資料C(宗務院より宗内教師宛に発せられた『急告』)


平成2年12月28日
日蓮正宗宗務院
宗内教師各位

急告

最近の宗門と学会との問題について、取り急ぎお知らせいたします。すでに聖教新聞紙上でご承知のとおり、池田名誉会長は各会合におけるスピーチにおいて、御法主上人や宗門への批判と思われる言動を繰り返してきました。特に、本年11月16日の第35回本部幹部会における実際の名誉会長のスピーチは、聖教新聞紙上に掲載されているものとは異なる、大変ひどい内容であることが、その録音テープによって判明いたしました。

この言動に対して、宗務院としては12月13の宗務院・学会の連絡会議の席上で、当該スピーチの内容についての「お尋ね」の文書を学会側に手渡そうといたしましたが、「出処不明のテープによった文書は受け取れない」として拒否されました。宗務院としては、入手した他の数本のテープ(それぞれ別会場で録音したもので入手先が別のもの)と照合調査し、その内容が改竄されたものではないことを確認し、12月16日に、「お尋ね」の文書を学会に送付いたしました。

これに対して、12月24日、学会より返書が送付されてきましたが、先の「お尋ね」に対して、まったく回答せず、かえって9項目にわたる不遜な「お伺い」書なるものをもって、御法主上人や宗門を讒謗してきました。このような一連の流れの中で、現行の宗規に不備が認められたので、12月27日、臨時宗会を開催し、宗規の一部を改正して、即日施行することを議決いたしました。この結果、12月27日付けをもって、従来の総講頭・大講頭などの法華講本部役員は、その資格を喪失したのであります。ところが、こうした宗門の動きを聞き付けた学会は、種々な対応策を立てているようであり、総本山及び各末寺への参詣を停止、乃至制限するなどの動きもあるように聞き及んでおります。宗内教師各位には、こうした状況をよく認識し、かつ紛動されることなく、また先走って軽挙妄動することのないよう、宗務院の指示に従って、一意御奉公の誠を尽くされることを願います。

なお、追ってこれらに関する資料をお送りいたしますので、熟読するよう願います。

以上