独り言4
バスの記念日
('99年9月19日)
今日は、本当に久しぶりに、丸一日offにした。
考えてみると、八月の帰省から戻った後、学校へ行かなかった日はないかもしれない。
かといって「その間ずっと忙しくしていた」ということは決してないのである。これは、僕たちが行っている「実験」の性質上、仕方のない事であって、休む所ではしっかりちゃっかり休んでいるから安心していただきたい。ただ、丸一日24時間、な~んも実験のことを考えずに過ごせる日というのは、きちんと計画してやらないと作れないモノなのだ。
ということで、今日は計画通り、思いっきり休日を楽しんでしまった。
「東北大学理学部 自然史標本館」
化石や鉱物標本などを収蔵した、小さな博物館みたいなものだ。4~5年前に開館したという話を聞いたときから、一度行きたいと思っていた。
しかしこの標本館、「お山の上」にあって、なかなか近づけなかったのである。
東北大は、各学部のキャンパスが街中のあちこちに散らばっている。本部は南の方、医学部や農学部は北、教養部は西の町はずれ、といった具合だ。そしてこの標本館のある理学部は、「青葉山」と呼ばれる本当の「山」の山奥にあるのだ。
徒歩や自転車で登るのは、相当の根性が要る。最寄りの鉄道駅はない。とすると、ここに到達するためには、マイカーか、バスしかない。
ママチャリしか持っていない僕に残された道は・・・バス
僕はこの「バス」という乗り物が、心底苦手なのである。
なぜ苦手かって、まず、「いつ来るか分からない」
バスを待っている間に自分で歩いて行っちゃった方がよっぽど速そうだと思うから、行ける範囲なら歩いてしまおうという気になってしまう。
第二に、「どれに乗って良いか分からない」
同じバス停でも、違う路線のバスが停まったりする。細心の注意を払って行き先を確かめないと、知らない所へ運ばれてしまう。乗っている間中、そのルートが正しいのかどうか常にチェックしなければ落ち着かないので、非常に神経を使うのだ。
第三に、これが一番大きな問題なのだが、「小銭の準備が大変」なのである。
電車なら、運賃前払いなので全然問題ないのだが、バスは、バス停を超えるたびに運賃がどんどん上がって行く。目的のバス停に着くまでに、一体いくらかかるのだろう? あ、また値上がりした!! これじゃ、両替しないとダメだなぁ、しかし混んでるし、動きにくいし、降りる時に両替しようか? あ、でも他のお客さんに迷惑になるかも知れないしなぁ・・・ そんなことを考え、いつもハラハラしながら前方の料金表示板を見なくてはならないのだ。地域によっては、バス料金が一律何円と決まっているところもあるようだが、不運にも仙台の市バスは、このドキドキ・ハラハラ方式だったのである。
こんな訳で、仙台暮らしを始めて9年、バスに乗ったことは三度くらいしかなかった。
そのうち一度は、郊外の免許センターに免許証の書き換えに行った時のこと。
乗ったバスはどういうわけか女子大生ばかりで、男は僕一人だけだった。しかも超満員。まわりの視線は明らかに、「な~に? や~ね、ヘンタイ!」と言っているようだ。僕は、「仕方ないだろう、こっちには免許センターに行くという、正当な理由があるんだから」と思いつつも、やっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい。何も悪いことをしていないのに、「ごめんなさい」という気持ちになってしまう。
それにしても、免許センターへ行くなら、同じ目的の人が何人かいても良いはずなのだがなぁ。それらしき人は見あたらない。そう思い始めたら、だんだん不安になってきた。
・・・と、バスが停まった。
「○○女子大前です」
予想通り、ダーっと、女子大生が降りて行く。よかったぁ、これでもうイタイ視線を浴びずに済む・・・と、おいおい、ちょっと待ってくれよ・・・あれあれ??
