Fishing Report >> 「かぶら祭り in 御前崎 〜秋の陣〜」満を持して開催!
第3回を数える「かぶら祭り」…ついに我がシーワードから優勝者が!?     2009年10月4日 Reported by Yoshitaka Ohta 
今年5月、開催に向けて着々と準備を進めていたものの、悪天候で断念した「かぶら祭り」は「秋の陣」としてリベンジ企画!
秋雨前線やら台風やらで、穏やかではない予報が多い中、10月4日だけは唯一、好天の予報!何はなくても天気だけは良く なくては困る。
そして肝心な魚の状況については、事前の御前崎周辺の釣り船の釣果情報を覗いて見ても
「青物・根魚にマグロ・カツオが大漁!」
…と賑やかな釣果が出ており、良い大会になりそうな予感。
唯一の不安といえば、秋のマダイは、ルアーではそれほど豊富な実績がなかったこと。

多少の不安を抱えつつ開催した大会ではあったが、そんな不安な思いも、釣り開始後すぐに吹き飛んでしまう素晴らしい大会となった…!

早朝4時。10月を迎え、急激に涼しくなった薄暗闇の中、続々と参加者が御前崎港に集合。
受付が終わると、実行委員長たくちゃんの司会で開会式。
安全第一・紳士なアングラーとしての心構えを確認したあと、それぞれの船割に従い乗船。総勢42名が意気揚々と沖へと繰り出していく。

沖に出ると、前日の時化の影響で多少波っ気があり、潮の色は少々濁り気味ではあるものの、海の状況は良い。
我々の乗った日晴丸はゆっくりとしたペースで進み、最初の沈船ポイントに到着。
しばらく魚探で周辺の反応を見ながら旋回し、いよいよスタートフィッシング。
「反応あるよ!」
開始早々、期待十分な船長の声とともに、一斉にルアーを沈めるシーワードの面々。しかし、このポイントでは残念ながらヒットなし。
少し東よりの沖に走った水深60〜70メートルのポイントへ移動することに。

実はこのポイントに移ってからが、怒涛の釣果の始まりなのであった。
最初の数回の流しでは、小鯖やスマガツオにエソ、小鯛がポツポツとヒットするだけ。
ベイトが立った真っ赤な反応を魚探で見ている船長も首をかしげている。
しかし、思うような釣果が出ない状況も、潮が動き出すと一変した。
まずは、船内でヒット→バラシが連発。にわかに船上が賑やかになり、そのうちカツオやメジマグロが船中に上がりだす。


そんな中、最初に結果を出したのは、クラブの御大鈴木かいちょ。
フライロッドばかり振っているのに、かぶらを沈めりゃ、あっさり釣ってしまうのね!綺麗なマダイ1.85kgをキャッチ!さすがである。


そして、この1発は出船前の不安を吹き飛ばすには十分であり、そこから始まるラッシュの布石だった。
すぐさま、ジグオンリーで攻め続けていたカズキのロッドが、重々しく海面に突き刺さった。
その魚はなかなか海面に顔を見せず、慎重なやり取りが続き、周囲からも「バラすなよー」の声が飛び交う。
数分後、周りのメンバーの歓声と共にタモに収まったのは、5キロ級のデカ真鯛だ!


一般的にはエサ釣りの場合、秋の御前崎は小型〜中型真鯛の数釣りシーズンなのだが、不思議とルアーだと大型が多い気がする。
この魚で他のメンバーがヒートアップしたのは言うまでもないが、いつもの御前崎だと、ここで「サービスタイム終了」なんてこともよくある。
でも、この日は違っており、その後も順調にマダイ・ワラサ・猛毒の超高級魚トラフグ・カツオ・マハタ・カサゴ・ホウボウなどが次々とヒット。
久しぶりに幸せな時間を堪能できた。


ここで他船の状況もちょこっと紹介。こっちもスゴいぞ!(写真提供:チームベインズ殿)


…圧巻ですな!

さて、幸せな時間ほど過ぎるのが早いもので、我々の船は閉会式の準備のため、後ろ髪をひかれつつ、一足先に帰港することに。
そして検量係は大忙し!次々に持ち込まれる魚の数、種類、型の良さに、一同から一喜一憂の歓声に包まれる。
ついに、主催クラブであるシーワードから優勝者が出ましたね。カズキ、おめでとう!
他魚賞のサニーさん、豪華イセエビの詰め合わせなんて…うらやましい!
満足の釣果を得られた人…おめでとうございます!そうでなかった人…来年是非リベンジしなきゃですね!


表彰式のあとは、恒例のジャンケン大会!こちらも盛り上がりました!
今回もたくさんの協賛を得ることができ、おかげさまで参加者すべてにすばらしい記念品を手渡すことができました。


ルアーでの真鯛釣りで、我々のホームグラウンドである御前崎の新たな可能性を開拓してきたかぶら祭り。
次はどんなドラマを生み出してくれるのだろうか?来年の開催がますます楽しみになった大会になったと思う。

■当日のエントリー状況(敬称略)
1.佐々木一樹マダイ 4.95kg(静岡シーワード:日晴丸)
2.稲穂弘之マダイ 4.10kg(ベインズ:第2治栄丸)
3.秋山貞夫マダイ 3.05kg(ベインズ:第2治栄丸)
4.長谷川学マダイ 3.00kg(ベインズ:第2治栄丸)
5.白垣泰善マダイ 2.70kg(ベインズ:第2治栄丸)
6.橋本 栄マダイ 2.20kg(静岡シーワード:日晴丸)
7.鈴木道明マダイ 1.85kg(静岡シーワード:日晴丸)
8.太田悦貴マダイ 1.55kg(静岡シーワード:日晴丸)
9.土屋勝毅マダイ 0.80kg(ベインズ:第2治栄丸)
10.鈴木真人メイチダイ 0.70kg(A.R.A 磯自慢:春日丸)

1.渡辺浩行カンパチ 5.10kg(ベインズ:春日丸)
2.長谷川学ヒラメ 3.55kg(ベインズ:第2治栄丸)
3.野秋真弘サワラ 3.50kg(ベインズ:第2治栄丸)
4.西島謙一ワラサ 3.45kg(ベインズ:博洋丸)
5.滝 修二ワラサ 3.30kg(静岡シーワード:日晴丸)
5.望月晃司サワラ 3.30kg(ベインズ:第2治栄丸)
7.白垣泰善ワラサ 3.10kg(ベインズ:第2治栄丸)
8.土屋友幸ワラサ 3.00kg(ベインズ:第2治栄丸)
9.石橋一伸サワラ 2.95kg(NO☆BITE:博洋丸)
10.太田悦貴マハタ 1.45kg(静岡シーワード:日晴丸)

最後になりましたが、魅力的に大会を演出していただいた協賛メーカー・ショップ様、御前崎市観光協会様、御前崎漁業協同組合様、
ありがとうございました。
そして、ご参加いただいた熱いアングラーの皆さんにも厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました!

次回、ライトタックルサーキットは、ベインズさん主催の「Night Jigging 太刀Cup」です!奮ってご参加ください!

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