ビショップミュージアムから2番のバスでワイキキへ戻りました。Yちゃんとの相談の結果、今晩の夕食はハイアット・リージェンシーの中にあるCiao Meinに行くことに決めました。中華とイタリアンがミックスされた料理のレストランです。激ウマというウワサ。電話で予約しておきました。
それからまた、ワイキキビーチへ。Yちゃんは1人で海に行っちゃって、フロートに乗ってぷかぷかお昼ネタイム。私はビーチでボーっとしたり、サンスクリーン塗ったり、本読んだり、1人で時間をつぶしながら太陽をめいいっぱい浴びました。すると、そこへ1人の細身の白人のおっさん登場。「Hi!」なんて馴れ馴れしく話しかけてくるのです。シカトしようとしたけれど、このおっさん、ズーッと私の返事を待っています。仕方なしに、「Hi!」とだけ答えてみました。「Where are you from? Japan?」と尋ねてくるので、「ナンパかい、おい」と思ってズーッと黙っていたけれど、このおっさんのマークが私から外れることはなさそうなので、ほんとしょうがなく、「Yes. I'm from Japan.」と答えました。と答えた途端、おっさんは私の横に座り込み、いきなり世間話を始めるではあ〜りませんか。
「寿司はスキかい?僕はね、マグロ扱う仕事をしているんだよ。日本にも良く行くよ。築地とかね。僕はね、そこのコンドミニアムを2つ持ってるんだ。1つはアストングループに貸してて、もう1つの方に住んでるんだ。今までそこでスカッシュをしていたんだ。君は大学生かい?君は日本人っぽくないね。肌の色がロコのようだよ。ハワイに住んでる僕の肌より黒いよ。サンスクリーンは使ってるの?SPF40!?ウソだろう?君はジョークを言ってるんだね。大学でジョークの勉強をしてるのかい?僕の前の彼女は日本人だったんだ。けれど、僕が仕事でハワイを離れている2ヶ月間の間に、若くてカッコイイサーファーボーイに彼女を取られてしまったよ。彼女は正直者だったよ、『彼を好きになってしまったんだもの。この気持ちはとめられないわ!』って彼女は言ったよ。寂しかったね。けどさ、僕は日本人の女の子が好きだよ。だって日本はMen Firstの国でしょ?女の子たちはさ、実に男性に対して献身的だよ。僕はそういうの好きだね。ところでさ、君の泊まってるホテルはどこ?」(全会話日本語混じりの英語で)と言ってきたのです。「はぁ!?」危ない危ない、話に乗せられてうっかり口に出してしまいそうだったよ。「教えない。」そう私が言うと、「そうかそうか。別にいいよ。今晩、僕と一緒に寿司でも食べに行かないかい?ご馳走するよ。」。あぁ、がっかり。こうやってナンパしてきてくれるのが、若くてカッコイイロコボーイだったら良かったのに・・・。なんで、こんなおっさんにナンパされなくちゃならんの!?別にロコボーイにナンパされたところで、ついて行ったりはしないけど、ただ、なんとなくだわよ。なんとなく。なんか、すごい気分がムカついてきたので、このおっさんのことは適当に断りました。おっさんは私のところから離れたあと、しばらくビーチの女の子の中に日本人がいないか探し、ようやく見つけた女の子の隣にこれまた座り込んで話して居ました。「なんだ、アイツ日本人専門かい?」気分を害したので、早々にビーチを後にしました。
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