月31日
12.『赤い妖虫』江戸川乱歩 昭和31年2月25日
13.『恐怖の花籠』海野十三 昭和31年4月5日
14.『虎の王冠』水谷準 昭和31年
15.『覆面探偵』久米元一 昭和31年6月10日
16.『黒い天使』甲賀三郎 昭和31年7月25日
17.『湖底の魔都』大下宇陀児 昭和31年7月5日
18.『大金塊の謎』海野十三 昭和31年10月25日
19.『洞窟の魔人』南洋一郎 昭和31年11月25日
20.『暗黒城の怪宝』久米元一 昭和31年12月10日
21.『大暗室』江戸川乱歩 昭和31年12月30日
22.『悪魔の使者』海野十三 昭和32年4月10日
23.『赤い靴の秘密』島田一男 昭和32年5月10日
24.『魔の宝石』水谷準 昭和32年8月25日
25.『魔法少年』大下宇陀児 昭和32年9月25日
※惹句に曰く「誰でも知っている明智小五郎、帆村荘六、香月俊輔等の名探偵が、次々
と怪事件の謎を解く無類の面白さ!」。
べつにこの当時金田一・神津がマイナーだったわけではないだろうけど、横溝・高木・
香山が除外されてるのは何故なんでしょう。いまいちよくわからないラインナップ。
戦前派大家連の旧作ジュヴナイルとリライトものがメイン、ということですか。角田の
二作はたぶん本人の筆によるものだけど、甲賀や海野は誰がリライトしたのかな?
『虎の王冠』の奥付コピーがどっかいっちゃった。後日補填します。
『猫目博士』『赤いトランプ』は増刷でしょうね。初版データをお持ちの方、フォロー
願います。『黄金仮面』のデータも。
広告では8巻が森下雨村『謎のダイヤ』になってたりするんですが、これは出たんです
かね?
ポプラ社編はさらに続く。
[2001年3月14日 1時28分2秒]
お名前: おげまる
続いてポプラ社のリスト。表紙に「探偵冒険」と角書のあるシリーズだが、全貌がわか
らない。だれかポプラ社の社史を持っている人はいませんか。
とりあえず巻末広告から抜き出した書名を道立図書館の蔵書でチェックしてみたが(調
査途上)、奥付データを入力していくうちに蒼くなった。
……これってポピュラーブックスやTOKYO BOOKSと同じなのでは。
つまり、増刷のたびに初版のごとく表記されている(○月×日印刷 ○月△日発行)
らしいのだ。
ああっ、このデータ意味ねえっ!
あわてて一部を『児童文学書全情報』の発行年情報に差し替えました。ぜいぜい。
というわけでここに記載したデータは若干眉唾ものです。
海野や高木の資料がどっかに埋もれているので、後日追加訂正いたします。
◎海野十三
『怪星ガン』 昭和27年8月1日
『海底魔城』 昭和26年9月15日
『海底大陸』 昭和28年9月10日
『大空魔艦』 昭和28年
『地球盗難』 昭和28年8月10日
『海底大陸』 昭和28年9月10日
『少年探偵長』 昭和29年4月1日
『美しき鬼』 昭和29年4月5日
『太平洋魔城』 昭和29年5月20日 *『海底魔城』改題
『金属人間』 昭和29年7月20日
『超人間X号』 昭和29年
