Fishing Report >> 早春の奥大井へMTBでアタック!
ちょっと自分をイジめ過ぎではないか?アクシデント+パプニングで心身粉砕!?  2009年03月20日〜3月21日 Reported by Takuya Fujiwara 

今年も懲りずに、サカちゃん&ふじたくは、奥大井目指しチャリンコ釣行に挑んだのでした。
3月半ば過ぎの奥大井…そこは、春遠く、長く険しく厳しい修行の場でした。
おまけに、ハプニング+アクシデントあり…と。

3/20(金)…3連休の初日。
朝から大井川沿いに車を走らせ、大雨が止むころを見計らって、お昼前にダムサイトに到着。
晴れ間が見えるようになってきたので、MTBを組み立て、ザックを背負って林道を走り始めた。
うっ、重いっ…!禁漁期間中のトレーニングが不足していたのか、体が過酷な有酸素運動についてこれらないのか、ザックの重さと長い勾配の
林道に、1時間経過時点で息が上がっている。 【サカちゃんの“心の折れ度”:10%↓】

しばらく耐えて進んでいくと、何と崖の崩落によって道が通行不可になっているではないか!
この状態では、無法者が車で乗り入れてくるのは不可能だ。
ということは「ここから先はパラダイスなのではないか!?」と思い、にわかにやる気満々に! 【サカちゃんの“心の折れ度”:0%に復活↑】

ダムサイトにて「行ってきまーす」 崩落地点はMTBをかついで突破

よし、そろそろ軽くサオを振ってみましょうか!ということで、入渓地点を探し、本流に降り立ってみた。
川の流れを前にすると、今までの疲労をすっかり忘れ、期待と妄想で半笑い状態になって、2人でポイント代わる代わるしながら釣り上がった。
が、出ない…。
水温、水色ともに良好でまずまずの条件なのに、サカちゃんのフライにも、私のルアーにも出ない。
全体的に活性は低いようだ。ルアーは、速い動きや激しいトゥイッチでは反応がなく、遅めのリトリーブで、ようやくチェイスを確認!
とある瀬の落ち込みで、ようやく今期初のアマゴ嬢に出会えた〜♪会いたかったよ〜ん。
その後、ふじたく2尾を追加。 【サカちゃんの“心の折れ度”:再び20%↓】

おかしい…出ないのぉ。 ふじたく今期初のアマゴ嬢は20センチくらいか?

結局、その後の林道走破、宿泊予定の登山小屋への到着時間を考えて、早々に退渓。
ここからは再び、自分との戦い。
そういえば昼飯食べてなかった…なんて思いつつも、足パンパン状態で黙々と林道を上がっていく。
(顔は笑っているけど、足はつっています!?)


と、ようやく登山小屋に到着!MTBではトータル2時間40分くらいの行程でした。
何はなくても、とにかくまずはビール!ビール!ドライフーズと缶詰などをおかずに、ささやかな宴が始まる。
すぐそばでシカくんがこちらをジッと見つめていたっけ。

登山小屋到着! 釣れてなくてもエビスで乾杯!

日が落ちてくると、昼間の暖かさはウソのように冷え込み始め、ド寒〜〜〜っ!
幸い、登山小屋には暖炉があったので、薪をくべ、火を熾す。
しかも2人とも、オフシーズンに新調したダウンのシュラフがあるから、その性能を信用しよう。
サカちゃんは、ビールのホロ酔いと疲れで早々にシュラフにもぐり込む。
が、寝たかと思うと寒さで目が覚め、再び寝たかと思うと、今度は足がつり…で、ほとんど眠れない!(笑)
【サカちゃんの“心の折れ度”:30%↓】

私も頭からすっぽりシュラフにもぐりこむも、予想以上の寒さに耐えられず、結局また暖炉の前に。
サカちゃんも起き出してきて、火にあたりながら、夜食食ったり、道具を語ったり、ウトウトしたり…で、そのまま朝を迎えてしまった!

空が白み始めるころ、前日のリベンジに燃える2人は、寝不足の体にムチ打ち、気分をもたげて渓に入る。
相変わらず渓相は最高だ。
この景色には、美麗なアマゴとイワナがよく似合うぜ。早く釣れておくれ〜!と願うも、昨日同様、反応がない。
虫の動きが見られないので、フライは厳しいか。昼くらいが勝負かな?
それにしても寒い!水温を計ると何と3℃!しかもサカちゃん、ガイドが凍ってるじゃん! 【サカちゃんの“心の折れ度”:40%↓】

それでも2人して、丁寧にポイントを探っていくも「ここは出るだろ〜」という箇所でことごとくフラれる。
日が昇り、少し暖かさが感じられる頃に、私のルアーにようやくヒット。これも遅めの動きで食わせたって感じ。


続けてヒットしたのは、ようやく納得のサイズ(又長24センチ)のアマゴ。う〜ん、美しい!


そして昼近くになり、退渓地点まで来てしまった。
この日も結局、ふじたくが3尾のアマゴを釣っただけで終了!
そこから林道に上がり、約1時間歩いて、ヘロヘロになりながら登山小屋に戻る。 【サカちゃんの“心の折れ度”:50%↓】

持参してきた食料は、荷を軽くするためにもすべて完食し、帰り支度を始める。
爆釣パラダイスは幻に終わったが、次回に期待。
体力とやる気が充足したら、また来よう。とにかく、あとは無事に下山しましょう…ということで、疲れ切った体をひきずるように、
帰りの林道を走り始めた。

さて、このあとに起こる、思わぬハプニングと、九死に一生モノの恐怖については、どうしよう?
書いたほうがいいですかね?>サカちゃん


…では、書き綴ります。

走り出して4キロほどの地点で、なんとサカちゃんのMTBの前輪がパンク! 【サカちゃんの“心の折れ度”:100%↓】

そこは準備に余念がないサカちゃんです。スペアのチューブを取り出し、交換作業に入る。
しかし!事もあろうか、肝心な空気入れがない!ザックのどこを探してもない!
マジか…。ここから車まで、あと12〜13キロはあるよ。 【サカちゃんの“心の折れ度”:200%↓】

ひたすら、もうひたすら、MTBを押しながら、林道を歩く、歩く、歩く…。私も徒歩のスピードで並走。サカちゃんの体力もすごい。

そして何時間経過したころだろうか?黙々と進む私たちの頭上で、カラカラと石が落ちてくる気配が…!
「危ねえっ!」と道の脇に避けたら、今通ってきた後方10メートルの地点に、ガラガラガラ〜!と落石が発生!
ひと抱えもある石たちがすごいスピードでゴロゴロ落ちてきて、2人とも唖然と顔を見合わせる。
あと10秒遅かったら、もしかして…!「怖え〜〜っ!」(大汗) 【2人の“心の折れ度”:300%↓】

究極の疲労と、自然の脅威に(+おまけに釣れなかったし)身も心も粉々でした。

まったく、自分をこんなにイジめなくても、行くとこ行けば簡単に魚は釣れるのに。
と、自身に呆れるが、こうしてレポートを書いていると、もう「次はいつ行こうかな〜?」という気になっているから、さらに呆れる。
しかも、サカちゃんからも「4月のxx日からxx日まで一緒にリベンジ行かない?」ってメールが来るから、さらにさらに呆れる。

次回は、MTBのメンテグッズと、ヘルメット必携かな〜?

【使用タックル】
[サカちゃん]:R.L.Winston DL4.763+Islander IR1

[ふじたく]:ufm UEDA Surface Twitcher STS-501Si + STELLA 1000S + TACKLE HOUSE Twinkle Mute.50

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