塔ノ岳 1491b

政次郎尾根から塔ノ岳へ

 2003年、雪のサクサク陽だまりハイク。 政次郎尾根は、戸沢より表尾根の1209bのピークに伸びている尾根をいいます。 この日は、快晴、無風という絶好の陽だまりハイクでした。 塔の岳には、冬の丹沢ファンがたくさん登っており展望に感激していたようである。 防寒対策は当たり前ですが、スパッツと4本爪の滑り止めは必須アイテムです。
2003.01.12. 隊長、中隊長、小隊長の気まぐれ散歩

日程日帰り
歩行時間約2時間50分

戸沢駐車場−1時間35分−表尾根、政次郎尾根分岐−15分−書策小屋  1時間50分
書策小屋−20分−新大日−40分−塔ノ岳                   1時間

注 意 上記時間は無雪期、休憩無しのエアリア「丹沢」を参照しました。
積雪期はもっと時間がかかりますのであくまでも参考程度にネ!
今回は途中アクシデントもあり、戸沢から塔の岳まで休憩ありで3時間40分かかりました。


スキャナーの調子が悪いので地図画像はなしです。

 林道の終点である戸沢に8時に到着。戸沢からは政次郎尾根や書策新道より表尾根への縦走路に出るコース。 また天神尾根より大倉尾根へ出るコースがある。書策新道は変化にとんでいて中々楽しいコースであるが 山歩き慣れした人向き。天神尾根は植林の中の急登である。

戸 沢植林の中の登り。

 さらに林道を進んでゆくと右手に道標がある。ここから登山道となり、小さな沢を渡り尾根に取り付き、 植林の中をジグザクに登ったり、尾根を直登したりしながら高度を上げてゆく。展望は無く途中、 樹幹越しに塔の岳を中心に表尾根や大倉尾根が時々見える程度である。もちろん平坦な道はほとんどない。
左が大倉尾根、右が表尾根雪道となり歩きにくい。

 植林が終わる手前から雪が残っており、凍結している箇所もあるので注意して登りたい。 スッテン・コロリンすると痛そうである。

奥に箱根の山並み明るい登山道。

 植林を抜けると、展望が開けてくる。南は秦野盆地、箱根の山並み、西は塔の岳、花立、富士山とパノラマが 広がっている。そして東には行者岳のクサリ場や三ノ塔が見える。休憩してしばし展望を楽しもう!

大倉尾根の向こうに富士山花 立〜塔の岳
クサリ場烏尾山の向こうに三の塔

 道はこの尾根のピーク(1209b)の左を 巻いて縦走路へでる。日陰になっているのでやはり凍結している。

ピークを巻く道表尾根の縦走路

 縦走路に出ると次のピークに書策小屋が見える。わずかな登りで書策小屋に着く。あたりにはベンチもある。 NHKのテレビで「中高年の登山学」が放映されていたころ、講師の岩崎元朗さんと数名の登山者がここで休憩していたのを 見たことがあり、テレビと同じ顔であった。当たり前のことですが・・・・。 ちょっと見ただけなのに感激しちゃいました。
書策小屋が見える。書策小屋

 ここで休憩をし、展望を楽しみながらおにぎりを二個、食らう。 東には三の塔の北東に続く尾根にヨモギ平が見え、その奥に大山が見える。

 腹ごしらえもしたので出発である。次のピークは新大日へちょっと急な登りである。といってもここまでノンビリ 歩いてきたのでそう疲れてもいない。新大日は、長尾尾根から札掛への分岐でもある。 新大日から塔の岳間は、雪が一番遅くまで残っている区間なのである。ここから凍結している下りとなるため、 滑り止めとスパッツを着ける。

新大日札掛への分岐

 わずかに下り、やがて道は緩やかに登ってゆくと木の又小屋に着く。 小屋の前には、鹿が出迎えてくれていた。立派な角を持っているくせに鳴き声は意外とかわいい!

雪道サクサクと・・・置物じゃなく本物だよ。

 緩やかな気持ちのよい道がしばらく続き、陽だまりハイクを楽しめる場所である。

 やがて、塔の岳に尊仏山荘が見えてくる。右手には日高から東に延びる稜線上にちょっぴり気になる1331bの ピーク、「寿岳」が見える。このあたりで中隊長の足が攣って動けなくなってしまった。 良くなったら後から登って行くからと言うので仕方なく、二人だけで山頂に向かった。 自分も膝が痛いので、丹沢山はまたの機会にしようと思った。

塔の岳の左下には富士山が・・エキスパートコース?

 11時50分、塔の岳の山頂に到着。お昼時とあって山頂は賑やかであり、ぞくぞくと大倉尾根から登ってくる。 さすがぁ! 人気の塔の岳である。 天候は快晴、無風のポカポカ陽気で暖かい。まずは富士山を眺めると、少し霞がかかっていたが、 まずまずの富士山である。肉眼では右下に見える雪の南アルプスがはっきりと確認できる。 もう! 最高ですね。 v(^_^)v

塔ノ岳山頂
山頂からの富士山! 少し霞が出てきた。

 そして、山頂からの展望画像 三連発!

西丹沢の山並み 丹沢のど真ん中の稜線
塔の岳からの表尾根

 そして、まずはお酒を速攻で二合飲み、昼食をすませた。 三人で登っていればもう少しノンビリしていただろうが・・・。まだ中隊長は登って来ていなかったので、 少し心配になってきた。記念撮影をして13時前に下山開始。

隊長 小隊長

 その後、中隊長は何とか歩ける状態となり、またノンビリと戸沢へと下山していった。

 

kshige01@msj.biglobe.ne.jp

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