正棋会会則(平成22年1月1日付)

 

第1条(名称)

        本会は「正棋会」(せいきかい)と称する。

 

第2条(目的)

        本会は将棋対局、及び本会の企画する行事を通じて会員相互の親睦と棋力の向上

        を図ることを目的とする。

 

第3条(構成)

        本会は本会の目的に賛同する将棋愛好者の同志によって構成される。

 

第4条(活動場所)

        本会は活動場所を原則として以下の場所に置く。

 (1)例会:尼崎市立労働福祉会館

     住所:尼崎市東難波町4−18−32

        電話:06−6481−4561

 (2)土曜会:大京クラブ

        住所:大阪市都島区東野田町3丁目10−3

        電話:06−6353−3696

 

第5条(運営)

        本会は会員中より選出した役員によって運営されるものとする。役員の選出は役

        員会にて決定され、必要に応じて役員により見直されるものとする。尚、役員は

        重任または再選を妨げない。

        役員は原則として下記のとおりとする。役員は本会の運営、連絡に努めるが、役

        割分担等詳細は役員間で協議して決定するものとする。

    会長は1名、副会長以下は若干名とする。

 

        会長、副会長、会計、理事、相談役

 

              正棋会の運営は役員会の決定事項に従うものとする。

 

第6条(役員会)

        本会は必要に応じて役員会を開催する。役員会において討議すべき事項は以下の

        通りとする。

        1.役員の改選(5年に一度、記念大会前後には必ず議題とする。)

        2.予算の審議

        3.決算の認定

        4.記念大会等の運営

        5.その他必要事項

 

第7条(会計)

        本会は会員より徴収する会費及び寄付金をもって経費に充てるほか、必要ある時

は会員より随時徴収するものとする。

入会金、会費(毎月参加費)は下表の通りとする。

 

 

一般

高校生以下

70歳以上

身障者

女性

入会金

2,000

1,000

2,000

1,000

なし

会費

(アマレン会員)

 

2,000

 

1,500

 

1,500

 

1,500

 

1,000

会費

(アマレン非会員)

 

2,500

 

2,000

 

2,000

 

2,000

 

1,500

上表において、複数の該当項目がある場合は更に500円引きとする。

例1:アマレン非会員+70歳以上+身障者の方は1,500円。

例2:アマレン非会員+高校生+女性の方は1,000円。

但し、男性の会費下限は1,500円、女性の会費下限は1,000円とする。

 

        尚、納金は如何なる場合といえども返金しないものとする。

        本会の会計年度は毎年1月1日より12月31日までとする。

 

第8条(行事)

        本会は第2条目的達成のための行事として毎月1回例会を行う。尚、開催日は原

        則として第一日曜日とするが、アマ名人戦地区予選など会員が多数参加する大き

        な大会と重なる場合は逐次調整するものとする。

        尚、例会等各行事のクラス分け、対局方法等は別紙「対局規定」に準ずる。

 

■通常例会:A1、A2、B1、B2のクラス分けに応じた順位決定戦とし、2、4、5、6、8、9、10、11、12月に行う。

■王将戦:クラス分けなしの予選、及びトーナメント大会とし、1月、7月に行う。

■レ−ティング関西ブロック大会:クラス分けなしの予選、及びトーナメント大会とし、3月に行う。関西ブロック大会優勝者はレ−ティング全国大会に招待される。尚、アマレン大会との関連で必要に応じ、A級、B級、C級大会も運営する。

