常盤兼成さんの好きなバイバイブラックバードをかき集めてみました。
予想外に演奏が少なくて、ホント、かき集めたと云う感じです。すみません。
マイルスとかコルトレーンの演奏は、強烈に長いので外しました・・・(笑)。
曲調からして、割とくつろいだ和やかな演奏が多い様です。
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THE NEARNESS OF YOU / (EMARCY) |
HELEN MERRILL | |
HELEN MERRILL(VO),MIKE SIMPSON(FL), DICK MARX(PF),JOHN FRIGO(B), FRED RUNDQUIST(G),JERRY SLOSBERG(DS) |
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ヘレンメリルは、この曲を何度か吹き込んでいますが、 やはりこのアルバムが決定盤ではないでしょうか。 ハスキーで重い声質の彼女が明るく表情豊かに唄っています。 |
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FINE AND DANDY / (MANU) |
ALAN BROADBENT | |
ALAN BROADBENT(PF),GEORGE CHISHOLM(TP), ANDY BROWN(B),FRANK GIBSON(DS) |
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アランブロードベントを目当てに入手したら、 あららトランペットが素敵だわ、ってアルバム(笑)。 ミュートトランペットでこの曲を演奏してるのを聴くと、 どうしてもマイルスが想起されてしまいますけど、 このバンドの演奏は、もっともっと甘口ですね。 アルバム自体も超スタンダード大会になってて、 "枯葉"、"YOU"D BE SO〜"、"WE'LL BE TOGETHER AGAIN"etc. まるで日本企画かと見まごうばかりです(爆笑)。 |
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BYE BYE BLACKBIRD / (ECM) |
KEITH JARRETT | |
KEITH JARRETT(PF),GARY PEACOCK(B), JACK DeJOHNETTE(DS) |
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"BYE BYE BLACKBIRD"で始まり、 "BLACKBIRD,BYE BYE"で終わるマイルスへのトリビュート作。 マイルスの死から2週間後に録音されました。 この演奏、ラストテーマの後、3分近くも循環コードによる キースのアドリブパートが続きます。ここが熱い。 そして最後は、マイルスライクなフレーズで演奏を終えます。 |
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MOORE MAKES 4 / (CONCORD) |
RAY BROWN | |
RAY BROWN(B),GENE HARRIS(PF), JEFF HAMILTON(DS),RALPH MOORE(TS) |
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レイブラウンのサポートでラルフムーアの堂々とした ハードバップ然としたプレイを聴く事ができます。 時折コルトレーンそっくりのしゃくりあげる様な 節回しが出てくるには笑ってしまいます。 「BYE BYE BLACKBIRD / JOHN COLTRANE (PRESTIGE)」 と聴きくらべてみれば、優等生的で凄みが足りませんが。 |
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JUST US / (ENJA) |
HAL GALPER | |
HAL GALPER(PF),PAT O'LEARY(B), STEVE ELLINGTON(DS),JERRY BERGONZI(TS) |
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このブラックバードは、進行上で少し面白い趣向が見られます。 それについては、聴いていただくとして(笑)、 ピアノのハルギャルパーは、左手のバッキングが強烈。 右手が細い線のフレーズを弾いていたかと思うと、 一気にがしがしとブロックコードでヒートアップしたりします(笑)。 そしてまたコルトレーンの影響の大きいテナーが出てまいります。 但し、このジェリーバーガンジーの場合は、 こてこてのコルトレーン信者と云うよりも、 通過点で影響を受けてるなぁと云う程度でしょう。 |
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MY FAVORITE INSTRUMENT / (MPS) |
OSCAR PETERSON | |
OSCAR PETERSON(PF) | |
頭のカデンツァを聴いてピーターソンらしくないぞ、と思ったら だんだんいつもの調子になっていきました(笑)。 見事なインプロヴィゼーションです。 |
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TENOR TIME / (SOMETHIN'ELSE) |
JOE LOVANO | |
JOE LOVANO(TS),大西順子(PF), RODNEY WHITAKER(B),AL FOSTER(DS) |
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ジョーロバーノ愛用のストレートテナーは、音に艶がないので あんまり好きではないのですが・・・。 おっちゃんのぼやきみたいなルーズなテーマの後(笑)、 大西順子のアドリブパートの弾き始め、うーん巧い。 思わず唸っちゃいますね。 音色はさておき、ジョーロバーノのプレイは、やはり聴き応えあり。 アドリブに自分の唄を持ち込む。 メカニカルなスケールの連続とは対極のフレージングです。 |
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MY NAME IS ALBERT AYLER / (DEBUT) |
ALBERT AYLER | |
ALBERT AYLER(SS),NIELS BRONSTED(PF), NIELS-HENNING ORSTED PEDERSEN(B), RONNIE GARDINER(DS) |
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アルバートアイラーのデビューアルバム。 自己紹介の後、フェードインで始まるブラックバード。 彼のスピリチュアルなプレイは、この頃から片鱗を見せています。 特にこのアルバムは、サイドメンが思いっきりオーソドックスで、 それが逆に彼の特異性を際立てる結果となっています。 消化器官の延長上にサックスが繋がってる様な彼の音色は、 この後一段と磨きがかかっていきます。 |
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REBOPPIN' / (COLOMBIA) |
JOEY DeFRANCESCO | |
JOEY DeFRANCESCO(ORG),BYRON LANDHAM(DS), PAUL BOLLENBACK(G),JIM HENRY(FLH) |
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この写真を見るとなぜだか「貴公子」「プリンス」などと云う 形容詞が浮かんで来てしまいますが(笑)、 この次のアルバム「LIVE AT THE 5 SPOT / (COLOMBIA)」 では、すっかりまんまるに太ってました(爆)。 当時20歳そこそこのジョーイデフランセスコって少年、 見かけに寄らずファンキーなオルガンを弾きます。 やや臭いくらいのアーシーさがたまりません。 ジムヘンリーって人のフリューゲルも、少しピッチが 低い様な気もしますが、なかなかご機嫌なソロです。 |
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INDENTIFICATION / (MPS) |
YANCY KOROSSY | |
YANCY KOROSSY(PF),J.A.RETTENBACHER(B), CHARLY ANTOLINI(DS) |
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ピアノトリオによるブラックバードは、もっとあるだろうと 手元のCDをひっくり返してみたのですが、 結局キースとこのヤンシーキョロシーしか見つかりませんでした。 スタンダードらしい典型的な演奏です。 彼のタッチは、とても力強くスインギー。 このブラックバードではオーソドックスなプレイに徹してますが、 アルバムに収められている他の曲は結構面白いです。 笑っちゃうくらいベタベタのジャズロック(笑)、 はたまた思いっきり恥ずかしいブギウギ(爆)。 |
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RACHELLE FERRELL / (SOMETHIN'ELSE) |
RACHELLE FERRELL | |
RACHELLE FERRELL(VO),EDDIE GREEN(PF), TYRONE BROWN(B),DOUG NALLY(DS) |
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こないだ('')
さんに教えていただいたでっかい口のお姉ちゃん(爆)。 最初、テープの早回しかと思いました(笑)。 とにかく凄い。ヴォーカルではなくヴォイスとして。 |