金口訣の疑問点お答えコーナー

Yさんからの質問
一つ疑問がわいたので、お伺いしたいのですが。課を判断する方法として、
・用爻の十二支と強弱
・二木、二火など・・・
・将神と地分の関係
・貴神と地分の関係
・六十甲子
・六十四課

など、いろいろあると思うのですが、課の中に吉凶が混在する場合、どれを優先的に考えて良いのか、いまいち判断に困っています。

例えば、今日立てた課ですが、

「AさんがBさんに好意を寄せている。AさんがBさんにアプローチしたら、どうなるか?」
※地分は、十二支サイコロで決めました。
丙申年 癸巳月 丁未日 乙巳刻
寅卯空亡 四大空亡無し

己酉
庚子(用)

・二金は凶だけど、金水金は吉
・子と酉は「金神?」で凶
・酉と酉は自刑で凶
・人元→貴神→将神と生じられていて吉
・地分 から将神は生じられて吉

全体的に、五行関係だけ見れば、生じる関係が多いので、
なんとなく良さそうに見えるのですが、将神と地分、貴神
と地分の関係は凶のようで、結局、吉凶どっちなんだろう?
と疑問に思っています。
他にも、いろいろと課を立てていますが、どれも吉凶混合で、判断に悩んでいます。
判断の決め手となる何か奥の手があるのでしょうか?
なにか、アドバイスを頂けると、助かります。

解答

旺相休囚死をつけるのを忘れてはいけません。必ず、旺から占います。
人元 己丑   旺
貴神 己酉   相
将神 庚子(用)死
地分   酉  相

判断の一番は、用爻が動くか動かないかです。
Aさんがアプローチしたらどうなるかという占いですが
Aさんを示す将神用爻子は死の状態で、決して自分から積極的に動くことはありません。
生憎、冲も駅馬もありません。
つまり、アプローチしたらという仮定なのですが、アプローチしないと判断できます。
アプローチしないのに、結果に吉凶は出てきません。

ただ、酉金生子水で、BさんはAさんに好意を持っていることは確実です。
それなら、仮にアプローチしたら吉なのか?

結果は
人元己は十二支に変換すると丑です。
巳月、巳時と合わせて、巳酉丑の三合が成立します。妬合には問題があります。
酉が2つあって、順調な展開にはなりません。
三合を物事が成立していると考えると、用爻子は全く関係しません。
つまり、Bさんにはすでに決めている人がいると判断できます。