宗門弁護団のコメント  創価学会がクロウの話として報道した日顕上人に対するはなはだしい 誹謗・中傷は、池田大作の総講頭資格喪失以後、創価学会が宗門に対し て加えてきたさまざまな攻撃の最大の目玉というべきものでした。クロ ウ報道は、最初から何らの裏付け取材もなく客観的な証拠資料もないま まに、約30年も前に海外で起こったという事柄を、クロウ一人の話だ けにもとづいて大報道したもので、およそ客観報道の名に値せず、最初 から単なる党派的動機にもとづく根拠のない中傷にすぎなかったのです。  創価学会は、宗教的権威者である法主を誹謗しても、宗門は法主が世 俗の法廷に引き出されることを恐れて、訴訟などの法的手段をとること はあるまいと考え、言いたい放題の報道をしたものですが、これに対し て宗門が敢然と名誉毀損訴訟を提起してきたので、あわてて泥縄的にク ロウ物語の裏付け資料を探しはじめ、その結果、クロウ報道から約2年 半も経過して出てきたのが、アメリカ連邦政府に記録があるとの話およ びクロウの言う事件現場にいた警察官と称するスプリンクルの登場なの です。  したがって、これらはいずれも最初から怪しげな証拠・証人であった ものです。案の定、連邦政府には創価学会の言うような記録は正規のも のとしては存在し得ないことが明らかになり、創価学会は今日まで何の 記録も提出できないでいます。さらにスプリンクルはあたかも本当に事 件現場に立ち会った警察官のように振る舞い、裁判所でもっともらしい 証言をしましたが、後に宗門側の調査により、同人はクロウの言う事件 当時には、アメリカ空軍に徴兵され警察は軍務休職中であったことが、 アメリカの公文書によって立証されました。  いずれも創価学会があとからでっち上げた証拠・証人であったわけで す。クロウの話が真実であれば、堂々とそれで勝負をすればよいのであ り、こんな怪しげなものを持ち出す必要はなかったはずです。  しかもスプリンクルの証言は多くの点でクロウの話を否定しています。 スプリンクルは現場に立ち会った警察官ではないものの、クロウの話は あまりにも警察実務から見て非常識なものであったため、さすがにクロ ウの言う通りには証言できなかったのです。結局、ウソで固めたクロウ 物語は、取り繕う余地もない程に完全に破綻してしまっているのです。  ところが、今回の東京地裁の判決は、こうしたクロウ物語の破綻に目 をつぶり、クロウの話をなぞっただけのものとなっています。クロウ物 語は、現場警察官から聞いた話として構成されており、クロウ本人が自 ら目撃した話ではありません。ところが現場警察官と称するスプリンク ルが、クロウにはそんなことは話していないとはっきり否定していても、 裁判所はクロウが聞いたといっているからクロウの方が信用できるなど と言って、ひたすらクロウ物語に追従しているのです。意図的な偏向判 決であることは明白です。  宗門弁護団は、このようなひどい判決がまかり通ることを許すわけに はいきません。控訴審において、真実に日をそむけた結論先行の不当判 決をくつがえし、創価学会の陰謀を粉砕すべく最大限の努力を尽くして いく所存です。