気がつくとバスの中には、運転手さんと僕のふたりっきりになってしまっていたのである。そんな僕は、相当に不安な顔をしていたらしい。見るに見かねた運転手さんが、親切にも「お兄ちゃん、どこさ行くっちゃ~?」と、車内マイクで聞いてくれた。僕が事情を説明すると、「あ~、ほんだったらこのバスでねぇっぺ~。次のバス停で降ろしてあげっから、○○行きに乗り換えなさい」と教えてくれた。
あ~、やっぱりそうだったのね・・・
知らない街でこんな経験をしてしまうと、ただでさえ苦手なものが、さらに強烈に苦手になってしまうものである。これ以来、僕は「一人」でバスに乗ったことがない。
しかし今日は、お山の上の標本館に行くと決めてしまったため、勇気を出してバスに乗るしかないのだ。
調べてみると、標本館行きのバスは「○○経由▽▲循環、どこで降りる」と、ちゃんと案内が書かれていた。これなら僕もOKだろう! 「女子大生バス」に乗ったのも、もうかれこれ5~6年くらい前の話だし、僕もあのときよりずっとオトナになっている筈だ! それに元々、僕はこういう「ちょっとした街中の冒険」が大好きなのである。知らない土地を歩いたり、電車にのってどこまでも、というのはとても楽しい。ただひとつ、バスが苦手なだけなのだ。
と言うわけで、何年ぶりかでバスに乗った。
みんなに習い、後ろの入り口から並んで入る。運賃計算のための番号のついた札を取る。小銭もきちんと用意した。完璧である!
乗ってみると、バスというのはかなり快適であった。見慣れた街なのに、いつもと違う角度で見下ろすと、秋色に移ろいゆく街並みがとても新鮮に感じられる。旅行者と同じ視線で見ると、仙台もなかなか綺麗な街だな、と思った。
バスの中は乗客の会話で結構にぎやかだったし、初めて体験したアイドリングストップは、その独特な静けさが意外と心地よかった。
大発見は「バスカード」である。要するにプリペイドカードで、乗ったときと降りるときに読み取り機に通せば、小銭でハラハラする必要が全くないのである!! 昔からこういうものはあったのだろうが、僕にとっては焼き肉屋の無煙グリルと同じくらい世紀の大発明に思えた。早速1,000円分購入。もう、バスに夢中である。
こうして、何とか無事に標本館にたどり着くことができた。
自然標本館、入館料、大人100円。このあたり、さすがは国立大学である!
館内は意外とこぢんまり、シンプルにまとめられていたが、2時間程かけてじっくり見るには、丁度いい大きさだったかも知れない。
最近「地球史」に興味があったので、各紀世の化石が年代順に並んでいるのはとても良かった。シルル紀に出現したという最古の維管束植物「クックソニア」の化石レプリカでもあるかなと期待していたのだが、残念ながらそれはなかった。その代わり、O2発生型の光合成をはじめたストロマトライトの化石を見られたのは思わぬ収穫であった。
鉱物標本コーナーでは、普段あまり見ることの出来ない宝石の原石が見られる。重さ3キロはあろうかと思われるルビーの塊や、直径10センチくらいあるガーネットの結晶、ピンクのトルマリンがびっちり埋まった巨石に、紫のフローライトの巨大クラスターなどなど。パラサイトという風変わりな隕石も面白かった。国内で見つかる宝石標本が意外と多いことに驚く。
時にはガラスケースに顔を思いっきり近づけて見たりして、周りの目を気にすることなく十分に標本観察ができたのは、周りにおばちゃん集団や外人親子くらいしかいなかったせいもあるだろう。自由に見物できる雰囲気がとても気に入って、じっくりたっぷり、閉館間際まで堪能してしまった。同じ所を何度も見て回ったけれども、一度では勉強仕切れないので、仙台を離れる前に、あと何回かは足を運びたい気がしている。
帰りは、もうすっかり慣れた顔で颯爽とバスに乗りこむ。カードを扱う手並みもプロ級だ。これで運転手さんとフランクな会話を楽しめるようになったら、自ら解脱してバスマスターを名乗ろう。野望は広がるばかりである。
仙台駅近辺に戻ってからは、しばらく本屋さん巡りを楽しんだ。普段読みたいと思う本があっても、近所の本屋では売っていない事が多いので、街へ出てきたときは衝動的に本を買いためてしまうのである。今日もまた、いろいろ買ってしまった・・・
こうして僕の休日は終わった。久々に有意義な一日だったように思う。
標本館も良かったが、バスでこれだけ楽しめるとは、大発見であった。「今更」という感があるが、仙台の楽しみ方が一つ広がったように思う。とりあえず、買ったバスカードがなくなるまで、しばらくバスで遊んでみよう。
Mなビデオ
('99年8月29日)
特に海外のHPを探索していると、f/MとかM/Fとかの文字を良く目にする。この表記に疑問を抱く人がいるかも知れないので、ちょっと解説しよう。
f/Mとは、「男性が女性に責められる(くすぐられる)」という意味である。
A female tickles a Male. (あるいは、A Male tickled by a female.)
