DUMKA

水月 (2004.10.29)

 2004年10月28日購入、即日開始。PS2版で、正式な作品名は「水月 〜迷心〜」。オリジナルのPC版は18禁で、発売から間もない2002年5月に読了しています。
 移植に際して声有りになるということで、KIDのサイトにあるサンプルボイスも敢えて聞かず、発売を心待ちにしていました。好きな声優さんが多くて嬉しいです。事実上の再読になるので、テキストをじっくり読むよりは、登場人物達の声を楽しみたいと思います。
 もっとも、雪さんのアレやら花梨のソレやらが無い「水月」って一体何さ…という危惧もまた抱いているわけですが、さて、どうなるんでしょうか。(2004.10.29A)

 風船うさぎのエピソード。絵本から抜き出したような、本当に良いお話しです。雪さんの優しく穏やかな語り口が、夢見心地にさせてくれますね。(10.29B)

 1回目は選択肢を適当に選んでいたら、花梨のバッドエンドに。その後は和泉篇、花梨篇と、オリジナルのPC版と同じ順番で進行中です。
 和泉の声の人の上手さに、毎度のことながら感嘆。ドジの入った可愛い系キャラを演じたら、比類がないと言えるかも。「ToHeart」のマルチを、この人の声で聴いてみたいものです。
 花梨の声の人も好きな声優さんのひとりですが、「Canvas」の恋(れん)に代表されるツンデレキャラの印象が強く、キツくなりすぎないか当初は心配でした。もっともそれは杞憂。拗ね声で甘えるという必殺技を繰り出し、メロメロにとろける花梨を演じてくれたので大満足です。
 ところで花梨といえば、巫女装束を忘れるわけにいきません。秋葉原にメイド喫茶(入ったこと無いけど)が乱立する昨今ですが、日本人ならやっぱり巫女であると私は声を大にして言いたい! 今日は花梨篇クリア記念ということで、買い物のついでながら近所の神社に参拝し、日本に生まれたことへの感謝を捧げてきました。(←しょうもない動機だ) (11.04)

 年少組、続いて雪。雪篇はやっぱり夢落ちに見えますが、雪さんが可愛いから、まあいいや。(11.11)

 那波篇の後、「みずかべ」シナリオを一通り観て全篇読了。(11.18)

 那波の声の人は、「辛くて淋しくて心が泣いているけれど、人前では明るく元気に振る舞う」タイプの役柄でこそ、その本領を最大限に発揮するのになぁ。「水夏」の名無しの少女など、心細げに震える声が素晴らしかったと、私は勝手ながら思っているのでして。
 おとなしい役柄、例えば「Wind」のみなもや「僕と、僕らの夏」の貴理も良かったですけれど、みなもには問い詰めがあり、貴理には長台詞があって、二人とも感情の炸裂によって印象付けられています。抑制されすぎてしまった那波(特に本篇)は、どうにも燃焼不足というか、最後まで違和感が拭えませんでした。とても好きな声優さんではあるのですけれども。(11.20)

サハロフ(佐藤純一)