MINOLTA α-SweetU(アルファ スウィート 2)

  with AF50mm/F1.7

 αSweetというとどうしてもRICAKOのコマーシャルがのイメージが
強くてファミリーカメラ(別名パパママカメラ)と見られることが多い。事実私
もそうであった。なのに、何故このカメラを買ったかというと、小さいからであ
る。最近の高性能な一眼レフが重厚長大化している現代において、この小さいと
いうことは、私の旅カメラにおける携帯性上たいへんな利点なのだ。
 くしくも、今まで私のメインカメラを務めているオリンパスのOMシリーズが、
デビューした時代に似ている。「大きいことはいいことだ」の時代にただ小さい
だけでヒットしたOM−1のように、このカメラも世界最小最軽量一眼レフの肩
書きを持ってデビューした。某カメラ紙において誰かがOM−1の再来とまで書
いてあった。となるとOMファンの私としては買わねばなるまい。

 だからといって、すんなりこのカメラを買ったわけではなく。当然ながら種々
の葛藤があったわけである。特にAF一眼レフについてはすでにニコンがあるわ
けで、αを買うとなるとレンズも揃える必要が出てくる。ニコンならボディだけ
で済むし・・・
 結局、αSweetUのライバル機のF80と比較(価格的には下位機種のU
の方がライバルとしては正しいのですが)すると、操作性のF80に対し、基本
性能のSweetUといった感じである。その結果、私の小型カメラバッグへ納
まるSweetUに決定。
 レンズは、先に書いたとおり買わねばならず、どのレンズにするかで、またま
た悩むことになるのですが、思い切ってズームレンズをやめて単焦点レンズのみ
と割り切ってみた。一番使う焦点距離の50mmと、28mmの安い奴で見積も
ってもらい、実際には、ボディ+28mmレンズを現金で購入し、貯まったポイ
ントで50mmをただでもらった格好になった(博多の某巨大量販店では、ボディ
が20%、レンズが15%のポイントバックだったので50mmのレンズ+消費
税分がまるまるポイントでまかなうことができた)。

 実際に、カメラを持ってみると、確かに軽い。軽いんだけど、決して安っぽく
ない。おまけに持ったときのサイズが、OMによく似ているのである。シャッタ
ーボタンの位置が、ミノルタのMF機よりOMに近い関係で余計にそう感じるの
かもしれない。確かにこれはOMの再来だ!
 ただし、機能的には遥かにOMを凌ぐわけで、巻き上げ、巻き戻し、ピント、
露出調整全てが手動のOM−1に対し、全てが自動になって、このサイズ。横幅
はむしろOMより小さいし、重量は半分とまではいかないが70%程度である。
30年の技術の進化を見せつけられたような気がする。OEMで、OLYMPUS
のロゴ入りで出たら、もう一台買っちゃうかもしれないなあ。フラッシュだけは、
通常タイプにして、F280が使えるようにして欲しいけど、そんなことはない
か。

 ところで、このカメラについて書いているサイトをWebで探してみたけど、
ほとんど無いんだよね。ヒットするのは、通販ページばかり。持っていることを
自慢するカメラではないらしい。名前のSweetっていうのがやっぱり悪いの
かなあ。海外のようにα5とかMAXAM5とかってすれば、写真通の方達にも
売れると思うんだけど。と言うわけで私は、Sweetのネームプレートと、使
うことのないピクチャープログラムの絵文字(セレクトボタンも)を黒テープで
マスキングしてみました。これだけで黒ボディと相まって、グッと精悍になった
ように見えるでしょ?←自己満足(^-^)g""

作例
天草への入り口でもある三角町の西港。ここは、レトロな建物が再建され、ちょっとした
 観光スポットになっている。天気も良く試し撮りには最適でした。
ムルドハウス、ここは土産物屋になっている
28mm/F2.8 P Auto
石積埠頭
28mm/F2.8 P Auto
きれいな水で船もうれしそう
50mm/F1.7 P Auto
12月だというのにもう菜の花が・・・
50mm/F1.7 P Auto
基本的にプログラムオートで撮影したのですが、絞りは開き気味のプログラムラインになっている
らしく、なかなか好みの設定である。