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お名前： かなこ
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[2007年2月28日 12時4分32秒]
お名前： 金光寛峯
本来私などがしゃしゃり出る筋合いもないような気もしますが、どうしても。
日下さんも下記しておられますが、いかにしても完璧は尽くし難いのではない
でしょうか。自作目録とて同様で、現に漏れはあったといいます。
おげまるさんの活躍ぶりには当方もずいぶんと力づけられました、このことは
ほんとうにありがたく思っています。ああ、こんな頑張っている人がいる、俺
も頑張ろう、人が出来るんだ、俺にだってやれるはずだ、と。
へんな例えなのですが、カミュに「シーシュポスの神話」というのがありまし
たよね? なんとなくあれを思い出しました。大苦労して頂上まで丸い大岩を持
ち上げたらそこは鋭角になっていて、とたんにごろごろと向こう側に転がり落
ちていった……
きっと書誌調査 (に限らず人間のやる事万事) なんてこの岩ころがしみたいな
ものじゃありませんか? 近ごろつくづくそう思うのです。
「なんでもなかったんだ」といえば、確かにその通りなのでしょう。おげまる
さんの調査は「なんでもなかった」ことだった。しかし、であるならば、人間
の為すことは全て「なんでもない」なのでしょう。山風氏も書いておられるじゃ
ないですか、人間は糞製造機と。この虚無感を知るはずのおげまるさんではあ
りませんか。さあもう一度岩を持ち上げましょうよ。
そんな繰り返ししか無いんだと愚考するのですが。
[2001年12月23日 18時31分11秒]
お名前： 日下三蔵
日下です。
＞しかしこの考えを突き詰めていくと、私の作業自体の意義が疑われてきます。
＞そこに風太郎邸からまとめて未刊行作品が発掘されたとなると、
＞ 俺がやってきたことはなんだったのか。
＞ 「なんだったのか」といえば、つまり「なんでもなかった」のだな。
成田さんもかかれていますが、もちろんそんなことはありません。
風太郎邸の切抜きの中には、今まで書誌情報として明らかになっていなかった
作品もいくつか混じっていましたが、逆におげまるさんが調査・発掘した作品
で、なかったものもたくさんあります。
あることを確認する、あるいはないことを確認する。その地道な作業こそが、
「書誌の作成」そのものです。切抜きの発見はあくまで偶然の産物、常に期待
できるものでない以上、地道な作業の方に意味がなかったなんてことは、絶対
にありません。
♯もし仮に、切抜きの中にこれまで発掘したものがすべて含まれていたとして
♯も、それはあくまで結果であり、それ以前の調査が無意味だったということ
♯にはならないでしょう。
[2001年12月20日 4時54分56秒]
お名前： ストラングル・成田
ＵＲＬ
あー、良かった、というのが正直な感想です。
どのような説明があっても、おげまるさんは、当分出てこられ
ることはないのでは、と内心思っていました。日下さんへの率
直な謝罪の弁があり、おげまるファンとして、日下ファンとして
、山風ファンとして、掲示板管理者として、深く安堵しました。
＞「なんだったのか」といえば、つまり「なんでもなかった」のだな。
そうではないということは、前々回書いたつもりです。
また、拙掲示板に華麗に出没してください。
忘年会もやらなくちゃね。
[2001年12月14日 1時29分21秒]
お名前： おげまる
お騒がせいたしました。
まず、日下さんの誠意あふれる対応に感謝いたします。ありがとうございます。
そして謝罪いたします。申し訳ありませんでした。
私がこの（開けて見るまで中身のわからない）掲示板で「調査報告」を行っていたのは、本当
に必要としている人にだけ情報が届けばいい、という考えからです。
ですから「日下さんは私の報告を読んでいて当然」などとは思っていません。
しかし、松橋さんが提供なさった「邪宗門頭巾」については成田さんが今年1月のWhat's New
で取り上げており、その後日下さんにお送りしたことを成田さんから聞いていました。2月の
「伴天連地獄」についても同様です（私としては、成田さんにテキストを渡すことは、同時に、
