代表幹部会 開会の言葉


昭和53年11月7日
於大講堂大広間
創価学会創立48周年記念代表幹部会(通称“お詫び登山”)
創価学会男子部長 溝口隆三


本日ここに、日達上人猊下のご臨席のもと、全国多数のご尊師方のご出席を得て、代表幹部会を開催することができ、篤く御礼申し上げます。

この幹部会は、2000人の代表が、創価学会創立48周年の意義をこめた記念登山を行ない、戒壇の大御本尊に、大聖人のご遺命たる広宣流布の推進を、一段と誓っていくものであります。すなわち、七つの鐘の総仕上げを明年にひかえた学会が、本日を期して、恒久的に崩れざる僧俗和合の新しい船出をして参りたいと思うのであります。

創価学会も今や、半世紀の歴史をふまえて、21世紀へ向けて、明確なる針路を定めて進んでいく段階に人ったといえましよう。

ここに、新生への息吹きあふれるスタートに臨んで、反省すべきは反省し、正すべきは正していかねばなりません。

御書に「願くは我が弟子等は師子王の子となりて群狐に笑われる事なかれ」(全集・1589頁)とあります。私どもは、御本仏日蓮大聖人の末弟らしく、信仰者としても、人間としても、また社会人としても、流石といわれる力量をもった一人一人に成長し、広宣流布へ挺進してまいろうではありませんか。まぎれもなく、21世紀は宗教の世紀であり、陸続とつづく正法護持の人材が、全人類の希望の依怙依託となっていくことを確信し、開会の言葉とさせていただきます。