<2・3面>講頭・副講頭指導会から
講頭・副講頭指導会開会挨拶 庶務部長 早瀬義寛御尊師本日は、御法主日顕上人猊下御臨席のもと、第5回全国法華講講頭・副講頭指導会を開催いたしましたところ、法華講総講頭・連合会委員長・柳沢喜惣次殿をはじめ、各支部講頭・副講頭各位には、時節柄まことに御繁忙のところを、万障お繰り合わせ御出席をいただき、まことにありがとうございます。
また、全国の支院長・副支院長各位には、法務御多繁の折を御出席いただき、まことにありがとうございました。
さて、今法華講は、総本山客殿新築慶祝記念大法要・十万総登山を見事に達成し、いよいよ平成14年・宗旨建立750年・法華講三十万総登山に向かって、一致団結、総力を挙げて大前進すべき、まことに大事な時を迎えています。平成14年・三十万総登山は、かねてからの御法主上人猊下の御命題であり、未来広布への途上において、我々が絶対に達成しなければならない、極めて大事な目標であります。もし、仮にでも平成14年、法華講が三十万総登山の御命題にお応えできないようであれば、平成2年の法華講三万総登山も、平成6年の地涌六万の大結集も、そして本年の十万万総登山も、すべて水泡に帰し、九仞の功を一簣に虧くことになってしまうのであります。
確かに、三十万の達成は困難な道のりではあります。しかし、平成2年、平成6年、そして本年・平成10年の十万登山と、すべて御命題にお応えしてきた法華講であれば、必ず三十万は達成できます。だが、我々の努力なくしては三十万は絶対に達成できません。平成14年・三十万総登山の成否は、これからの四年間の我々の精進努力の如何にかかっているのであります。
現状を見るとき、三十万達成のカギは何かといえば、折伏であります。すなわち、折伏によって今の法華講の世帯数を、現状のの二倍乃至三倍にしていくことが条件的に絶対に必要なのであります。この絶対条件を満たさなければ三十万は達成できません。故に、これからの四年間、我々は真剣に折伏に取り組み、折伏に次ぐ折伏をもって、この絶対条件を満たしていかなければならないのであります。それは、我々に課せられた使命であると同時に、まさしく千載一遇のチャンスであり、広布のために挺身できる歓びと、三世常恒に亘る絶対の幸せを築く最大のチャンスなのであります。
今、目を転じて現今の世相を観察するに、人心の乱れ、国土の悪化は、まさに謗法によることは明らかであります。されば、
謗法を責めずして成仏を願はゞ、火の中に水を求め、水の中に火を尋ぬるが如くなるべし。 (曾谷殿御返事御書1040頁) との御金言を拝し奉る時、今こそ我々は、悪業の集団・池田創価学会をはじめ、あらゆる邪義邪宗を破折し、もって自らの成仏を果たすと共に、多くの人々を救い、全世界の平和と全人類の幸せのため、全力を傾注して折伏に励むことが肝要であります。
そして、この精神に立ち、法華講員一人ひとりが真剣に折伏に立ち上がった時、自ずと三十万は達成できると信ずるのであります。そしてさらに、我々は現状を打開して、折伏人口の増加を図る上からも、常々御法主上人猊下が御指南あそばされている「一年に一人が一人の折伏」をすることの意義をもう一度深く拝し奉り、この御指南の実践を真剣に考えていかなければならないと思います。
本日お集まりの講頭・副講頭の各位には、このことをよく御理解いただくと共に、講中の各位全員にお伝えいただき、いよいよこれからの大折伏戦に臨まれますようお願いする次第であります。
と同時に、ここでさらに大事なことは、育成の問題であります。折伏しても育成が不十分で御登山もできないようでは、三十万一を達成することはできません。達成の為には、確実に登山率を上げ、足腰の強い法華講の育成が必要であります。
したがって、これからの法華講は、この両面をしっかりと果たしていかなければならないのであります。ここに法華講のこれからの大きな課題があると思います。
そこで、本日は、実際に折伏と育成の両面に亘って確実に実績をあげている、埼玉県草加市宣行寺支部の指導教師・村上節道師に登壇していただき、宣行寺支部の「活動状況報告」と題して発表していただく予定であります。宣行寺支部は、平成3年、67世帯をもって支部を結成し、その後、目覚ましい折伏成果をあげると共に、育成にも力を入れ、現在は当時の15.3倍の1028世帯となっておりまわす。
わずか7年でこのような成果をあげてきた活動状況をよくお聞きいただき、是非とも御自分の支部の参考とせられるようお願いいたします。まさに「やればできる」ことを実証したケースであります。ので、宜しくお聞きくださるようお願いいたします。
次に、全国布教師会会長でえある、北九州市法霑寺の秋山日浄御尊能化から「折伏の大事」と題してお話をいただきます。秋山日浄御尊能化は、全国布教教師会会長とであると共に、九州一の世帯数と活動を誇る自坊においても、毎年誓願数を大幅に上回る折伏を達成され、確実に成果をあげられておられます。そうした活動体験からも、今後の折伏活動の大事なお話が聞けるものと存じますので、御静聴いただきたいと存じます。
次に、宗務院からは、総監・藤本日潤御尊能化に「平成14年へ向って」と題し、御指導いただきます。宗務院の基本方針について御指導がありますので、御静聴くださるようにお願いいたします。
そして最後に、御法主日顕上人猊下から甚深の御指南を賜りたいと存じます。申すまでもなく、本宗においては、御法主上人猊下の御指南を根本にして信心に励む事が肝要であります。もしこれを踏み外せば正しい信心は立ちません。各位には、是非とも本日の御法主日顕上人猊下の御指南をよく拝聴し、まず自らが御指南を心肝に染めると共に、各支部へお帰りの上は、必ず御法主上人猊下の御指南を、正確に講員一同にお伝えしていただきたいと思います。