間接的に日下さんにお届けすることでもある、という意識でおりました）。であれば、すくな
くともこの二編のテキストがすでに手元にあることは、日下さんはご存じのはずだろう。
前回、前々回の書き込みはこの仮定を前提としたものです。
「知っている人は、知っている」と成田さんが書いてくれましたが、つまり私は一方的に、日下
さんがその「知っている人」の一人であると思い込んでいたわけです。
私としては、対外的に作品発掘のプライオリティを主張したかったわけではありません。
自分が満足できればそれでいいのですが、ただ、今回「ユリイカ」を手にして、「へへ、これ
は俺が見つけたんだぜ」と独り合点したところへ、「いや、これはこっちで見つけたもので、
べつにあなたの世話にはなっていませんが？」と言われたように思い、「え、だけど成田さん
が送ったって言ってたぜ、おい！」と逆上してしまった……いわばそういった脈絡でした。
ですがご説明いただいたような事情でしたなら、私の書いたことは根拠のない言いがかり以外
のものではありません。ご指摘のありました「答える義務がある」云々の個所をはじめ、全文
を撤回し、お詫びします。
お忙しい時期に日下さんをいわれのないトラブルに巻き込み、貴重なお時間を奪い、余計な風
評を招いてしまった今回の私の愚行を、なにとぞご寛恕くださいませ。
蛇足ですが、印刷物について「新発見」を主張するのは、「アメリカ発見」に類するナンセン
スであると、私も思います。これは「人魚燈篭」の報告が金光さんとバッティングした時点で
痛感しました（『妖異金瓶梅』の解説はあれでなんの不満もありません。引き合いに出してす
みませんが、これは成田さんに話した記憶があります）。
作品の著作権は作者のものだし、同時代にそれを読んだ読者が多数存在する以上、発見報告の
媒体やその時期によって（対外的に）権利を主張するのは無意味である。
しかしこの考えを突き詰めていくと、私の作業自体の意義が疑われてきます。
そこに風太郎邸からまとめて未刊行作品が発掘されたとなると、
俺がやってきたことはなんだったのか。
「なんだったのか」といえば、つまり「なんでもなかった」のだな。
……で、前回捨て台詞めかして書いた「どうでもよくなった。やるべきことはやったし」とい
う結論に至りました。支離滅裂な論理かもしれませんが、私の内面を解説すると、そういう流
れになるのです（ですから、いま思うと、今回の逆上は日下さんに対する八つ当たりだったの
かもしれません。重ねがさね申し訳ないことです）。
最後になりましたが、今回の件でご心配いただいた成田さん、後藤さん、すぎうら１６さんに
遅まきながらお礼申し上げます。ありがとうございました。ごめんなさい。
しばらくは風太郎書誌が塗り替えられていく様子を、観客席から見守りたいと思います。
[2001年12月13日 23時49分37秒]
お名前： ストラングル・成田
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日下三蔵 さま
まず、お忙しい中、委細を尽くした長文の事情説明を戴き、感謝
申し上げます。
私としては、今回の一件、電話でお話も聞いており、特段迷惑を
かけられたなどとも思っていません。日下さんに、「邪宗門頭巾」
や「伴天連地獄」ほかのコピーをお送りしてるのも、一面識もない
者に、「笑う肉仮面」はじめ多数の未収録作品のテキストを送ってい
ただいた御厚情に対するささやかな御礼のつもりでした。「邪宗門頭
巾」や「伴天連地獄」のコピーをすぐにお目通しされていなかった点も、
本音をいうと多少は残念ですが、目も回るような御多忙を考えれば、
十分想像がつくところです。当方にお詫びしていただくことなどありま
せん。今後とも、後一息というところまで来た山田風太郎作品復刻を進
め、ファンを楽しませてくださいませ。
ここまでで、時間切れ。後でまた書きます。
[2001年12月13日 7時57分32秒]
お名前： 日下三蔵
日下です。（長文ご容赦）
やはり仕事が終わらず、一日遅くなってしまいました。すいません。
さて、問題の件ですが、結論を先に言うと、「おげまるさんの発見報告をきちん
と読んで（認識して）いなかった」ということです。
メールのログをチェックして、成田さんから「邪宗門頭巾」と「伴天連地獄」の
