長野県白樺湖周辺

 

                             '05.08.09〜11

冬はスキーリゾート、夏は高原リゾート地として有名な白樺湖周辺。この辺りは、
様々な撮影ポイントがあるため、被写体には困らない。そんななかで今回の紹介
するのは、白樺湖花火大会と、御泉水自然園に絞りましょう。

 まずは、白樺湖の花火大会は、10日がメインですが、8日、9日も前夜祭で
花火が上がります。数は少ないのですが、下調べと練習にはもってこい。
 打ち上げは、湖の中島から上げるので、湖周辺ならどこでも見られます。中で
もお奨めは、白樺温泉すずらんの湯周辺が真っ正面になり。会場からの放送も聞
こえるのでタイミングをとりやすい。ここには、臨時駐車場もできるので結構止
まれます。ただし、終了後の混雑はあきらめるしかありませんが、浜松周辺の大
きな花火大会に比べれば道路はそれほど混んでいないのはいいですね。
 本番も決して大きな大会ではないのですが、山間にこだまする音はなかなかの
迫力があります。また、クライマックスに湖面上で破裂する半球状の花火は、そ
うそう見られるモンじゃないので、なかなかの魅力です。
 ただし、ちょっと近いので、花火全体を納めようとすると、最低でも28mm
が必須。いわゆる標準ズームでなんとかなる。ちなみにD70での露出は、
ISO200で、絞りはF8、シャッターはバルブにして、あとは、レンズキャップで爆
発のタイミングをとるようにするといい。当然ながら三脚は必須。それと、
D70にはデータパネルに照明があるけれどスイッチ類には照明がないので懐中
電灯があると便利。私は忘れてしまったのですが携帯の照明でも代用になるので
覚えておくといいです。

ギャラリー1(白樺湖花火大会)
これが見えるところから撮りました
前夜祭の花火
二段階露光でおもしろく 小振りなスターマイン
本番の大きな花火
派手なスターマイン
半球型の花火 赤いパターン

次に、白樺高原の御泉水自然園。
白樺湖より女神湖へ向かい、そこより蓼科スカイラインへと入る。そして、どん
どんと高度を稼ぐ。やがて、駐車場のそばにビジターセンターが現れる。道の右
手(南側)が御泉水自然園である。下界は30度を超す猛暑にもかかわらず、こ
の辺りは、15度前後ととても涼しい。いや半袖では寒いくらいでもある。
 ビジターセンターにて入園料300円を支払い中へと進む。ここから先は、し
ばらく人工的な見本園となるが、花の勉強にはもってこい。周りは、白樺高原の
象徴でもある白樺やカラマツの林になっている。途中から湿原になり木道が整備
されている。さらに奥へ行くと蓼科牧場へ下りるゴンドラリフトの山頂駅に出る。
別のルートをたどり元の場所へと戻る。歩くだけなら1時間もあれば1周できる
程度の広さである。
 この時期は、下界は暑すぎて咲いている花が少ない上に、あまりの暑さで撮る
気力も萎えてしまうが、ここは別天地。夏はまさに花盛りなのである。下界では
見られない高山植物が咲き乱れている。
 自然園向かい側は御泉水の森となっていて、こちらもカラマツ林の散策道が続
いていており、蓼仙の滝まで上り坂のちょっとしたハイキングコースとなってい
る。時間と脚力に余裕のある方はどうぞ。

ギャラリー2(御泉水自然園)
ヤマブキショウマ
カラマツの実(松ぼっくり)
スミレの仲間?
マツムシソウ
カラマツに絡まる不思議な地衣類 池と木道

ついでに、女神湖も紹介しましょう。白樺湖同様ここも人工湖ではありますが、
周囲には湿原が残っていて、こちらもお花畑が見られます。アヒルボートの浮か
ぶ観光地ではありますが、それだけではないのがこの辺りの自然の奥深さだと思
います。

ギャラリー3(女神湖)
木道より湖を見る
もっと綺麗なはなに止まりなよ
コオニユリ
木道周辺


今回の撮影機材
 カメラ:Nikon D70
 レンズ:18-70mm/F3.5-4.5 60mm/F2.8 70-300mm/F4-5.6