北京原人遺跡博物館(周口店)

北京原人遺跡は、北京から南西に50キロほど離れた周口店村の竜骨山にある。考古学者は、約60万年前の原人頭蓋骨を発見し、それに北京原人と名付けた。また、後に原人の使った石器および火を使った跡も発見された。 これらの考古資料に対する研究を通じて、北京原人が約69万年前の直立人であることが証明された。北京原人は狩猟で食料を調達し、洞穴の中で集団で生活し、簡単な石の道具を作ったり、火を起こして暖をとり、物を焼いて食べていたとされる。 北京原人化石は頭蓋骨6個、骨の砕片、下顎骨、歯および割れた大腿骨、脛骨、上腕骨などが出土している。このほか、石器材料10万点、及び火を使った灰燼遺跡と焼いた石や骨などが発見された。
    (2003/9)






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