コピーを送付していただいていることは確認しましたが、これもすぐには読んで
いませんでした。せっかく貴重な資料を送っていただきながら、たいへん申し訳
ありません。＞成田さん
この事情をもう少し補足します。山田風太郎の時代短篇については、出版芸術社
「山田風太郎コレクション」で未収録作品集を作るつもりで、企画の段階で八方
手を尽くして探索を行いました。九九年後半から二千年前半にかけてのことです。
結局、キリシタンものと推測される「ころび切支丹」「十字架姫」「邪宗門頭巾」
の三篇はテキストを入手できず、未収録時代小説集の刊行は無理と判断。「江戸
にいる私」だけは無理矢理ミステリ集（『天狗岬殺人事件』のことです）の方に
編入して、「山田風太郎コレクション」は現在の３巻構成でスタートすることに
なります。
後に、おげまるさんが「十字架姫」が「悲恋華陣」の初出タイトルである旨の報
告をされて（これは覚えています）未収録作品がひとつ減り、ますます時代小説
集の刊行は絶望的となりました。そんな次第で、時代短篇に関する情報の優先度
は（私の中では）非常に低いものとなり、実際にコレクションの第一巻『天狗岬
殺人事件』が刊行されてからは、ほとんど意識の外となっていたようです。おげ
まるさんの「伴天連地獄」発見のご報告も読んでいなかった、あるいは、目には
したかもしれませんが、「貴重な新発見」としては認識していなかった（少なく
ともまったく記憶にありませんでした）というのが正直なところです。
こんなことをいうと、また「俺の仕事を軽く見ている」とのお怒りを買うでしょ
うが、そんなことはありません。多分、おげまるさんの仕事の大変さを、私ほど
切実に実感している人は、そうはいないと思います。自分でも資料の発掘・確認
では、いろいろと苦労していますので。
要は、おげまるさんの提示された情報量が多すぎて私という個人のキャパシティ
に入りきらなかったということです。今回のおげまるさんの書き込みを拝見する
と、日下三蔵は山田風太郎の書誌情報はすべて把握・認識していて当然、密室系
の掲示板は隅々までチェックしていて当然、という前提で話が進んでいるようで
すが――そして、それは、たいへんありがたいことではあるのですが――明らか
に買い被りです。私は、それほどたいした人間ではありません。せっかく密室系
の素晴らしいデータベースを活用しながら原稿を書いているのに、光文社文庫版
の解題で凡ミスをくりかえし、その都度、次の巻で訂正を入れているのが、その
証拠です。（←お恥ずかしい限りですが）
＞日下氏はあの文章を読んだ俺が不快に思うことを予期しなかったのだろうか。
という次第ですので、予期していませんでした。
＞ユリイカで「山田邸から発掘された雑誌切り抜き」の発見を強調されているの
＞はなにか理由があるのでしょうか？
１０万HITスレッドでの、このご発言には首をひねりました。そんなことを強調
した覚えはなかったからです。おげまるさんのこのスレッドでの発言を読んで、
私自身が驚いたわけですが、そうした事情を考えないであの文章を見ていただけ
れば、特に切抜きの発見を「強調」しているようには見えないと思うのですが、
いかがでしょうか？
ついでに切抜きの内容についてもご報告しておきます。本にした作品については
捨てておられたようで、出てきたものはほとんどが未収録作品でした。『天狗岬』
の収録作もかなりの分がありましたし『忍法創世記』まであって、あのテキスト
入手の苦労は何だったのという感じ。収録にあたって、さんざん成田さんのお手
を煩わせた「人魚燈篭」（その節は、ご迷惑をおかけしました）や、密室系でも
話題になった「白い異邦人」「信濃の宿」「妖物」、またこれまでの著作リスト
にはなかったショート・ショートも何篇か出てきました。
もちろん、だからといって、これらの作品の存在を発見・報告してくださった方
の行為が「なかったもの」になるなどとは思っていませんし、そもそも切り抜き
の発見自体が私の「手柄」だとも思っていません。たまたま切抜きの箱を見せて
いただく立場と機会に恵まれただけであって、私個人の努力の賜物ではないから
です。
基本的に私は、印刷物に関しては、自分の「新発見」などというものはない、と
いう考えを持っていて（中島書誌、島崎書誌、山前書誌が自明のものとしてある
