Fishing Report >> 横浜ベイボートシーバス!
帰国後一発目は、原点のシーバス!on FLY!横浜ベイはパラダイスだったか!?    2009年4月25日 Reported by Michiaki Suzuki 

彼の地で2年間釣りをして、改めて日本のフィッシングフィールドとしての良さを認識した。
北方系の魚、南方系の魚。渓流、湖、河川、サーフ、磯、ベイエリア、コーラルフラット、オフショア。
場所と釣り方と対象魚を選べば、1年中釣りが楽しめる。
そんな中でもシーバスの存在意義は大きく、この魚がいたからこそソルトルアーの世界は発展した。
そしてフライでは、まだまだ発展途上で開拓し甲斐がある対象魚だ。
てなわけで、突然思い立ち、帰国前に横浜のベイハムスターを予約した。

が、出船前日の天気予報では低気圧が発達して「大雨、強風に注意」とか言ってるし、こりゃ中止かなと思っていたが、夜の予報では影響
が出るのは昼前頃かららしい。
船長も雨は降るかも知れないが、朝のうちは問題なく釣りができると判断。
そんなわけで朝4時過ぎには横浜の人となっていた。
今回のメンバーは自分、カミサン、たくちゃんの3名。フライとルアーの混成チーム。
冷たい北東風の中ベイブリッジをくぐり、前日までボイルがあったという本牧方面へ。


潮が当たっている岸壁周辺からスタート。風と波でラインが使いづらく、思った所にキャストできない。
と、いきなりルアー組のたくちゃんがヒット。50センチもない小型だが、あっけなく最初の1尾をゲット。
なんだか釣れちゃった、という感じで本人も今一感激がない。


次のポイントはいい感じで波が当たっている長い岸壁を、ボートを流しながらひたすら叩くも無反応。フライにもルアーにもまったく。
この時点ですでに2時間経過。ということはもう予定の半分を費やしたことになる。
簡単に釣れるはずの東京湾でのボートシーバスだが、早くもうっすらとボの字が見えてきたような…。

3番目のポイントはここの反対側。若干風裏になるの波は小さく釣りやすい。が、この頃から雨が…。
ここでフローティングミノーからローリングベイトにチェンジしたカミサンが連続ヒット!独り舞台である。
ふじたく→タモ入れ係。おいら→針はずし係。


うーん、魚はいる。でもフライには出ない。
結果を求めるならば、ここでシンキングライン+ストリーマーのシステムに変更するべきだろうが、やはりここは東京湾。
フローティングライン+イワイミノーで水面炸裂ヒットにこだわる。
船長と会話しながらリトリーブしていると、突然水面炸裂!
しかしラインをたぐる左手に感触はあったものの、フックアップせず。クーーーッ!悔しい!
何の前触れもなくいきなり出るので、いかに集中力を維持するかも重要な課題だ。
しばらくした後、ふたたび水面が破裂!今度はフックアップ成功。
意外なほどすんなり寄ってきた魚は、60アップの立派なサイズ。記念すべき東京湾ボートシーバスの初釣果である。


再度この岸壁を叩くも、今度は全員ノーヒット。で、完全風裏ベタナギ湾内へ移動。
すると前方に…トリヤマだ!!しかもボイルがボコボコ!!こんなところに天国への入口があったとは!

ここからはルアーでもフライでも、水面でも水中でも、みなさんちぎっては投げ、ちぎっては投げの勢いで釣りまくり!
岸壁で釣った居着きの魚よりも、魚体はよりシルバーでファイトも明らかに力強い。
ボイルがおさまっても、いきなり水面にドカン!ミスバイトでも、リトリーブを続けていればふたたびドカン!
中にはボラのようなジャンプをしながらフライをくわえる魚も。
これだけ連続してヒットがあると、いい練習にもなる。実際ラインを持つ左手でのセットフックをきちんとできるようになったし。


青物の狂宴は数分で終わってしまうことが多いが、この日のシーバスは半径数百メートルの範囲内で、断続的にボイルを継続。
ここのベイト着いているようで、ランディングしたシーバスが10センチを超える立派なイワシをゲロっていた。


まだまだ釣れる状況ではあったが、残念ながらタイムアップ。何尾釣ったかわからないが、満腹であることは確かだ。
ヒットがなければとっくに萎えていたような雨の中、至福の時を過ごすことができました。

ちなみにこれだけ釣れても船長曰く、この日の釣れっぷりは「上の下」だそうだ。
おそるべし!東京湾…。


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