と読み下すと良いだろう。とにかく、スラッシュ(/)の後ろ来た人(この場合M、つまり男性)が責められると覚えておけば良い。
バリエーションで、x/F(なんだか分からない(問題にしない)が、とにかく女性がくすぐられる)とか、fffff/M(一人の男が女性五人がかりでくすぐられる)とかがある。
さて、前にも書いたとおり、僕がf/Mなビデオを初めて見たのは、つい最近になってからのことである。
会員ナンバー(?)1桁代の、本館の古いお友だちから、要らないビデオの処分ということで、くすぐりビデオを数本お譲りいただいた。その中のいくつかに、f/Mなものが含まれていた。
今までf/Mビデオに興味を抱きつつも、高い金を払って(ビデオを購入して)まで見てみようという気が今ひとつ起きなかったので、丁度良い機会であった。
こうして、f/M境地を教えてくれたくすぐりマニアさんとの出会いから2年も経って、f/Mビデオを初体験することになったのである。
十分に心の準備をしてから、いざ再生・・・
そのビデオは洋モノだった。
もちろん英語なので話の流れはよく分からないが、こういうビデオのストーリーは、あって無いようなものなので、余り気にせず絵だけを追って行く。
アメリカ映画にありがちは、グレート義太夫的な三枚目、でぶでぶ・ひげ面のオジサンが、レコーディングスタジオみたいなところでギターを弾いている。どういうわけかパンツ一丁である。
彼の傍らにはオバサンと若い娘が座っていて、彼のギターにじっと耳を傾けていた。液状化現象を起こしそうな腹を惜しげもなく見せびらかしているラテン系のおばさんとは対照的に、ブロンドの娘は悪気のない顔立ちで、とてもかわいらしい。
さて、ビデオが始まって1分もしないうちに、デブヒゲ男はこっくりこっくりと居眠りをしだした。その演技がまた、何ともわざとらしくて面白い。
オバサンと若い娘は、にやりと目を見合って、男をソファーに縛りにかかる。非力な乙女ではとても動かせそうにないセイウチのような巨体が、実にスムーズに大の字に広がってゆく。丸太のような手足を、どこから取り出したのか頼りなげなロープで固定する。
あとはお約束通り、男が気づくのを待つだけ・・・
くうぅ~っ、あまりにもスムーズで解りやすい展開だ~~!!
しばらくして目を覚ましたデブヒゲ男は、ソファーにハリツケにされていることに気付く。
「オ~??、オ~ゥ!」・・・
その太い手足で暴れればすぐに引きちぎれそうな頼りげないロープには、ナイト2000(ふ、古い...)のボディーと同じ特殊金属でも仕込まれているのだろうか? 男の自由は完全に奪われてしまったらしい。ハナから無駄な抵抗とあきらめたのか、そんなにあわてるそぶりも見せず、男は巨体に似合わぬか弱い声で、何やらブツブツつぶやいているだけだった。
そこへ、待ってましたとばかりに、先ほどのブロンドの娘が登場!
