五島良子のこと

「ごしまよしこ」と読みます(笑)。
今やベテランの域に突入する実力充分なヴォーカルです。
デビューしたソニーレーベル時代は、かなり少女趣味的なスタイルでしたが、
ポリスターに移籍してから大きく変身、レベルの高い独自の世界を生み出しています。
私はファンとしては浅いですけど、是非とも皆さんに聴いていただきたく、
ここに紹介させていただきました。


printin.jpg (20604 バイト) ALBUM TITLE / LEADER (LABEL)
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gosima01.jpg (6743 バイト) LOVE AND LAW / (SONY)
1.サイレント・レター
2.LOVE AND LAW
3.パパはワンダーマン
4.ガラスのペーパーウエイト
5.1 TO 100
6.モーニング・グローリー
7.OUT OF HARMONY
8.DEAR OLD STREET
9.メロディ
10.ホワイト・ストーリー
1990年発売のデビューアルバム、だと思います(笑)。
全体として恋の歌と家族の歌が多いですね。
"LOVE AND LAW"は、恋をすると法則なんてどうでもよくなるって歌。
親の決めた門限や「気持ちの良いおつきあい」なんて云うような、
今じゃ考えられない様な純な歌詞が魅力だ(笑)。
"OUT OF HARMONY"は、両親の離婚を経験した幼い子供の
気持ちを描写した曲。これは凄い。胸が痛くなります。
アコースティックギター一本で唄う曲も甘さに流されない良さがたっぷり。

 

gosima02.jpg (5507 バイト) HUMMINGBIRD / (SONY)
1.シュープリーム・モーメント
2.HEY GIRL
3.彼女はプリンセス
4.TWO FOR THE ROAD

5.ハミングバード
6.ジャンティエール
7.CALL YOUR NAME
8.セニョリータ
9.ONE COLD GIRL
10.ポケットに女神
路線的には、一作目の踏襲ですが、ややありがちな曲が多いかな?
しかしながら"TWO FOR THE ROAD"辺りのメロディラインは、
彼女らしい瑞々しさが溢れています。
次のアルバムで煌びやかにアレンジされる"ポケットに女神"の
原曲が収められています。

 

gosima03.jpg (8062 バイト) 家に帰ろう / (SONY)
1.ポケットに女神
2.WHAT ARE YOU DOING
        CHRISTMAS EVE?
3.グッド・ラック
4.LADY JENNY
5.憧れのキャンパス
6.永遠の恋人
7.SPRING SONG
8.家に帰ろう
9.古い日の思い出
10.橋
このアルバムは、更に路線がベタな方向に向いてきた様な感じ。
アレンジもいかにもその頃のハヤリって感じに仕上げてる。
今聴くとかなり古臭い気がします。

 

gosima04.jpg (4018 バイト) GOSHIMA4 / (SONY)
1.公園通り
2.リトル・ブラウン・ベイビー・ベア
3.脚長椅子とハイヒール
4.ハロー・アゲイン
5.ひとつずつ
6.TOUCH ME SOON
7.HONEY COMES & HONEY GONE
8.NO HOLIDAY
9.スキップしながら....
10.SHOW GIRL
11.心の地図
ソニー時代の最高傑作だと思うアルバムがこれです。
かなり一つ一つの曲の作り込みに個性が出ている気がします。
特に"HONEY COMES & HONEY GONE"のスリリングな展開、
笑い声交じりのバンドメンバーのおふざけテイクを採用した
"SHOW GIRL"の明るくのびのびした歌声などなど‥‥、
かなり実力を感じさせるアルバムです。

 

gosima05.jpg (3500 バイト) FIVE ISLAND RESORT / (SONY)
1.パパはワンダーマン
2.かなづちガール
3.HEY GIRL
4.ポケットに女神
5.洗濯風
6.ジャンティエール
7.レモンのクッキー
8.モーニング・グローリー
9.ハミングバード
10.白い色は恋人の色
11.TWO FOR THE ROAD
ベスト盤なのかどうか知りませんが、他のアルバムに収められた
作品もかなり収録されたアルバム。
幾つかの曲はリメイクされています。