『火星探検』 昭和30年
『海底都市』 昭和31年1月25日
『怪塔王』
◎江戸川乱歩
『黄金仮面』
『人間豹』 昭和29年
『黄金宮殿』 昭和29年5月10日
◎大下宇陀児
『仮面紳士』 昭和28年
『黒星団の秘密』 昭和28年
『恐怖城』 昭和29年
◎香山滋
『悪魔の星』 昭和25年5月5日
『海賊海岸』 昭和29年1月20日
◎北村寿夫
『白骨島の秘密』 昭和28年
◎久米元一
『魔女の洞窟』 昭和26年
『七つの怪星』 昭和27年
『鉄の魔人』 昭和28年10月20日
『皇帝ダイヤ事件』 昭和29年4月25日
『覆面皇帝』 昭和29年9月5日
『湖底の王冠』 昭和29年11月20日
『黒魔団』 昭和30年
『どくろ仮面』 昭和30年
◎柴田錬三郎
『妖魔の黄金塔』 昭和29年4月5日
『黒衣の怪人』 昭和29年10月25日
◎島田一男
『青い魔術師』
『幻影球場』 昭和28年
『紫リボンの秘密』 昭和29年
◎高木彬光
『白蝋の鬼』 昭和28年
『悪魔の口笛』 昭和28年11月30日
『吸血魔』 昭和29年6月25日
◎武田武彦
『黒バラの怪人』 昭和29年5月31日
◎南洋一郎
『食人島の恐怖』
『緑の金字塔』 昭和27年
『獅子王の宝剣』 昭和28年
『幽霊塔』 昭和28年
『新ターザン物語1 片眼の金獅子』 昭和29年
『新ターザン物語2 魔境の怪人』 昭和29年
『新ターザン物語3 密林の孤児』 昭和30年
『大砂漠の怪塔』 昭和29年
『海洋冒険物語』
『謎の空中戦艦』 昭和30年
◎森下雨村
『怪盗追撃』 昭和30年
◎山岡荘八
『紅の血は燃えぬ』
『胸に花をおけ』 昭和27年
『暗黒街の少年』 昭和29年
『この声天にとどけ』 昭和29年
『富士に風あり』 昭和29年
『泣くな太陽』 昭和30年
『地に燃ゆる歌』 昭和30年
『旗よ光と共に』 昭和30年
『わが魂の旗』 昭和30年
◎山中峯太郎
『仮面の海狼』 昭和26年4月15日
『萬国の王城』 昭和26年
『第九の王冠』 昭和26年9月30日
『大東の鉄人』 昭和27年
『太陽の凱歌』 昭和27年
『原爆機密島』 昭和28年
『黒星博士』 昭和28年11月5日
『見えない飛行機』 昭和28年
『秘密探偵団』 昭和29年3月25日
◎横溝正史
『まぼろし曲馬団』 昭和30年3月5日
『幽霊鉄仮面』 昭和27年8月20日
『仮面城』 昭和27年10月20日
[2001年3月14日 1時26分58秒]
お名前: おげまる
偕成社の完結編。昭和40年代に、たぶん当時のリバイバル風潮に乗って出た改装新版の
シリーズ。同時期に[時代小説傑作選ジュニア版]等も出ている。
日外アソシエーツの『児童文学書全情報50/91(上下)』から抜き出したデータを、横
溝『風船魔人・黄金魔人』巻末リストで補いました。27巻以降は不明。白梅軒でのMM
さまの発言によると、寒川光太郎『深夜の冒険』等も再刊されているらしいのですが。
乞うご教示。
改題作品についてもどなたか教えてください。柴錬の『怪盗紳士』ってなんですか?
