Fishing Report >> 伊勢志摩オフショアトーナメント参戦!
行ってきました、お伊勢参り!目指すは20キロオーバー!? 巨大シイラ捕獲遠征の巻! 2007年7月1日(日) Reported by Yoshitaka Ohta 
参加メンバー西野さん、サカちゃん、カズさん、かわいくん、悦えもん、カズキ

〜JGFAライトタックルサーキット東海第2戦・伊勢志摩オフショアトーナメント参戦記〜

7月1日、午前零時。
東名吉田IC近くのコンビニに集合した我ら静岡シーワードの6名の有志は、時折雨が降る東名高速に天候の不安を感じながらひた走った。
伊勢湾岸道〜伊勢道を抜け、4時には、20キロオーバーも狙える『巨大シイラの聖地』と名高い伊勢志摩の安乗(あのり)漁港に到着した。

到着後早速、今回の主催クラブである、フィールドスパークの中西会長と巨漢の山添さんにご挨拶。
そして、シーワードと同じく静岡から来ているベインズの大将・平田さんにご挨拶。(我々よりも遠方から…お疲れさまです!)
会長のサニー渡辺さんからもわざわざこちらに出向いていただきご挨拶。
そうこうしていると程なくして、開会式。
山添さんのベッタベタの関西弁(これがまた似合ってしまうお方!)でルール説明が行われ、いよいよ乗船!
空は雲が厚く垂れ込め、このエリアでは良くないとされる北東の風が少々強めに吹いていた。
今回お世話になった大王の遊漁船・小海渡の船長さんからも
「ちょっと吹いとるかもしれんでぇ〜?」との不安なお言葉…。
とは言え、釣りにならない天気でもないので、各船勢い良く巨大シイラが待っている沖の潮目を探して飛び出していく。
(我々の船は、今年初めてのシイラらしく、他船の様子を見ながら、ゆったりまったりの出船であったけど)

大会本部の様子 沖はやや荒れ模様…。(汗)

さてさて、沖に出ると、けっこうな風に、けっこうなウネリ。
ミヨシで我先に流れモノを探し、ファーストキャストでビッグなシイラをヒット!
なんてことを目論んでいたメンバーも「コリャあ危ない…」と、トモに避難する始末。
おまけに気温も7月としては低い。
レインスーツを久米島に送ってしまっていたマネー☆ハンター氏は、Tシャツにジーンズの短パン姿でいかにも寒そうな感じ。
となると、当然ながら潮目なんて全然見つからず、流れモノも強い風で散り散りになってまとまらない。
結局、ファーストキャストをしたのが、出船してから、何と 2時間以上クルージングしたあと!
沖を諦め、岸寄りに向かって舵を切り直した頃であった。
それまでの間、同船の根性なしのメンバー同士では、シイラは諦め、根回りでのカブラやインチクゲームに切り替え「あ〜っ、すごい魚賞」を狙おう…なんて話しも。
(一生懸命走ってくれていた船長には内緒(!?)だけどね)

最初のポイントは、千切れた藻が多少漂っているものの、我々の経験ではスルーしちゃうような場所であった。
が、船長の「はい〜、潮目のようなので投げてください〜!」というアナウンスに、仕方なく(?)ポッパーやら、ペンシルを投げまくる。
「こりゃあ、今日は厳しいかな?」と船に乗っている全員が思っていた…。

そんな厳しい状況の中、ようやくやる気に火が着く状況に出くわした。
船長が、潮目らしきルートをゆっくり流しながら進んでいると、少し先に鳥が沢山休んでいる。
私の少ないシイラ釣り経験でも、かなりの高確率でシイラが潜んでいるシチュエーションである。
たまたまミヨシに陣取っていた私は、すばやくシマノ製のペンシルの結んであるロッドを握り、鳥の休んでいる付近にフルキャスト!
『思いっきり投げるのって気持ちイイ〜!』と思いながら、ペンシルに細かいトゥイッチを加えていると…。
サイズは小さいながら、後ろからワラワラとシイラちゃんが沸いてくるではないか♪
そしてさらにアクションを続けていると、待望の船中ファーストヒット!
周りのメンバーも「後ろにも、いるいる!」と叫びながら、必死にルアーをアクションさせる。
数名に続けてヒットし、小型ながらも無事にランディング!今回の釣行のハイライトの1つであった。

キャスト・キャスト! 元?おヒゲさん&まずまずのシイラ

その後もポイントを転々としながら、所々でキャストを繰り返すが、目立った釣果もなく時間だけが過ぎていく。
そして、かなり岸寄りに戻ってきたところで、沿岸の濁り潮と沖の綺麗な潮の境目で、広範囲に広がる潮目を発見!
そこを集中して攻め、数本の魚を追釣した。
(我々の船は、このポイントで比較的良い型のシイラをゲットすることができた)
そして、帰港することに。

閉会式。
我々を乗せた船は、港に一番乗りだったので、後から戻ってくる船の釣果を見ながら待つ。
予想通り、全体に厳しい状況だったらしく、なかなか検量サイズが現れない。
そんな中で唯一、良いサイズ!と思われる魚を持ち込んだのは、今回の主催クラブであるフィールドスパークの山添氏であった。
今回のスペシャルゲストである上屋敷氏からの状況説明では、沖の綺麗な潮にたまたまいた「交通事故的な魚」だったらしい…。
が、当日の天気や流れモノが少ない状況を考えると立派な1尾。
条件さえ揃えば、今回の優勝魚サイズが多数エントリーされるに違いない。
改めて、伊勢志摩沖のポテンシャルを感じ、その凄さを皆に思い起こさせるには十分な魚だったと思う。

「あ〜っすごい魚賞」(上屋敷氏の独断と偏見で?決定)は、他魚のエントリーがなかったので、良型のシイラを釣り上げたフィールドスパークさんのメンバーが受賞。
3位には、ベインズさんから唯一の女性アングラーとして参加した方が受賞!
(この女性、華奢で可愛らしい方であるが、参加すると必ず何かしらの賞をとっている気がします。凄いですね〜!)
2位には、上屋敷さんのお誘いで参加された、東京の有名な船宿「入船」さんの乗り子さんが入賞した。
そして、優勝の栄冠はもちろん山添氏の手に。
それぞれに豪華な賞品が手渡された後、上屋敷氏とのじゃんけん大会・記念撮影と手際よく式が 進行され、最後にはお世話になった安乗漁港のゴミを拾って終了!

今回ご一緒させていただき、楽しい時間を過ごさせていただいた皆さんには感謝・感謝です。
そして、次回のサーキットでの再会を誓って、伊勢志摩の地を後にするシーワードの面々であった。

チームベインズの紅一点!?お見事でした! 祝・優勝!体がでかくてシイラが小さく見えます…。

こうしてレポートを書いている今でも、多少の寝不足感や疲労感が抜けない。
(1日寝ても疲れが抜けないのは、すっかりオヤジな証拠ですね…。苦笑)
いや、疲労感よりも何よりも強く感じるのは、広い東海地区で、同じ志を持って交流を深められる仲間がいることのありがたさ・大切さである。

これからも続くサーキットを通して、さらにその絆を強めていければ…と思った遠征釣行であった。

次回のサーキットは、9月に大井川港で開催される『オフショアルアーフィッシング in 大井川』です。
さてさて、どんなドラマが生まれるか?ご興味をお持ちの皆さんは是非ご参加ください!
[ライトタックルサーキット東海HP http://outdoor.geocities.jp/circuit_tokai/

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