 

gosima06.jpg (5062 バイト) FROGGIE / (SONY)
1.虹の約束
2.ROMANCE
3.他の誰かを好きになるなんて
4.雲のように
5.接吻
6.THE FROG
7.プロムナード
8.ガール・フレンド
9.青い星のまん中で
10.はなれていても
ソニー時代の最後を飾るアルバム。
やはり聴き所はオリジナルラヴの"接吻"。
ジョアンジルベルトの名唱で知られる"THE FROG"を取り上げたり、
ジャズ的なアレンジを施したりと、かなりの意欲作ではありますが、
やや消化不良な感じもします。
音楽の方向性に迷いが見られると感じるのは私だけかなぁ?

 


 

gosima07.jpg (4535 バイト) PIECED / (POLYSTAR)
1.PASTURE
2.MAGMA
3.HIGHER
4.揺らめくランチ
5.届かない手紙
6.女の子はやめた
7.KAMISH
8.LOVE KONG
9.あなたが遠くなる
10.名もないピアス
驚いたの何のって、あの五島良子と同一人物なのかと思いました。
アフロヘアーにして一気にアーシーな音楽に転身。
歌詞の内容も恐ろしく頽廃的。ある種の狂気すら感じる。
音楽のスケールは格段にアップ、今迄隠されてた裸の彼女が
曝け出されています。
全体的にローファイなサウンドでダークな世界を表現。
ちょっと怖いくらい。

 

gosima08.jpg (4520 バイト) THE MUSICAL CHIMES / (POLYSTAR)
1.SWINGIN' THE SWING
2.裸身で跳る
3.PRICKLY PEARS
4.SHORT CUT
5.FIRST
6.SETTING OUT THE BRIGHT JOURNEY
  TO ANOTHER WISHFUL STAR TODAY
7.ベッド
8.声―VOICES
9.BLUE BIRD
移籍後、二作目にして今のところ彼女の最高傑作がこれです。
最初から最後まで全てが聴き所。
ダークなムード一色だった前作に比べて、かなりブライトな仕上がり。
最後の"BLUE BIRD"でみせる超高音のファルセットは、鳥肌モノです。

 

gosima09.jpg (10215 バイト) 88+∞ / 塩谷哲 (FUN HOUSE)
1.SALT PEANUTS,REBORN
2.WATCH YOUR STEP!
3.MAGIC,DREAM,OR TRUE LOVE?
4.88+∞
5.あこがれのリオデジャネイロ
6.HOME-BOUND TRAIN
7.A MAN IN PARIS
8.SCENT OF RAIN
9.THAT'S THE WAY LIFE GOES
10.A TREE'S DREAM
塩谷哲のアルバムへのゲスト参加(一曲目のみ)。
ディジガレスピーの大昔の曲をリメイク。
って云うよりガレスピーのヴォーカルをサンプリングして
フレーズをちょっと拝借して別の曲を作り出した感じですね。
五島良子の声は、ソウルフルな路線に行くには、やや細い。
でもその軽やかさが別の味を出しているのだと感じました。

 

gosima10.jpg (5403 バイト) シアンの羽根
1.WREATH
2.RABBIT,LOVE IT
3.飴色のCUPID
4.THURSDAY NIGHT PARTY
5.SAD GIRL BLUES
6.MARIE
7.RONNIE
8.果てしのない旅
9.TICK-TUCK...TICK-TUCK...
10.サバンナの雨

11.ムーンライト・ララバイ
12.きみの友だち
今の彼女の歌を聴くとUAあたりと共通するものがあります。
"TICK-TUCK...TICK-TUCK..."なんか特にそう感じます。
このアルバムでも彼女のワイドレンジなヴォーカルが炸裂。
ファルセットの使い方に更に磨きがかかってきました。
曲作りについては、前作よりも甘さが増してしまってるのが残念。

 

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