泣く子も黙るMIDI音楽の第一人者。普通の会社員にしとくのは勿体無いです(笑)。あのまりあさん

LIVE IN HARLEM / (MAPLESHADE PRODUCTIONS) 
PATIENCE HIGGINS' SUGAR HILL QUARTET
ano01.jpg (25640 バイト) Patience Higgins - tenor sax
Les Kurz - electric piano
Andy MxLoud - bass
Eli Fontaine - drums

Guests;
James Zoller - trumpet
Kiane Zawadi - trombone
Hamiet Bluiett - bari sax
Gerald Hayes - talto sax (誤植じゃありません”タルトサックス”です)
Leopoldo Fleming - congas
Montego Joe - drums
Ghannayia Green - vocals
1. It's You or No one
2. Up Jumped Spring
3. Sonny Moon For Two
4. MC's Introduction
5. I Hear a Rhapsody
6. Let's Cool One
7. Route 66
8. Berta's Song
9. Percussion Jam
10.Blue'N Boogie
11. MC's Closing

このひとことで言えば、これは「ウマヘタ・ジャズ」と言うコトになるんでしょう。
当のPATIENCE HIGGINSをはじめ、バック、ゲストまで、みんなウマヘタです。
例えば、このテナー、なんか音はヘロヘロしてるし、チューニングはちょいと低いし、
フレーズは破綻しちゃったりします。

それじゃあどこがウマヘタなんだ、ヘタヘタじゃねぇか───と言われそうですが、
そこが「持ち味」なんですね。
彼らを、ヘタヘタがウマヘタが分けている境目がそこなのです。

要するに、彼らのウマヘタな持ち味の中から聴こえてくるのは、紛れもない「ジャズ」
なわけです。しかもストレートアヘッドでアーシーなジャズ。
たどたどしいながらも、何をどう演奏してもジャズになっちゃう、筋金入りのジャズ
屋の「持ち味」───そんなところに、なんか共感してしまうンです。

今までに聴いたことのない、摩訶不思議な魅力を持つアルバムであります。

 

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