長野県下伊那郡阿智村 ヘブンスそのはら&昼神温泉郷

 

                               '05.04.23

ヘブンスそのはらという場所をご存じでしょうか。スキー(スノボ)をする方な
ら、行ったことがあるかも知れませんが、今の時期は当然ながら雪はないのでス
キーは出来ません。しかし、雪解け後のここは、水芭蕉の咲く意外な穴場スポッ
トだったのです。
 場所は、中央自動車道「園原」インターから5分の好立地場所。ただし給料日
前+ゴールデンウィーク前ということもあって、金欠気味なので高速は使わず、
R257→R153→R256の下道コースを使い2時間半くらいで着きました。
 ゴールデンウィーク前でみんな出控えているのか、万博のせいか分かりません
が、駐車場は50%くらいの入り。ここから、ロープウェイで一気に山の上へ、
この料金が2000円とちょっと高いが、南アルプスの雪山が眺められたりして
なかなか気持ちがいい。
 山頂駅より、歩いて10分くらいの所にセンターハウスがあり、そこから水芭
蕉の群生地があるイワナの森へ入れるようになっている。またセンターハウスへ
行く途中にも、小さいながらも木道を配した湿地植物園があり、水芭蕉やザゼン
ソウ、ショウジョウバカマ等の高山植物が咲いている。他にカタクリの群生地な
どもあって、それぞれは小さいながらも自然が残っている。スキー場がなければ
もっとすごかったのかも知れません。
 イワナの森の入口から池を2箇所過ぎると分かれ道に出る。まず水芭蕉を見た
ければ、右側の道を選んだ方が無難、もっとも道はぐるっと一周回っているので
どちらから回っても必ず見られるようになっています。水芭蕉の周囲は有刺鉄線
が張り巡らされていて、名目はイノシシよけとなっているが、マナーの悪い人よ
けの意味もあるのではないだろうか。
 尾瀬や栂池に比べると遥かに小さな規模しかないけれど、花は見頃でした。森
の中ということもあって、苔むした倒木などもあり、尾瀬などとはちょっと違っ
た雰囲気が楽しめます。

ギャラリー1(ヘブンスそのはら)
いわなの森入口
湖にぽっかりあいた不思議な穴
ジブリの森みたいな倒木 倒木と水芭蕉
一面の水芭蕉
ちょっとアップで
ロープウェイからの眺め まだ雪の残るゲレンデ

 山麓の駐車場から、車でちょいと登ったところに花桃の里(月川温泉)がある
のですが、こちらはまだ桜の季節。花桃はまだまだでした。ゴールデンウィーク
後半がいいかもしれません。花桃なら手前の昼神温泉郷が満開でした。特に観光
用駐車場が見つからなかったのですが、川沿いに止められそうなスペースがあり
ました。

ギャラリー2(昼神温泉郷)
鯉のぼりが泳いでいました
向こうに見えるは南アルプス
三色の花桃と黄色い花
花桃並木
ここは厚生年金施設 花蜘蛛がいました

それにしても、今年は桜を始め花の開花が遅れているので、観光地のイベントな
どと合わないことが多い。主催者の方達も苦労が絶えないみたいですね。

今回の撮影機材
 カメラ:Nikon D70
 レンズ:18-70mm/F3.5-4.5 60mm/F2.8 70-300mm/F4-5.6