1999年も残り4日となり、 1999年ペナント順位大予想!の反省会をするという企画です。
最終順位と予想順位をまとめると下の表になる。結果は一つも合っていない。 裏予想では1998年のAクラスとBクラスを入れ替えるという 大胆予想をしてみたがAクラスとBクラスの壁は厚かったようだ。 表予想ではヤクルト1位予想を外したため上位順位が一つずつずれてしまった。 野村監督抜けたヤクルトの反骨精神、 野村監督加入の阪神の最下位脱出にかき回された感じである。
最終順位 | チーム | 裏予想順位 | 表予想順位 | コメント |
1 | 中日 | 5 | 2 | 先発投手で10勝以上したのは野口(19勝)ただ一人。 他の先発投手を辛抱強く使い続けた山田久志投手コーチの采配に拍手! 抑えサムソン、中継ぎ岩瀬の活躍も見事だった。 不安視していた打撃、守備も関川の活躍で解消された。 私が見に行ったオープン戦では関川が出場していなかったと言い訳をしておこう。 オープン戦で見た福留は予想を裏切らず見事に三振王(121)、最多失策を獲得! |
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2 | 巨人 | 4 | 3 | 原野手総合コーチのぶっちぎり優勝宣言を覆し、投打ともに崩壊! 5月中旬には最下位を経験。 先発投手では10勝以上したのは上原(20勝)ただ一人。 ガルベス・バッシングは健在?9勝止り。 抑え槙原は予想通り1年間もたずに”ダメ魔神”と評された。 打撃陣はリーグ最多の182本塁打も勝ち星には繋がらなかった。 6月に加入したマルティネスの活躍により終盤にやっと優勝戦線に参加した。 優勝戦線に参加できたことにより長嶋監督続投が決まり、 2000年原体制は実現しないこととなった。 |
3 | 横浜 | 6 | 4 | 予想通りの”優勝ボケ”! 開幕6連敗を喫し6月中旬まで激しい最下位争いを演じた。 終盤残り試合の関係でマジック対象チームとなり 数字の上では優勝の可能性を残したが、 序盤戦に独走した中日には、まったく届かなかった(予想通り?)。 川村(17勝)、斎藤隆(14勝)で二人の10勝以上投手を出したが、 中継ぎ投手陣の調子は上がらず勝ち星は伸びなかった (防御率:チーム 4.44、横山 4.93、島田 5.36、五十嵐 5.40)。 残る興味は鈴木尚の三振王! 全試合出場で並々ならぬ意欲を見せたが、 中日福留(121)に及ばず109でタイトルを逃した。 |
4 | ヤクルト | 1 | 1 | 石井一、川崎、伊藤智の先発3本柱で規定投球回数に達したのは川崎のみで、 その川崎も一軍登録抹消があり9勝止り。野村監督への反骨精神も空回りに終わった。 ペタジーニは44本塁打で本塁打王を獲得したが、 ”ホージー”ほどのチームを盛り上げるキャラクター性は無く チームに勢いを付けることはできなかった。 チーム対戦では横浜に貯金3と上位チームに勝ち越しているが、 中日に借金9が響いてAクラス入りを逃した。 |
5 | 広島 | 2 | 6 | ”地獄の日南キャンプ”は地獄のままに終わった。 序盤予想に反して6月に2位に浮上する大健闘! 終盤も予想に反して投手陣の復活は無かった (ただし若干防御率は改善?前半戦:5.01、後半戦:4.45)。 特に抑え小林幹(防御率:5.86)、代わった沢崎(防御率:6.38)の不調は 近代野球では致命的だった。 中盤以降の反撃も活躍したのは高卒新人東出ただ一人で、 猛特訓は新人にしか効果が無いことを証明した。 |
6 | 阪神 | 3 | 5 | 野村監督フィーバで観客動員で前年比+31.4%増、文句なくAクラス。 6月には独走中日に追い付き首位に躍り出てAクラスを確定させたかに見えたが、 ジョンソン不調、ブロワーズ帰国により急降下!まさかの最下位。 野村監督就任1年目最下位とデータ通りの結果とも言える? チーム防御率は4.04(3位)と横浜4.44(5位)を上回り、 外国人打者の出来によってはAクラスを十分に狙える戦力ではあった。 |