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お名前: 日下三蔵
日下です。
>「週刊実話特報」というのは、双葉社の「二大週刊誌」ということですが、
>聞いたことがありませんでした。
実は、昭和ミステリ秘宝で都筑道夫さんの『なめくじに聞いてみろ』を
出したとき、初出の確認で、昭和36年以降の合本を見せてもらっていた
のでした。まさか、その二年前の分に、『おんな牢秘抄』が連載されて
いようとは……。
♯ちなみにこの雑誌には、日影丈吉の『夜は楽しむもの』も連載されて
♯います。
[2001年12月20日 5時14分3秒]
お名前: 日下三蔵
日下です。
ついに最後の難関に曙光が! MORIOさま、貴重な情報、ありがとうございます。
という訳で、双葉社の倉庫に行って確認してきました〜。
おんな牢秘抄「週刊実話特報」昭和34年4月15日創刊号〜12月10日号(35回)
よっしゃ。
[2001年12月20日 5時6分26秒]
お名前: ストラングル・成田
URL
「おんな牢秘抄」初出雑誌判明!ですか。これは、ビックニュース。
最新の文芸別冊の書誌(日下三蔵氏編)でも依然として初出不明になって
いますものね。
「新聞小説は穴場です」とmorioさんが、以前書かれたことは、よく覚えて
おりましたが、その後、各紙をチェックされていたとは。
おげまるさんも、初出を探して今年7月くらいに「平凡」を引っくり返してたはず。
結果的なダブリ買いが、発見に結びつく顛末は、奇譚という感じで、「興奮して飲み
過ぎ」というのも、よくわかります。
「週刊実話特報」というのは、双葉社の「二大週刊誌」ということですが、聞いたこ
とがありませんでした。morio さんは、リアルタイムで、この雑誌に触れられている
のですね。現物確認は、少し難しそうですが、なには、ともあれ、貴重な情報に感謝
です。
(鮎鉄「夜の挽歌」情報も貴重かも)
関係ないけど「おんな牢秘抄」で検索をかけると、
「美女奉行 おんな牢秘抄」
監督: 新村良二
出演: 貴石彩子/真矢武/白石ひとみ
1994日(83分)
美女奉行 おんな牢秘抄2
監督: 原田徹
出演: 貴石彩子/愛染恭子/渋澤夏子
1994日(84分)
発売・販売元 : キングレコード
が出てきました。Vシネマ化されているとは、知らんかった。
[2001年12月15日 16時6分51秒]
お名前: MORIO
成田さん、おげまるさん、未確認ですが、懸案の『おんな牢秘抄』の初出が判明しました。
しかも全く予期せぬところから。書誌作成とは如何に置くが深いものか、改めて実感しま
した。それでちょっと長くなりますが。
「日本の古本屋」のカタログに「傑作倶楽部1959年8月号 風太郎」と出ていたのが事の
始まり。確かこの号は初出も、再録も「風」の字は無かった筈、と発作的に注文しました。
ところが後で改めておげまるさんの再録チェックリストを見ると、「殺人蔵」とあるでは
ありませんか。1500円損した、今年は掘出し物も少なかったしツイてないなあ、と嘆いた
次第ですが。
その雑誌が昨日届きました。1500円損したナア、大下宇陀児が載ってたってしょうもない、
目次を眺めて改めて嘆息。それでマア、やけ気味で開いたところが、194頁、双葉社の
広告頁だったわけです。「双葉社の二大週刊誌」、上が「週刊大衆」で「評判連載小説
島田一男『菊太郎無残囃子』」とあります。そして下が「週刊実話特報」。そうです、ここ
でドデンしたわけなんです。「好評連載小説『おんな牢秘抄』」!!!そうか、そうか、
そうか、「週実報」とは、まさしく穴場中の穴場だったちゅうの!!!(実は去年、この
サイトで「新聞小説は穴場です」なんて書いた手前、しこしこと新聞小説をチェックしてい
たのですが、かすりもしない。しかもよくよく章割の字数を調べると、どうも新聞連載では
ないようだと気がつきました。)
『おんな牢』は、初版が1960年1月、ロマンブックスを経て、双葉新書からも出ているこ と、時期的にも「週実報」が初出と特定してもいいのではないでしょうか。
「週実報」は、「週刊実話」に比べてもかなりえげつない週刊誌でした。高校の頃、探偵小説 が載ってないか、本屋でオズオズとチェックした思い出があります。山前さんの「鮎川哲也
書誌」で初出不明となっている「夜の挽歌」も、これに載りましたし、日影丈吉、佐野洋、
笹沢左保なども長編を連載してますしね。現物確認が難しそうな代物ではありますが。
どうも長くなって申し訳ありません。夕べは興奮して飲み過ぎました。
PS.おげまるさん、復帰をお待ちしています。
[2001年12月14日 20時14分42秒]
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