音の四阿 Vol.12
Vol.12 斉藤和義『FIRE DOG』 GEISHA GIRLS『THE GEISHA GIRLS SHOW』
FIRE DOG 斉藤和義 (FHCF-2277)
- FIRE DOG
- 砂漠に赤い花
- 男よ、それが正常だ!!
- 何処へ行こう
- 僕は眠い
- 空に星が綺麗〜悲しい吉祥寺〜
- 大丈夫
- 桜
- あの高い場所へ
- 老人の歌
- 通りに立てば(飛ばすぜ!宮ニィ)
1996年発表の4th。
数曲の既発のシングルやCM曲などのイメージでのほほんとしたものを思い浮かべて聴くと、あまりの骨っぽさにノックアウトされますな。M-1からして、これはジミヘンかクリームか?ってなごりごり60年代ロックだもんなあ。
それ以降も様々なタイプの楽曲が並んでいるんですが、散漫な印象にあまりなってないのは背骨に「ロックというものへの愛情」が貫かれてるからではないでしょうか? などと思ってしまう。
やっぱ音楽には愛がなくちゃね。
Mー8は朧な日本的情緒を描き出した名作。聴くべし。
爽快なアメリカンロックのMー11でアルバムを締めくくってるのもいいっすね。と思いきや、実は寂しげな終わり方だったり。ラストの曲が終わったからといってすぐに止めないようにしましょう。
THE GEISHA GIRLS SHOW GEISHA GIRLS (FLCG-3011)
- The Geisha Girls Show Opening Theme
- Blow Your Mind-森オッサン チョイチョイ キリキリまい
- 奥さん
- plonger
- ノメソタケ-Minha Geisha
- ステップナー
- 少年
- AGATTE
- 「あ」研究家
- おいちゃん
- Damesska
- monter sur la barre fixe
- ビー玉
- Yuji
- 炎のミーティング
- NAGOMI
- batiment de l'ecole
1995年発表。謎のユニット(笑)GEISHA GIRLSのファーストフルアルバム。
これは、平成のスネークマンショウか? ファンならもう涙ものの懐かしの名作ネタM-9が収録されてるのはうれしいところ(新作漫才が見たいぜ)。他にも、これぞダウンタウンといえるMー3,6,11などのネタは、その後のダウンタウン(松本人志)のネタのベーシックな部分を取りだした物ともいえますね。
ついでにいうと、Mー5なんかは、のちにオジャパメンへと発展していくものなのでしょうね。
世界のサカモトが全面プロデュースなんだけど、音楽のみのところはなんだかつまらん(^^;。しかし、そんな音楽とネタとが見事に融合しているM-10がベストトラックでしょう。何でも聞くところによると、この曲は音とネタは別に録ったのだが、重ねてみると偶然にも見事にはまっていたらしい。
そういえば、世界のコムロも密かに参加してたりする。でも、触れない(笑)。