正棋会を再開してから２か月目となりましたが
日本各地ではコロナ第２次波が訪れてきたのかと
思われるような全国的に感染者数が増えてきた緊迫状況の中で
東淀川区民会館でもマスク着用、消毒液手洗い、
三密を避けるといった感染対策の中で行われました。
９０名が入れる部屋ですが４５名内の制約を受けており、
参加者が３４人だったのでほっと一安心の結果でした。
コロナ対策で対局時間もいつもの３０分３０秒が
２０分３０秒に変わり感想戦も短めにといった
ピリッとした環境の中で対局が行われました。
A１クラスが１０名、A２クラスが１８名、Bクラスが６名との構成で
A１クラスでは５連勝賞の山下数毅君、４勝賞の村越翔太さん、
藤本裕行さんが獲得しました。おめでとうございます。
そしてA２クラスでは和氣椋太君、渡邉剛志さんが５連勝賞、
また島村葉久君、寺下絆南君、入川喜代春さん、小生が４勝賞を
獲得しました。おめでとうございます。
そしてBクラスでは総当たりとなり、つぶしあいの混戦状態となり、
残念ながら賞対象が有りませんでした。
全体的に若手が活躍された例会となりましたが対局時間の２０分３０秒は
長考派にとってはつらい時間帯だったようで、中盤以降の連続の３０秒の
秒読みは最善手を指すのは大変です。
小生にとっては久しぶりの賞を頂きましたが、将棋の内容はさっぱりでした。
一局目はなんと２２５手数の死闘で、必敗形からの大逆転でした。
途中龍をバッサリ切られ負けを覚悟して同玉と首を差し出したのですが、
そのあと相手が間違われたのですが、将棋の勝つことの難しさを感じます。
しかしその時感じたことは勝敗は別として、１対１の向き合った対戦で
周りが見えない盤面の中に夢中になったドキドキ感は最高です。
来月も東淀川区民会館で行われますので、皆様の参加をお待ちしております。
（石川由男）
今月のＡ１級から熱戦譜を紹介します。村越翔太さんと加藤亮汰さんの一戦です。
【図は☗７九金打まで】
図以下78角成、同金、67金、79銀、78金、同銀、68竜、79金、68金、同竜、71飛成と進みました。
71飛成は受け駒入手の着手ですが、77銀直とかわせば難しい局面でした。
（野山知敬）