京都 大原

                               '04.11.18

京都大原といえば、みなさんご存じだと思うので簡単な説明に致します。
いわゆる京都の市街地周辺から、北へちょっと離れた所に位置する山里である。
三千院や寂光院が、大原の二大寺院である。
 そんなところに、日帰りのバスツアーがあったので参加したのですが、東名の
集中工事と、雨でへとへとの旅行となった。
 大原到着は1時過ぎ(朝6時半浜松出発)。それでも、自由散策時間は3時間
20分と予定より10分短くなっただけ。ゆっくりはできないが、そこそこ見て
回れる時間はあったのには安心。

ギャラリー1
寂光院入り口はもうちょっと
綺麗な落ち葉
瓦に落ちたモミジも綺麗
雨でも参拝客はやってくる

 まずは、バス停をはさんで、三千院と反対方向で一番遠い寂光院より攻める。
こちら周辺は、あんまり俗化していなく、参道までの趣のある道をゆったりと歩
いてゆける。大原バス停裏から1kmくらいの距離である。
 寂光院自体は、文化財ゲリラにより燃やされたため、現在修復中でなんとも痛
ましい姿ではあるけれど、庭などは無事だったようで、相変わらず美しい。紅葉
自体はやはりもうちょっとというところか。もちろん色付いている木もある。
 来た道を戻り、今度は反対側の三千院へ行く。ここの参道は完全に観光地化さ
れていて、各種土産物屋が建ち並ぶ。中で多いのはやはりしば漬けのお店。一箇
所柑橘類のいいにおいがするので見ると、ポン酢の店であった。このポン酢で湯
豆腐を食べると美味しそうなのだが、値段を見てびっくりしてしまい、食欲が無
くなってしまった。京都恐るべし。
 そして、三千院は非常に大きなお寺(京都のお寺はどれも大きいが)で、じっ
くりと見ていると時間がすぐたってしまう。しかし、本堂から眺める庭は確かに
美しい。一面の苔と杉の木の配置が非常に絶妙。こちらも紅葉は今ひとつで、下
の方はまだまだ青い。それでも上の方はそろそろ見頃になってきていて、高低差
のある広い境内ならではの時間差紅葉のおかげで、割と長い期間楽しめそうであ
る。

ギャラリー2
残念ながら大原女には会えず看板で我慢
愉快な猫のはがき
すでに炬燵がでている
イチョウの葉っぱ

 三千院周辺には、他に実光院や来迎院等もるのですが、時間の関係(暗くて手
持ちでシャッターが切れない)もあって、外から眺めるだけにしました。結局、
ニシン蕎麦を食べて、バスへ戻りました。
 それにしても京都は、拝観料が高い。一箇所づつはそんなに高くはないけれど、
何カ所も見ようとすると、それだけで何千円もかかってしまうのが玉にきず。せ
めて、近いところでまとめて多少の割引を付けたセット券なんかを作ってくれる
といいんだけど、お寺毎に経営が違うから難しいのかな。
 ちなみに、三千院は600円(この広さならまあこのくらいしてもいいかな)。
寂光院は500円です(庭は狭いし、本堂は修復中だし、高いと感じるのは私だ
け?)。

ギャラリー3
三千院前の土産物屋
ちょっと色は悪いが趣たっぷり
この辺の紅葉が見頃
雨もまたよし

ギャラリー4
三千院全容
ホッとする一時
三千院と言えば苔の庭園
日暮れになると趣が・・・

 今回は、あいにくの雨でしたが、雨の京都というのも風情があっていいもんで
す。しかし、カメラだけは濡らさないようにするのに苦労しました。人間はレイ
ンスーツを着込んだんだけど、カメラバッグは濡れ放題。幸い二重構造にしてい
るため機材までは濡れずにすみまいした。使うカメラも一眼レフだけに絞り、レ
ンズも標準ズームのみ。これを傘で雨よけしながらの撮影。おかげで、ホールデ
ィングがうまくいかなかったり、暗かったりで手ぶれの山。感度をISO800
迄上げたんだけど、それでも1/8〜1/15秒とシャッタースピードが稼げな
かったのが辛いところ。せめて一脚でもあればと思ったが後の祭り。まあ、今回
は京都の秋を楽しめたということで良しとしよう。帰りのバスではビール飲んで
眠ってたけど、それにしても家に着いたのは23時ということもあって疲れたな
あ。


今回の撮影機材
 カメラ:Nikon D70
 レンズ:18-70mm/F3.5-4.5