DUMKA

2007年に観たアニメ / 2007.12.29

 ほとんどが深夜帯ですが、今年観たアニメは「Kanon」(前年より)、「ネギま!?」(前年より)、「SHUFFLE! MEMORIES」、「魔法少女リリカルなのはStrikerS」、「らき☆すた」、「sola」、「ななついろ★ドロップス」、「School Days」、「さよなら絶望先生」、「ひぐらしのなく頃に解」。10〜12月期は「CLANNAD」も「キミキス」も最初の回だけで止めてしまいました。このうちDVDの購入にまで至ったお気に入り作品は、「Kanon」「ななついろ」「絶望先生」の3作。2006年は「涼宮ハルヒの憂鬱」「うたわれるもの」「ARIA」「乙女はお姉さまに恋してる」と4作あったので、やや後退した感があります。

 個人的に2007年のナンバーワンを挙げるなら「ななついろ★ドロップス」ですね。原作のゲームは未プレイで、予備知識なしに観たのですが、純真なヒロイン、固い友情、導いてくれるライバルと、正統的な魔法少女ものをコンパクトにまとめた傑作だと思います。親友の記憶を消すことなど出来ないと悩んだり、元気付けてくれたお礼にと魔法を完成させたり。「なのは」の第1〜2期とか、「ARIA」シリーズとか、こういうアニメを視聴者の限定される深夜に流すのはもったいないですよ。DVDはコメンタリが楽しいのですが、各々収録された2話のうち1話分しか付いていないのが残念。また、3Dユキちゃんが黒くていい感じです。

2007年にプレイしたゲーム / 2008.01.02

 18禁ゲームを中心に十数本購入したのですが、通常のボリュームがあって一通りのエンディングに至った作品は、「遥かに仰ぎ、麗しの」「ぶらばん!」「桜待坂II せんせいがおしえてあげる」「ef -the first tale.」の4本のみ。「カタハネ」「ひまわりのチャペルできみと」といった話題作も買ってみたものの、序盤で中断したままです。ゲームへの熱意が減退し、シナリオとじっくり向き合う気力を失っていく1年でした。

 まず「遥かに仰ぎ、麗しの」ですが、私はこの主人公に共感できず、プレイ中に記したメモには否定的な言葉が並んでいます。読み応えのある作品ですが、登場人物の境遇からして重苦しい話ばかり。ただ、不甲斐ない主人公が登場人物たちに励まされ、強さを取り戻していく様は悪くありません。中でも、みやび篇は気に入っていますし、いずれ再読するでしょう。4作しか読了していないのに何ですが、シナリオで2007年の一番を挙げるならこれですね。

 「ぶらばん」は、榊原ゆいのアルバム「HONEY」に収録されていた主題歌「Beautiful Harmony」を聴き、前向きな歌詞とノリの良いアレンジでたちまち好きになりました。そこからゲームへ入ったわけですが、残念ながら日常描写が退屈で、スキップ気味に進行。なお、作中のコンクールで演奏された「絆 〜吹奏楽のために〜」は良い曲で、演奏もプロのアンサンブルが担当しています。絵画や音楽といった芸術系のお話の場合、成果である「登場人物の作品」を直接見せないことが多いものですが、安易な逃げに走らず、きちんと見せて(聴かせて)くれたことに感心しました。

サハロフ(佐藤純一)