意識を失い拘束されるターゲット
→ 目が覚めてヤバイ状況を確認
→ そこへ薄ら笑いを浮かべた拷問者が登場 「気分はどう?」
この筋書きはどうやら、洋の東西を問わず共通のものらしい。
その後は大抵、両者の間でテキトーな会話が交わされる。御多分にもれず、このビデオもマニュアル通りに進行した。で、遅かれ早かれ、結局ターゲットがやられちゃうのは、
「こちょこちょ・・・」
「ぶぁっプ!! ぶほっ、バほっ、」
「ぼぁっほっほっほっほっほ、がはは!!!!!!」
男のおなかの上に馬乗りになり、ブロンド娘は脇の下やら脇腹をこちょこちょし始めた!
「オ~・・・オノ~、ヒ~~~」
「ぷぷぷ、ぷり~ズ、のも、のぉ~もプリ~ズ!!!! ぶあっ!!」
男の笑いは豪快だ!
このオジサン、巨体の割にカン高い声なので、見ている方も意外と苦にならない。
大きなおなかをゆさゆさ揺すって笑い転げる。
「×■○▲※!!! %▽※×#●~~~~!!」
「ひ~~~~、あいむ、てぃくりっしゅ! てぃくりっしゅ!」
気がつくと、くすぐっている娘の方も、一緒に笑っていた。
「アハハハ~~~! てぃこ~、てぃこ~、ん~ハハハっっ!!」
その笑顔はとっても無邪気で、コチョコチョするのを心底楽しんでいる様に見える。
まるで、トトロと遊んでいる「めい」の様だ。そのせいだろうか、何となくアットホームな雰囲気が漂っている。
ビデオを見ている僕も、少し頬がゆるんでしまった。
その後は、プリン腹のおばさんも加わって、コチョコチョの第二ラウンドへ。
結局、女達がくすぐるのに飽きたのか、男を許してあげたのか、くすぐりは終了。
やっぱりよく分からないまま、ビデオも終わってしまった。
「ほ~お、なかなか良いじゃないの?」
f/Mビデオを初めて見た僕の感想は、こういうものだった。
それまでマニアさんやその他の、「男がくすぐられるシーンを見て興奮する」という方々から聞いていたのは、
「くすぐられている男性を自分に置き換えることで、くすぐられる気持ちよさ、苦しさ、美しい女性に責められる快感を自分のものとして味わい、興奮する」と言うものだった。
今回見たビデオは、出演した女の子はとても可愛らしかったが、僕自身は、あのヒゲデブおやじを自分に置き換えて楽しむということは出来なかった。それでも何となく「いいな~」と思ってしまったのは、その独特のホンワカした「雰囲気」が、僕の許容範囲に入っていた、というか、僕の願望に近かったからなのだろう。バカみたいに明るく無邪気な女性と、何の後ろめたさも感じずに、このような雰囲気でコチョコチョしあって遊べたら、どんなに楽しいだろう?
