宗務広報 NO.771
H10・6・19 宗務院

アメリカ・クロウ裁判:宗門の全面勝利確定

連邦最高裁判所に上告できず、学会の国際的大陰謀ここに尽きる

一、本日(現地時間6月18日午前8時30分)、ロサンゼルス上級裁判所で、   クロウ裁判の最終状況確認のための会合(ステータス・コンファランス)が   開かれましたが、その席上、クロウ側代理人デポラー・ドルーズ弁護士は、   停止中の日蓮正宗テンブル(NST)、法華講(NSH)、及び高橋慈豊師(当   時サンフランシスコ妙信寺住職)の現地関係者三者に対する訴の却下書面   に署名しました。これで、先に却下判決のあった御法主上人猊下はじめ、   日蓮正宗、法華講連合会、尾林広徳海外部長(以上、在日関係者)に対す   る訴だけでなく、アメリカ現地関係者に対する訴も、全部却下となり、ア   メリカのクロウ裁判に対する宗門側の全面勝利が最終的に確定しました。 二、先にもお知らせしたとおり(宗教広報NO.762)、本年2月13日、カ   リフォルニア州の最高裁判所は、クロウ側の上告申立を却下しましたので、   クロウ側としては、理論的にはそれから90日以内に、ワシントンD・C   の連邦最高裁判所に最終上告することはできたわけです。しかし、カリフ   ォルニア州の第一審カウフマン判事とゼブロフスキー判事、控訴審ヴォー   ゲル裁判長以下の三判事、そして、最高裁のブラウン長官と、結局、計6   人のカリフォルニア州裁判官が全員一致で下した宗門側勝訴の判決に対し   てクロウ側が不服を申立てても、連邦の最高裁判所がこれを取上げてくれ   ないであろうことは誰の目にも明らかでした。クロウ側としても、これ以   上の恥の上塗りはしたくなかったということでありましょう。 三、クロウ訴訟は、破門された学会が、御法主日顕上人を退座に追いやろうと   して、長時間をかけて仕組んだ計画的国際訴訟であり、第一審のカウフマ   ン判事と控訴審のヴオーゲル裁判長も、クロウは「名目的な原告」として   使われたに過きないと認定しました。その認定がここに動かせない事実と   して確立されたのです。 四、「目撃証人」と称する元シアトル警官を「発見」して以来、その者に毎月   4000ドルもの大金を、2年以上も払い続けてきたのは創価学会です。   30年前、全国警察連絡コンピューター網などまだなかった時に起きた、   いわゆる「シアトル事件」に関して、その「決定的証拠」となる記録が、   連邦政府のファイルに見付かったなどという大悪宣伝をし、そういう合法   的には存在しない筈の連邦警察(FBI)の「記録」を入手するため、上   院議員や司法長官を巻込む、大政治運動をしたのも創価学会です。こうし   た一連の動きを見てもわかるように、米国クロウ訴訟の真の原告は創価学   会であり、クロウは文字通り「名目的な原告」に過ぎなかったのです。従   って、宗門側全面勝利の判決確定は、クロウというよりは、創価学会に対   するアメリカ裁判所の鉄槌であり、その悪業に対する裁断であります。 五、日本のクロウ裁判も、御法主上人御自ら法廷で「シアトル売春物語」の虚   構を余すことなく崩されました。また、「シアトル事件の決定的証拠」な   るものの実体も、FBI元高官5人の宣誓供述書で徹底的に暴露されてい   ます。宗門は、アメリカでの全面勝利に続き、日本でも、真実必顕、池田   創価学会の悪辣な策謀を許すことなく、悉く粉砕するため、更に一層の努   力を続ける所存です。   ここにアメリカ訴訟の宗門弁護団に甚深の謝意を表するとともに、全面   勝利を宗内僧俗一同に御報告し、これまでの御支援を感謝するとともに、   今後一層の正法弘通・寺檀和合・広宣流布に邁進されることを念願します。                                 以上