Fishing Report >> かぶら祭り in 御前崎 〜ルアー de 真鯛
ノッコミ後でも御前崎は健在だ!今年も出ました!デカ真鯛!    2010年6月13日 Reported by Yoshitaka Ohta 

今年で4回目の開催となり、豊穣の海として東海地区のアングラーから広く親しまれる御前崎沖の初夏の定例イベントとしてすっかり定着した感の有るかぶら祭り。秋に延期になった昨年同様、今年も前日の天気予報が微妙で開催自体が危ぶまれたが、時間が経過するごとに良い予報に変わり、当日の朝には曇りがちながら風も弱くなり良い凪に恵まれた中で出船することが出来た。

事前の情報では開催前の数日、エサ釣り・ルアー船ともにマダイの釣果は聞かれるものの黒潮の分流が入り込み、非常に潮の速い状況が続いていることから釣りのし辛い状況が予想されたが、当日の御前崎近海ではそれも治まっており、1.5〜1.0ノットの適度に潮のきいた状態で釣果に十分に期待の持てる海況であった。

今回の参加人数は静岡県内の西部〜東部(中には遠く長野県からお越しの方も!)にお住まいの方を中心に昨年同様の43人。この不況の世において地域の釣りクラブが主催するローカルイベントに、これだけの方達が集まっていただけたことに心から感謝したい。

さて、ここからは実釣レポート。
ルール説明などを含む開会式の直後、一気に金洲手前のマリンロボに向かったチームNO☆BITEのメンバーが乗った天勇丸を除き、殆どの参加艇は岬周辺の35〜40メートルラインの比較的浅いポイントに集結。6時のスタートフィッシングとともに鯛カブラ・インチク・ジグで思い思いに探り始める。(同船の方の中にはカブラ&ワームでひとつテンヤのような釣りをされている方も見受けました。御前崎ではまだ試している人が少ない釣り方なので今後検証してみたいと感じた。)
ここではベイトの反応は良かったもののカサゴが適度に遊んでくれた程度でマダイからの反応は無し。(実は他船で5キロクラスのカンパチがあがっていた!)そこで船長の判断で少し沖に走った漁礁が大量に沈められたポイントに移動することに。

現場は、少し離れたところで派手にワラサと思われる鳥山が出ており、それらを遠めに眺めながらいつ船の近くに魚が回ってくるかドキドキしつつジギングとカブラ釣りを交互に続けると、自分に『ドンッ!』と待望のヒット。ヒット直後から激しく下に突っ込む引きで、御前崎沖では少々ライトなPE1.5号のタックルだったためかなり手こずりながらランディングしたのはワラサの6キロクラス。久しぶりの釣りだったからか、とても強い引きと感じたため、魚影が見えるまではすっかりカンパチと思い込んでしまった。

引き続き漁礁のポイント周辺を『次こそはマダイ!』との思いでカブラで攻め続けるまたしても自分のカブラに『ドスン!』という重々しいアタリが!青物のようなスピードはないものの、最後の最後まで巻いても巻いてもドラグを鳴らしてラインを引き出す魚に超大型のマダイを思ったが、観念して浮いてきた魚の姿を見るとなんだか白い・・・。正体は自身では始めて釣ったつぶらな瞳のヌルヌルちゃん(メダイ)。この魚は他魚の部でエントリーしたのだが、実測で8キロを超しており自宅で解体した後にクラブの知人聞いたところでは、今回の使用タックルで申請すれば日本記録だったかもしれないらしい・・・(今となってかぶら祭りならぬ後の祭りであるが。)

その後は転々と岬周辺のポイントを攻めるが、同船した個人参加の川合さんに5キロ近い大きなニベが釣れたものの我々の船ではマダイをあげることは出来なかった。(マダイらしきアタリは何度か有ったのだが…)

…というわけで、少々後ろ髪を引かれながらの沖上がりとなってしまったのだが、そのあと行われた検量では今年も驚くべき光景が!


どーん!


どどーん!


【大会結果】

マダイの部エントリー
優 勝:門 昌幸(チームNO☆BITE)   7.70kg 裕洋丸
準優勝:秋山 貞夫(チームベインズ)  5.10kg 増福丸
3 位:吉澤 泉一(チームNO☆BITE)  4.90kg 裕洋丸
4 位:高橋 健治(静岡シーワードFC) 2.85kg 広進丸


他魚の部エントリー

他魚賞:太田 悦貴(静岡シーワードFC) メダイ  8.10kg 生駒丸
他魚2位:高橋 隆之(チームベインズ) カンパチ 5.35kg 増福丸
他魚3位:川合 規正(個人参加)  オオニベ 4.90kg 生駒丸
他魚4位:高橋 健治(静岡シーワードFC)ハタ  1.95kg 広進丸


優勝した門(かど)さんが釣った8キロ近いマダイは初めてみるサイズだったが、マダイがこんなに大きくなるものなのか?と感じるほどのド迫力であった。
また、入賞ラインが5キロ近い重さに達し、他にもカサゴ・ハタ類はかなりの数が釣り上げられたことからも改めて御前崎沖のポテンシャルを示す結果になったと思う。次回の開催が本当に楽しみである。


そして末筆になってしまったが、ご協力いただいた協賛メーカー・ショップ様、御前崎漁協様、出船していただいた各遊漁船の船長様、そして何よりも参加していただいた沢山のアングラーの皆さんには心から感謝したい。
有難うございました!

≪今後のライトタックルサーキット東海の予定≫

・御前崎ライトタックルトーナメント 8月22日(日)

・由比シイラトーナメント 8月29日(日)

・NightJigging−太刀CUP 11月27日(土)

東海地区のオフショアアングラーの皆さん、是非とも交流を深めましょう!


ページ先頭へ
Fishing Reportへ

Copyright(C) Shizuoka SEAWARD FC 2007-2009 All Rights Reserved.