このビデオの後ろに、違うf/Mビデオがダビングされていた。それは、ちょっと意地悪そうな女性が、体格の良い結構ハンサムな中年男性をベッドに縛り付けてくすぐる、というものであった。女はにやけた顔で、言葉少なく怠惰なくすぐりを仕掛ける。男は野太い声で思い出したように笑い、時に尻尾でアブを追う牛の如く、ぶるぶると手足を激しく振るわせる。
このような映像をみていても、余り感じるものは無かった。いやそればかりか、正直なところ、少し吐き気がしてきたくらいである。
う~む、はやりくすぐりは奥が深い・・・
同じf/Mビデオでも、これほど感じ方が違うとは! 僕自身も驚いてしまった。
実はこれらのビデオ、「男性をくすぐるのに興味がある」という女性に送ってあげたのだが・・・
「絵的に気持ち悪かったので最後まで早送り」だったという(笑)
人によって、同じものを見ても感じる点が色々と違うのは、まぁ当然と言えば当然だろう。
ともあれ僕は、「Mなビデオもアリかな?」という境地には到達できたようである(笑)
僕と本館の歴史-初代くすぐりの館
('99年8月7日)
本館を開く前までは、「くすぐりが好き」という自分と同じ趣味をもつ人と言えば、松下一夫さんぐらいしか知りませんでした。「必ず他にも同じ性癖をもつ人が居るはずだ!」という確信はあっても、くすぐりについて語り合える友達など、現実世界ではそう簡単に出来るはずもありません。
ですから「くすぐりネタ」は、自分の頭で想像するか、あるいは、ビデオ、マンガ、小説、雑誌などから、自分の力で探し出さなければならないわけです。
これは非常に、地道で、孤独な作業でした。
開館当初の本館の大きな目的は、そういう地道な努力の結晶である貴重な「くすぐりネタ」を、みんなで持ち寄って共有してしまおう! というものでした。そう、それが「くすぐりシーン Complete List」で、本館のオープン時から存在していた唯一のコンテンツです。ヒントになったリストがTickle Centralにあったので、「日本版」という接頭語がついている訳です。
僕の提供した情報の少なさからも分かるとおり、これは大いにヒットでした!
さて、本館にはささやかながら「英語ページ」があるのをご存じでしょうか?
光の扉のタイトル画像のすぐ下からリンクが張られているので、まだ見たことがないひとは覗いてみて下さいね。TCからのみリンクを張ってもらっていたので、外国人向けに義理で作ったものなのです。
(本館の一般公開と同時に更新されなくなったのは、はっきり言って作るのが面倒だから♪)
この英語バージョンのページ、光の扉とも月の扉とも、ずいぶん違った雰囲気の作りになっているでしょう? 実はこのデザイン、初代の本館(日本語バージョン)の名残なのです。
当時、海外のほとんどのサイトが、このように「いかにもアンダーグラウンド」という感じの色遣いだったのと、僕の中でも「くすぐりは、ちょっとネガティブでエロエロでアヤシイもの」というイメージがあったので、こういうデザインにしたのでした(笑)
しかしまぁ、最初にHPを作るときは大変でした。
なぜって、当時使っていたのは白黒液晶パソコンだったからです。仕方ないので、研究室に余っていたディスプレイに夜中にこっそりとつないで、背後を常に気にしながら、タイトル画像の作成や色調整をして行きました。HPを作ったことのある方ならお分かり頂けると思いますが、文字の色一つとってみても、背景とのバランスなどを考慮しないといけないので、かなり面倒な作業なのです(笑)
こんな感じで、青い背景の初代本館は誕生しました。コンテンツとして「リスト」だけを載っけた現在の「光の扉」に相当する日本語のページと、おまけの英語のページの二つだけで、本館はスタートしたのです。
さて、実は本館、「1996年8月18日開館」とありますが、実際にアクセスが来始めたのは、二ヶ月ほど後にずれ込みます。実は当時、リンクを張ってもらうことにしたTickle Centralが、アダルトコンテントの有無でプロバイダーともめていたようで、サーバーの場所がころころ変わっていたのです。TCの落ち着き先が決まったのが、10月6日。この日、このことがネットニュースにてアナウンスされたのと同時に、本館へのアクセスが急増!! この日だけで、のべ200人くらいが本館を覗いてくれた様です(といっても、もちろんそのほとんど全てが海外からのアクセスでしたが)。