[ジュニア探偵小説]
1.『幽霊馬車』高木彬光 昭和43年
2.『まぼろし令嬢』島田一男 昭和43年
3.『怪獣男爵』横溝正史 昭和43年3月15日
4.『恐怖の仮面』久米元一 昭和43年
5.『大迷宮』横溝正史 昭和43年4月10日
6.『黒衣の魔女』高木彬光 昭和43年
7.『夜光怪人』横溝正史 昭和43年4月10日
8.『双面の舞姫』橘外男 昭和43年
9.『怪盗紳士』柴田錬三郎 昭和43年
10.『黄金の指紋』横溝正史 昭和43年7月25日
11.『死神博士』高木彬光 昭和43年
12.『美しき魔人』久米元一 昭和43年
13.『スパイ13号』柴田錬三郎 昭和43年
14.『618の秘密』野村胡堂 昭和43年
15.『幽霊の塔』西条八十 昭和44年
16.『ロボット城』野村胡堂 昭和44年
17.『青衣の怪人』西条八十 昭和44年
18.『三面怪奇塔』柴田錬三郎 昭和46年
19.『蝋面博士』横溝正史 昭和43年7月
20.『黄金ミイラの謎』久米元一 昭和46年
21.『青髪鬼』横溝正史 昭和46年7月
22.『Z光線の秘密』久米元一 昭和46年
23.『オペラの怪人』高木彬光 昭和46年
24.『怪人対名探偵』島田一男 昭和47年 *『黄金孔雀』改題
25.『悪魔のサイン』久米元一 昭和47年
26.『夜光虫の謎』持丸良雄 昭和47年
ところで、下のリストで久米元一『怪傑アラン』=『海賊船イーグル号』なのかもしれ
ません。
以下ポプラ社編に続く。
[2001年3月13日 21時17分4秒]
お名前: おげまる
って説明くらい書いておかないと。
先ほどのリストは『偕成社五十年の歩み』巻末の図書年表から探偵小説関連を抜き出し
たもの。単行本の巻末広告で「探偵冒険」の項に挙っている書目を並べ、さらにいくつ
かを補った(*印は広告に出ていないもの)。野球小説やら熱血小説やらも混じってい
ます。今後現物確認のうえ、ちゃんとした形で仕上げる予定。
続きです。
〔野村胡堂選集〕(*印は時代小説)
*「乞食大名」 昭和28年5月
*「大江戸の最後」 昭和28年6月
*「大助捕物帖」 昭和28年6月
*「柳生秘帖」 昭和28年7月
*「南蛮魔術」 昭和28年7月
*「怪盗黒頭巾」 昭和28年8月
*「幻術影法師」 昭和28年8月
*「月下の密使」 昭和28年8月
*「馬子唄六万石」 昭和28年8月
*「神変東海道」 昭和28年9月
「大宝窟」 昭和28年10月
「ロボット城」 昭和28年10月
「地底の都」 昭和28年11月
「六一八の秘密」 昭和28年12月
「スペードの女王」 昭和28年12月
「悪魔の王城」 昭和29年3月
*「江戸の紅葵」 昭和29年6月
*「安政水地獄」 昭和29年7月
「都市覆滅団」 昭和29年7月
「岩窟の大殿堂」 昭和29年7月
*「娘捕物帖」 昭和29年8月
「金銀島」 昭和29年9月
*「二人銀之介」 昭和30年1月
「水中の殿堂」 ?
※『水中の殿堂』は巻末広告に載っているのだが、図書年表には見当たらない。デー
タをご存知の方、教えてください。
おまけその一。関連作家による時代小説。
◎柴田錬三郎
「白頭巾夜叉」 昭和29年12月
「天一坊秘聞」[実録時代小説] 昭和29年12月
「由井正雪」[実録時代小説] 昭和30年8月
「猿飛佐助」[実録時代小説] 昭和30年12月
◎島田一男
「朝丸夕姫」 昭和29年7月
◎高垣眸
「ダイアナの眸」 昭和24年9月
◎高木彬光
「新撰組」[実録時代小説] 昭和30年2月
◎橘外男
「怪猫屋敷」 昭和27年7月
◎角田喜久雄
「緑眼童子」 昭和29年12月
その二。同じく少女小説。
◎西条八十
「花物語」 昭和29年2月
