大 山 1251b

大山への変化球コース

  2003.05.25.(日) 隊長、中隊長の気まぐれ散歩

 蓑毛より春岳沢沿いの高巻く道より大山へ登り、下山は梅ノ木尾根〜鍵掛尾根を下りふれあいの森キャンプ場へという 変化球コースです。前々回はススキのヤブに阻まれ敗走という結果になりましたが、 今回はこのコース最終章とあいなりました。途中、熊に遭遇というハプニングがありました。 大山にも熊がいるんですね。本当にビックリ! (*_*)

右の画像は尾根に咲いていた、ヤマツツジです。

日 程日帰り
歩行時間約6時間
山頂での休憩時間約50分

蓑毛−2時間20分−イタツミ尾根合流地点−25分−大 山  2時間45分

大 山−45分−梅ノ木尾根分岐−2時間−ふれあいの森キャンプ場−30分−日向バス停 3時間15分

 注意: 上記時間は、我が隊の小休憩ありの参考タイムです。 


大山地図 大山地図

 注意:上記地図の赤線はいい加減なので信用しないように!

 この日はハイキング日和であり、小田急線の車内はハイカーで混雑していた。 秦野駅で下車しバス停へ向かう。7時5分発の蓑毛行バスは発車したばかりで、次のバスは7時25分発であった。 終点の蓑毛までの所要時間は約20分、料金は260円である。

 7時40分、蓑毛に到着。下車したハイカーは十数人である。まずは準備体操?。 金目川に架かっている橋を渡り、右手に「大日堂」というお寺があり、ここの紫陽花がこのあたりでは ちょっとした名所となっている。

蓑毛バス停


 県道を渡り金目川沿いの柏木林道を歩いて行くとマス釣り場がある。 いけすには大きなニジマスがいた。

柏木林道いけすを覗くと・・・

 常夜灯とある分岐で道は二手に分かれる。右は蓑毛越経由で大山下社、大山や浅間山〜高取山〜弘法山 へのハイキングコースとなっている。左はヤビツ峠である。ここから緩やかな登りであるが、 なぜか以外とキツイと感じるのはなぜ? 

左がヤビツ峠、右は蓑毛越へ

 沢を渡る木橋の手前には、「全国名水百選」と書かれた水場がある。

全国名水百選の標識結構、流れています。

 沢を渡り少し行くと、道標があり「髭僧(ひげそう)の滝」は右へ行く。道は金目川沿いを高巻く道で アップダウンもあまりなく整備された登山道である。

髭僧の滝へ分岐整備された登山道

 途中には、白いコンクリートできた堰の横を通る。金目ダムと書かれてあった。

金目ダム桟 橋

桟橋を渡り、少し行くと分岐となり「髭僧の滝」は右下を下り、上流に向かってすぐである。

滝への分岐髭僧(ひげそう)の滝

 先ほどの分岐まで戻り、今度は左の道を行く。また桟橋を渡ると右下に滝壺が見える。 やがて春岳沢へ降りる。

桟橋を渡ると右下に滝壺が見える。春岳沢に出る。

 渡れそうな所を選んで、対岸へ渡ると正面に小さな堰提が見える。 右手より堰提を越えると、沢は二俣に分かれている。左がモミジ沢、右が滝が沢と言うらしい。 右側の沢に踏み跡がある。

堰堤を右より越える。右側に踏み跡がある。

 踏み跡を進み、左上を見ると伐採された尾根が続いている。このまま踏み跡を行くと沢に降りて 沢登りとなるようである。沢の奥を覗くと木に赤と黄色のテープが巻いてあるのが確認できる。 左上にある赤い杭の場所に上ると、平らになっており、たき火の後がある。これから急な上りとなるので しばし休憩。 前方を少しジグザグに登ると、尾根上を踏み跡が真っ直ぐ延びている。 所々に赤や黄色の小さな杭がある。

真っ直ぐに道が延びている。

 この尾根を道なりに急な道を登って行く。やがて若木の植樹された場所に着く。 以前来た時は、ススキがボウボウに生えており、ココで挫折して敗走したことがあるが、 いまはきれいに刈り取られている。

ススキがボウボウ!のため挫折。 きれいに刈り取られている

 若木の間を上がって行く。後ろを振り返ると秦野盆地がうっすら見える。ここが唯一、展望が得られる場所である。 8時55分、正面の木の手前でしばし休憩をとる。 ザックを降ろし、展望を眺めていたら右手の斜面がカサカサと音がしたと思ったら 10メートルくらい先に熊が突然現れた。(体長80センチくらい、全身真っ黒。) 「これはヤバイ!・・・・・」 声を出したり、手を叩いて音をだしたら進路を変えてくれた。

正面、木の左より熊が・・・ 秦野盆地

 木の左より、檜林の中へ入り少しゆくと右手に延びている尾根を登ってゆく。枝が落ちているので 少々歩きにくいが・・・・。鹿柵の破れをくぐると今度はスズタケの中を登って行く。

枝打ちされた檜林 鹿柵の破れ

 最初は刈り取られていたが、だんだんと背丈ほどになり、登りもきつくなりスズタケを両手で つかみながらの進軍である。

最初だけ刈り取られていたが。・・ かなりキツイ登り。

 途中、木が倒れていると歩きにくい。かなり高度をあげてくると、 樹間越しに展望が開けたところで小休憩である。やがて登りが緩くなりだすと ヤビツ峠からの一般道を歩いている人の声が聞こえてくる。NO.156 の杭を右へ曲がると すぐに一般道にでる。

 一般道に出て、まずは記念撮影。ここから5、6分でヤビツ峠と下社からの合流地点である25丁目着く。

一般道へでたぁ! 25丁目

 10時25分、大山山頂に到着。まだ早い時間なので山頂はすいていた。御神木の右下には 鹿君がいた。山頂にて50分ほど休憩し出発は11時15分。
鹿君いましたね 山 頂

 下山は見晴台へ向かう雷ノ峰尾根をくだり、途中の分岐を左に不動尻への東尾根にはいる。 最初は階段を下ってゆきしばらくすると平坦な道となる。左手には大山三峰が見える。
不動尻への分岐 大山三峰

 989メートルのピークを通過し、ベンチがあるところより下りとなる。馬の背のような狭い場所の先に 梅ノ木尾根への入り口がある。入り口でしばし休憩。
989メートル付近? 梅ノ木尾根入り口

 はじめは自然林の急な下りとなり、やがて多少のアップダウンをへて778メートルのピークより 鍵掛尾根に入ってしまった。そして植林の中をくだってゆく
自然林の下り 植林の下り

 左下に堰堤が見えてくる。さらに下ると堰堤の真下にでる。林道をくだってゆくとふれあいの森キャンプ場内を 通り、舗装された林道となる。
堰堤の真下に降りる ふれあいの森キャンプ場

 キャンプ場より10分ほど歩くと、クアハウス山小屋に着く。時刻は14時30分であった。 ここでひと風呂浴びて、ビールを飲んで本日の疲れを癒した。日向バス停までは約30分の道のりである。 16時にバス停に到着である。
クアハウス山小屋 日向バス停




kshige01@msj.biglobe.ne.jp

ウィンドウを閉じる