東海村核燃料施設事故当時(99年9月30日)のガンマー線情報
これらのデータは、
核燃料サイクル開発機構
[jnc.go.jp]
のホームページからの情報に基づくものです。
9月30日から、10月1日にかけてのガンマー線量の推移
9月30日夜の放射線量と村松における風向き(地上10m)の情報
ガンマー線量(地名の書かれた行)の単位は(0.01μGy/h:マイクログレイ毎時)。風速の単位は(m/s)
時刻
14:00
15:00
16:00
17:00
18:00
19:00
20:00
21:00
22:00
船石川
3.6
3.6
3.5
3.5
4.9
6.2
29.6
9
20.9
長砂
3.4
3.4
3.4
3.3
4.2
4.5
4.4
4.9
10.8
高野
3.3
3.3
3.3
3.2
4.5
4.5
5.1
6.2
6.8
村松
3.2
3.1
3.1
3.2
4.2
4.4
4.4
6.3
11.9
風向(地上10m)
E
E
E
NW
SSW
NW
-
NNW
NW
風速
3.2
2.2
2.4
1
1.4
1.8
0
1.8
2
人体への影響を測る単位(mSv/年:ミリシーベルト/年)との関係は、上の値に被爆した時間と0.8をかけた値になります。例えば、船石川におけるピーク値の0.3μGy/hを12時間浴び続けたとしても0.003mS程度なので、東京と大阪で自然界から受ける年間被曝量の差、0.17mSv(核燃料サイクル開発機構のホームページによる)とくらべても無視できるほど少ない量です。
[追記]
ここに紹介した空間ガンマー線量のグラフは、核燃料サイクル開発機構のホームページに載ったデータを使って書きましたが、同じ測定点で取ったと思われる別のグラフによると、30日19時過ぎに船石川で1.2μGy/h弱の高いピークがあります。この相違は、開発機構のホームページでは1時間ごとの更新になっているために、その間のデータが表示されていないことが原因だと思います。
1999.10.11