■上記をまとめた結果、例会については以下のとおりとする。

月度

例会名称

方式

1月

正棋会王将戦

クラス分けなしの予選、及びトーナメント大会

2月

通常例会

A1,A2,Bのクラス分けに応じた順位決定戦

3月

レーティング関西ブロック大会

クラス分けなしの予選、及びトーナメント大会

4月

通常例会

A1,A2,Bのクラス分けに応じた順位決定戦

5月

通常例会

A1,A2,Bのクラス分けに応じた順位決定戦

6月

通常例会

A1,A2,Bのクラス分けに応じた順位決定戦

7月

正棋会王将戦

クラス分けなしの予選、及びトーナメント大会

8月

通常例会

A1,A2,Bのクラス分けに応じた順位決定戦

9月

通常例会

A1,A2,Bのクラス分けに応じた順位決定戦

10月

通常例会

A1,A2,Bのクラス分けに応じた順位決定戦

11月

通常例会

A1,A2,Bのクラス分けに応じた順位決定戦

12月

通常例会

A1,A2,Bのクラス分けに応じた順位決定戦

 

        ■記念大会:5年に一度記念大会を行う。

        ■その他:その他、会員の希望等必要に応じて大会企画があれば役員会にて討議

         の上決定し、開催する。

■他者主催大会の運営:以下の大会については主催者の要望を受け、正棋会役員によって運営する。

(1)  3月月:レーティング関西ブロック大会(日本アマチュア将棋連盟主催)

(2)  10月又は11月:朝日アマ名人戦近畿地区大会(朝日新聞社主催)

        ■旅行等:会員の親睦を図るため、年に一度「正棋会旅行」を企画する。

 

        尚、これら行事については役員の中から幹事を選出し、例会結果報告と共に会員

        全員に郵送等で連絡するものとする。

 

第9条(会員規定)

本会の会員資格は入会後に発生する。ただし、2年以上正棋会に参加しなかった場合は当人宛の行事連絡を中断する。但し、やむを得ない事情があり、事前に役員へ相談のあった場合はこの限りではない。

 

第10条(個人情報の取り扱い)

本会の会員として登録された氏名、住所、電話番号等の個人情報については、正棋会関連、及びアマレンへの連絡以外には使用しないものとする。

 

第11条(会則の変更)

        本会の会則を変更するときは役員会を開催し、会長を含む役員の過半数決議を

    必要とする。

 

第12条(その他協議等)

        その他本会則規定外の不測事態が発生した場合等については役員が協議し、友

        好的にその処置に当たるものとする。

 

 

発効 平成22年1月1日

正棋会会長 野山知敬

対局規定(平成22年1月1日付)

 

1.クラス分け

(1)  アマレンレーティングを採用し、通常例会では以下の通りとする。

レ−ティング1900点以上:A1

同 1899点〜1700点:A2

同 1699点〜1500点:B1

同 1499点以下    :B2

但し、B2クラス参加者が5名以下の場合はB1と調整する。

(2)  レーティングを持っていない人は、本人の棋力申告を元に世話役で協議のうえクラスを決定する。但し、棋力不明な人はA2とし、そのときの例会成績により以下のとおり初期点数を決定する。

@    0勝5敗のとき:1700点

A    5勝0敗のとき:1900点

B    上記以外のとき:1800点

(3)  奨励会員でレーティング点数を持っていない人、又は点数を持っているが新しく奨励会員になった人の初期点数は以下の通りとする。但し、下記点数に満たない対象者にも適用する。

@    4級以下 :2000点

A    3級〜1級:2100点

B    初段以上 :2150点

(4)  女流棋士で、レーティングを持っていない人、または2000点に満たない人の初期点数は2000点とする。

(5)  1月、7月の王将戦及び3月のレ−ティング関西ブロック大会ではクラス分けせずに対局を行う。

 

2.対局方法

(1)通常例会では参加者を前回の成績順位順に並べ、本人の前後2名及び5番目(クラス参加人数の真ん中から割り当てる)に記入した相手の計5局対戦する。ただし、クラス参加人数が奇数の場合は真中の人を6対局あてがって調整する。

   (例:19人の場合は(19+1)/2=10。即ち、10番目の人は6局指す。)

