こんなにメンツがいたんですね。書いていた自分が吃驚。でも構成はシンプルです。
しほたつさんはこのジャケが気に入らなくて避けていたようですが、私は逆。ジャケ
につられて買ってしまいました。（笑）
どこかの紹介で読んだのですが、「死」をテーマにしたアルバムだそうです。
これは、Jazzというよりもブルースに近いのでは。珍しいかもしれませんね。
Cassandraの「Strange Fruit」、元祖「Billie Hollday」を越えているのではと思うほど
凄みがあります。
思いっきり悔しい事があった時、これを聴けば怒り倍増、復讐心倍増します。(笑)

誰かの秘蔵っ子らしいのですが、誰だったかは忘れてしまいました。
このへんは、しほたつさんの方が詳しいのでは？
まさに「COOL!!」。少し鼻にかかったような声。なんとも言えずいいんだよなぁ。
気持ちを込めて「コテコテ」歌うJazzも魅力的ですが、Madelineの「サラッ」と
言う歌い方もいいものです。「コテコテ」がお好きな方、ちょっとお試しあれ。
３曲目、Mark Murphyとの掛け合い、オシャレですよ。Freedom Jazz Danceなんて
歌詞あったの？って不思議に思うかもしれませんが、歌ってますよ。この曲のメロディ
ライン、複雑なのにもかかわらずそつなくこないしてます。
Jazzを聴き尽くしている人には新鮮な、初心者なら聴きやすい一枚なのでは。

中本マリ、２６歳の時のアルバム。現在も活躍中。
albumも沢山出しているが、現在のものと比べると、
唱法がかなり違う感じであり、ハスキーな声の中にも伸びがある。
Black Coffe を始め、スタンダードナンバーが多く、
初めての人でも聴きやすいものであろう。
中でも、ハスキーでブルージィーな声で、しかもスキャットで歌っている
「Bags Groove」は、中本マリの魅力を存分に出しいる作品である。
「後ノリ」の良さは、日本人離れしているようだ。
参加メンバーの「田代 ユリ」のハモンド・オルガンも中本マリのVocalを
生かしつつ、聴きごたえもある。（多分、廃盤になっている可能性大。）

ギター、ピアノレスのトリオ。ベースのJimmy GarrisonとElvinは
John Coltraneのリズムセクションとして、数年、参加していた。
その強力な、リズムセクションに、力強く、そして洗練された奏法、
リズム感のあるJoe Farrellが加わったトリオである。
Elvin独特のアヴァンギャルド的な「３連リズム」が存分に楽しめる。
構成から言うと、前衛的な感じを受けるかもしれないが、決してそうではなく
一般的なJazzを好む人も楽しめる内容である。
また、ピアノ等のトリオとは違った「厚み」、そして彼ら独特の「リズム」がある。
Elvinのワイフへの曲「Keiko*s Birthday March」では、
Joe Farrellの少しコミカルなメロディーも可愛らしい。

「Raunchy Rita」 「Shiny Stocking」という曲名を見ただけでもまさに「Heavy」。
バリバリのテナー、強烈なバッキング。Elvinの唸り声まで聞こえるこのアルバム。
BassのSoloから、始まる「Summertime」の不気味さ。
最後まで、聴きとおせる人はいるだろうか。
ジャケットまで「Heavy」

Cool Jazzを代表する、繊細さを持ったBill EvansとＪｉｍ Hallのデュオ。
1966年にも同じデュオで「Intermodulation」（Verve Label）を出している。
曲もさる事ながら、ジャケットも美しい。
Bill Evans、Paul Motian、Scotto La Faroのユニットで
最高潮の時期を迎えていたEvansが
Ｆａｒｏの死に捧げたAlbumと言われている。
お互いのＳｏｌｏの時には、さりげないバッキングをし、
繊細なメエロディーを作り出している。
甘く切なさの中にも、リズミカルな部分のある。
デュオならではの「掛け合い」が聴きどころと言えるだろう。
切ない気分の時、私が良く聴く。心が癒される。

来日公演のLive版。
何処で公演したかは、不明だが、比較的小さなLive Houseだろう。
聴いていて身近に感じるのは、その所為だろう。
ハスキー、でクール、そして情熱的なCarmenの声が聴衆を包みこんでいる。
バックキングのシンプルさも、Carmenの美声を生かしている。
Billy Holidayの代表曲である「Don't Explain」は流石、
彼女が敬愛するだけあって、その情念さは、心に響くものがある。
軽快なリズムで歌われる事の多い「Love For Sale」は、
Carmenはゆったりとした、４ビートと、変わったリズムで歌っているのも面白い。
Carmenが６４歳の時の作品。

ベースはPiano Trioであるが、Vocal等が加わっている。Acid Jazz。
U.K..「Acid Jazz」と「Jazz」の両方を楽しめる作品。
リーダーの、Jason REBELLOは、一時期、Whayn Shoterのmemｂｅｒとして
参加し来日もしている。
Acid Jazzの顔とも言える「INCOGNITO」に参加していた「Maysa Leak」の
「Summertime」、はＪａｚｚとは違う味を出している。
Jazz色の濃い「Rap」も、Jazzファンにとっても、
Hip Hop系fﾌｧﾝにとっても新鮮に感じるだろう。
一つ、一つの作品が、「Rap」「Latin」等沢山取り上げられている。

シンプル、ほんわかムードのアルバム。聴けば聴くほど良い。
ＭＹ ＢＥＳＴの一つ。
ハスキーで、鋭さを感じるの声にMｃRaeに、
Sharingのほんわかpianoの組み合わせが、Good。
最後曲「Two For The Road」のSharingの弾き語りには泣けてしまう。

眠れない夜に、いらついた日に是非聴いて下さい。
華やかなpianoのMcCoyと優しいvib＆marのHuthersonが
あなたを包みこんでくれます。
流石、このお二人。甘い中にもfunkyさも、もちろん味わえます。