音の四阿 Vol.15
Vol.15 ジャックス『ジャックスの世界』 FOUR FRESHMEN『FOUR FRESHMEN AND FIVE TROMBONES』
ジャックスの世界 ジャックス (TOCT-10131)
- マリアンヌ
- 時計をとめて
- からっぽの世界
- われた鏡の中から
- 裏切りの季節
- ラブ・ジェネレーション
- 薔薇卍
- どこへ
- 遠い海へ旅に出た私の恋人
- つめたい空から500マイル
1968年発表。
当時はまだGSブームが続いていたのかな? ジャケットこそGSぽいものですが、内容はというと、かなりアングラなかおり。
時代をあらわしているのかM-3では「ぼくおしになっちゃった」なんて歌詞も出てきます。そのせいで放送禁止、しばらくは再発のCDにも収録されなかったそうで。
アングラと書きましたが、早川義夫が中心となって描かれる歌世界は、狂気と正常との間の危険な綱渡りといえるでしょうな。私的には非常に夢野久作に似た感触を感じました。まぁ、時折「狂」の方に落ちてるような気もしますが(^^;。
演奏の方はさすがに古くさく感じますが、いわゆる日本の「ニューロック」への過渡期というか、産みの苦しみの産物のような気がしますねぇ、このバンドは。って、時代背景はよく調べてませんけど(笑。
問題のM-3やセリフが渋すぎるバッハなM-10なんかもいい曲なんですが、やはりこのアルバムはM-1に尽きるでしょう。訳のわからん演奏とシュールな歌詞、そして歌唱の大迫力。サイケです。ドラッグです。ぇぇ。
FOUR FRESHMEN AND FIVE TROMBONES FOUR FRESHMEN (TOCJ-6117)
- ANGEL EYES
- LOVE IS JUST AROUND THE CORNER
- MAM'SELLE
- SPEAK LOW
- THE LAST TIME I SAW PARIS
- SOMEBODY LOVES ME
- YOU STEPPED OUT OF A DREAM
- I REMEMBER YOU
- LOVE
- LOVE IS HERE TO STAY
- YOU MADE ME LOVE YOU(I DIDN'T WANT TO DO IT)
- GUILTY
アメリカのモダン・ジャズ・コーラス・グループのパイオニア、FOUR FRESHMENの1955年発表のアルバム。
JAZZは詳しくない私がなぜこんなのをUPしてるかとゆうと、このアルバム、特にM-1がサザンの「さくら」に収録されている「マイフェラレディ」の元ネタだから、ということが非常に関係してます(笑。
それはともかく、アルバムタイトルに「TOROMBONES」とついてるわりにはトロンボーンがそれほど出てないような気がするんですけど。でも、聴き直してみるとそうでもないか<どっちやねん。
M-4はずーっと「スピーク ラーク」と歌ってると思ってたんだけど、そうじゃないみたいですねぇ(笑。
スローテンポな曲が多いんだけど、私的にはアップテンポな曲が気に入ったっす。
燃えたり、萌えたりはしないけど、BGMとして流すのはいいかもしんない。