愛知県田原市 藤七原湿地植物群落
 

                               '06.07.18

せっかくの3連休(個人的には4連休だったが)も後半は雨にたたられ、新たに
紹介できるところが無い。海の日は木曽まで行きながら大雨で車から一歩も出ら
れないという惨憺たる状態。せめて最後くらいはということで、相変わらず大雨
傾向の北部は避け、西へ西へと足の向くまま気の向くまま、とりあえず車を流し
ていて見つけたのがここです。
 渥美半島の西寄りにある田原市の衣笠山の東斜面にある湿地帯で、市の指定保
護区となっている。
 ため池の上側に駐車場があり、そこから遊歩道を歩いて登るようになっている。
道は登山道のように狭く、所々木道もある。鬱蒼とした森の中で昼間でも暗い。
所々にマムシ注意の看板があるが、分かる気がする。湿地帯といっても尾瀬のよ
うな湿原とは異なり、森の中に湿地帯特有の植物が群生しているといった趣で、
やや期待はずれの感ではあった。
 この森から聞こえてくる音に、近くの採石場の作業音がある。おそらく保護さ
れなければここも、あっという間に開発されてしまっていたことだろう。数百メ
ートルほど登ったところで、整備された遊歩道と出会う。遊歩道を歩いていけば
駐車場の方へ戻り、上へ行くと衣笠山の登山道となるのだろう。途中まで登った
が、蜘蛛の巣との戦いが多いので引き返してしまった。
 天気もいつまで持つか判らないし、ただでさえ曇りの上に、森の中はさらに暗
く、写真撮影にはかなり厳しい。せめて一脚くらいは持っていった方が良かった
かな、後悔先に立たずということか。それでも、手ぶれは押さえられても、風の
せいで被写体ブレも結構多く今回は歩留まりの悪い撮影となりました。

ギャラリー E-300
鬱蒼とした森
こんな木道もある
湿地らしい水たまり やはりシダが多い
小さな花 シダの先端

今回ホワイトバランスがイメージと違ったので、色調補正してあります。

今回の撮影機材
 カメラ:OLYMPUS E-300
 レンズ:14-54mm/F2.8-3.5 35mm/F3.5