またまた、飛ばされてしまいました。心境は．．．

落書きの教科書と外ばかり見てる俺
超高層のビルの上の空、届かない夢を見ている
やりばのない気持ちの扉破りたい
校舎の裏煙草をふかして見つかれば逃げ場もない
しゃがんでかたまり背を向けながら
心のひとつも解りあえない大人達をにらむ
そして仲間達は今夜家出の計画をたてる
とにかくもう学校や家には帰りたくない
自分の存在が何なのかさえ解らず震えている

35の夜

盗んだバイクで走り出す行く先も解らぬまま
暗い夜の帳りの中へ
誰にも縛られたくないと逃げ込んだこの夜に
自由になれた気がした35の夜

冷たい風冷えたからだ人恋しくて
夢見てるあの娘の家の横をサヨナラつぶやき走り抜ける
闇の中ぽつんと光る自動販売機
100円玉で買えるぬくもり熱い缶コーヒー握りしめ
恋の結末も解らないけど
あの娘と俺は将来さえずっと夢に見ている
大人達は心を捨てろ捨てろと言うが俺はいやなのさ
退屈な授業が俺達の全てだというならば
なんてちっぽけでなんて意味のないなんて無力な

35の夜

盗んだバイクで走り出す行く先も解らぬまま
暗い夜の帳りの中へ
覚えたての煙草をふかし星空を見つめながら
自由を求め続けた35の夜

盗んだバイクで走り出す行く先も解らぬまま
暗い夜の帳りの中へ
誰にも縛られたくないと逃げ込んだこの夜に
自由になれた気がした35の夜