愛知県豊橋市 豊橋総合動植物園(のんほいパーク)

 

                                    '05.09.17

 動物を撮るなら、動物園が手っ取り早い。浜松市にもフラワーパークと併設された動物園
があるんですが、以前行った時の印象では、檻と動物の距離が近く、あんまり写真向きでは
無かったような気がする(あくまでも記憶の範疇です)。ということで、お隣の豊橋動物園
へ行って来ました。ところでのんほいパークの「のんほい」とはどういう意味かというと、
「ねぇ」とか「なぁ」とかいった三河弁のかけ声らしい。しかし、「ねぇ公園」では、意味
が繋がらないような気がするので、後に「行くまいかん」と付けてやれば、「ねぇ、公園で
も行こうか」となるのだな。おそらくこんなつもりでつけたんではないかな。
 場所は、国道一号線を西へ走り、二川駅を過ぎ、ケンタッキーのある交差点を左折すれば
すぐである。汐見バイパスが出来たことと、浜名バイパスの無料化もあって浜松からあっと
いう間に着いてしまう。3連休の初日で混むかと思い、早めに着くように出発。先のルート
で渋滞もなく、9時半くらいに到着。この時間帯なら中央ゲート付近の駐車場に余裕で止め
られました。愛知万博駆け込み効果で周辺観光地は普段より空いているのかも。
 入園料は、大人600円、子供80円とリーズナブル。おまけに駐車場は無料。動物園と
植物園がくっついていることを考えれば、浜松市より非常にお得である。しかし、浜松市に
は今(そろそろ忘れられかけているかも)話題のレッサーパンダがいるんだよね。
 ここの特徴として、出来るだけ自然に近い状態で展示するというのが売りで、中央のアフ
リカ園では、キリンやガゼル等のなどの草食動物が、広いエリアに放されている。そこを回
りから眺めるので写真を撮るには300mm以上の望遠レンズは必須である。しかし天気が
よければ、本当にサバンナにいるかのように見えるので写していて気持ちいい。
 それと一番人気は、ホッキョクグマの餌やりである。餌の時間になると、それまで寝てい
たのが、そわそわし始める。そして給餌が始まると、次々と餌めがけてまっしぐら。特に上
から水中へダイブするシーンは迫力ものである。まさに猫じゃない熊まっしぐら状態。ガラ
ス越しに見るため、ホッキョクグマの泳ぐ姿もよく見え、外の明るさの関係で、水中でも結
構早いシャッターが切れる。それでも相手は動いているのでISO400くらいは欲しい。餌やり
の時間は、インターネットや入口の案内で事前に確認しておくといいです。
 動物以外にも、植物園があったり、恐竜の展示(造り物ですが)もあり、うまく撮れば面
白い絵になります。ただし、子供の格好の遊具にもなっているので、単独で撮るには待つか
逆に子供と一緒に撮るといいでしょう。
 9月とはいえ、まだまだ暑いです。しかし日陰などは以外と涼しく、随分とすごしやすく
なったものです。人間も動物もこれからいい季節になりますので是非どうぞ。

ギャラリー
誰だよ俺の背中に足のせるのは!
動物園の花形ライオン(♀)
シロクマのおしり
ガゼル
カバの親子 ダチョウとシマウマ
T-REXが歩き回っているので注意!
モリゾーやキッコロがあちこちに

今回、望遠撮影や屋内での高感度撮影が必要と思われたためNikonのD70をチョイスしたので
すが、戸外・屋内・日除けの下など、光線状態はバラバラ。元々こいつのオートホワイトバ
ランスは、弱めにしか効かないので、日陰モードにセットしたりしたですが、ビニールシー
トの日除けの下では、全く合わず。ほとんどが青緑にかぶってしまった。おまけに戸外での
撮影時に戻し忘れたりで、惨憺たる結果に終わってしまった。おかげでプリントの過半数を
カラーバランス修正して印刷し直しという悲惨な結末に。液晶モニターでは結構合っている
ように見えたんですが、カメラには酷な条件だったみたいです。おまけに、よく見るとCCD上
のゴミも目立つようになってきたし。そろそろクリーニングに出さなければ・・・


今回の撮影機材
 カメラ:Nikon D70
 レンズ:18-70mm/F3.5-4.5 70-300mm/F4-5.6