日本人が最初にメールを送ってくれたのは、なんとその翌日! さすがにネットの力の凄さを思い知りました。そしてさらに、その4日後にはスコーピオン総裁が登場! 実は総裁は、僕にメールを送ってくれた日本人第3号だったのですよ♪ ちなみに第4号は世界のHiro.Mさん、5号はクマさん、8号はT.Kazuさんでした。やっぱりこのあたりの超ド級常連さんたちは、今でもバイタリティーが違いますよね(笑)
総裁の発案で、「くすぐりマシン展示即売会」と、「○不○子の部屋」というコンテンツがすぐに追加されました。残念ながら、「峰○二○の部屋」は、本館の一般公開に伴って閉鎖してしまったのですが、実は今でも、本館のどこかに隠されているのですよ♪ ノーヒントでこれに気づいた人は、果たしてこれまで何人居ることやら? 気になる人は、local展示会の部屋を調べてみて下さいね。かなりムズカシイですが・・・(笑)
(ヒントは「URL」です。)
世界のHiro.Mさんの参加で、アートギャラリーが一気に盛り上がり、情報参謀クマさんとT.Kazuさんのおかげで、リストは爆発的に増えました。そんな感じで、公開後3ヶ月後くらいには、今の光の扉の原型は出来上がっていたと思います。
そうそう(笑) ちなみに「色々な注意点」としてフェチがバレない方法をレクチャーしていますが、あれは実は、皆さんの安全を確保するのが第一の目的ではないのですよ♪ 本館を覗いていることが万が一周りの人にバレたとき、その時は同時に「~大学でこんなヘンなHPを立ち上げている不届きなものがいる!」ということが知れたことになるでしょう? そうすると、僕の身も危うくなって来るわけです。皆さんには、そんなヘマをやらかさないで欲しい! という願いが、あのページは込められていたんですね。
といっても、自力で古い本館にたどり着けた人の中には、そんなマヌケをやらかすパソコン音痴な人はほとんど居なかったと思いますが・・・♪
古い常連さんから、中古のFMV(今自宅で使っているマシン)を安く譲ってもらったのも、初アクセスがあってから2~3ヶ月後のこと。HP作成環境もずいぶん良くなってきました。寄せられるリストネタを自分でも探してみたりして、くすぐりの妄想世界を一番堪能していたのは、このころだったかも知れません。
さて、こんな感じでネットワークの威力のすさまじさを体感しつつ、急速に広がりつつあるくすぐりの世界を満喫していた頃です。
くすぐりマニアさんが登場。
僕はそれまで、「男がくすぐられるシーン」というものは、想像すらしたことがなかったのですが、マニアさんのおかげでf/M(x/M)の世界を知ることになります。
実は、f/Mなビデオを初めて見たのはつい最近になってからであって、僕自身、マニアさんの言うように「くすぐられている男性を見て、それを自分に置き換える」という楽しみ方は未だに出来ないでいるのですが、ともかくも、それまでx/Fにしか興味を持っていなかった自分にとって、マニアさんの登場は、その哲学を根底から覆す、まさに革命的なものでした。
公開後半年くらい経ったこの頃から、僕は「くすぐりって何だ?」ということを、しきりに考えるようになっていきます。いつしか僕は、くすぐりネタを探したり、自分で想像したりするよりも、そのような「くすぐりのあり方」を探求する方が楽しく思えてきました。
未だにf/Mの境地を悟り切れていない僕ですが、この時のマニアさんの出現によって、くすぐりを見る角度は明らかにそれまでのものとは変わりました。その変化はすぐにはHPに現れませんでしたが、本館の運営に対する僕の考え方は、今思い返してみても、このころから徐々に変わってきていたのだろうと思います。
さてそれから間もなくして、初めてネット上に、「くすぐりに興味がある」という女性が現れました。これは本館の開館以来、だれもが待ち望んでいたことだったのですが、非常に残念なことに、これは「すれ違い」に終わりました。
古い常連の間では、この出来事は「美央さん事件」と呼んでいるものなのですが、これをきっかけにして初めて、僕は「女性にとってくすぐりとは何なのだろう?」ということを考えるようになります。
ますます深まって行く、くすぐりの不思議・・・
そしてその後、本館の開館一周年記念と前後して、僕のくすぐりに対する考え方を決定的に変える人に出会います。それが、前にも紹介した「ルナ」という女性です。
本館を「月」と「光」に分けたのは、実は、ルナとのコミュニケーションによって生まれてきた発想からなのですよ♪
「美央さん事件」と「ルナ」。この次は、この二人の女性についてお話ししましょう。
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