小柴先生のノーベル物理学賞が各紙一面を賑わせた10月9日の朝刊のうちで朝日新聞は、前日(10月8日)に日蓮正宗総本山大石寺において奉修された、奉安堂の落成式の模様を囲み記事で報じた。当日の朝刊各紙には、池田大作氏の著作とされる『新・人間革命(第11巻)』の発売予告が鮮やかなカラー全面広告で掲載され、注意を引いている。しかも、その発売日は落慶大法要が奉修される10月12日だという。
それはさておき、当該記事の特徴は、従来とは異なり創価学会や旧正本堂の件には一切触れていない点、立宗750年記念行事の一環であることにも言及している点、建築規模の説明に大半を費やしている点などである。
| 日蓮、題目750年
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| 大石寺に奉安堂完成
日蓮正宗の総本山「大石寺」(阿部日顕法主、静岡県富士宮市上条)で8日、本尊を安置する奉安堂=写真=の落成式があった。奉安堂は日蓮が「南無妙法蓮華経」を唱えてから750年を記念する建物。間口75メートル、奥行き116メートル、高さ55メートル。延べ床面積が1万5760平方メートル、信徒席が5004あり、奈良・東大寺の大仏殿がすっぽり収まる大きさで、日本最大級の寺院建築という。13日から計13回の落慶大法要がある。