から）、テキストをいかに刊行するか、ということにばかり、気を向ける傾向が
あるようです。切抜きの内容を取り立てて密室系でご報告しなかったのは、現代
ものに関しては、すぐに光文社文庫の十巻に収録できる目処が立っているので、
あまりその必要性を感じなかったからでした。つまり、本の形にすることが私に
とってのゴールなのです。
しかし、私が本に出来たといって満足したからといって、他の人もそうだ、とは
限らない訳で、扶桑社文庫『妖異金瓶梅』の「人魚燈篭」についても、おげまる
さんと金光さんのお名前を出すべきだったのでは、というご指摘を、ある方から
いただきました。資料提供者の名前を出さないことで、おげまるさんと金光さん
の「発見」をなかったものにしよう、手柄を自分のものにしよう、などとはまっ
たく思っていませんでしたが、この点でもおげまるさんに不愉快な思いをさせて
いたとしたら、深くお詫びいたします。
資料提供者のお名前をどこまで出すかというのは難しい問題でして、中には名前
を出されるのは困るという方もいる訳です。また、あいつの名前が出ているのに
俺の名前が出ていない――などというトラブルを避けるためには、逐一お名前を
出す方向に進まざるを得ず、テキストの入手経路をすべて列挙するといった馬鹿
馬鹿しい事態にもなりかねません。例えば、私の編集本では、最後の頼みの綱と
して山前譲さんに原本をお借りして収録した短篇が、いくつもありますが、特に
お名前は記しておりません。今後も、よっぽど特殊なものでない限り、基本的に
はお名前を出さない方針で行くことになると思います。
で、その「特殊なもの」というのが、光文社文庫の第八巻でして、こればかりは
成田さんとおげまるさんの情報提供・資料提供がなければ、そもそも成立しなか
った巻であります。（少なくとも一冊６８０ページを超えてなお収録作品がはみ
出す、などということにはならなかったはず）
いろいろと畑違いの方々（児童もの専門の方とか）からのご協力もいただきまし
たし、この巻では資料提供者のお名前を記そう。ついては、成田さんとおげまる
さんに名前を出してもよろしいか、その場合、本名とハンドルとどちらがいいか
お伺いしようと思っていた矢先のこの事態で途方にくれております。どのように
処理すべきか、お二人のご希望をお聞かせいただければ幸いです。
書き漏らしたことはないかな。あ、ユリイカの文章では、「伴天連地獄」という
作品のテキストが見つからなかった、という記述になっていますが、もちろん、
これは前後関係が逆で、見つからなかったのは「ころび切支丹」です。切抜きを
一読して、これは「ころび切支丹」だな、とは思ったものの、確証がないので、
ああいう書き方になってしまいました。
いずれにしても、私が切抜きを読むはるか以前に、おげまるさんが「伴天連地獄」
という作品を発見し「ころび切支丹」の改題であろう、という書き込みをされて
いるのは、掲示板の過去ログから明らかです。その発言を目にする機会があり、
さらには成田さんから現物のコピーまで送っていただきながら、きちんと事実関
係を把握しないまま原稿を書き、おげまるさんにご不快の念を抱かせてしまった
ことをお詫びいたします。
今回の私の発言が、おげまるさんにどの程度「理解」あるいは「納得」していた
だけるものか、いや、そもそも内容をどの程度「信用」していただけるものか、
私には判りません。が、私としては事情を正直に述べたつもりです。また、おげ
まるさんの調査・発掘の業績を無視ないし軽視する意図はまったくなかったこと
を、重ねて申し上げておきます。
それから成田さん。私のミスで多大なるご迷惑をおかけしたことを、深くお詫び
いたします。申し訳ありませんでした。
最後に本筋とはまったく関係ない話をひとつだけ。
＞あの人には私の質問に答える義務がある。
とのことですが、これには同意しかねます。メール、電話、FAXなどで直接おこ
なった質問に応えない、あるいは、毎日のように密室系の掲示板に書き込みを
しているのに、おげまるさんの質問にだけ応えない、ということならば、非難
されて然るべきかと思いますが……。掲示板を使って一方的になされたご質問
に対して応える義務がある、ということは、毎日（か、それに類する頻度で）
密室系の掲示板を隅々までチェックし、速やかに反応する義務がある、という
