臨時に本社勤務(星川)になったので火曜日、金曜日の稽古に何度か参加できました。
今日からは、また東京事務所(日本橋)に戻りましたで参加回数は激減すると思います。
子供さんの甲手の修理をやってみましたが、他にも手の内(手のひら側)に穴の空いた
甲手を使用している剣士がまだ、います。
剣道の防具は高いですよね。
諸物価高騰の折、また道具を大切にする観点からも協力、修理して長持ちさせましょう。
防具屋さんの甲手の修理価格(すべて片側のみ)は大体次が相場です。
・手の内全面張替え 茶色鹿革 \6,300.-
・手の内全面張替え クラリーノ \6,300.-
・手の内部分縫い(穴の空いた箇所のみ) 一箇所\630.-から程度により\3,000.-程度
・子手紐交換 江戸打紐(大人用) \1、260.-
・子手紐交換 黒紐(少年用) \840.-
古い防具をご使用の場合、手の内の革が全体に弱っており部分縫いが不可能な場合が
多いようです。
全面張替えをするなら新品の小手1式が買えます。
よって、鹿側を破れた箇所、或いは弱って薄くなった箇所に接着剤で貼り付けるのが
一番経済的だと考えます。
そのために鹿革が必要なのですが、破れたりして使はなくなった竹刀の柄革がありましたらお譲り下さい。
革をひねってみてダンボール紙のように裂けなければ、表面を削れば使えます。
いくつか調べてみましたが鹿側に小売価格はずいぶん高価のようです。
どなたか良い情報があればご一報下さい。
手の内の革が健全で小さな穴が空いている場合はご家庭のアイロンで接着できる
「Dr・メンド」という商品がありますので、自信がおありの方は挑戦して下さい。
10cm×10cmで\525.-です。
このシリーズには白・茶色・紺色のクラリーノ製の他、稽古着(紺色刺子)や袴(紺色)に
使えるものもあります。
これは防具屋さんでお買い求め下さい。
甲手紐は少年用の場合両手分で1.6m程度が必要ですが人絹の紫の江戸打ち紐(2m)を
私は100円ショップの手芸コーナーで見つけました。巾着用だそうです。
ちょっと細目が難点ですが。
これは防具屋さんで買うと\840.-します。
紐の入れ方が面倒ですが材料さえあれば私が致します。
ユザワ屋のような手芸洋品店や大きなホームセンターならメーター売りしています。
色は黒や紫などお好みに合わせて打紐2m、太さは4mm程度のものをお買い求め下さい。
余った40cmは巾着紐等にご活用下さい。
少しでも使いやすく、決して引け目を感じない防具を整備できたら、と願っております。
[2008/06/09 11:18:39]