MCA MVCE-24028 [1997] MCA UICY-9008 [2000] (Paper Sleeve) MCA UICY-2451 [2003] MCA UICY-90047 [2005] MCA UICY-95033 [2005] (packaged in an LP sleeve) |
Original Release : Dec 1967 (UK) / Jan 1968 (USA) / July 1968 (JAPAN) Producer : Chas Chandler Engineer : Eddie Kramer (Remaster: Eddie Kramer / George Marino) ●発売時の状況 1966年12月、英国でシングル "Hey Joe / Stone Free" でデビューし、年が明けてからは、イギリスやヨーロッパでのツアーやテレビ出演をこなし、5月にはデビュー・アルバム ARE YOU EXPERIENCED が発売されたりと、エクスペリエンスは世の中に衝撃を与えていました。 そして、翌6月にはモンタレー・ポップ・フェスティヴァルでアメリカ凱旋ライヴを行なっています。 レコーディングは1967年5月と10月に全てロンドンのオリンピック・スタジオで行われています。 苦労して完成されたミックス・ダウン済みのテープ(A面1.〜7.)が、リリース前にジミの不注意のために行方不明になってしまい、あわてて再ミックスされたものが、アルバムで発表されているもの、ということになっています。幻のオリジナル・ミックスを聞いてみたいところ。 ●全体の印象 ジャケットにイメージされるようなサイケデリック色はそれほど強くなく、前作に比べると力が抜けた感じがして、全体にリラックスした曲が多くなっています。 ライヴでの歪んだ音とは対照的な、クリーンなギター・サウンドを全面に聞くことができます。 このアルバムはスタジオ・レコーディングとして割り切って制作されたような感があり、ここに収録されている曲は、ステージでほとんど演奏されていません。 見ただけでクラクラする、印象的なジャケットですが、これはアート・ディレクターのデヴィッド・キングがロンドンのインド・ショップで手に入れた宗教絵に、写真家のロジャー・ロウとディヴィッド・キングがメンバーの絵を書き加えることによって作られたそうです。 ●その他 このセカンド・アルバムに関しては、他のオリジナル・アルバムとは違い、リリースされた国によっての内容・曲順違いは無いようです。しかし、1991年以降に発売されたものと、それ以前のものでは、ミックスが異なっていて、ヴォーカルやギターの定位などが微妙に違っています。 ここらあたりについて、さらに詳しいことを知りたい方は、「GOLD WAX」誌(No.55 1999 Feb. / Mar.) で曲ごとに詳しい解説がされていましたので、興味のある方はどうぞ。 初回CDのジャケット(ブックレット)はLPと同じように、縦に開くようになっていて、縦につながった絵柄全体を見ることができましたが、現在発売中CDは横に開くようになっていて、せっかくの絵柄が切断されています。 現在発売中のCDから、邦題の曲名が全部カタカナ読みになっています。 |
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●曲別チェック表
ライヴ頻度の「−」印は一度も演奏されなかったという意味です。 ●ジャケット違い 1.初回日本盤LP
日本では1968年7月に発売され、最初は独自のジャケットで出ていました。その後の再発盤(MP-2193→MPA-7005)からオリジナルと同じジャケットになっているようです。(資料提供:マッキー様)
2.初回リリースCD
ジャケット(ブックレット)の向きはアナログ盤と同じように横向きになっていて、下の画像のように、広げると一枚の絵になります。 現在発売中のものとはジャケット(ブックレット)の向きが90度異なり、こうはなりません。
3.1993年MCAリマスター盤CD
8曲目の表記が "You've Got Me Floating" から "You Got Me Floatin'" に変わっています。(現行盤もこの表記になっています)
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