ことです。私には、そんな義務はない。重要な事項であればあるほど、せめて
メールでも、ご一報いただきたかった、と思う次第です。
[2001年12月11日 5時32分33秒]
お名前： 日下三蔵
先月２９日にパソコンを買い換えて組み立て開始。３日の朝にこのスレッドを
みて仰天し、書き込みをしようとしたのですが、その直後、ハードディスクが
いかれて、ネット自体につなげなくなってしまいました。（どうやら初期不良
だったもよう）
部品の交換後、仕事の合間に復旧作業を進め、なんとか書き込みができるまで
には復活しました。
おげまるさんには申し訳ありませんでしたが、事情をご理解いただければ幸い
です。なお、今回の件の詳しい事情（といっても私が間抜けだったというだけ
のことですが）に関しては、説明の文章を書くのにまとまった時間が必要です
ので、もう一日お待ちください。日曜の夜（というか月曜の明け方）には時間
を取れると思いますので。
[2001年12月8日 15時34分14秒]
お名前： すぎうら１６
おげまるさんのレポートを読んでこれまで何度も目を見開かされました。
（うわーっ、こんなのあったの！）と声なき声をあげていました。
もうやめなんておっしゃらずに。がんばってください。
同じ思いのおげまるファンは全国に（もしかして世界中に）いるはずだ！
成田さんのいうとおり知っている人は知っている、です。
[2001年12月5日 16時22分53秒]
お名前： 後藤
おげまる様
おげまるさんのおかげで、未刊行の色々な作品を知ることが
出来ました。
成田さんのおっしゃる通り、私たち山風ファンみんなの為に、
活動を続けて下さい。
私も、次回中国に行った時には、山風中国語版を真剣に探して
みたいと思います。
[2001年12月4日 15時8分34秒]
お名前： ストラングル・成田
ＵＲＬ
一日中、どう書けばいいのか考えてましたが、先ほど
日下さんから電話をいただき、今回の「ユリイカ」の
文章がおげまるさんの仕事を否定ないし無視する意図
がないものであることがわかり、一安心しました。
説明は、日下さんから後ほどあるはずです。
道立図書館での山風の未収録物や児童物の探索で、
おげまるさんがどれだけの時間を費やし、どれだけの
苦労をされているかは、この掲示板を御覧の方は、
皆わかっているはず。（どれだけの人がこの掲示板を
見ているかは心もとないが、知っている人は、知っ
ている）
「伴天連地獄」の「発見」も、（少なくとも自分の
知る限り）おげまるさんが、一番早かったし、その
発見の第一声も、きちんと記録されて残っている。
おげまるさんが、山風探索で、華々しい成果を
挙げてきたかも、知っている人は知っている。
これまで知られていなかった短編も、単行本に収録
され、一介の素人がシーンも動かした。
おげまるさんが、この冴えないサイトを主戦場に
活躍しているのは、サイト制作者の誇りでもあります。
だから、「なんだかもう、どうでもよくなってきた」
などといわず、以前と変わらぬ活躍を続けてほしいの
です。
ライヘンバッハの休暇明けの早すぎる帰還、お待ちし
ています。
[2001年12月4日 0時32分47秒]
お名前： ストラングル・成田
ＵＲＬ
先ほど、日下三蔵さんから、電話をいただきました。
（まだ帰宅していなかったので、こちらからかけ直しました）
先週の木曜日から、パソコンのキットを組み立てていて、接続
しておらず、今日の午前中にこのスレのおげまるさんの書込みを
見たとのこと。まだ、自宅のパソコンから書込みできない状態だ
ということです。その際、今回の一件について伺いましたが、
日下さんに直接書いていただいた方がいいと思いますので、もう
数日お待ち下さい。
とりあえず、ここまで。
[2001年12月3日 23時39分50秒]
お名前： おげまる
ウィルス対策を講じていないので、もしメールをいただいたとしても私が読むことは当面あり
ません。また、差出人ogemaruのメールを受け取った方は即刻削除して下さい。
成田さん。
お手数をおかけしました。ありがとうございます。
＞ああ、風太郎邸から出てきたのかと思いました。
あの文章の筆者が日下氏でなければ、私もそう思ってすんだでしょう。
２８日に「ユリイカ」を買ってあの文を読み、俺は当惑し、ついで激怒した。なにが起こって
