Panasonic LUMIX DMC-LS2

 


コンパクトデジカメとしては、もうカメラ作るのやめちゃったコニカミノルタの
G400というのを持っていて、小さくて起動が早くて、400万画素もあるの
でそんなに不便はないんだけど、今時のデジカメのトレンド(広角、大画面、手
ぶれ補正)からすると見劣りしている。おまけに最近は一眼でメモ撮りなんかも
済ましちゃってしまうので、ますます出番が無くなってしまった。
 それでもやっぱり、新しいデジカメがでると気になってしまうのが、私の悪い
癖。広角レンズはともかく、大画面の液晶があれば見易いよなあ。とか、手ぶれ
補正があれば暗いところでも撮りやすいよなあ。とか考えてしまう。
 それでも使用頻度を考えると、4〜5万円のものは買いづらい。一応自制心は
あるのだ。
 最近は、安い価格帯(2万円前後)のモデルでも500万画素あるし、液晶も
大きく、スペックだけを見るとG400を越えている。だいたいコンパクトデジ
カメに一眼レフなみのハイスペックを求めているわけではないし、必要最低限の
機能(撮影時のメモ撮りやお気楽撮影)さえあれば全然OK。だったら買い換え
る必要ないジャン・・・て一人つっこみをすると、堂々巡りになってしまうのでや
めておこう。
 そんなこんなで、今年の春モデルを眺めてみると、いくつか美味しそうな機種
がある。オリンパスのμ-720SW、FE-150、パナソニックのDMC-TZ1、DMC-LS2であ
る。
 まずμ-720SWが、ヘビーデューティ仕様でありながらスタイリッシュなデザイ
ンで非常にかっこいい。はっきり言って惚れた!
 そして、パナのTZ1。こいつは10倍ズームにもかかわらず、コンパクトスタ
イルなのがいい。レンズもあんまり飛び出てこないし、デザインも悪くない。
 でもこの2機種は、やはり4万円オーバーということで候補から消さざるを得
ない。すると残るのは、実質2万円前後で売られているFE-150とLS2だ。
 スペック比較をすると、レンズはわずかに広角寄りのFE-150が有利。液晶も
2.5inで20万画素のFE-150の勝ち。しかしパナソニックには最強の手ぶれ補正が
付いている。う〜ん最後にでました伝家の宝刀延髄切りで、オリンパスをノッ
クダウン!(我ながら古いなあ〜)
 本来ならオリンパスの方が格好良かったし、絵なんか大差ないだろうと思って
いたのだが、某サイトのサンプル画像見て、買う気が萎えてしまったのだ。いく
ら安いからといって、この絵はないよなあって感じだ。それに、G400と比較
した場合、液晶が大きくなったことぐらいしか変化がない(画素数は400→
500万画素にアップしているが鑑賞サイズは変わらないので)。それに液晶画
面は撮影結果には影響しないし。レンズが微妙に広角側になったくらい。それに
比べてLS2は、レンズ画角は同等、液晶多少サイズアップ。しかし手ぶれ補正に
よる撮影領域の拡大+画質への貢献は計り知れないものがある。
 そんなわけでDMC-LS2を買っちゃいました。いや、正確には某カメラ店の貯ま
ったポイントでもらっちゃいました。
 外観は、横長デザインでそんなに小さくない代わりに、以外と持ちやすい。こ
れは正しいカメラの持ち方が出来ることに繋がり、画面ばかりでかくて持ちにく
いカメラが多い中、大変よろしい。その代わり、高級感というものはかけらもな
く、全面的にプラスチッキーなイメージが強い。ならばちょっと遊んでみましょ
う。ということでカメラの貼り革を貼ってみた。おお、雰囲気が変わってなかな
かいいじゃない。安っぽさを完全に拭えるわけではないが、千円くらい高くなっ
たような気がする。背面の親指の当たるところにも貼ると滑り止めにもなって一

石二鳥。う〜ん、とってもおしゃれ!ってな感じで自己満足に浸る私。いいん
です自分さえよければ、誰に迷惑かけるわけでも無し。
 肝心の写りはというと、これが結構いい。元々レンズは上位機のFX9と同ス
ペック。なんでライカの文字がないのか不思議なくらい。きっとブランド代だけ
コストダウンされているのだろう。おまけに画像処理はヴィーナスエンジン・プ
ラスという最新のものだから。はき出される絵が悪いはずがない。なんとなく旧
FX8を単三仕様にしただけではないかと疑いたくなる。でもそうすることでこ
んなに安く買えたのでありがたい。
 角の塗装がはげてきだしたG400にはそろそろ引退いただいて、これからは、
LS2の時代だ!


 作例

フラワーパークのチューリップ
ヴィーナスエンジンによる絵の美しさ
ディナーのワイン
この明るさでぶれていないのは手ぶれ補正のおかげ

※手ぶれ補正機能が付いているからと言って、適当に構えても大丈夫だろうと思
っていると結構ブレる。あくまでもブレないように撮影することが基本である。
それでもブレそうなときの最後の切り札という気持ちでいた方がいい。過信は禁
物!

2006年4月購入