携帯用3D画像の作り方

シャープ製の携帯電話には、メイン液晶に3D表示機能がついているものがあります。このページでは、携帯電話で撮影した写真から、3Dデータを作る方法について、簡単に説明します。

そもそも、シャープの携帯電話の3D表示は、液晶ディスプレイの前に貼られた細かいシャッターでピクセルごとに左右の目で見える部分を分けることでつくられます。うまく、右目用のピクセルと左目用のピクセルの見える位置に、視線を持ってくると立体視できるしくみです。このデータは、stjという拡張子の画像データで、左右二枚の写真を横方向に縮めて縦長の画像が入った、一枚の写真にしています。この画像は、シャープが提供しているソフトを使うと、簡単に作れます。

まず、下のリンクから3Dイメージングツールをダウンロードします。Ver2.1が良いでしょう。
http://k-tai.sharp.co.jp/download/cp/index.html

次の手順で2枚の写真を1枚の3Dデータに変換します。

  • まず、左右二枚の写真データをパソコンのフォルダに用意して、同じ名前の末尾にL,Rをつけたファイル名にします。例えば、携帯電話で撮った写真がabc1234501.jpgとabc1234502.jpgという名前のファイルであれば、abc123450R.jpgとabc123450L.jpgとします。当然、Rとついたほうが右目で見る写真になります。
  • 次に、イメージングツールを起動します。「コンピュータグラフィック」「写真」というボタンが並んだ、簡単なウィンドウが表示されます。ここで、「コンピュータグラフィック」の方をクリックします。(写真ではありません。)
  • フォルダを選択する窓がでますから、写真のおかれたフォルダを選びます。
  • ちゃんと認識されていれば、先ほどの写真名が、右用、左用のリストにペアで表示されます。チェックボックスを確認して、保存ボタンをクリックします。
  • 以上で、stjという拡張子のファイルが、同じフォルダに作成されます。自分の携帯電話で確認するときは、Mini SDカードの\PRIVATE\SHARP\INPORTフォルダにセーブして、Mini SDカードの管理機能のインポートメニューを使って、携帯電話にコピーします。この3D機能は、なかなか3Dに見えないのですが、見えるところを根気良く探しましょう。

    赤兵衛 http://www2s.biglobe.ne.jp/~shell/
    2005.1.22