いるのかわからなかった。一日置いてむりやりクールダウンしつつ、「１０万ＨＩＴ」スレッ
ドに、極力穏当に日下氏への質問を記した（もちろんＭＯＲＩＯさんや関さんに向けたレスは
本心からのものだし、成田さんにも一切含むところはない）。
気分をそらしてみたものの、７９頁をひらくと、やはりはらわたが煮えくりかえる。
誤解しないでいただきたいのだが、俺は資料提供者として自分の名前が出なかったことを憤っ
ているのではない。逆だ。むしろ名前は出してほしくない。
俺が怒ったのは、存在を無視されたのではなく、否定されたからだ。
「伴天連地獄」の再録にあたり、テキストの入手ルートについて言及がなかったなら、なんの
問題もなかった。
しかし成田さんが引用した部分を読めばおわかりのように、日下氏は「山田邸から発見された
スクラップ」というトピックを報じることで、俺の行為を「なかったこと」にしてしまったの
だ。あの文章はどう読んでみても「これまで幻だったテキストが今回はじめて発見された」と
いう意味であり、誤読の余地はないと思う。
日下氏はなにを考えてあの一文を書いたのか。
もちろん「……見つからなかったためだが、今年になって某所からテキストが手に入り、さら
に風太郎邸に残されていた……」などと書いたのではいかにも間が抜けているが、しかし文章
の効果をねらって事実を歪曲されたのでは、たまらないではないか。
日下氏はあの文章を読んだ俺が不快に思うことを予期しなかったのだろうか。
それでもなおあの文章を書かねばならぬ事情があったなら、ひとことあってしかるべきではな
いだろうか。
……ということを思っていたんだが、なんだかもう、どうでもよくなってきた。
やるべきことはとりあえずやったし、しばらく沈黙いたします。
ご迷惑をおかけしました。
[2001年12月2日 22時55分41秒]
お名前： ストラングル・成田
ＵＲＬ
「伴天連地獄」＝「ころび切支丹」説は、指定先を御覧いただけるとわかると思い
ますが、発見者おげまるさんが最初に言い出した説であります。自説のようにいっ
て、すみません。
この後、穏やかならざる雰囲気です。
＞事実関係を確認させてください。
＞「成田さんは私が提供した「伴天連地獄」、および松橋さんから提供された「邪宗門頭巾」の
テキストを日下三蔵氏に送りましたか？」
「邪宗門頭巾」は、今年１月に、「伴天連地獄」は２月に送っているはずです。
日下さんのお持ちでないと思われるテキストは、これに限らず、気のつく限りお
送りするようにしています。
＞「その時点で日下三蔵氏は上記二点のテキストを入手済だったのでしょうか？」
お持ちでなかったのではと、思いますが。
今回「ユリイカ」収録の二編、
「これまで単行本に入らなかったのは掲載誌が見つからなかったためだが、風太郎邸に
残されていた切り抜きの束からスクラップが発見され、今回ようやく再録することが
出来た。まさに幻の二篇といっていい。」と日下さんの解説にありましたね。ああ、
風太郎邸から出てきたのかと思いました。
「伴天連地獄」が単行本に入らなかったのは、掲載誌が見つからなかったというより、
おげまるさんの発見まで存在自体がほとんど知られてなかったから、というのが本当だ
と思います。
[2001年12月2日 1時13分26秒]
お名前： おげまる
後藤さま、こんにちは。
「伴天連地獄」＝「ころび切支丹」説は私が言いだしっぺなのですが、別作品の可能性も捨て
切れません。クライマックスで反復されるキイワードなので、おそらく同一作品と推測される、
ということです。
あと、「数珠かけ伝法」の掲載誌も確認しているのですが、こちらも再録の疑いがあるため、
成田さんのリストには反映されておりません。
ごめんなさい、このあとは楽しくない話題になります。
成田さん。
「ユリイカ」入手なさいましたか。７９頁の日下三蔵氏による「解題」も読みましたね。
日下さんがお忙しいのは承知しておりますが、あの人には私の質問に答える義務がある。こち
らの掲示板をチェックしていない、というなら、つまり日下さんは私の反応を気にとめていな
いのだ。
事実関係を確認させてください。
「成田さんは私が提供した「伴天連地獄」、および松橋さんから提供された「邪宗門頭巾」の
テキストを日下三蔵氏に送りましたか？」
「その時点で日下三蔵氏は上記二点のテキストを入手済だったのでしょうか？」