(2)通常例会は総平手、5対局、持ち時間は原則として30分後秒読み30秒とする。

(3)王将戦、レ−ティング大阪大会は予選4対局、3勝以上を予選通過としてト−ナメントを実施する。持ち時間は通常例会時に準ずるが人数の都合等により25分後秒読み30秒にするなど逐次決める。

(4)全局チェスクロック使用とし、後手の押しやすい位置に時計を置く。

 

3.順位決定方法

(1)通常例会

各組とも勝ち星数の多い順に5位まで賞金を出す。同成績の場合は前回順位の上位者を優位とする。但し、各組とも参加者が25名以下の場合は3位まで、14名以下は2位までの賞金とする。尚、女性会員について、当該賞金に該当しなくても4勝以上(男性の場合5勝以上)をあげた場合は呈賞する。

(2)  正棋会王将戦

予選通過後、ト−ナメントにて優勝者を決定する。王将戦優勝者は次の王将戦までの5ヶ月間例会会費免除の特典がある。

尚、正棋会王将10期獲得者は「正棋会永世王将」の称号を与え、賞を贈呈する。

(3)  レ−ティング関西ブロック大会

3名の全国代表者を決定する。但し、同関西ブロック大会参加資格者は大阪、兵庫、京都、滋賀各府県在住のアマチュアに限り、奨励会員は参加できない。

近畿2府4県の大会参加要領は以下の通り。

@    和歌山県在住者は和歌山県大会に出場する。(和歌山から1名全国代表)

A    奈良県在住者は奈良県大会に出場する。(奈良から1名全国代表)

B    大阪、兵庫、京都、滋賀各府県在住者はレ−ティング関西ブロック大会に参加する。(一日目で8名残り、兵庫大会(下記)の4名と合流して、二日目12名のうち3名を代表とする。)

C    兵庫大会はレ−ティング関西ブロック大会までに開催され、レ−ティング関西ブロック大会の二日目に4名合流する。兵庫大会の左記4名は大阪、兵庫、京都、滋賀各府県在住者から選抜される。

 

4.成績管理

(1)1局終了ごとに勝者が相手の分も含めて速やかに成績表に勝ち負けを記入する。

(2)毎月の例会終了後、役員からアマチュア将棋連盟に内容を報告し、レ−ティング計算結果をいただくものとする。

 

5.レ−ティング、殊勲賞

(1)正棋会における対局はすべてアマチュア将棋連盟の規定によるレ−ティング対象

とする。

(2)通常例会当日、A1級においてアマ連公認レ−ティング300点以上の差があ    る相手に下位者が勝った場合は殊勲賞として1000円を呈賞する。ただし、当日の勝った本人から役員への申告により有効とする。また、下位者が全国大会代表経験者、または奨励会員の場合には適用しない。

(3)通常例会以外の例会(正棋会王将戦等)では200点差以上を殊勲賞とし、500円呈賞するが、詳細は上記規則に準じる。

 

6.千日手の処置

同一局面4回、または同一手順3回で両者合意のうえ千日手が成立する。先後を入れ替え、残り時間で指し直すこと。ただし、時計の位置はそのままとする。(時間設定が大変なため)尚、3回目の千日手は後手番の勝ちとする。

 

7.持将棋の処置

        双方入玉の場合27点法に従い、点数の多い方を勝ちとする。ただし、同点の 

       場合は後手の勝ちとする。持将棋になりそうな場合は役員まで申し出ること。(申

    し出は対局者でも観戦者でも良い)一旦時計を中断し、その場で役員が協議し、

    判断する。

 

8.反則手の処置

        二歩、二手連手などは対局者が指摘し、相手が認めた時点で即負けとなる。ただ

        し、観戦者はいかなる場合においても指摘しないようにすること。あくまでも対

        局者の責任とする。その他トラブルが生じた場合は「中断」ボタンを押し、役員

        まで申し出ること。

 

9.その他

        その他対局においてトラブルが生じたときは役員が協議してその処置に当たるも

        のとする。

 

以上