滋賀県 湖東三山
'05.11.25
琵琶湖の東にあることから湖東三山と呼ばれる三個寺。西明寺、金剛輪寺、百
済寺を総じて湖東三山と呼ぶ。全国的にも有数の紅葉も名所である。去年は京都
大原で討ち死にしたので今年は、敵討ちとしてこちらに行ってきました。
紅葉の時期は読み通りほぼOK。途中関ヶ原でパラパラとしたときにはちょっ
とハラハラしたけど、現地は晴れたり曇ったりでまあまあ。
今回は、D70が修理(シャッター不調)から戻ってきたばかりでもありテス
トも兼ねている。しかし不安もあるのでE−300と初のツートップ体制。
西明寺
拝観料 500円 駐車場無料
三山の中で一番北にあるお寺で、名神高速のそばにある。実際に名神高速を横
切るように参道がある。国道307号線沿いに駐車場があり、山門を抜けると、
左手に不断桜という桜が
咲いている。春と秋に咲く四季桜の一種だろう。
参道両脇にはモミジが植えられていて、仁王門まで上り坂が続く。途中に名称
庭園や、観音像等あちこちに見所がある。
仁王門をくぐると国宝に指定されている本堂が現れるのだが、今は改修工事中
で足場やブルーシートで覆われている。とにかく古いもの(鎌倉時代らしい)な
のであちこちガタが来ているのだろう。まあしかたがない。本堂右手に三重の塔
もあり、湖東三山のトップバッターにいきなりホームランを打たれてしまった感
じです。
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自然か?誰かが置いたか? | 紅だけでないところがいい |
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背景の紅葉が綺麗 | 影が面白かったので |
金剛輪寺
拝観料 500円 駐車場無料
西明寺から307号線をしばらく南下し、ちょっと山の方にはいった所に金剛
輪寺がある。ここも山門前周辺に大きな駐車場がある。入口付近は観光バス専用
で、駐車場後ろも見事な紅葉である。乗用車はちょっと奥になるが十分な数があ
る。
黒門から入るのだけれど、すでに紅葉全開の様子が見えている。参道の途中に
名勝庭園があり、ここから眺める紅葉も格別。抹茶(500円)を申し込めば、
和室から眺めることができる。そして千体地蔵が並ぶ参道をさらに登り、重文指
定の天文をくぐるとやっと国宝の本堂にたどり着ける。
ここにも三重の塔があり、紅葉とのバランスが絶妙。紅葉並木の散策路を是非
歩いてみてください。ここまで登ってきた甲斐があることを実感します。
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ここにも不断桜が咲いている | 庭園の池に写った紅葉 |
三重の塔をD70にて | 別の所からE-300にて |
見上げると、紅と黄のコントラスト | 千体地蔵(本当に千体以上ある) |
影絵でお遊び | 一番いいときに来たかな |
百済寺
拝観料 500円 駐車場無料
三個寺最後の百済寺は、再び307号に出て南下する。途中から再び山道へ入
っていくと行き止まりになるが、そこが百済寺である。こちらは駐車場がやや小
さく場合によっては待たされるかもしれない。整理係の人も特にいないので要注
意。
ここは、先の二寺とは違って、駐車場横の参道は閉鎖されていて、石垣脇の階
段を上った所から入るようになっている。入って左手は天下望遠の庭園をぐるっ
と回るルートのなっている。こちらは普通の平面的な庭園ではなく、立体的に登
ることができ、展望台からは、遙か近江の町並みから琵琶湖の湖面、さらに比叡
山まで見渡すことができる。まさに天下望遠だ。入口右手の本来の参道を登って
いくと、巨大わらじのかかった山門にでる。ここをくぐると、やっと本堂である。
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ここにも不断桜が咲いている | 参道より眺める |
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やはり庭園から | 本堂横の池に浮かぶ桜の葉 |
3ヶ所とも駐車場無料というのは非常に嬉しい。そしてなにより京都と違って
周囲があんまり俗化されていないのがいい。観光地を回っていると言うより古寺
を回っているといった趣が感じられる。とはいっても観光バスから大量にはき出
される観光客の多さは、平日にもかかわらずたくさんいるが(;^^)ヘ.. これで土
日ともなるとどうなるんだろう・・・
1日で3ヶ所一気に回ってみましたが、もうちょっと時間があればのんびりし
てみたいですね。特にこの時期は、日が暮れるのが早く、3時過ぎると斜光線に
なり夕方の雰囲気。暗くなるのでシャッタースピードも遅くなりブレやすくなる。
基本的のどこも三脚(一脚は別)の使用は禁止。特に張り紙が無くとも避けるの
がマナーでもある。
今回の撮影機材
カメラ:Nikon D70 OLYMPUS E-300
レンズ:70-300mm/F4-5.6 14-54mm/F2.8-3.5