「天使の翼」 昭和29年6月
「あらしの白鳩」 昭和29年11月
◎柴田錬三郎
「母の絵姿」 昭和24年11月
「夢よ真実ならば」 昭和25年1月
「母いま何処」 昭和25年4月
◎三橋一夫
「仮面の花」 昭和24年12月
「消ゆる花園」 昭和25年3月
この続きはのちほど。
[2001年3月13日 6時13分51秒]
お名前: おげまる
ええい見切り発車だ。行くぞ。
◎今井道夫
「熱球空を射つ」 昭和25年2月
◎海野十三
*「海底大陸」 昭和22年12月
*「宇宙探検」 昭和23年3月
*「地球盗難」 昭和23年6月
*「金属人間」 昭和24年4月
◎梶野悳三
「幽霊船」 昭和24年12月
◎香山滋
「海底牢獄」 昭和24年12月
◎久米元一
「古城の怪宝」 昭和22年11月
「紅ばらの秘密」 昭和23年7月
*「怪傑アラン」 昭和23年11月
「白髪鬼」 昭和24年9月
「仮面魔」 昭和25年4月
「恐怖の仮面」 昭和26年4月
「海賊船イーグル号」 昭和28年8月
「恐怖島」 昭和28年10月
「絶海の女王」 昭和29年5月
「太平洋魔人」 昭和29年11月
「最後の地獄船」 昭和30年1月
「白鳥団の秘密」 昭和30年7月
「黄金魔城」 昭和30年11月
「悪魔の紋章」 昭和31年11月
◎西条八十
「幽霊の塔」 昭和28年7月
「悪魔博士」 昭和28年9月
「人喰いバラ」 昭和28年12月
「魔境の二少女」 昭和29年2月
「青衣の怪人」 昭和30年9月
◎寒川光太郎
*「笑う氷山人」 昭和23年12月
「深夜の冒険」 昭和25年1月
◎柴田錬三郎
「怪人黒マント」 昭和25年6月
「魔海一千浬」 昭和29年2月
「三面怪奇塔」 昭和29年6月
「七つの海の狼」 昭和29年10月
「スパイ第十三号」 昭和30年3月
◎島田一男
「まぼろし令嬢」 昭和26年7月
「謎の三面人形」 昭和28年4月
「魔王の使者」 昭和28年6月
「黄金孔雀」 昭和29年9月
「七色の目」 昭和30年1月
◎高垣眸
*「怪人」 昭和22年9月
「禿鷹の爪」 昭和27年8月
◎高木彬光
「覆面紳士」 昭和24年6月
「妖鬼の塔」 昭和24年7月
「死神博士」 昭和26年6月
「幽霊馬車」 昭和26年6月
「黒衣の魔女」 昭和27年8月
「宇宙戦争」 昭和28年12月
「オペラの怪人」 昭和29年12月
◎橘外男
「双面の舞姫」 昭和29年3月
◎中山光義
「猛獣王国」 昭和30年6月
◎西野辰吉
「栄冠の蔭に」 昭和24年8月
◎橋爪健
「熱砂の美少年」 昭和30年3月
◎藤口透吉
「野象大陸」 昭和25年8月
◎牧野吉晴
「恐怖の都」 昭和25年5月
◎南洋一郎
*「片耳の魔豹」 昭和22年3月
*「孤島の秘密」 昭和22年12月
*「魔神島」 昭和23年4月
「密林の王者」 昭和23年4月
◎南沢十七
*「あざらし少年」 昭和23年6月
*「湖底の魔城」 昭和24年5月
◎持丸良雄
「夜光虫の謎」 昭和29年11月
◎森下雨村
「謎の暗号」 昭和20年?月
◎安田尚史
「姿なき飛行機」 昭和25年10月
◎山岡荘八
「この鐘を打て」 昭和30年5月
◎山中峯太郎
*「白雲峡の謎」 昭和23年7月
◎横溝正史
「怪獣男爵」 昭和23年11月
「夜光怪人」 昭和25年4月
「黄金の指紋」 昭和27年12月
「青髪鬼」 昭和29年3月
「白蝋仮面」 昭和29年6月
「蝋面博士」 昭和29年12月
「大迷宮」 昭和30年4月
「獣人魔島」 昭和30年7月
[2001年3月12日 20時27分48秒]
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