お答え下さい。あるいは私の被害妄想なのかもしれない。
もうすこし待ってみます。
成り行きによっては掲示板が荒れます。
俺が荒らす。
[2001年12月1日 21時46分9秒]
お名前： ストラングル・成田
ＵＲＬ
後藤さん
やっと「ユリイカ」買えました。
「伴天連地獄」っていうのは、「邪宗門頭巾」の後の解題に日下さん
が書いておられるように、「ころび切支丹」の改題作ではないかと思
います。
Googleで調べると（笑）
当掲示板で「ご無沙汰です」スレ２月１９日で、
おげまるさんが発見を報告しており、
http://www2s.biglobe.ne.jp/~s-narita/bbs1/0419921875.html
what's new?でも２月２５日付けで、触れています。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~s-narita/new/what.s01.2.html
なかなかの傑作だと思うのですが、どうでしょう。
[2001年12月1日 17時38分35秒]
お名前： 後藤 英次
ｅ−ｈｏｎからユリイカの山田風太郎特集号が届きました。
単行本未収録作品として、「伴天連地獄」っていうのが
あったのですが、これは日下さんや成田さんのリストにも
ないタイトルでしたが・・・
新発見の物なのでしょうか？
[2001年11月30日 22時12分17秒]
お名前： ストラングル・成田
ＵＲＬ
日下さん、ありがとうこざいました。
「ユリイカ」山風別冊楽しみです。インタヴュー集は、既読多そう。
＞河出ムックの作品リストにタイトルのあがっている現代ものは、すべて収録されます。
ああ、素晴らしい。
日下捜査網大阪支部後藤さんの活躍で光文社文庫少年篇もますます楽しみになってまいり
ました。
[2001年11月23日 13時28分57秒]
お名前： 日下三蔵
日下です。
＞２.風々院風々風々居士 山田風太郎に聞く 筑摩書房 1,400 2001年11月
こちらは、森まゆみさんによるインタビューをまとめた本だそうです。
明治小説全集の愛蔵版に収録されたものと彷書月刊の前後編と東京人の
特集の時のもの。
＞ところで、「東京魔法街」や「疾風怪盗伝」も光文社に収録されますか？
河出ムックの作品リストにタイトルのあがっている現代ものは、すべて収録されます。
というか、『天狗岬』を編集した時に、未収録はぜんぶ集めてからセレクトしたので、
残りはぜんぶ１０巻にぶち込みます。詳細が決定したら、光文社文庫スレでお知らせ
しますので、今しばらくお待ちください。
＞私も年譜40枚と駄文15枚の計45枚（死んだ…）を寄稿しておりますので、
足し算も出来なくなってる……。かなり死んでいたようです。
[2001年11月22日 13時42分43秒]
お名前： 後藤 英次
日下さま
情報ありがとうございます。ご苦労様です。
ところで、「東京魔法街」や「疾風怪盗伝」も光文社に収録されますか？
ＹＡＨＯＯのオークションに下記の本が出ております。
”冨士 1949年10月号。「疾風怪盗伝」を掲載 ”
[2001年11月21日 10時46分58秒]
お名前： 日下三蔵
日下です。
＞後藤さま
先日は「エベレストの怪人」と「魔の短剣」のテキスト入手にご協力いただき、
ありがとうございました。おかげさまで、無事、二篇とも収録できそうです。
おたずねの件、１は雑誌「ユリイカ」の山田風太郎特集号です。私も年譜40枚
と駄文15枚の計45枚（死んだ…）を寄稿しておりますので、ご覧いただければ
と思います。２２日に見本が出来てくるそうなので、発売は２６日ぐらいから
になるはずです。
２はちくまの方に詳しい内容を聞いてから、改めてご報告いたします〜。
[2001年11月21日 0時32分52秒]
お名前： 後藤 英次
ｅ-ｈｏｎで検索したら、下記の本がありました。
情報を持っておられる方がありましたら、お教えください。
１.山田風太郎 青土社 1,238 2001年11月
２.風々院風々風々居士 山田風太郎に聞く 筑摩書房 1,400 2001年11月
[2001年11月20日 18時28分7秒]
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