1月時点の通算成績
正棋会王将戦対戦結果

正棋会王将戦 2020.1.04 東淀川区民会館

参加73名(予選通過者によるトーナメント)
決勝戦のみ1月5日(日)にハイハイ囲碁将棋クラブ(上本町)にて実施。



千日手局
           
優勝:村越 翔太(大阪:初優勝) 
                ┃          
 大垣 航祐━┓        ┃        ┏━ 千種 玲央
 (兵庫)  ┃畠┓      ┃      ┏荒┃ (大阪)
 畠山 大樹━┛山┃      ┃      ┃木┗━ 荒木 隆
 (愛知)    ┃畠┓    ┃    ┏荒┃   (滋賀)
 巽 映治 ━┓ ┃山┃    ┃    ┃木┃ ┏━ 木村 秀利
 (大阪)  ┃巽┛ ┃    ┃    ┃ ┗木┃ (大阪)
 太田 啓介━┛   ┃    ┃    ┃  村┗━ 藤原 結樹
 (大阪)      ┃長┓  ┃  ┏荒┃     (大阪)
 横谷 篤飛━┓   ┃生┃  ┃  ┃木┃   ┏━ 畑山 敏輝
 (奈良)  ┃長┓ ┃ ┃  ┃  ┃ ┃ ┏畑┃ (大阪)
 長生 治彦━┛生┃ ┃ ┃  ┃  ┃ ┃ ┃山┗━ 前川 真市
 (大阪)    ┃長┛ ┃  ┃  ┃ ┗倉┃   (徳島)
 中 拓海 ━┓ ┃生  ┃  ┃  ┃  辻┃ ┏━ 倉辻 勇紀 
 (兵庫)  ┃中┛   ┃  ┃  ┃   ┗倉┃ (大阪)
 炭﨑 俊樹━┛     ┃  ┃  ┃    辻┗━ 辻 景文
 (兵庫)        ┃長━┻━村┃       (大阪)
 長崎 天飛━┓     ┃生   越┃     ┏━ 野山 知敬
 (大阪)  ┃長┓   ┃     ┃   ┏野┃ (大阪)
 上田 洋 ━┛崎┃   ┃     ┃   ┃山┗━ 田中 叡
 (京都)    ┃酒┓ ┃     ┃ ┏野┃   (大阪)
 酒匂 景大━┓ ┃匂┃ ┃     ┃ ┃山┃ ┏━ 金井 青川
 (大阪)  ┃酒┛ ┃ ┃     ┃ ┃ ┗宮┃ (兵庫)
 山本 繁樹━┛匂  ┃ ┃     ┃ ┃  堂┗━ 宮堂 力旗
 (大阪)      ┃酒┛     ┗村┃     (岐阜)
 松本 洋 ━┓   ┃匂       越┃   ┏━ 杉本 優斗
 (兵庫)  ┃竹┓ ┃         ┃ ┏村┃ (兵庫)
 竹内 宏次━┛内┃ ┃         ┃ ┃越┗━ 村越 翔太
 (愛知)    ┃竹┛         ┗村┃   (大阪)
 西 淳平 ━┓ ┃内           越┃ ┏━ 岡本 浩作
 (兵庫)  ┃西┛             ┗岡┃ (奈良)
   ×  ━┛                本┗━   ×


正棋会1月例会王将戦が、1月4日(土)に東淀川区民会館で行われました。結果は以下のとおりです。
但し、決勝戦のみは1月5日(日)にハイハイ囲碁将棋クラブ(上本町)にて行いました。

優勝 村越翔太 2位 長生治彦
3位 荒木高史  酒匂景大
5位  野山知敬、畠山大樹、倉辻勇紀、竹内宏次
             (敬称略) 参加総数73名

 次回の正棋会は、1月25日(土)に9時半~受付、10時開始予定で同所にて行われます。
 ※1月25日(土)に行われる例会は、R選手権関西ブロック大会およびA級、B級大会代表者決定戦も含まれていますので、
参加資格などにご注意ください。

(以上、結果と予定)



  対局者右が村越さん

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今年はオリンピックが日本で開催されることで
思い出深い、楽しみな一年になりそうです。

年2回の正棋会王将戦が開始されたのは44年前の1976年1月からと古く、
今回で89回目となりますが、歴代優勝者で一番多いのは木村秀利さんと楠本誠二さんの9回目です。
正棋会王将で優勝すると次の5ヵ月間は正棋会王将位として会費が無料となる特権があり、
また10回優勝すると正棋会永世王将位となり、金一封が贈呈されます。
このような成績の管理は今は亡き山崎康雄会長から現会長の野山知敬さんに引き継がれたものです。

さて今年初めての1月正棋会王将戦は参加者がまたしても驚きの73名、
そして正棋会新入会員が7名と嬉しい事態で、しかも年齢層も若くなり
ベテラン勢とかみ合って、もっともっと楽しみな会に成長して行くことでしょう。

朝の挨拶では、1月25日(土)にレーティング関西ブロック大会が
2月の例会を兼ねて行うことと、支部大阪大会を2月11日(火・祝)に
開催され、場所が変わり福島区民センターで行われることの連絡を行いました。
また中拓海さんより『芦屋将棋サロン』を2月より開設するご案内がありました。
そして正棋会新入会員7名の紹介を行なった後、予選四回戦が開始されました。

最初の1局目は、呼びかけて対戦を行いますが、2局目以降の対戦が大変なのですが、
世話役の高島茂浩さんが呼びかけて運営をスムーズに展開して頂いています。
目に見えない裏方の対応には感謝感激です。
予選で3勝以上すると次の決勝トーナメントに望めますが、結果は30名となりました。
決勝トーナメントで目立ったのは、歴代王将10回をめざす木村秀利さんでした。
そして結果は決勝トーナメントで5位賞では野山知敬さん、畠山大樹さん、倉辻勇紀さん、竹内宏次さん、
また3位賞では酒匂景大さん、荒木隆さんでした。おめでとうございました。

そして決勝戦は舞台を1月5日(日)ハイハイ囲碁将棋クラブ(上本町)に移し、
長生治彦さんVS村越翔太さんは千日手指し直し後の熱戦の末、
村越翔太さんが初の正棋会王将位を獲得しました。
残念ながら長生治彦さんは準優勝でしたが、検討では長生治彦さん良しとの事でした。
素晴らしい将棋、ありがとうございました。

(石川由男)

決勝は村越翔太さんと長生治彦さんという実力者同士の対戦ですが、どちらが勝っても本棋戦初優勝となります。
千日手指し直し局は見所が随所にある熱戦でしたが、終盤、図の両取りに対し41飛と効かすべきでした。
本譜は34歩、29角成、33歩成、同銀、35桂、74飛と進み、後に54飛が詰めろ逃れの詰めろになりました。



村越さんは大学生(大阪電通大)。過去、正棋会50周年記念大会で優勝されていますが、正棋会王将は初優勝です。
(野山知敬)